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ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ - (2013/11/03 (日) 21:16:41) の1つ前との変更点

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*ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 【ぽけっともんすたー だいやもんど・ぱーる】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000HIDYOY)|&amazon(B000HIG33I)| |対応機種|ニンテンドーDS|~|~| |発売元|ポケモン|~|~| |販売元|任天堂|~|~| |開発元|ゲームフリーク|~|~| |発売日|2006年9月28日|~|~| |定価|4,800円|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ポケットモンスターシリーズ関連リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/417.html]]''| ---- **概要 -GBAからDSにプラットフォームを移し展開されたポケットモンスターの4作目。シンオウ地方を旅する。 -略称は「ダイパ」、「DP」、プラチナを含めて「DPt」など。 ---- **特徴 -グラフィックが大幅に進化。建物が3Dで表現されるようになり、技のエフェクトも強化された。 -フィールド上では下画面を「ポケッチ」という機能として利用することが出来る。 --物語を進めたりお使いイベントをこなすことでポケッチの機能を増やすことが出来る。メモ帳や時計といった便利な機能などを使い分けられる。 -これまでのタイプ毎に物理・特殊が固定されたのが、技毎に物理・特殊へと分離された。これにより従来は能力はあるのに技が合わなく力が発揮できなかったポケモンも活躍できるようになり、ポケモン選択の幅が大幅に増えた。 --例えば、「ほのおタイプ」の技はこれまで、全てとくしゅ攻撃扱いになっていた。このためステータス的に「こうげき」が高く「とくこう」が低い ほのおポケモンは、タイプ一致で優遇されているはずの ほのお技をあまり使いこなせない仕様だった。 -BGMに関してはいつものポケモンらしく高い評価を得ているが、今までとはBGMの傾向が違っている。スタッフ達が音楽も立体を表現しようと苦労したと発言しているだけあって全体的に空気感が増している。 --だが完全に空気になっているわけではなく、基本的にはいつものポケモンである。それがファンに違和感なく受け入れられた要因であろう。 --またBGMが昼夜で微妙に変化するこだわりも。 -これまで不遇だったポケモンに新たに進化系を用意すること、新たな戦闘アイテムや特殊な技を追加することで戦闘まわりを強化。 --様々なタイプに攻撃技を大幅に追加。ほとんどのタイプのポケモンに十分な威力を持つ技が追加された。またそれに伴いダメージがインフレ化し、比較的受けが有利だった従来よりも受けが成立しづらくなり受け手をしっかり考慮する必要性が増した。 --攻撃技以外にも画期的なアイテム・補助技も多く、すばやさが低いことを逆に武器にすることが出来る「トリックルーム」、リスクは高いが抜群の奇襲性を持つ「こだわりスカーフ」、耐久力が低いポケモンに多大なチャンスをもたらす「きあいのタスキ」などがその最たる例である。 -シナリオは今までと同じ淡白な感じだが、敵役であるギンガ団のボスが独特のカリスマ・哲学を持っていたり、ギンガ団壊滅後の団員が描かれたりと今までとは趣の違うスタイルになっている。 --従来は淡白だったNPCとのやり取りがかなり濃くなっている。これによって愛着が湧くこと請け合い。特に別荘イベントは普段のキャラとの落差がありすぎて賛否両論になったほど。 --DSのGBAダブルスロットを利用することで、一方通行ではあるが第三世代からデータの引継ぎを可能とした。 -Wi-Fiコネクションを用いた通信要素が組み込まれた。対戦・交換などを重視する作りであるポケモンにとって大きなアドバンテージとなった。 --コード(アドレス)を教えあうことで遠くのプレイヤーと対戦・交換ができるようになった。またそのような手順を踏まなくても世界中の不特定多数のプレイヤーと交換が出来る「GTS」を搭載。ポケモン図鑑の完成にある程度貢献することとなる。 ---プラチナ(後述)ではこのWi-Fi利用の要素が大幅に強化された。 ---- **問題点 -移動・探索のために使う「秘伝技」は、前作同様の8種類。ポケモン一体につき4つしかない技スペースを、これに占有されてしまう。習得できるポケモンも技ごとに限定されるため、連れ歩く面子の構成が縛られるのも相変わらず。 --ハマりを防ぐための仕様として、秘伝技は特定の人物に頼まないと忘れることができないようになっている。他の技と違い、別の技を覚えたいとき自由に上書きできなくて不便。しかも「忘れ爺さん」は後半の町にいるため、ストーリー中盤までは覚えた秘伝技が変更不能の固定枠と化す。 --秘伝技でこそないが、暗いダンジョンを明るくする「フラッシュ」も必須に近い。前作までは秘伝扱いだった技であり、事実上は秘伝技が一枠増えたようなもの。 ---秘伝技ではなくなったおかげで、必要のない時は忘れさせておくこともできる。ただし秘伝技ではなくなってしまったため、覚え直すには消耗品である「技マシン」を毎回消費しなければならない。 -以前と比べると大幅に改善はされているものの、相変わらず不遇な扱いを受けているポケモンと、優遇されているポケモンの差が激しい。 --例を挙げると優遇気味の格闘タイプは多くのポケモンが「インファイト」を始めとし、苦手なタイプへの回答となりうる「ストーンエッジ」など高性能の技を使える反面、電気タイプで物理攻撃技を選ぼうとしたら、威力が「インファイト」の半分程度の技から選ばざるを得ないポケモンがかなり多い、など。 --特に有名な優遇ポケモンとしては、アタッカーとして一流のパラメータを持ち、防御能力・耐性ともに優れ、優秀なタイプ一致技とつぶし性能の高さ、優れた特性とどこをとっても非が無く、ユーザー間では厨ポケの名をほしいままにしているガブリアス。一時期は必ずと言っていいほどパーティに採用されていたほど使用率が高かった。 -ねむりの継続時間が前作と比べ1ターン増え、大幅強化されている。また覚えるポケモンも多い基本的なねむり付加技、「さいみんじゅつ」の命中率が70に上がり、ねむりの状態異常が強すぎる。 --後述のプラチナ・[[ハートゴールド・ソウルシルバー>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/512.html]]ではさいみんじゅつは命中率60に修正され、ねむりの継続時間も前作どおりに戻されている。しかしDPと通信で対戦する場合にはそちらの基準に合わさってしまう。 ---他シリーズよりねむりの状態異常が問題点に挙がっているのは、今作より威力・アイテム面でのパワーインフレが起こったためであることも一因であろう。 -後述のプラチナ限定でポケモンのドット絵が酷い。ムックルは頭の向きを左右反転にさせただけだったりゴルバットやドククラゲの静止画が二枚目のアニメーションと取り替えただけである。 --ハガネールやエアームドは殆ど変化無し、マリルやカビゴンが単純に劣化、ヨノワールやユキノオーのドット絵に迫力が無くなる等、あからさまに見劣りしているのも多い。 --ただ、グライオンやグレイシア、ダークライやアルセウスといったドット絵は好評だったり一長一短なところも。 -秘伝マシンのような重要アイテムを、通りすがりの人物から何の前ぶりもなく渡されて入手するなど、ストーリーの展開がおざなりな面も目立つ。 -バトルスピードが前3作に比べてかなり抑えられている。特に現在でも最も速いと言われている3作目のスピードに慣れてからプレイすると人によってはテンポが悪く感じてしまうかもしれない。 -セーブにかかる時間が長い。パソコンに預けたポケモンの配置や情報がほんの少しでも変わっていると、約15秒も待たされる((全てのポケモンの情報を上書きしなおしていると思われる。まったく変わっていない部分も含めて。))。そのため、電源ランプが赤のときにプレイするのは非常に危険。 --プレイスタイルにもよるとはいえ、パソコンを利用したポケモンの出し入れや、パソコン内に預けたポケモンの整理は、かなり頻繁に必要となる操作である。普通はセーブとセーブの間に何かしら変わっている。 --後述のプラチナでは約23秒と、さらに長くなっている。 ---- *ポケットモンスター プラチナ 【ぽけっともんすたー ぷらちな】 |ジャンル|RPG|&amazon(B001CSRD22)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|ポケモン|~| |販売元|任天堂|~| |開発元|ゲームフリーク|~| |発売日|2008年9月14日|~| |定価|4,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- **追加・変更点 -wi-fiを利用した機能が充実。 --そのなかではバトルビデオが特に人気が出たようで、次回作以降も必ず搭載されている。 -バトフロ・強化ジムリーダー&四天王+チャンピオンなどやりこみ要素が追加された。 -バトルフロンティアはエメラルドの廃人すら投げ出す難易度から、相応の知識と根気があれば全施設制覇が十分見込める難易度に調整された。 --ただしバトルファクトリーという施設ではプレイヤーがとても不利な条件で勝ち進まなければならず、これだけは知識と根気だけではなく相当な「運」も必要となってくる。バトルフロンティア最大の難関である。 -戦闘のもっさりテンポやポケッチの使い勝手が改善、ゲートに入っても自転車を降りなくなった。コンテストポケモン育成の煩わしさも多少解消されている。 -ポケモンの出現分布が大きく見直された。第四世代で追加されたにもかかわらず、出会える機会がクリア後だったり、そもそも進化前が出現しないのでGBAから連れてこないといけなかったりした新進化ポケモンを、クリア前までに発見・捕獲することができるようになった。 -イベントが大幅追加。 --新キャラの追加によってイベントが改変された。他にも伝説のポケモンイベントも追加されている。 -一部のダンジョンやオブジェクトのグラフィックが一新された。 ---- **バグ・不具合 特筆する程にバグや不具合が多いのも本作の特徴である。 -プラチナで発生されてしまった、通称「おいうちバグ」。対戦環境に波紋を投げかけている。詳しくは[[こちら>http://azmx.blog58.fc2.com/blog-entry-172.html]]。 -乱数調整の普及。乱数が解析されたことにより、能力の高いポケモンやレアな色違いのポケモンを、作為的に入手できてしまうようになった。 --この行為は賛否両論であるが、ポケモン公式大会では殆どのプレイヤーがこの技を使って入手したポケモンが出場している。~ 特に2009年のワールドチャンピオンシップスで優勝者の使っていたポケモンは殆どが乱数調整によって入手した、理想個体かつ色違いの物だった。本人のブログは乱数の賛否を巡って今尚炎上している。 --ただし、このゲームの乱数処理自体に問題があるわけではなく、乱数が解析されたのは一部のプレイヤーの突出した情熱?が原因である。 --そもそも前作に当たるエメラルドから海外サイトにて乱数自体は解析されてしまっていたが、このプラチナよりその乱数調整法が海外より伝播、一部ブログの紹介により爆発的に広がってしまい、結果としてこのソフトが乱数調整の大本のように思われてしまっている。 -初期版DPでは、バグによって「へんしん」を使ってあることをする事で本来「へんしん」以外覚えないメタモンに全ての技を習得させる事が可能となってしまっており、メタモンさえ居れば複雑な手順を踏まなくてもタマゴ技を簡単に継承できるようになってしまった。 --また「へんしん」と「どろぼう」等の技を使って持たせられるアイテムなら無限増殖ができ、技マシンやポイントマックス、マスターボールといった貴重品まで簡単に増殖が可能となってしまった。 -「たんけんセット」による不具合 --とあるところで「たんけんセット」というアイテムを悪用することで、限定アイテムが無くとも幻のポケモンと出会えてしまうバグが存在する。これが原因でDPではそれらの限定アイテムが配信されることは無かった。 --この上記2つのバグは後期版DPとプラチナで修正された。 ---- //*総評
*ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 【ぽけっともんすたー だいやもんど・ぱーる】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000HIDYOY)|&amazon(B000HIG33I)| |対応機種|ニンテンドーDS|~|~| |発売元|ポケモン|~|~| |販売元|任天堂|~|~| |開発元|ゲームフリーク|~|~| |発売日|2006年9月28日|~|~| |定価|4,800円|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ポケットモンスターシリーズ関連リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/417.html]]''| ---- **概要 -GBAからDSにプラットフォームを移し展開されたポケットモンスターの4作目。シンオウ地方を旅する。 -略称は「ダイパ」、「DP」、プラチナを含めて「DPt」など。 ---- **特徴 -グラフィックが大幅に進化。建物が3Dで表現されるようになり、技のエフェクトも強化された。 -フィールド上では下画面を「ポケッチ」という機能として利用することが出来る。 --物語を進めたりお使いイベントをこなすことでポケッチの機能を増やすことが出来る。メモ帳や時計といった便利な機能などを使い分けられる。 -これまでのタイプ毎に物理・特殊が固定されたのが、技毎に物理・特殊へと分離された。これにより従来は能力はあるのに技が合わなく力が発揮できなかったポケモンも活躍できるようになり、ポケモン選択の幅が大幅に増えた。 --例えば、「ほのおタイプ」の技はこれまで、全てとくしゅ攻撃扱いになっていた。このためステータス的に「こうげき」が高く「とくこう」が低い ほのおポケモンは、タイプ一致で優遇されているはずの ほのお技をあまり使いこなせない仕様だった。 -BGMに関してはいつものポケモンらしく高い評価を得ているが、今までとはBGMの傾向が違っている。スタッフ達が音楽も立体を表現しようと苦労したと発言しているだけあって全体的に空気感が増している。 --だが完全に空気になっているわけではなく、基本的にはいつものポケモンである。それがファンに違和感なく受け入れられた要因であろう。 --またBGMが昼夜で微妙に変化するこだわりも。 -これまで不遇だったポケモンに新たに進化系を用意すること、新たな戦闘アイテムや特殊な技を追加することで戦闘まわりを強化。 --様々なタイプに攻撃技を大幅に追加。ほとんどのタイプのポケモンに十分な威力を持つ技が追加された。またそれに伴いダメージがインフレ化し、比較的受けが有利だった従来よりも受けが成立しづらくなり受け手をしっかり考慮する必要性が増した。 --攻撃技以外にも画期的なアイテム・補助技も多く、すばやさが低いことを逆に武器にすることが出来る「トリックルーム」、リスクは高いが抜群の奇襲性を持つ「こだわりスカーフ」、耐久力が低いポケモンに多大なチャンスをもたらす「きあいのタスキ」などがその最たる例である。 -シナリオは今までと同じ淡白な感じだが、敵役であるギンガ団のボスが独特のカリスマ・哲学を持っていたり、ギンガ団壊滅後の団員が描かれたりと今までとは趣の違うスタイルになっている。 --従来は淡白だったNPCとのやり取りがかなり濃くなっている。これによって愛着が湧くこと請け合い。特に別荘イベントは普段のキャラとの落差がありすぎて賛否両論になったほど。 --DSのGBAダブルスロットを利用することで、一方通行ではあるが第三世代からデータの引継ぎを可能とした。 -Wi-Fiコネクションを用いた通信要素が組み込まれた。対戦・交換などを重視する作りであるポケモンにとって大きなアドバンテージとなった。 --コード(アドレス)を教えあうことで遠くのプレイヤーと対戦・交換ができるようになった。またそのような手順を踏まなくても世界中の不特定多数のプレイヤーと交換が出来る「GTS」を搭載。ポケモン図鑑の完成にある程度貢献することとなる。 ---プラチナ(後述)ではこのWi-Fi利用の要素が大幅に強化された。 ---- **問題点 -移動・探索のために使う「秘伝技」は、前作同様の8種類。ポケモン一体につき4つしかない技スペースを、これに占有されてしまう。習得できるポケモンも技ごとに限定されるため、連れ歩く面子の構成が縛られるのも相変わらず。 --ハマりを防ぐための仕様として、秘伝技は特定の人物に頼まないと忘れることができないようになっている。他の技と違い、別の技を覚えたいとき自由に上書きできなくて不便。しかも「忘れ爺さん」は後半の町にいるため、ストーリー中盤までは覚えた秘伝技が変更不能の固定枠と化す。 --秘伝技でこそないが、暗いダンジョンを明るくする「フラッシュ」も必須に近い。前作までは秘伝扱いだった技であり、事実上は秘伝技が一枠増えたようなもの。 ---秘伝技ではなくなったおかげで、必要のない時は忘れさせておくこともできる。ただし秘伝技ではなくなってしまったため、覚え直すには消耗品である「技マシン」を毎回消費しなければならない。 -以前と比べると大幅に改善はされているものの、相変わらず不遇な扱いを受けているポケモンと、優遇されているポケモンの差が激しい。 --例を挙げると優遇気味の格闘タイプは多くのポケモンが「インファイト」を始めとし、苦手なタイプへの回答となりうる「ストーンエッジ」など高性能の技を使える反面、電気タイプで物理攻撃技を選ぼうとしたら、威力が「インファイト」の半分程度の技から選ばざるを得ないポケモンがかなり多い、など。 --特に有名な優遇ポケモンとしては、アタッカーとして一流のパラメータを持ち、防御能力・耐性ともに優れ、優秀なタイプ一致技とつぶし性能の高さ、優れた特性とどこをとっても非が無く、ユーザー間では厨ポケの名をほしいままにしているガブリアス。一時期は必ずと言っていいほどパーティに採用されていたほど使用率が高かった。 -ねむりの継続時間が前作と比べ1ターン増え、大幅強化されている。また覚えるポケモンも多い基本的なねむり付加技、「さいみんじゅつ」の命中率が70に上がり、ねむりの状態異常が強すぎる。 --後述のプラチナ・[[ハートゴールド・ソウルシルバー>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/512.html]]ではさいみんじゅつは命中率60に修正され、ねむりの継続時間も前作どおりに戻されている。しかしDPと通信で対戦する場合にはそちらの基準に合わさってしまう。 ---他シリーズよりねむりの状態異常が問題点に挙がっているのは、今作より威力・アイテム面でのパワーインフレが起こったためであることも一因であろう。 -後述のプラチナ限定でポケモンのドット絵が酷い。ムックルは頭の向きを左右反転にさせただけだったりゴルバットやドククラゲの静止画が二枚目のアニメーションと取り替えただけである。 --ハガネールやエアームドは殆ど変化無し、マリルやカビゴンが単純に劣化、ヨノワールやユキノオーのドット絵に迫力が無くなる等、あからさまに見劣りしているのも多い。 --ただ、グライオンやグレイシア、ダークライやアルセウスといったドット絵は好評だったり一長一短なところも。 -秘伝マシンのような重要アイテムを、通りすがりの人物から何の前ぶりもなく渡されて入手するなど、ストーリーの展開がおざなりな面も目立つ。 --特に秘伝マシン「きりばらい」はある施設の一般人に話しかけてもらうため、もらい損ねる確率が高い。一応貰わずにストーリーを進めることは可能。 -バトルスピードが前3作に比べてかなり抑えられている。特に現在でも最も速いと言われている3作目のスピードに慣れてからプレイすると人によってはテンポが悪く感じてしまうかもしれない。 -セーブにかかる時間が長い。パソコンに預けたポケモンの配置や情報がほんの少しでも変わっていると、約15秒も待たされる((全てのポケモンの情報を上書きしなおしていると思われる。まったく変わっていない部分も含めて。))。そのため、電源ランプが赤のときにプレイするのは非常に危険。 --プレイスタイルにもよるとはいえ、パソコンを利用したポケモンの出し入れや、パソコン内に預けたポケモンの整理は、かなり頻繁に必要となる操作である。普通はセーブとセーブの間に何かしら変わっている。 --後述のプラチナでは約23秒と、さらに長くなっている。 ---- *ポケットモンスター プラチナ 【ぽけっともんすたー ぷらちな】 |ジャンル|RPG|&amazon(B001CSRD22)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|ポケモン|~| |販売元|任天堂|~| |開発元|ゲームフリーク|~| |発売日|2008年9月14日|~| |定価|4,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- **追加・変更点 -wi-fiを利用した機能が充実。 --そのなかではバトルビデオが特に人気が出たようで、次回作以降も必ず搭載されている。 -バトフロ・強化ジムリーダー&四天王+チャンピオンなどやりこみ要素が追加された。 -バトルフロンティアはエメラルドの廃人すら投げ出す難易度から、相応の知識と根気があれば全施設制覇が十分見込める難易度に調整された。 --ただしバトルファクトリーという施設ではプレイヤーがとても不利な条件で勝ち進まなければならず、これだけは知識と根気だけではなく相当な「運」も必要となってくる。バトルフロンティア最大の難関である。 -戦闘のもっさりテンポやポケッチの使い勝手が改善、ゲートに入っても自転車を降りなくなった。コンテストポケモン育成の煩わしさも多少解消されている。 -ポケモンの出現分布が大きく見直された。第四世代で追加されたにもかかわらず、出会える機会がクリア後だったり、そもそも進化前が出現しないのでGBAから連れてこないといけなかったりした新進化ポケモンを、クリア前までに発見・捕獲することができるようになった。 -イベントが大幅追加。 --新キャラの追加によってイベントが改変された。他にも伝説のポケモンイベントも追加されている。 -一部のダンジョンやオブジェクトのグラフィックが一新された。 ---- **バグ・不具合 特筆する程にバグや不具合が多いのも本作の特徴である。 -プラチナで発生されてしまった、通称「おいうちバグ」。対戦環境に波紋を投げかけている。詳しくは[[こちら>http://azmx.blog58.fc2.com/blog-entry-172.html]]。 -乱数調整の普及。乱数が解析されたことにより、能力の高いポケモンやレアな色違いのポケモンを、作為的に入手できてしまうようになった。 --この行為は賛否両論であるが、ポケモン公式大会では殆どのプレイヤーがこの技を使って入手したポケモンが出場している。~ 特に2009年のワールドチャンピオンシップスで優勝者の使っていたポケモンは殆どが乱数調整によって入手した、理想個体かつ色違いの物だった。本人のブログは乱数の賛否を巡って今尚炎上している。 --ただし、このゲームの乱数処理自体に問題があるわけではなく、乱数が解析されたのは一部のプレイヤーの突出した情熱?が原因である。 --そもそも前作に当たるエメラルドから海外サイトにて乱数自体は解析されてしまっていたが、このプラチナよりその乱数調整法が海外より伝播、一部ブログの紹介により爆発的に広がってしまい、結果としてこのソフトが乱数調整の大本のように思われてしまっている。 -初期版DPでは、バグによって「へんしん」を使ってあることをする事で本来「へんしん」以外覚えないメタモンに全ての技を習得させる事が可能となってしまっており、メタモンさえ居れば複雑な手順を踏まなくてもタマゴ技を簡単に継承できるようになってしまった。 --また「へんしん」と「どろぼう」等の技を使って持たせられるアイテムなら無限増殖ができ、技マシンやポイントマックス、マスターボールといった貴重品まで簡単に増殖が可能となってしまった。 -「たんけんセット」による不具合 --とあるところで「たんけんセット」というアイテムを悪用することで、限定アイテムが無くとも幻のポケモンと出会えてしまうバグが存在する。これが原因でDPではそれらの限定アイテムが配信されることは無かった。 --この上記2つのバグは後期版DPとプラチナで修正された。 ---- //*総評

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