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*真・女神転生デビルサマナー 【しんめがみでんせいでびるさまなー】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000069TL5)| |対応機種|セガサターン|~| |発売・開発元|アトラス|~| |発売日|1995年12月25日|~| |定価|6800円|~| |>|>|CENTER:''[[女神転生シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/286.html]]''| **ストーリー  彼女の頼みでチケットを受け取りに行った主人公は、異界化し悪魔の跋扈する雑居ビル内で、粗暴な探偵葛葉キョウジと出会う。彼は悪魔と戦うことを生業とする「デビルサマナー」だった。彼と彼のパートナーの助けもあって命からがら逃げのびたものの、主人公は怪しい黒人神父に拉致され、そのまま殺されてしまう。しかし三途の川で出会った船守の「カロン」が蘇らせてくれるという。が、何故かよくわからないが元の体に戻れないとのこと。已む無く、同タイミングで住人不在になった体、葛葉キョウジに半ば強引に押し込まれ、デビルサマナーの活動をしつつ、元の体に戻れない理由。そして、自分がなぜ殺されたのかの原因を探ることに。 **概要 -人気RPG『女神転生』の新規シリーズ、『真・女神転生』派生シリーズ二つのうちの一つ、デビルサマナーシリーズ1作目((もう一方はペルソナシリーズ))。 --『[[真・女神転生]]』における東京大破壊が起こらなかった時間軸の物語であり、冒頭のニュースで報道される「ゴトウがクーデターの寸前に逮捕される」「トールマン大使が急逝」というメッセージから東京大破壊に至るキーパーソンが除外された事が判る。 -敵として登場する『悪魔』を交渉し『仲魔』(悪魔の仲間)とし、仲魔を召喚・命令し、合体強化するという伝統を受け継ぎつつ、本作独特のシステムが多数追加されている。 **従来シリーズからの追加、変更点 -命令に忠実に従い、自由に育成することができる造魔が登場。 -忠誠度システム。 --本作では忠誠度と呼ばれる概念があり、仲魔にした悪魔はこの忠誠度が高くなければ細かな命令ができず、低すぎると命令を聞いてくれない。 --忠誠度には物欲型・レベル差型・つれあい型の三種類があり、物欲型はアイテムを渡すことで、レベル差型は主人公のレベルと悪魔のレベル差が大きい(主人公>悪魔)ほど、つれあい型は命令を忠実に実行した回数によって上昇していく。 -合体することで悪魔の特徴そのままにステータスを強化する種族「御霊」が登場、より育成要素が増加している。 -その他ちょっとした隠し要素として、合体事故でしか作れない種族「秘神」「珍獣」「死神」、作中ではホテル業魔殿(それまでの「邪教の館」に相当)の主「ヴィクトル」の意味ありげな謎の台詞だけがヒントとなっている「英雄」など。 **長所 -戦闘の難易度が高く、一筋縄では行かない手ごたえのあるRPGというシリーズの伝統を崩していない。 --敵が高確率の即死攻撃をしてくる程度ならまだしも、物理攻撃を反射したりするので、従来のRPGと同じ考えでプレイすると大変な目に会う。使われる前に倒せばいいわけだが、初見ではどんな技を使ってくるのかわからないので注意が必要となる。 -増子司と田崎寿子によるBGM。 --アンダーグラウンドの怪しい雰囲気はBGMと相まって独特の世界観を作り出している。 --戦闘曲は増子節が色濃く出ており、特にボス戦闘曲はスピード感あふれるギターまわしから名曲と評価が高い。 -世界観に見合った怪しいキャラクター達 --デビルサマナーを支える各種施設の主も、世間一般向けの「表の顔」と、サマナー向けの「裏の顔」を持っている。 ---例えば武器の売買は「武器屋」ではなく、不動産屋が影で行っていたりする。先述の「ホテル業魔殿(表向きはあくまでホテル)」もしかり。 --主要NPCはもちろん名前不明の通行人に至るまで個性的。登場人物全員がどこか影を落としている。 ---続編のソウルハッカーズと異なり、通行人の顔グラフィックが表示されないためより妖しく、生々しい。 -CD容量になったことで同一デザインや色違いといった、似通ったデザインの悪魔が登場しなくなった。 --過去作からデザイン流用した悪魔の数も少なく、大半の悪魔が描きなおされている。 -前述の人間キャラ達や、様々なタイプの悪魔との会話も楽しい。 --特にヤマチチ・クドラク・モスマン等の「シニカル」タイプの悪魔は、「~してやらないこともない」「ううっそ」「なめんな 死んでいいよ いやいやマジで」などの独特の台詞回しが人気を呼んだ。 **短所 -良点でもあるのだが、高い難易度。 --即死攻撃が結構飛んでくるのに、主人公一人が死んだら即ゲームオーバー→タイトル画面直行であり、過去シリーズのように有り金払って復活なんて救済措置はない。さらに、場合によっては一番早く手に入る即死攻撃無効装備より先に即死攻撃を使う敵が出ることもある。 --女神転生シリーズ屈指のダンジョン構造。特に中華街は攻略本なしの踏破は手書きでマッピングしていても困難。 ---戦闘自体はRPGとしては高めでも女神転生シリーズとしては割と普通の難易度となっているが、ダンジョンが後半になるにつれてワープ、落とし穴、一方通行の嵐となり体感的に難易度が跳ね上がる。 ---もっとも「中華街はまだマシ」という意見も存在する。ラストダンジョンも相当なものだが、インパクトの面で中華街に劣る上、女神転生シリーズは基本ラストダンジョンがえげつないのであまり注目されない。 ---他にも、擬似アストラル界や各所地下水路B5Fに到ってはCOMP使用不可である。会話で戦闘を回避することやオートマッピングを参照すること、仲魔の召喚(魔法で代用は効く)などが出来ない。 -徘徊悪魔との交渉が激ムズ。せっかく話をいいところまで進めたのに、あと一歩のところで向こうから会話を打ち切られて最初からやり直し(同じ相手の同じ質問でも正解は毎回変わる)、ようやく交渉へこぎつけても''その時点では絶対手に入らないアイテムを要求されたりする''。 --ただし会話パターンはあまりバリエーションがないので確率の高いパターンが把握できれば交渉までこぎつけるのは比較的楽である。 --それよりもスタンスというシステムが一番やっかい。ある口調と友好的になると他の口調が敵対的になるというものでこのシステムのおかげで会話によって仲魔にしづらくなる悪魔が必ず出てくる。 -仲魔に指示するために忠誠度は相当高くしない限り、とにかく言うことを聞かない。 --苦労して仲魔にしても「GO((特に指示せずAIに行動をゆだねる。忠誠度が低いとこれしか選べない))」→「Boycott((あらゆる指示を完全に無視))」などがザラにおこる。指示に従った回数でしか上がらないつれあい型で、これをやられると何十回と戦闘しないと忠誠度を上げられない。 --仲魔には忠誠度の上がり方タイプの他にも「臆病」「剛健」など個々の性格もあるのだが、ただ「GOの時にどんな行動を取る確率が高いか」でしかなく、AIもあまり賢いとは言えない。 --レベル差で忠誠度が発生する悪魔は''言うことを聞くようになった頃は戦力外''((悪魔はレベルアップがないので、レベルが上がっているなら合体させてより強い悪魔を作ったほうが戦力的に有利のため))という仕様。ただこれを利用して「レベル差で忠誠度最大の悪魔を使って合体させ、新たに誕生する悪魔の忠誠度を簡単に上げる((合体して誕生した悪魔の忠誠度は元となった悪魔の平均値のため。三身合体の場合は3分の1上昇している))」というテクニックを用いたり、忠誠度が限界まで上昇した悪魔をアイテムにする場合には役に立つ。 -SS版の初回版のバグが酷い。 --武器や魔法攻撃の追加バッドステータス発生率が極端に低い、人間キャラクターの速のアビリティが25以上になると戦闘の行動順が最後になるなどゲームバランスそのものに影響がでるものがある。若干入手しにくいもののSSで本来のデビルサマナーを楽しみたいならこれらが修正されているサタコレ版かスペシャルBOXのもの推奨である。 --ただしドリーカドモン複数体入手やLAW-CHAOS両属性同時召喚など有利に働くバグも同じぐらい多くこれらはサタコレ版でも修正されていない。 **総評 女神転生シリーズの新たな試みとしてセガサターンのRPGの中でも高い人気を得ることとなった。ただ忠誠度などの練りこみ不足もあり、これは次回作で改善されていくこととなる。 **続編 -本作は後に数ある女神転生連作の一種、デビルサマナーシリーズの原点である。 --SS/PSで「[[デビルサマナーソウルハッカーズ]]」、PS2で「デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団」、「[[デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王]]」と続編が出ている。 **移植 -PSPに移植されている。2005年12月22日発売、2007年3月8日PSPベスト化。 --携帯機なのでSS版では一つしか持てず、使いきりだった何処でもセーブできるアイテム「バックアッパー」の使用制限がなくなり、難易度調整によりプレイしやすくなった。 --ノーマルとハードの難易度選択が追加され、ハードモードはボスのHP2倍、ダメージ量が増加、バックアッパーの使用が満月、新月の時しかできなくなる。 --サターンでは別売ソフトだったデータベース「悪魔全書」を[[真・女神転生III NOCTURNE]]と同じようなシステムとして追加。マグネタイトを支払えばその場で登録した悪魔を召喚、仲魔にできるので、合体の材料集めの煩わしさがかなり解消された。 --その他にも忠誠度が上がりやすくなっていたり、さほど遅くなかったロードがさらに早くなったりと調整されているなど、より遊びやすくなった良移植である。 ---欠点を挙げるとすれば、音質が変更されたため、サターン版と比べ音楽が迫力に欠けるという点であろうか。評価の高いボス戦闘の曲も音が軽くなり、ロック感が薄まってしまっている。 ---本移植版ではLv99に上がった時点でLv差で忠誠度が変化するタイプの仲魔を連れていると、ゲームがフリーズしてしまうバグが存在する。 **余談 -本作発売から二年後、地上波深夜の時間帯に実写ドラマが放送された。 --詳細は本サイト外のことなので言及しないが、ディレクターの岡田耕始。女神転生シリーズで悪魔デザインを担当している金子一馬の両名がゲスト出演している。 --ドラマ最終回にて本作の主人公が持つ銃型コンピューターGUMPの1/1がプレゼントされた。 -小説もいくつか出ており、ゲーム内では語られない裏設定や小説オリジナルの展開も数多く用意されている。
*真・女神転生デビルサマナー 【しんめがみでんせいでびるさまなー】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000069TL5)| |対応機種|セガサターン|~| |発売・開発元|アトラス|~| |発売日|1995年12月25日|~| |定価|6800円|~| |>|>|CENTER:''[[女神転生シリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/286.html]]''| **ストーリー  彼女の頼みでチケットを受け取りに行った主人公は、異界化し悪魔の跋扈する雑居ビル内で、粗暴な探偵葛葉キョウジと出会う。彼は悪魔と戦うことを生業とする「デビルサマナー」だった。彼と彼のパートナーの助けもあって命からがら逃げのびたものの、主人公は怪しい黒人神父に拉致され、そのまま殺されてしまう。しかし三途の川で出会った船守の「カロン」が蘇らせてくれるという。が、何故かよくわからないが元の体に戻れないとのこと。已む無く、同タイミングで住人不在になった体、葛葉キョウジに半ば強引に押し込まれ、デビルサマナーの活動をしつつ、元の体に戻れない理由。そして、自分がなぜ殺されたのかの原因を探ることに。 **概要 -人気RPG『女神転生』の新規シリーズ、『真・女神転生』派生シリーズ二つのうちの一つ、デビルサマナーシリーズ1作目((もう一方はペルソナシリーズ))。 --『[[真・女神転生]]』における東京大破壊が起こらなかった時間軸の物語であり、冒頭のニュースで報道される「ゴトウがクーデターの寸前に逮捕される」「トールマン大使が急逝」というメッセージから東京大破壊に至るキーパーソンが除外された事が判る。 -敵として登場する『悪魔』を交渉し『仲魔』(悪魔の仲間)とし、仲魔を召喚・命令し、合体強化するという伝統を受け継ぎつつ、本作独特のシステムが多数追加されている。 **従来シリーズからの追加・変更点 -命令に忠実に従い、自由に育成することができる造魔が登場。 -忠誠度システム。 --本作では忠誠度と呼ばれる概念があり、仲魔にした悪魔はこの忠誠度が高くなければ細かな命令ができず、低すぎると命令を聞いてくれない。 --忠誠度には物欲型・レベル差型・つれあい型の三種類があり、物欲型はアイテムを渡すことで、レベル差型は主人公のレベルと悪魔のレベル差が大きい(主人公>悪魔)ほど、つれあい型は命令を忠実に実行した回数によって上昇していく。 -合体することで悪魔の特徴そのままにステータスを強化する種族「御霊」が登場、より育成要素が増加している。 -その他ちょっとした隠し要素として、合体事故でしか作れない種族「秘神」「珍獣」「死神」、作中ではホテル業魔殿(それまでの「邪教の館」に相当)の主「ヴィクトル」の意味ありげな謎の台詞だけがヒントとなっている「英雄」など。 **長所 -戦闘の難易度が高く、一筋縄では行かない手ごたえのあるRPGというシリーズの伝統を崩していない。 --敵が高確率の即死攻撃をしてくる程度ならまだしも、物理攻撃を反射したりするので、従来のRPGと同じ考えでプレイすると大変な目に会う。使われる前に倒せばいいわけだが、初見ではどんな技を使ってくるのかわからないので注意が必要となる。 -増子司と田崎寿子によるBGM。 --アンダーグラウンドの怪しい雰囲気はBGMと相まって独特の世界観を作り出している。 --戦闘曲は増子節が色濃く出ており、特にボス戦闘曲はスピード感あふれるギターまわしから名曲と評価が高い。 -世界観に見合った怪しいキャラクター達 --デビルサマナーを支える各種施設の主も、世間一般向けの「表の顔」と、サマナー向けの「裏の顔」を持っている。 ---例えば武器の売買は「武器屋」ではなく、不動産屋が影で行っていたりする。先述の「ホテル業魔殿(表向きはあくまでホテル)」もしかり。 --主要NPCはもちろん名前不明の通行人に至るまで個性的。登場人物全員がどこか影を落としている。 ---続編のソウルハッカーズと異なり、通行人の顔グラフィックが表示されないためより妖しく、生々しい。 -CD容量になったことで同一デザインや色違いといった、似通ったデザインの悪魔が登場しなくなった。 --過去作からデザイン流用した悪魔の数も少なく、大半の悪魔が描きなおされている。 -前述の人間キャラ達や、様々なタイプの悪魔との会話も楽しい。 --特にヤマチチ・クドラク・モスマン等の「シニカル」タイプの悪魔は、「~してやらないこともない」「ううっそ」「なめんな 死んでいいよ いやいやマジで」などの独特の台詞回しが人気を呼んだ。 **短所 -良点でもあるのだが、高い難易度。 --即死攻撃が結構飛んでくるのに、主人公一人が死んだら即ゲームオーバー→タイトル画面直行であり、過去シリーズのように有り金払って復活なんて救済措置はない。さらに、場合によっては一番早く手に入る即死攻撃無効装備より先に即死攻撃を使う敵が出ることもある。 --女神転生シリーズ屈指のダンジョン構造。特に中華街は攻略本なしの踏破は手書きでマッピングしていても困難。 ---戦闘自体はRPGとしては高めでも女神転生シリーズとしては割と普通の難易度となっているが、ダンジョンが後半になるにつれてワープ、落とし穴、一方通行の嵐となり体感的に難易度が跳ね上がる。 ---もっとも「中華街はまだマシ」という意見も存在する。ラストダンジョンも相当なものだが、インパクトの面で中華街に劣る上、女神転生シリーズは基本ラストダンジョンがえげつないのであまり注目されない。 ---他にも、擬似アストラル界や各所地下水路B5Fに到ってはCOMP使用不可である。会話で戦闘を回避することやオートマッピングを参照すること、仲魔の召喚(魔法で代用は効く)などが出来ない。 -徘徊悪魔との交渉が激ムズ。せっかく話をいいところまで進めたのに、あと一歩のところで向こうから会話を打ち切られて最初からやり直し(同じ相手の同じ質問でも正解は毎回変わる)、ようやく交渉へこぎつけても''その時点では絶対手に入らないアイテムを要求されたりする''。 --ただし会話パターンはあまりバリエーションがないので確率の高いパターンが把握できれば交渉までこぎつけるのは比較的楽である。 --それよりもスタンスというシステムが一番やっかい。ある口調と友好的になると他の口調が敵対的になるというものでこのシステムのおかげで会話によって仲魔にしづらくなる悪魔が必ず出てくる。 -仲魔に指示するために忠誠度は相当高くしない限り、とにかく言うことを聞かない。 --苦労して仲魔にしても「GO((特に指示せずAIに行動をゆだねる。忠誠度が低いとこれしか選べない))」→「Boycott((あらゆる指示を完全に無視))」などがザラにおこる。指示に従った回数でしか上がらないつれあい型で、これをやられると何十回と戦闘しないと忠誠度を上げられない。 --仲魔には忠誠度の上がり方タイプの他にも「臆病」「剛健」など個々の性格もあるのだが、ただ「GOの時にどんな行動を取る確率が高いか」でしかなく、AIもあまり賢いとは言えない。 --レベル差で忠誠度が発生する悪魔は''言うことを聞くようになった頃は戦力外''((悪魔はレベルアップがないので、レベルが上がっているなら合体させてより強い悪魔を作ったほうが戦力的に有利のため))という仕様。ただこれを利用して「レベル差で忠誠度最大の悪魔を使って合体させ、新たに誕生する悪魔の忠誠度を簡単に上げる((合体して誕生した悪魔の忠誠度は元となった悪魔の平均値のため。三身合体の場合は3分の1上昇している))」というテクニックを用いたり、忠誠度が限界まで上昇した悪魔をアイテムにする場合には役に立つ。 -SS版の初回版のバグが酷い。 --武器や魔法攻撃の追加バッドステータス発生率が極端に低い、人間キャラクターの速のアビリティが25以上になると戦闘の行動順が最後になるなどゲームバランスそのものに影響がでるものがある。若干入手しにくいもののSSで本来のデビルサマナーを楽しみたいならこれらが修正されているサタコレ版かスペシャルBOXのもの推奨である。 --ただしドリーカドモン複数体入手やLAW-CHAOS両属性同時召喚など有利に働くバグも同じぐらい多くこれらはサタコレ版でも修正されていない。 **総評 女神転生シリーズの新たな試みとしてセガサターンのRPGの中でも高い人気を得ることとなった。ただ忠誠度などの練りこみ不足もあり、これは次回作で改善されていくこととなる。 **続編 -本作は後に数ある女神転生連作の一種、デビルサマナーシリーズの原点である。 --SS/PSで『[[デビルサマナーソウルハッカーズ]]』、PS2で『デビルサマナー 葛葉ライドウ対超力兵団』、『[[デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王]]』と続編が出ている。 **移植 -PSPに移植されている。2005年12月22日発売、2007年3月8日PSPベスト化。 --携帯機なのでSS版では一つしか持てず、使いきりだった何処でもセーブできるアイテム「バックアッパー」の使用制限がなくなり、難易度調整によりプレイしやすくなった。 --ノーマルとハードの難易度選択が追加され、ハードモードはボスのHP2倍、ダメージ量が増加、バックアッパーの使用が満月、新月の時しかできなくなる。 --サターンでは別売ソフトだったデータベース「悪魔全書」を『[[真・女神転生III NOCTURNE]]』と同じようなシステムとして追加。マグネタイトを支払えばその場で登録した悪魔を召喚、仲魔にできるので、合体の材料集めの煩わしさがかなり解消された。 --その他にも忠誠度が上がりやすくなっていたり、さほど遅くなかったロードがさらに早くなったりと調整されているなど、より遊びやすくなった良移植である。 ---欠点を挙げるとすれば、音質が変更されたため、サターン版と比べ音楽が迫力に欠けるという点であろうか。評価の高いボス戦闘の曲も音が軽くなり、ロック感が薄まってしまっている。 ---本移植版ではLv99に上がった時点でLv差で忠誠度が変化するタイプの仲魔を連れていると、ゲームがフリーズしてしまうバグが存在する。 **余談 -本作発売から二年後、地上波深夜の時間帯に実写ドラマが放送された。 --詳細は本サイト外のことなので言及しないが、ディレクターの岡田耕始、女神転生シリーズで悪魔デザインを担当している金子一馬の両名がゲスト出演している。 --ドラマ最終回にて本作の主人公が持つ銃型コンピューターGUMPの1/1がプレゼントされた。 -小説もいくつか出ており、ゲーム内では語られない裏設定や小説オリジナルの展開も数多く用意されている。

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