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熱血硬派くにおくん - (2011/11/02 (水) 16:20:34) の1つ前との変更点

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*熱血硬派くにおくん 【ねっけつこうはくにおくん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068HK5)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|テクノスジャパン|~| |稼働開始日|1986年|~| |>|>|CENTER:''[[くにおくんシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1021.html]]''| なぜかいろんな人たちに絡まれる難儀な友人「ひろし」の敵討ちのために、熱血高校の番長「くにお」が戦うアクションゲーム。&br() 8方向レバー+左攻撃、ジャンプ、右攻撃の3ボタン制。左右のどちらかに2回レバーを倒すとダッシュ移動できる。&br() 基本ルールは、最初に前座のザコと戦い、ザコの数が一定以下になると乱入してくるボスを倒せば1面クリアとなる。ただし、ボスを倒してもザコが逃げる前に時間切れになるとアウト。 **特徴 アイレムの『スパルタンX』のように人間同士が殴り合って戦うゲームであるが、本作には「奥行きのあるゲーム画面で、プレイヤーと複数の敵とが大立ち回りを演じる」という点に決定的な意義がある。&br() 羽交い絞めにされて他の敵に殴られる、服の襟を掴んで腹に膝をかます、倒れこんだ敵に馬乗りになってボコボコ殴る、など「ケンカ」らしさが存分に発揮されたアクションは、当時としては異例のものであった。&br() グラフィック自体は大味であるものの、大きめに描かれた人間がケンカする姿には十分迫力がある。また、ミス時や掴まれた時などにボスが「なめんなよこの野郎!」などとボイスつきで凄むのだが、本作はBGMとSEが弱めであるため却って目立つものとなった。&br() 1面ごとに友人が敵にノックアウトされるデモが出るのだが、その相手が「近隣高校の番長」→「ゾク」→「スケバン」と来て、最終的には何故か社会の敵である「暴力団」が出るという謎のスケールを持っている。&br() 超ロングスカートにパンチパーマを決めて鞄を振り回す女などの時代錯誤っぷりが、今は亡きツッパリを偲ぶノスタルジーに浸らせてくれるかもしれない。 ボタンが3つあってやや操作が複雑なのと、立ち回りに工夫がいるのとで慣れが必要だが、思い通りに敵を捌けるようになるとスイスイ進めるはずである。 本作自体は半分固定画面ではあるが、後に同社が出した[[ダブルドラゴン]]、カプコンの[[ファイナルファイト]]などに代表される「ベルトスクロールアクション」の先祖となったゲームである。 **難点 -残機設定をいじってもゼロか1しかない。またエクステンドは1回こっきり。 -86年当時では仕方がないとはいえ、全4面の無限ループは少しボリュームが薄い。 -最終面の暴力団員は、全員ドスを持っていて刺されると即死。ただし、ドスを振りかぶる→突き刺すの動作がオーバーなので1対1の殴り合いではおそらく負けないが、後ろから刺されると悲惨。 --ラスボス「さぶ」は高校生相手に拳銃をぶっ放し、撃たれると即死。懐に潜られると弱いのだが。 **評 今見ると少し古臭くボリュームが薄いところがあるものの、ゲーム史における1つの大きなターニングポイントを担っているのは確かであろう。 **その他 タイトル名は、当時のテクノスジャパン社長、瀧邦夫氏から取られた。 本作はファミコンに移植されている。ファミコンの性能で業務用の迫力を再現するのはいくらなんでも無理だが、一部の技の性能変化、バイクチェイスステージの追加、ボス戦のタイマン化などいくつかの仕様変更が図られ、これはこれで面白いものとなっている。&br() ただ、一番特徴的なのは、「何の前触れもなく車で友人がさらわれるオープニング」や、「今までのボスたちが複数出て来る最終面」など、原作以上に突っ込みどころが多いゲーム展開であろうか。2011年に3DSに移植された。原作とは違いキャラクターがSDになっている。またすれ違い通信とバトルロワイヤルが追加されている。 海外版はタイトーアメリカから『RENEGADE(裏切り者)』の題で出されている。友人の敵討ちというテーマが削除された上キャラの外見がほぼ一新されており、ストリートギャングの抗争風になっている…ただし海外版でも「みすず」は服装以外、最終面の暴力団員の肌色以外、「さぶ」は変わっていない。&br()アメリカの人に「ツッパリ」とか「スケバン」とか説明しても理解を得られないだろうから、仕方がないと言える。 **その後の展開 その後「くにおくん」シリーズはテクノスジャパンの人気シリーズとなり、くにおも喧嘩よりはスポーツ(ドッジボール・サッカー・アイスホッケー・ストリートバスケ・野球など様々)にいそしむことになる。&br() また、1面のボスだった「りき」も改心し、後に「くにおくん」シリーズの名ライバル役兼2Pプレイヤーとして、くにおに付き合いスポーツに喧嘩に活躍する姿が見られた。&br() 更に完全な余談として、2面のボス「しんじ」、3面のボス「みすず」、そしてラスボスの「さぶ」は『新・熱血硬派 くにおたちの挽歌』・『[[くにおの熱血闘球(ドッジボール)伝説>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1020.html]]』(※日本未発売)にて再びくにお&りきの前に立ちはだかることとなる。 **移植 ファミリーコンピュータ版は、2面にはバイクレースステージが追加されたりと色々なリメイクがなされている。 2000年代にはプレイステーション2に『オレたちゲーセン族』シリーズの1つとして移植されたが、いろいろと不具合のある劣化移植になってしまった。
*熱血硬派くにおくん 【ねっけつこうはくにおくん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068HK5)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|テクノスジャパン|~| |稼働開始日|1986年|~| |>|>|CENTER:''[[くにおくんシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1021.html]]''| なぜかいろんな人たちに絡まれる難儀な友人「ひろし」の敵討ちのために、熱血高校の番長「くにお」が戦うアクションゲーム。&br() 8方向レバー+左攻撃、ジャンプ、右攻撃の3ボタン制。左右のどちらかに2回レバーを倒すと、ダッシュ移動できる。&br() 基本ルールは、最初に前座のザコと戦い、ザコの数が一定以下になると乱入してくるボスを倒せばクリアとなる。ただし、ボスを倒してもザコが逃げる前に時間切れになるとアウト。 **特徴 アイレムの『スパルタンX』のように人間同士が殴り合って戦うゲームであるが、本作には「奥行きのあるゲーム画面で、プレイヤーと複数の敵とが大立ち回りを演じる」という点に決定的な意義がある。&br() 羽交い絞めにされて他の敵に殴られる、服の襟を掴んで腹に膝をかます、倒れこんだ敵に馬乗りになってボコボコ殴る、など「ケンカ」らしさが存分に発揮されたアクションは、当時としては異例のものであった。&br() グラフィック自体は大味であるものの、大きめに描かれた人間がケンカする姿には十分迫力がある。また、ミス時や掴まれた時などにボスが「なめんなよこの野郎!」などとボイスつきで凄むのだが、本作はBGMとSEが弱めであるため却って目立つものとなった。&br() 1面ごとに友人が敵にノックアウトされるデモが出るのだが、その相手が「近隣高校の番長」→「ゾク」→「スケバン」と来て、最終的には何故か社会の敵である「暴力団」が出るという謎のスケールを持っている。&br() 超ロングスカートにパンチパーマを決めて鞄を振り回す女などの時代錯誤っぷりが、今は亡きツッパリを偲ぶノスタルジーに浸らせてくれるかもしれない。 ボタンが3つあってやや操作が複雑なのと、立ち回りに工夫がいるのとで慣れが必要だが、思い通りに敵を捌けるようになるとスイスイ進めるはずである。 本作自体は半分固定画面ではあるが、後に同社が出した[[ダブルドラゴン]]、カプコンの[[ファイナルファイト]]などに代表される「ベルトスクロールアクション」の先祖となったゲームである。 **難点 -残機設定をいじってもゼロか1しかない。またエクステンドは1回こっきり。 -86年当時では仕方がないとはいえ、全4面の無限ループは少しボリュームが薄い。 -最終面の暴力団員は、全員ドスを持っていて刺されると即死。ただし、ドスを振りかぶる→突き刺すの動作がオーバーなので1対1の殴り合いではおそらく負けないが、後ろから刺されると悲惨。 --ラスボス「さぶ」は高校生相手に拳銃をぶっ放し、撃たれると即死。懐に潜られると弱いのだが。 **評 今見ると少し古臭くボリュームが薄いところがあるものの、ゲーム史における1つの大きなターニングポイントを担っているのは確かであろう。 **その他 タイトル名は、当時のテクノスジャパン社長、瀧邦夫氏から取られた。 本作はファミコンに移植されている。ファミコンの性能で業務用の迫力を再現するのはいくらなんでも無理だが、一部の技の性能変化、バイクチェイスステージの追加、ボス戦のタイマン化などいくつかの仕様変更が図られ、これはこれで面白いものとなっている。&br() ただ、一番特徴的なのは、「何の前触れもなく車で友人がさらわれるオープニング」や、「今までのボスたちが複数出て来る最終面」など、原作以上に突っ込みどころが多いゲーム展開であろうか。2011年に3DSに移植された。原作とは違いキャラクターがSDになっている。またすれ違い通信とバトルロワイヤルが追加されている。 海外版はタイトーアメリカから『RENEGADE(裏切り者)』の題で出されている。友人の敵討ちというテーマが削除された上キャラの外見がほぼ一新されており、ストリートギャングの抗争風になっている…ただし海外版でも「みすず」は服装以外、最終面の暴力団員の肌色以外、「さぶ」は変わっていない。&br()アメリカの人に「ツッパリ」とか「スケバン」とか説明しても理解を得られないだろうから、仕方がないと言える。 **その後の展開 その後「くにおくん」シリーズはテクノスジャパンの人気シリーズとなり、くにおも喧嘩よりはスポーツ(ドッジボール・サッカー・アイスホッケー・ストリートバスケ・野球など様々)にいそしむことになる。&br() また、1面のボスだった「りき」も改心し、後に「くにおくん」シリーズの名ライバル役兼2Pプレイヤーとして、くにおに付き合いスポーツに喧嘩に活躍する姿が見られた。&br() 更に完全な余談として、2面のボス「しんじ」、3面のボス「みすず」、そしてラスボスの「さぶ」は『新・熱血硬派 くにおたちの挽歌』・『[[くにおの熱血闘球(ドッジボール)伝説>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1020.html]]』(※日本未発売)にて再びくにお&りきの前に立ちはだかることとなる。 **移植 ファミリーコンピュータ版は、2面にはバイクレースステージが追加されたりと色々なリメイクがなされている。 2000年代にはプレイステーション2に『オレたちゲーセン族』シリーズの1つとして移植されたが、いろいろと不具合のある劣化移植になってしまった。

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