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XEXEX - (2011/02/22 (火) 17:35:52) の1つ前との変更点

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*XEXEX 【ぜくせくす】 |ジャンル|シューティング|#image(0010.png,width=250)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミ|~| |稼働開始日|1991年|~| **ストーリー  人類が惑星間飛行を可能にした未来、謎の物質フリントが発見される。調査の結果、それは生命体であるらしい事のみがわかった。そんな折、遠い宇宙からテレパシーが届く。~ 「私の星を助けて…… 私は、惑星イースウェアの、イレーネ」~ 人類は最新鋭戦闘機フリントロックを開発し、瞼が下についた異星人を助けに向かう。 **概要 -横スクロールSTG。自機はフリントロックで、アイテムを取る事で若干のパワーアップが可能。 --本作最大のウリは弾消し効果に高い攻撃能力を持った子機フリント。アイテムを習得する事で触手の数が増え攻撃・防御範囲が増す。 --フリントは自機前方に脱着可能。装着中は溜め撃ちでフリントの触手が巨大化して前方の敵を攻撃する事ができる。 ---通称フリント地獄突き。 --溜めたままフリント切り離しボタンを押す事で、遠方へフリントを発射する事が出来る。 --アイテム習得による各種レーザーはフリントをつけていなくても撃てる。 -ステージ間にストーリーデモが挿入される。 -製作は『[[グラディウスII-GOFERの野望-]]』のスタッフで当時話題になった。 **長所 -軽快なサウンドに割と綺麗なグラフィック。特に2面原子ステージや3面空中庭園の美しさはなかなかのもの。 --コナミ矩形波倶楽部の古川もとあき、むちむちぷりん聡子が担当。古川氏は『[[悪魔城伝説]]』も手がけている。 --ラスタースクロールによる立体的な表現は時代を考慮せずともハイレベル。 --一方でキャラクターグラフィックがやや荒れているのは、本職のイラストレーター・グラフィック担当者を用いていないからと言う説がある。一説によれば当時のコナミの社長の息子が描いたとか。 -ゲームバランス良好。武器選択も強弱はあるもののどの武器もそれなりに使える(サーチレーザーだけは少し使いにくいが)。難易度も高すぎずやりやすい。 -引用倒れすることなく、フリント独自のシステムをきちんと攻略に絡めたゲーム構成となっている。 -面構成も変化に富み、「次はどんな面なんだろう?」とプレイヤーに期待させる要素は充分であった。 -誰が得するのかハイスコアを取得するとおみくじが始まる。 **短所 -スコアエクステンドが無く、エクステンドアイテムも確率で出現になっており、エクステンドが運任せになっている。 --ただし、3面の特定箇所のエクステンドだけはほぼ確実に出せるようになっており、1面特定箇所のエクステンドも手順を踏めば取れるようになっているようである。 -「敵を瞬殺できる」というシチュエーションが少ないためか、爽快感に今一つ欠ける。 -イレーネ姫のデモがかなり人を選ぶ。 --大音量の悲鳴や胸が揺れて涙目で「早く来て」など、とにかく嫌なほど目立ってしまう。ただしスキップが出来るので気になるなら飛ばすことも出来る。 --エンディングも同様に非常に目立つ。しかもクリアデモと違ってスキップ出来ないのでどうしても見る必要がある。 -イレーネ姫担当声優島本須美は悪役であるクラウスやシステムボイスもこなしているのだが、クラウスの声が色々とおかしい。最も、島本須美は実はこれがゲーム収録初挑戦であり、しかも圧倒的に女性役が多い声優で知られているため、男声を出すところにそもそも無茶があったことも考慮する必要があるだろう。 --ちなみに何故ここまで島本須美の声にこだわったかについては、先に挙げた当時のコナミの社長の息子が熱烈な島本ファンであったためという説がある。 -「これって[[R-TYPE>R-Type]]じゃないのか?」と初見では思われがち。 --百歩譲って触手を新要素と主張しても、2年前に[[Xマルチプライ]]と言う同じく触手を使った横STGが登場していた。 ---活用方法はかなり違うが。X∞の触手が攻撃主体であるのに対し、XEXEXのフリントは防御主体での使用が有効。 //海外版の仕様があまりにも羨まし過ぎる(2人同時プレイで体力制) //それに伴ってゲーム内に調整が加えられてるので、羨ましい仕様というわけではない。 **総評  バランスの取れたゲーム構成・美しいグラフィックにサウンドと、爽快感を除くと取り留めて欠点の無いゲームではあるものの、如何せんステージ間デモが極端に人を選ぶ上、ゲームセンターと言う公の場に響き渡るイレーネ姫の悲鳴はこのゲームの評価を別ベクトルに下げるものであった。そのためインカムは低く早々に撤去してしまった店舗が多いが、その点を受け入れられる・見てみぬフリをできる・ゲームセンター以外の場所でできるプレイヤーにとっては大変素晴らしい良作である。 **移植 -長らく移植されなかったが16年たった2007年、PSP『[[沙羅曼蛇PORTABLE]]』に移植された。 --携帯機でのシューティングは手ぶれのおかげでやりにくいのだが、テレビ出力ケーブルを刺す事でその問題を解消できる。 **海外版 -海外版は自機が2人同時プレイが可能・ライフ制・台詞テロップが英字・敵出現パターンが違う・難易度が1周目から日本版でいう2周目と同等と言う違いがある。 --また、残念ながら海外版はいまだ移植されていない。 **その他 -タイトル案として一時期「OXOX」(オクソクス)というのも上がっていたらしい。が、営業担当に「''それだけはやめてくれ!''」と懇願され、不採用になった。 -イレーネ姫の「''私の''星を助けて」はネタとして親しまれている。(「''私たちの''星を助けて」ではないところがミソ) --同様に瞼が下についた顔・やたら自己紹介をするとネタは多い。 -悪役であるクラウスの台詞「私自らが出る!」は彼本人の弱さも相まって公式ネタとして様々なコナミ作品で見かける事ができる。 -SFCのがんばれゴエモン2で2面だけ遊べる。 --これは長らくアーケード以外で本作をを楽しむことができる唯一の手段「だった」 -オトメディウスに本作を意識した自機が登場しており、「私自らが出ます!」とまで言う。 --横STG・見た目が人を選ぶと共通点もある。 #region(海外版参考動画) &youtube(http://www.youtube.com/watch?v=u_aQ_XA5Xpw) #endregion
*XEXEX 【ぜくせくす】 |ジャンル|シューティング|#image(0010.png,width=250)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミ|~| |稼働開始日|1991年|~| **ストーリー  人類が惑星間飛行を可能にした未来、謎の物質フリントが発見される。調査の結果、それは生命体であるらしい事のみがわかった。そんな折、遠い宇宙からテレパシーが届く。~ 「私の星を助けて…… 私は、惑星イースウェアの、イレーネ」~ 人類は最新鋭戦闘機フリントロックを開発し、瞼が下についた異星人を助けに向かう。 **概要 -横スクロールSTG。自機はフリントロックで、アイテムを取る事で若干のパワーアップが可能。 --本作最大のウリは弾消し効果に高い攻撃能力を持った子機フリント。アイテムを習得する事で触手の数が増え攻撃・防御範囲が増す。 --フリントは自機前方に脱着可能。装着中は溜め撃ちでフリントの触手が巨大化して前方の敵を攻撃する事ができる。 ---通称フリント地獄突き。 --溜めたままフリント切り離しボタンを押す事で、遠方へフリントを発射する事が出来る。 --アイテム習得による各種レーザーはフリントをつけていなくても撃てる。 -ステージ間にストーリーデモが挿入される。 -製作は『[[グラディウスII-GOFERの野望-]]』のスタッフで当時話題になった。 **長所 -軽快なサウンドに割と綺麗なグラフィック。特に2面原子ステージや3面空中庭園の美しさはなかなかのもの。 --コナミ矩形波倶楽部の古川もとあき、むちむちぷりん聡子が担当。古川氏は『[[悪魔城伝説]]』も手がけている。 --ラスタースクロールによる立体的な表現は時代を考慮せずともハイレベル。 --一方でキャラクターグラフィックがやや荒れているのは、本職のイラストレーター・グラフィック担当者を用いていないからと言う説がある。一説によれば当時のコナミの社長の息子が描いたとか。 -ゲームバランス良好。武器選択も強弱はあるもののどの武器もそれなりに使える(サーチレーザーだけは少し使いにくいが)。難易度も高すぎずやりやすい。 -引用倒れすることなく、フリント独自のシステムをきちんと攻略に絡めたゲーム構成となっている。 -面構成も変化に富み、「次はどんな面なんだろう?」とプレイヤーに期待させる要素は充分であった。 -誰が得するのかハイスコアを取得するとおみくじが始まる。 **短所 -スコアエクステンドが無く、エクステンドアイテムも確率で出現になっており、エクステンドが運任せになっている。 --ただし、3面の特定箇所のエクステンドだけはほぼ確実に出せるようになっており、1面特定箇所のエクステンドも手順を踏めば取れるようになっているようである。 -「敵を瞬殺できる」というシチュエーションが少ないためか、爽快感に今一つ欠ける。 -イレーネ姫のデモがかなり人を選ぶ。 --大音量の悲鳴や胸が揺れて涙目で「早く来て」など、とにかく嫌なほど目立ってしまう。ただしスキップが出来るので気になるなら飛ばすことも出来る。 --エンディングも同様に非常に目立つ。しかもクリアデモと違ってスキップ出来ないのでどうしても見る必要がある。 -イレーネ姫担当声優島本須美は悪役であるクラウスやシステムボイスもこなしているのだが、クラウスの声が色々とおかしい。最も、島本須美は実はこれがゲーム収録初挑戦であり、しかも圧倒的に女性役が多い声優で知られているため、男声を出すところにそもそも無茶があったことも考慮する必要があるだろう。 --ちなみに何故ここまで島本須美の声にこだわったかについては、先に挙げた当時のコナミの社長の息子が熱烈な島本ファンであったためという説がある。 -「これって[[R-TYPE>R-Type]]じゃないのか?」と初見では思われがち。 --百歩譲って触手を新要素と主張しても、2年前に[[Xマルチプライ]]と言う同じく触手を使った横STGが登場していた。 ---活用方法はかなり違うが。X∞の触手が攻撃主体であるのに対し、XEXEXのフリントは防御主体での使用が有効。 **総評  バランスの取れたゲーム構成・美しいグラフィックにサウンドと、爽快感を除くと取り留めて欠点の無いゲームではあるものの、如何せんステージ間デモが極端に人を選ぶ上、ゲームセンターと言う公の場に響き渡るイレーネ姫の悲鳴はこのゲームの評価を別ベクトルに下げるものであった。そのためインカムは低く早々に撤去してしまった店舗が多いが、その点を受け入れられる・見てみぬフリをできる・ゲームセンター以外の場所でできるプレイヤーにとっては大変素晴らしい良作である。 **移植 -長らく移植されなかったが16年たった2007年、PSP『[[沙羅曼蛇PORTABLE]]』に移植された。 --携帯機でのシューティングは手ぶれのおかげでやりにくいのだが、テレビ出力ケーブルを刺す事でその問題を解消できる。 **海外版 -海外版は自機が2人同時プレイが可能・ライフ制・台詞テロップが英字・敵出現パターンが違う・難易度が1周目から日本版でいう2周目と同等と言う違いがある。 --また、残念ながら海外版はいまだ移植されていない。 #region(海外版参考動画) &youtube(http://www.youtube.com/watch?v=u_aQ_XA5Xpw) #endregion **その他 -タイトル案として一時期「OXOX」(オクソクス)というのも上がっていたらしい。が、営業担当に「''それだけはやめてくれ!''」と懇願され、不採用になった。 -イレーネ姫の「''私の''星を助けて」はネタとして親しまれている。(「''私たちの''星を助けて」ではないところがミソ) --同様に瞼が下についた顔・やたら自己紹介をするとネタは多い。 -悪役であるクラウスの台詞「私自らが出る!」は彼本人の弱さも相まって公式ネタとして様々なコナミ作品で見かける事ができる。 -SFCのがんばれゴエモン2で2面だけ遊べる。 --これは長らくアーケード以外で本作をを楽しむことができる唯一の手段「だった」 -オトメディウスに本作を意識した自機が登場しており、「私自らが出ます!」とまで言う。 --横STG・見た目が人を選ぶと共通点もある。

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