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サンダークロス - (2012/12/11 (火) 11:23:56) の1つ前との変更点

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*サンダークロス 【さんだーくろす】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼働開始日|1988年| **概要 -ブルーサンダー45型(2Pはレッドサンダー24型)を操り謎の機械化軍団と戦う内容のコナミ製横スクロールSTG。 --1レバー+2ボタンで操作。各種ボタンの役割はショットとオプションコントロール(下記)。全7ステージ。周回制。 --スピードアップ、最大4機までのオプションを装着、3種類の武器をアイテムを取得する事によってパワーアップするアイテム制を採用している。 --武器アイテムは続けて取得する事によって、最大4段階パワーアップさせることが可能。 --オプションは自機の上下に2機づつ追加される。オプションはオプションコントロールボタンを長押しする事で間隔を開いたり閉じたりする事ができる。 --これにより異なるY軸に攻撃したり、自機に近づけてピンポイントの火力を高める事ができる。 --オプションは最大まで取得すると、スペシャルパワーアップアイテムに変化。取得するとオプションボタンを押す事でオプションコントロールの代わりに強力な攻撃を行う事が可能。 ---本体と同じ火力を有する子機を最大4機装着可能と、同社『[[グラディウス]]』を強く意識させるが、本作はアイテムパワーアップ制なのでどちらかと言えば沙羅曼蛇に近い。 **評価点 -当時のコナミ作品の中では比較的低難易度。 --本作は一見難しめに見えるが、ブーメランショットが異常に強く、同期のコナミ作品の中では難易度が低めに設定されている。 --ブーメランショットは敵や壁に当るとどこかへ反射すると言う特徴がある。そのため、コレを撃っていると予想外の場所から飛んできた敵も容易に倒す事ができる。そしてアイテム制なのでミス後の持ち直しが''比較的''楽。 -だが、それらを覆し本作が何より「初心者向け」となっている理由は近年になって導入されるのが標準となってきたシンクロ連射装置になる。 --なんとオプションを4個つけブーメランショットを選び、シンクロ30連射を押すと&bold(){如何なる状況においても常時処理落ちする}という特徴を持っている。 --そのため、初プレイでも手馴れたシューターならば容易に、そうでなくても少し練習すればすぐにクリアできてしまう。 --ちなみに2週目以降も1週目のパターンが通用するので、初心者が2周目以降が存在するゲーム及びハイスコアを目当てにをプレイするのにもってこいの作品だが、反面、上級者には物足りなくなる事も。 -メカニカルな世界観。 --コナミのSTGの代表作『グラディウス』は火山地帯やイントルーダーを代表する自然・生物的なキャラや、エイリアン面や要塞ステージを代表する機械と生物が同居したキャラが多いが、本作は『グラディウス』と比較して機械的な敵が非常に多い。 --故に『グラディウス』と比較して地味と言われているのが現状だが。 -本作の「ミス後の持ち直しを容易に」「難易度低め」「世界観はメカニカル」と言うゲームデザインには脱グラディウスへの意欲が見て取れる。 -深見誠一・兼田潤一郎の手かげたBGMも評価が高い。 --特に4面の夕日の中で巨大戦艦と戦う際に流れる「Great Battleship」はそのシュチュエーションと相まって、盛り上がる事必至。 --ちなみに本作で使用されていた曲は隠れた人気があるのか、『パロディウス』や『オトメディウス』などのグラディウスの派生作品でも比較的良くアレンジされている。 **難点 -スペシャルパワーアップが使いにくい。 --オプションを4つ取得した状態ではオプションアイテムがスペシャルパワーアップアイテムに変化し、一定時間強力な攻撃をする事が可能。 --が、取得すると強力な攻撃と引き替えにオプションコントロールや、自機本体を除く所持していた武器での強力な攻撃が出来なくなる。特に火炎放射は射程が短く、時間も長めな為、初心者は基本的に取ってはいけない。 --しかし、取得時には全てのアイテムがボーナスアイテムに変化するので、どちらかと言うとスコアラー向けのアイテムと言うべきか。 -自機の見にくさ。 --本作の自機は通常の状態では特に問題が無いのだが、オプションを取得しパワーアップすると、オプションの形状の関係上自機と混同しやすくなり、自機を把握していないといつの間にかアウトになるということになりがち。 --後にグラディウスシリーズにフォーメーションオプションとして逆輸入された場合は、オプションの形状や色で自機の見分けが付きやすくなっており、格段に死ににくくなっている。 -当時としてはやや地味な扱い。 --今でこそ丁寧に作られた初心者向けSTGとして再評価されているが、高難易度がステータスになりつつあったSTG全盛期の時代にあって本作はハードシューター達にとって物足りないヌルゲーとしてみなされ、そのため本作の評価及び知名度はかなり低く撤去も早かった。 --特に世界観がグラディウスシリーズとは異なり、メカが中心の世界観であるため、やはり当時のプレイヤーに地味に見られがちだった。 --ちなみに海外では当時流行していたグラIIよりも人気があったらしい。 -後味の悪いED --本作のEDは最終面から順番に自機が戻っていくものなのだが、最後のコナミロゴが表示された後に1面のボスと同型の敵がボス戦BGMと共に背景から現れ、自機を攻撃するという続編の存在を臭わせる物になっている。 **続編 -その後、続編として『サンダークロス2』が同じくアーケード向けに基板が販売・稼動された。 --特に変化したシステムなどもなく、難易度は多少上昇したが、概ね前作から正常に進化したゲームである…唯一BGMは大きく変わったが。 **海外版 -海外版では以下の違いが見られる。 -オプションが2個標準装備。 -スピードアップ、やスペシャルパワーアップ、1UPが無い。 -パワーアップがバルカンのみ。 -国内版のオプションボタンに当たるボタンでボンバーが発動可能。 -ステージの順番が違う。 -打ち返し弾を発射する敵が標準で出現。しかも誘導性能が高く、そのおかげで大幅に難度が上昇。 --と国内版とは似て非なる別ゲーに変貌している。 **他のコナミ作品において -同社のパロディウスシリーズでは本作のネタが多く使われていたりする。 --例えば看板娘的存在の「ひかる&あかね」の元ネタが本作の自機だったり、本作の自機が「オプション&マルチプル」の変身のバリエーションになっていたりする。 -他にもグラディウスシリーズで本作のオプションが「フォーメーションオプション」という名称で登場している。((初登場はゴーファーの野望EP2)) -遊戯王OCGでグラディウスシリーズのキャラがカード化されている中、本作の自機「ブルーサンダー」もカード化されている。 **移植 -『[[オレたちゲーセン族>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1177.html]]』シリーズの最終作(同時発売は『トリオ・ザ・パンチ』)としてPS2に移植されているが、「処理が重く、BGMやゲーム自体が全体的にスローテンポで、付属のサントラまでもが同様の状態」「ラスボス戦はサウンドが鳴らず、エンディングやスタッフロールは無音」「''2P側のスコアが1P側に入ってしまったり''、スクロールがガタガタしていたり、ステージ終了後にフリーズしてしまう」など、シリーズの晩節を汚すクソ移植ここに極まれりorzともいえるブツとなってしまった。 --ちなみにそれ以前にX68kに移植される予定があったらしいが、中止になってしまった。 -またMSX2の傑作横STG『スペースマンボウ』は当初続編「サンダークロス2」の移植として企画されていた物であり、ステージやボスの攻撃方法にその名残が見れる。
*サンダークロス 【さんだーくろす】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード| |発売・開発元|コナミ| |稼働開始日|1988年| **概要 -ブルーサンダー45型(2Pはレッドサンダー24型)を操り謎の機械化軍団と戦う内容のコナミ製横スクロールSTG。 --1レバー+2ボタンで操作。各種ボタンの役割はショットとオプションコントロール(下記)。全7ステージ。周回制。 --スピードアップ、最大4機までのオプションを装着、3種類の武器をアイテムを取得する事によってパワーアップするアイテム制を採用している。 --武器アイテムは続けて取得する事によって、最大4段階パワーアップさせることが可能。 --オプションは自機の上下に2機づつ追加される。オプションはオプションコントロールボタンを長押しする事で間隔を開いたり閉じたりする事ができる。 --これにより異なるY軸に攻撃したり、自機に近づけてピンポイントの火力を高める事ができる。 --オプションは最大まで取得すると、スペシャルパワーアップアイテムに変化。取得するとオプションボタンを押す事でオプションコントロールの代わりに強力な攻撃を行う事が可能。 ---本体と同じ火力を有する子機を最大4機装着可能と、同社『[[グラディウス]]』を強く意識させるが、本作はアイテムパワーアップ制なのでどちらかと言えば沙羅曼蛇に近い。 **評価点 -当時のコナミ作品の中では比較的低難易度。 --本作はパッと見難しめに見えるが、ブーメランショットが異常に強く、同期のコナミ作品の中では難易度が低めに設定されている。 --ブーメランショットは敵や壁に当るとどこかへ反射すると言う特徴がある。そのため、コレを撃っていると予想外の場所から飛んできた敵も容易に倒す事ができる。そしてアイテム制なのでミス後の持ち直しが''比較的''楽。 -だが、それらを覆し本作が何より「初心者向け」となっている理由は近年になって導入されるのが標準となってきたシンクロ連射装置になる。 --なんとオプションを4個つけブーメランショットを選び、シンクロ30連射を押すと&bold(){如何なる状況においても常時処理落ちする}という特徴を持っている。 --そのため、初プレイでも手馴れたシューターならば容易に、そうでなくても少し練習すればすぐにクリアできてしまう。 --ちなみに2週目以降も1週目のパターンが通用するので、初心者が2周目以降が存在するゲーム及びハイスコアを目当てにをプレイするのにもってこいの作品だが、反面、上級者には物足りなくなる事も。 -メカニカルな世界観。 --コナミのSTGの代表作『グラディウス』は火山地帯やイントルーダーを代表する自然・生物的なキャラや、エイリアン面や要塞ステージを代表する機械と生物が同居したキャラが多いが、本作は『グラディウス』と比較して機械的な敵が非常に多い。 --故に『グラディウス』と比較して地味と言われているのが現状だが。 -本作の「ミス後の持ち直しを容易に」「難易度低め」「世界観はメカニカル」と言うゲームデザインには脱グラディウスへの意欲が見て取れる。 -深見誠一・兼田潤一郎の手かげたBGMも評価が高い。 --特に4面の夕日の中で巨大戦艦と戦う際に流れる「Great Battleship」はそのシュチュエーションと相まって、盛り上がる事必至。 --ちなみに本作で使用されていた曲は隠れた人気があるのか、『パロディウス』や『オトメディウス』などのグラディウスの派生作品でも比較的良くアレンジされている。 **難点 -スペシャルパワーアップが使いにくい。 --オプションを4つ取得した状態ではオプションアイテムがスペシャルパワーアップアイテムに変化し、一定時間強力な攻撃をする事が可能。 --が、取得すると強力な攻撃と引き替えにオプションコントロールや、自機本体を除く所持していた武器での強力な攻撃が出来なくなる。特に火炎放射は射程が短くなり、取得すると一気に不利になる可能性も。 --しかし、取得時には全てのアイテムがボーナスアイテムに変化するので、どちらかと言うとスコアラー向けのアイテムと言うべきか。 -自機の見にくさ。 --本作の自機は通常の状態では特に問題が無いのだが、オプションを取得しパワーアップすると、オプションの形状の関係上自機と混同しやすくなり、自機を把握していないといつの間にかアウトになるということになりがち。 --後にグラディウスシリーズにフォーメーションオプションとして逆輸入された場合は、オプションの仕様上、自機の見分けが付きやすくなっており、格段に死ににくくなっている。 -当時としてはやや地味な扱い。 --今でこそ丁寧に作られた初心者向けSTGとして再評価されているが、高難易度がステータスになりつつあったSTG全盛期の時代にあって本作はハードシューター達にとって物足りないヌルゲーとしてみなされ、そのため本作の評価及び知名度はかなり低く撤去も早かった。 --特に世界観がグラディウスシリーズとは異なり、メカが中心の世界観であるため、やはり当時のプレイヤーに地味に見られがちだった。 --ちなみに海外では当時流行していたグラIIよりも人気があったらしい。 -後味の悪いED --本作のEDは最終面から順番に自機が戻っていくものなのだが、最後のコナミロゴが表示された後に1面のボスと同型の敵がボス戦BGMと共に背景から現れ、自機を攻撃するという続編の存在を臭わせる物になっている。 --その後、EDの展開通り続編が作られた。 **続編 -その後、続編として『サンダークロス2』が同じくアーケード向けに基板が販売・稼動された。 --特に変化したシステムなどもなく、難易度は多少上昇したが、概ね前作から正常に進化したゲームである…唯一BGMは大きく変わったが。 **海外版 -海外版では以下の違いが見られる。 -オプションが2個標準装備。 -スピードアップ、やスペシャルパワーアップ、1UPが無い。 -パワーアップがバルカンのみ。 -国内版のオプションボタンに当たるボタンでボンバーが発動可能。 -ステージの順番が違う。 -打ち返し弾を発射する敵が標準で出現。しかも誘導性能が高く、そのおかげで大幅に難度が上昇。 --と国内版とは似て非なる別ゲーに変貌している。 **他のコナミ作品において -同社のパロディウスシリーズでは本作のネタが多く使われていたりする。 --例えば看板娘的存在の「ひかる&あかね」の元ネタが本作の自機だったり、本作の自機が「オプション&マルチプル」の変身のバリエーションになっていたりする。 -他にもグラディウスシリーズで本作のオプションが「フォーメーションオプション」という名称で登場している。((初登場はゴーファーの野望EP2)) -遊戯王OCGでグラディウスシリーズのキャラがカード化されている中、本作の自機「ブルーサンダー」もカード化されている。 **移植 -『[[オレたちゲーセン族>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1177.html]]』シリーズの最終作(同時発売は『トリオ・ザ・パンチ』)としてPS2に移植されているが、「処理が重く、BGMやゲーム自体が全体的にスローテンポで、付属のサントラまでもが同様の状態」「ラスボス戦はサウンドが鳴らず、エンディングやスタッフロールは無音」「''2P側のスコアが1P側に入ってしまったり''、スクロールがガタガタしていたり、ステージ終了後にフリーズしてしまう」など、シリーズの晩節を汚すクソ移植ここに極まれりorzともいえるブツとなってしまった。 --ちなみにそれ以前にX68kに移植される予定があったらしいが、中止になってしまった。 -またMSX2の傑作横STG『スペースマンボウ』は当初続編「サンダークロス2」の移植として企画されていた物であり、ステージやボスの攻撃方法にその名残が見れる。

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