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*ストリートファイターII 【すとりーとふぁいたーつー】 |ジャンル|対戦格闘アクション|CENTER:&amazon(B000068HLY)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=414&file=ST2A.jpg]]&br()[[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=414&file=ST2B.jpg]]|&amazon(B000KKDCI2)| |対応機種|アーケード(CPシステム)|~|~| |販売・開発元|カプコン|~|~| |稼働開始日|1991年|~|~| |レーティング|CERO:C(15歳以上対象)&br※一番厳しいPS2『ハイパーストリートファイターII』のレーティングを記載|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ストリートファイターシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/655.html]]''| //実はあんまり詳しくないのでとりあえず作成だけでも ---- #contents(fromhere) ---- *概要 -ゲーム史に燦然と輝く記念すべき一作であり、格闘ゲームブームの火付け役であり、今なお続き新作が出るたびに世界中を熱狂に巻き込む人気格闘ゲームシリーズ。 -個性豊かな8人のキャラクターから1人を選択し、他の7人とCOM専用キャラの四天王を倒す事が目的。 --似通ったシステムのゲームは以前からあったが、まったく性能が異なりつつも、上位下位といった互換が無く、キャラクターによって様々な戦略を組み立てられるというのは非常に斬新であった。 -それまでのゲーム操作は2ボタン式がスタンダードだったが、本作のヒットが後押しする形で、その後の家庭用ゲーム機のコントローラーが4ボタンや6ボタン化する影響を与えた((当時の開発者は多ボタン化に否定的でコントローラーは単純な2ボタンが最適という風潮だった。))。 *システム -様々な性能の8人のキャラクターから1人を選択する。キャラクターは体力・攻撃力以外にも通常技の性能や必殺技が異なる(詳細は後述)。 -1レバー6ボタン式。ボタンはパンチとキックに分かれており、更にそれらが弱・中・強に分類されている。 --弱<中<強の順に威力が高くなるが、その分隙も大きくなるので使い分けが必要。 --必殺技はキー入力とボタンの組み合わせで発動する。攻撃ボタンに応じて必殺技の威力や性能も変化する。 ---「波動拳」「昇龍拳」「連打」「レバー溜め」「レバー1回転」といった入力コマンドは現在でも数々の格ゲーに受け継がれている金字塔((入力コマンド方式は次第にアクションゲームでも取り入れられて行き、今では無くては為らないほどの影響を与えた。))。 ---余談だが、本作の稼働当時は波動拳や昇龍拳コマンドは多くのプレイヤーにとって難しく、連打やレバー溜めコマンドを持ったキャラが初心者向けという扱いだった。 -打撃以外の攻撃要素として「投げ」があり、ガードを固めている相手を崩す手段として有効。これにより、「打撃・ガード・投げ」による3すくみの読み合いという格ゲーの黄金律が完成した。 -ある程度攻撃を受けていると隠し設定である気絶値が貯まり、一定以上になると気絶(通称ピヨり)状態になり動けなくなる。この状態では無防備になり、相手の攻撃を食らい放題になるが、レバーを激しく動かす(通称レバガチャ)ことによって復帰することが可能。 --この気絶要素も数々の格ゲーに受け継がれている。 -技の硬直中に他の技や行動を入力することにより、硬直を強制的に終了して次の行動を繋げられる。 --キャンセル技と呼ばれ定着したシステム。開発時におけるバグの産物で意図した動作ではなかったのだが、そのまま仕様として残された。今日では格ゲーにおけるもっとも重要な要素として位置づけられている。 -2人対戦プレイ可能。プレイしてない側がコインを入れゲームを始めると乱入となり、キャラを選んですぐに対戦が始まる。 --発売直後はそうではなかったが((当時のゲームをする側の認識はゲームというのは1プレイでどれだけ楽しめるかが重要で、2ポイント制で勝敗を決するゲーム性は金銭的な思いから敬遠されていた。))、次第に対戦こそが本作の醍醐味と認識される。これによってマイナーチェンジ版の「ダッシュ」が考案され、同時に対戦台((背合わせにした2台の筐体に画面出力することで気軽な乱入が出来るようにしたもの。))も登場、ゲームはより大きく盛り上がった((勢いの衰えたシューティングゲームに変わる対戦格闘ブームが生まれ地位を磐石のものにした。))。 --当初は同キャラ対戦が出来なかったが、主人公のリュウのみ同性能のケンがいるため実質同キャラ対戦ができた((実際にはリュウには「病気持ち」という不具合があるためケン有利。))。リュウケン戦では「足払い合戦」と呼ばれる間合いの取り合いといった駆け引きが織り込まれており、その面白さは一作目から完成していた。 ---一方でガイルの「待ちガイル」やダルシムの「せっかんハメ」などお寒い戦法もあり、当時の不良の住処というイメージが強くガラの悪かったゲームセンターでは騒ぎが絶えなかった。 -以上のように本作の仕様はその後の格ゲーのスタンダードとなったものが多く、完成度の高さは折り紙つきである。 *キャラクター #region(8人+4人の登場キャラと追加キャラたち) -リュウ --本名不明((説明書には隆と記載されている。))。空手胴着に鉢巻と言ういでたちで、格闘ゲームを代表するステレオタイプの格闘家。というより今作の大ヒットで、これがステレオタイプの主人公になってしまった感すらある。あらゆる部分に長けており隙が無いスタンダードなキャラ。飛び道具の波動拳・対空の昇龍拳・突進技の竜巻旋風脚という3種類の元祖系必殺技を持っている。 --格ゲー史上最も有名かつ人気のあるキャラであり、他のゲームにも数多く出演している。 --その反面、ハリウッド映画の2作品では酷い扱いである。 --後述する豪鬼の影響で、「殺意の波動に目覚めたリュウ」という派生キャラが生まれた。これを皮切りに、さまざまな格ゲーの主役が暗黒面に染まることとなる。 -ケン --リュウのライバル。本名はケン・マスターズ((この名前と設定は明らかな後付けであり、当時は説明書にも名前は拳と書かれていて、日本人(アメリカ人の血が4分の1入っている)だった。アメリカ代表なのは武者修行でアメリカに渡っていたからであり、金髪も染めただけという設定だった。))。赤い胴着を着ている。性能はリュウとまったく同じだが、隠し設定の弱点がリュウと異なる。敵として戦う場合は若干AIが異なり、後のシリーズでは昇竜拳に特化していくなど大きく差別化が計られていくことに。 ---エンディングで恋人のイライザが登場し結婚するのだが、その顔グラフィックが劣悪(キャラクター担当グラフィッカーの多忙により、背景担当者が急遽グラフィックを作成したため。ちなみにその後の一枚絵のケンの顔つきも凶悪犯か何かと間違えるくらいに怖い)。II´で描き直された為、IIの彼女は「いらいざ」と呼ばれ差別化されている。 ---IIのムックの公式設定では双子の黒髪と金髪の娘がいるはずがIIIではメルと言う男の子に変更された。 -エドモンド本田 --歌舞伎の隈取りを施した相撲ファイター。相撲を世界に広める為に戦っている。前方に攻撃判定を出しつづける百烈張り手と突進技のスーパー頭突きを持っている。%%相撲界では禁止の蹴りもする。%% --動きは遅いが攻撃力が高く難しいコマンドもないため、初心者にも優しいキャラ。 --ブランカのエレクトリックサンダーを受けた際のグラフィックで、髷の部分にまで骨があることが当時話題となった。 ---この件について『ゲーメスト』などの雑誌では「頭突きの威力を上げるため''フライドチキンの骨''を仕込んでいる」と回答された。 -春麗(チュンリー) --青いチャイナドレスに身を包んだ女刑事。体力も攻撃力も低いが移動が早く、手数で攻めるスピードキャラ。前方に攻撃判定を出し続ける百裂脚と突進技のスピニングバードキックを持つ。 --格ゲーにおける初の女性ということもあって当時は人気を独占。今もなお愛されているヒロインである。クロスオーバーゲーム、コラボゲームではリュウに次いで登場する事が多い。『III』ではファンからの要望などで『3rd』((しかも発表がアーケード版2nd展示初公開時(この時期は2nd自体が出回っていなかった)のAMショーの3rd発表込みで。))で復帰をするほどであった。 --後にゲームキャラで世界初となる彼女を使った郵便切手が、中央アフリカ共和国で発行された。デザインされているのは「STREET FIGHTER3 3rd STRIKE」時の春麗。 --ストリートファイター20周年記念にハリウッド映画初の主役に抜擢されるが、設定がゲームと異なっていたり、クライマックスの展開が賛否両論となっているほど…アレな出来。それ以前のハリウッド映画にいたっては…。 -ブランカ --猛獣のような外見に、緑色の肌にオレンジの髪とおおよそ人間に見えないアマゾンの野生児。地上での移動速度は遅いが異様に素早いジャンプ速度が特徴で、相手の不意をついての急襲が得意。通常技のリーチも長め。全身に攻撃判定を出すエレクトリックサンダーと突進技のローリングアタックを持つ。 --エンディングで本名は「ジミー」と判明する。後に火引弾と親しくなった際には「ブランカ」ではなく「ジミー」と呼ばれる。 --見た目はイロモノだが難しいコマンドはなく、意外に初心者でも操作しやすい。 -ザンギエフ --全身傷だらけの筋肉達磨。ソビエト(当時)のプロレスラーである。足が遅い・ジャンプ力がない・図体がでかいという三重苦を背負っているが、見た目通りの高い体力と攻撃力、『[[ファイナルファイト]]』からの輸入技であるダブルラリアット、そして圧倒的な威力と投げ間合いを誇る投げ技スクリューパイルドライバーを持ち、ツボにハマれば相手を圧倒できるロマンキャラ。いわゆる「投げキャラ」の元祖として名高い。 --''スクリューのコマンドである「レバー1回転」''は当時としては非常に画期的かつ難易度の高いものであり、これをどうやって実戦で使いこなすかというのがザンギ使いの腕の見せ所であった。数歩離れた位置からでも問答無用で相手を掴んで投げるその様は「吸い込み」と称され、恐れられた。 --嫌いなものが「飛び道具」と設定されていたりと、公式のネタキャラでもある。 ---後に日本人女性と結婚し都知事になるという驚愕の公式設定があったりする。''都政にスクリューを!'' ---典型的な脳ミソ筋肉キャラなのかといえば実はそうでもなく、『ポケットファイター』ではオープニングで背広で眼鏡をかけて飛行機に乗ったり、ストリートファイターアートワークス覇に掲載されているストリートファイターサー格闘武眞傳[内部DVDパッケージ]のイラストでもおなじみの姿に加えて、眼鏡をかけて本を読むという知的な一面をのぞかせるイラストがあった。また現実のゴルバチョフのパロディキャラであるゴロバチョフ大統領と大学の同期という設定があり、もしゴロバチョフが現実と同じモスクワ大学卒だとしたら、ザンギエフも相当なインテリゲンチャということになる。 ---余談だが、上にあるように元々はインテリ設定があるザンギエフだが、実写映画ではベガ(映画中ではバイソン)に騙されてシャドルーに荷担する典型的な脳筋として描かれている。 //「イ専」の漢字の読み方がわかりませんでした、修正お願いします。>傳(でん) -ガイル --箒を逆さにしたような凄い髪形のアメリカ軍人。能力は平均的だが必殺技に恵まれており、しゃがんで動かずに相手を牽制する戦い方は各地で猛威を振るった。対空技のサマーソルトキックと飛び道具のソニックブームを持つ。 --バージョンアップに伴い他のキャラには新必殺技が追加されていったが、彼はサマソとソニックの2種類のみで戦い続けてきた。それほど完成度の高いキャラであり、格ゲーにおける「溜めキャラ」の元祖としても知られている。 --難しいコマンドが一切必要なく、初心者でもレバーを斜め下に入れて溜めつつソニック→飛んできたらサマソという待ち戦法で手軽に勝てる。「待ちガイル」「チキンガイル」なる蔑称まで産み出してしまった偉大な(?)キャラである。 ---しゃがんでいるガイルとそれに飛び込むザンギエフは様々な場所で見かけるネタである。[[参考AA>http://dokoaa.com/guile.html]](なお実際にはガイルとザンギエフの相性は7:3でガイル有利くらいであってそこまで圧倒的ではない) ---全盛期には筐体に''「待ちガイル禁止」''なる張り紙をしたゲーセンがあったほど。それほどまでに凶悪だったのである。 --真空投げやCOMによる溜め無しサマソ(通称イカサマー)等、反則技の宝庫としても名高い。 --初めてのハリウッド映画で主役に抜擢される。 -ダルシム --インドの僧でヨガの達人。口から炎を吐き宙に浮き、両腕足を伸ばして戦う。他キャラを圧倒するリーチの長さを誇るが、伸ばした手足にも喰らい判定があるため、当たり判定が非常に大きい。飛び道具のヨガファイヤーと攻撃判定の大きいヨガフレイムを持つ。 ---全キャラ中最も移動速度が遅いキャラでもある。 --研究が進むにつれてガイルと並ぶ二強という評価が定着し、現在でもリーチが長く動きが緩慢なタイプのキャラを「ダルシム系」と呼ぶことがある。 ---長大なリーチのおかげで、ガイルとの二強直接対決では有利を取ることができる。また、特殊な操作をすることで「ヨガリセット」と言われるバグ技を出すことができ、ガイルのバグ技である真空投げを使う反則プレイヤーに対して相討ちを取れることで知られる。 --世の小学生にインドとヨガの概念を全力で誤解させた罪深いキャラでもある。 --『ヴァンパイア』の開発者が「彼とブランカがいたため、モンスターらしさと言う物に苦悩した」と語っている。 --SFCの初版では容量などで危うく参戦不可になる予定だった。 //--COしておくが、某パン漫画のトリを飾ったのは悪い意味で有名である。 ''以下はCOM専用のキャラ。改良バージョン『ストリートファイターII´』から使用可能キャラになった。'' -M(マイク)・バイソン --四天王の1人。足技を持たない黒人ボクサーだが、頭突きや肘打ちといった反則技も使う。突進技のダッシュストレートとダッシュアッパー、一旦振り向いてパワーを溜めパンチを繰り出すターンパンチを持つ。高い攻撃力と機動力を併せ持っているものの、ジャンプ力が無く身長も高いのでかがまれると多くの技が当たらないという弱点を持つ。 --当初はまんまモデルとなった「マイク・タイソン」そのものであったが、後のシリーズでは頭が悪く、歯が抜けて人相も悪くなるなど典型的な脳筋キャラのイメージが定着していった。 --肖像権の都合から海外版での名前は「バルログ」に変更されている。 --つい最近になって、ストリートファイターに登場したマイクというボクサーと同一人物である事が明言された。 -バルログ --四天王の1人。美形かつ上半身裸で細身のナルシストで、「スペイン忍者」とも。相手の返り血がつくのを嫌い仮面と鉤爪を装着して戦う。回転しながらの突進技ローリングクリスタルフラッシュ、背景の金網によじ登ってから繰り出す急襲技フライングバルセロナアタック&イズナドロップを持つ。全キャラ中最高のスピードを誇り、攻撃力も高く射程も広いが、身長が高めなので当たり判定が大きい。攻撃を一定数以上受け続けると鉤爪が外れてリーチと攻撃力が弱体化してしまう。もっとも、そこまで追い詰めまでが困難だが。 --続編で使用可能キャラとなった際には必殺技の性能が良かったため、高速で画面を飛び回る戦法(その際の掛け声から「ヒョーバル」という俗称が定着した)が流行した。 --海外版での名前は「ベガ」。これはベガが元々女性の名前であるから。 -サガット --四天王の1人にして、前作『[[ストリートファイター>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/110.html]]』のラストボス。眼帯をつけたムエタイの戦士。身長が高く当たり判定が大きいが、隙が短く上下段に撃ち分けできるタイガーショットと昇竜拳をモチーフに編み出したタイガーアッパーカットを持ち、非常に強力。掛け声の「タイガー」が「アイグー」に聞こえる。 --飛び道具・対空技を持つスタンダードキャラで攻撃力・体力共に高めなせいか、後のシリーズで強キャラになりやすいキャラでもある。 -ベガ --四天王の1人にして、本作のラストボス。謎の力サイコパワーを操る、秘密組織「シャドルー」の総帥。軍服を着ており、全身からオーラを放っている。全能力が高く、サイコパワーをまとった突進攻撃サイコクラッシャーアタック、二段ヒットする足技ダブルニープレス、相手の頭部を急襲する技ヘッドプレスを持つ。プレイヤーが初めて使用可能となった『II'』では、「サイコ投げ」「ダブルニーハメ」と呼ばれるハメ技が全国で横行し、最強キャラとして君臨した。ベガ使用禁止台もあったほど。あまりに強すぎたため後続作品では極端な弱体化が施され、あまつさえ後述の豪鬼のせいでかませ犬というイメージすら定着してしまった。 --海外版での名前はM・バイソン((Mが何の略かはカプコンサイドから公式な発表はされていない。作品によってぶれが生じており、「Major(メイジャー:少佐)」・「Master(マスター)」・「Mighty(マイティ)」などであるとされている。因みに、日本では「バイソン将軍」と訳されるので、意味合いとして近いもので「Master」としているものと思われる。))。 ''アッパーバージョンの1つである『スーパーストリートファイターII』ではキャラクターが4人追加された。'' -T(サンダー)・ホーク --ネイティブアメリカンの戦士。身長が非常に高く、独特のファイティングポーズを取る。当り判定が大きい以外あらゆる点に優れている。高い威力の投げ技メキシカンタイフーンと滞空技のトマホークバスター、空中から奇襲できるコンドルダイブを持つ。 -フェイロン --香港のスーパースター。明らかに誰かを意識している。高い攻撃力と機動力を持ち、手数で相手をねじ伏せるスピードタイプ。繰り返し入力する事で追加発動する移動技烈火拳と、滞空技の熾炎脚を持つ。 -キャミィ --ベガの組織「シャドルー」の元構成員だった、記憶喪失の少女。金髪美女でボディラインをはっきりさせた衣装を着ている。当り判定が小さく射程に優れ、移動も早いものの攻撃力に欠ける。突進技のスパイラルアローとアクセルスピンナックル、対空技キャノンスパイクを持つ。 -ディージェイ --ジャマイカのカリスマキックボクサーにして人気ミュージシャン。溜め飛び道具エアスラッシャーと回転蹴りのダブルローリングソバット、特徴的な連打技マシンガンアッパーを持ち、通常技の性能にも優れている。印象は地味だが大変強く、顔も濃い。 ---高性能すぎてまたも嫌われたようで、スタジオベントスタッフのムック『ALL ABOUT CAPCOM対戦格闘ゲーム』における西谷亮(本シリーズの企画者)と船水紀孝(『ストリートファイターZERO』などのプロデューサー)との対談にて「ディージェイには死んでもらうとして(笑)」と言われてしまっていた。 ''『スパII X』では一定の条件を満たす事で隠しボスが登場する。'' -豪鬼 --リュウとケンの師匠である剛拳の弟で、その剛拳の師である轟鉄を殺害した人物。その後兄の剛拳をも殺害したとされていたが、実は死んでいなかったことが『[[ストリートファイターIV>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/618.html]]』で判明した。 ---条件を満たすと最終戦で現れ、ベガを瞬殺してからこちらに戦いを挑んでくる。「殺意の波動」と呼ばれる謎の力のオーラを纏っている。胴着を着ているが変な髷を結っており、眼つきが悪い。あらゆる能力がリュウ・ケンよりも優れている。 ---裏技で使うことができる(なお、この裏技はコマンドが複雑で非常にシビアな操作が要求され、失敗すると茶色のリュウになってしまうことから一時は茶色のリュウの使用率が跳ね上がった)。性能は敵として出てくる豪鬼よりも若干劣るが、それでも反則的な性能を誇り、大会では使用禁止にされることが多い。 --その圧倒的強さと登場時のインパクトもあって非常に人気が高く、春麗と同様『III』では『2nd』で復活を果たしている。後のシリーズでは技は高性能だが総体力が低いというバランス調整がされ玄人向けのキャラになっている。 #endregion *バージョン -キャラクター項目でも既に触れたが、本作は多数のバージョン作品が作られている。 --ストリートファイターII´ ---同キャラクター対戦が可能。それに伴いキャラクターの衣装の色が決定ボタンに応じて変化するようになった。更に四天王が使用可能になり、上述の「いらいざ」のグラフィックが変更され、引き分けを続ける事で発生する永久パターンができないようになった。 ---ストIIの大ヒットに伴い、このダッシュを元にした不正コピーによる海賊版が多数市場に出回っており、中でも「レインボー」((タイトル画面の文字が由来。))と呼ばれる、試合中にキャラを切り替えられたり宙に浮いたり飛び道具がホーミングしたりとデタラメな調整が施されているバージョンが有名。面白がってあえて入荷するゲーセンも見られ、中にはレインボー大会を開くというゲーセンも… --ストリートファイターII´ TURBO ---タイトル通りゲームのスピードが全体的に上昇したバージョン。一撃のダメージが低下調整され、プレイ時間に差が出ないよう調整されている。 ---一部キャラクターに新規必殺技を追加しているが、追加された必殺技はゲームバランスを整えるものの他にも、前述の海賊版にもあった「必殺技を空中で出せる」「飛び道具を持ってないキャラが飛び道具を出す」や「消える(ワープする)ダルシム((初代『ストII』にはヨガキエールというバグがあった。))」などファンサービス要素が強い。 --スーパーストリートファイターII ---基板をCPシステムIIにバージョンアップさせたため容量に余裕ができた。新規キャラクターが4人追加され、キャラクターカラーバリエーションも8色に増加し、キャラクターの声も声優が当てるようになった。ゲームスピードは元に戻った。専用基板4枚を接続して利用したトーナメント対戦仕様が存在していたが、手間が掛かる為か定着しなかった。 ---これまでタイトル画面は登場キャラとまったく関連の無い人物が描かれていたが、初めて登場キャラクターを露出させた。 --スーパーストリートファイターII X ---イマイチ感の否めなかった「スーパー」から半年で登場したバージョンアップ版。表立った新キャラこそいないが全キャラにスーパーコンボというゲージを使った超必殺技が搭載され、また既存キャラにはストIIとしては斬新な技を多数追加し、キャラの性能は大きく変化(隠しコマンドでスーパー版の性能のキャラも使える)。さらに隠しボスとして豪鬼が追加された。ストIIシリーズ、ひいては格闘ゲームの決定版としてその内容は評価が高く、非常に息の長いタイトルとして稼動。ハイパーの登場まで10年間現役で稼動し続けていたゲームセンターも少なくなかった。 --ハイパーストリートファイターII ---2004年に登場したバージョン。初代からXまでのキャラクター性能を選択可能で、まさにストIIシリーズの集大成といえる。 ---PS2版は残念ながらメモリーカード非対応で、スコアや対戦成績、ボタン配置等のセーブが不可能となっている。一部修正されたが、アニメ映画『ストリートファイターIIムービー』も併せて収録。 *家庭用への移植 -人気が非常の高いタイトルであったため家庭用機にも移植され、多数の移植版が発売された。 --特に有名なのはスーパーファミコン版。容量の都合でいろいろ削っている部分はあるが、当時としては非常に高い移植度であり、アーケード版の人気もあって爆発的な売り上げを記録。その知名度はアーケード版以上とも言える。 ---発売前に一部のキャラクターが削られるのはとの憶測が流れたものの、蓋を開けてみればそんな事はなく無事アーケード版の全キャラクターが登場している。 --また3DOに「スパII X」が移植されることで大きな話題になり、3DOの売り上げを牽引した数少ないタイトルとなった。 --ちなみに初代ストIIが[[ゲームボーイに移植されていたのだが、ほぼ公式の黒歴史と化している>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1128.html]]。 ----
*ストリートファイターII 【すとりーとふぁいたーつー】 |ジャンル|対戦格闘アクション|CENTER:&amazon(B000068HLY)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=414&file=ST2A.jpg]]&br()[[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=414&file=ST2B.jpg]]|&amazon(B000KKDCI2)| |対応機種|アーケード(CPシステム)|~|~| |販売・開発元|カプコン|~|~| |稼働開始日|1991年|~|~| |レーティング|CERO:C(15歳以上対象)&br※一番厳しいPS2『ハイパーストリートファイターII』のレーティングを記載|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ストリートファイターシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/655.html]]''| //実はあんまり詳しくないのでとりあえず作成だけでも ---- #contents(fromhere) ---- *概要 -ゲーム史に燦然と輝く記念すべき一作であり、格闘ゲームブームの火付け役であり、今なお続き新作が出るたびに世界中を熱狂に巻き込む人気格闘ゲームシリーズ。 -個性豊かな8人のキャラクターから1人を選択し、他の7人とCOM専用キャラの四天王を倒す事が目的。 --似通ったシステムのゲームは以前からあったが、まったく性能が異なりつつも、上位下位といった互換が無く、キャラクターによって様々な戦略を組み立てられるというのは非常に斬新であった。 -それまでのゲーム操作は2ボタン式がスタンダードだったが、本作のヒットが後押しする形で、その後の家庭用ゲーム機のコントローラーが4ボタンや6ボタン化する影響を与えた((当時の開発者は多ボタン化に否定的でコントローラーは単純な2ボタンが最適という風潮だった。))。 *システム -様々な性能の8人のキャラクターから1人を選択する。キャラクターは体力・攻撃力以外にも通常技の性能や必殺技が異なる(詳細は後述)。 -1レバー6ボタン式。ボタンはパンチとキックに分かれており、更にそれらが弱・中・強に分類されている。 --弱<中<強の順に威力が高くなるが、その分隙も大きくなるので使い分けが必要。 --必殺技はキー入力とボタンの組み合わせで発動する。攻撃ボタンに応じて必殺技の威力や性能も変化する。 ---「波動拳」「昇龍拳」「連打」「レバー溜め」「レバー1回転」といった入力コマンドは現在でも数々の格ゲーに受け継がれている金字塔((入力コマンド方式は次第にアクションゲームでも取り入れられて行き、今では無くては為らないほどの影響を与えた。))。 ---余談だが、本作の稼働当時は波動拳や昇龍拳コマンドは多くのプレイヤーにとって難しく、連打やレバー溜めコマンドを持ったキャラが初心者向けという扱いだった。 -打撃以外の攻撃要素として「投げ」があり、ガードを固めている相手を崩す手段として有効。これにより「打撃・ガード・投げ」による3すくみの読み合いが生まれ、格ゲーの黄金律が完成した。 -攻撃を受けていると隠し設定である気絶値が貯まり、一定以上になると気絶(通称ピヨり)状態になり動けなくなる。この状態では無防備になり、相手の攻撃を食らい放題になるが、レバーを激しく動かす(通称レバガチャ)ことによって復帰することが可能。 --この気絶要素も数々の格ゲーに受け継がれている。 -技の硬直中に他の技や行動を入力することにより、硬直を強制的に終了して次の行動を繋げられる。 --キャンセル技と呼ばれ定着したシステム。開発時におけるバグの産物で意図した動作ではなかったのだが、そのまま仕様として残された。今日では格ゲーにおけるもっとも重要な要素として位置づけられている。 -2人対戦プレイ可能。プレイしてない側がコインを入れゲームを始めると乱入となり、キャラを選んですぐに対戦が始まる。 --発売直後はそうではなかったが((当時のゲームをする側の認識はゲームというのは1プレイでどれだけ楽しめるかが重要で、2ポイント制で勝敗を決するゲーム性は金銭的な思いから敬遠されていた。))、次第に対戦こそが本作の醍醐味と認識される。これによってマイナーチェンジ版の「ダッシュ」が考案され、同時に対戦台((背合わせにした2台の筐体に画面出力することで気軽な乱入が出来るようにしたもの。))も登場、ゲームはより大きく盛り上がった((勢いの衰えたシューティングゲームに変わる対戦格闘ブームが生まれ地位を磐石のものにした。))。 --当初は同キャラ対戦が出来なかったが、主人公のリュウのみ同性能のケンがいるため実質的な同キャラ対戦ができた((実際にはリュウには「病気持ち」という不具合があり、立ち強Kの全体モーションがわずかに早いため、ケンがほんの少しだけ有利。))。リュウケン戦では「足払い合戦」と呼ばれる間合いの取り合いといった駆け引きが織り込まれており、その面白さは一作目から完成していた。 ---一方でガイルの「待ちガイル」やダルシムの「せっかんハメ」などお寒い戦法もあり、当時の不良の住処というイメージが強くガラの悪かったゲームセンターでは騒ぎが絶えなかった。 -以上のように本作の仕様はその後の格ゲーのスタンダードとなったものが多く、完成度の高さは折り紙つきである。 *キャラクター #region(8人+4人の登場キャラと追加キャラたち) -リュウ --本名不明((説明書には隆と記載されている。))。空手胴着に鉢巻と言ういでたちで、格闘ゲームを代表するステレオタイプの格闘家。というより今作の大ヒットで、これがステレオタイプの主人公になってしまった感すらある。あらゆる部分に長けており隙が無いスタンダードなキャラ。飛び道具の波動拳・対空の昇龍拳・突進技の竜巻旋風脚という3種類の元祖系必殺技を持っている。 --格ゲー史上最も有名かつ人気のあるキャラであり、他のゲームにも数多く出演している。 --その反面、ハリウッド映画の2作品では酷い扱いである。 --後述する豪鬼の影響で、「殺意の波動に目覚めたリュウ」という派生キャラが生まれた。これを皮切りに、さまざまな格ゲーの主役が暗黒面に染まることとなる。 -ケン --リュウのライバル。本名はケン・マスターズ((この名前と設定は明らかな後付けであり、当時は説明書にも名前は拳と書かれていて、日本人(アメリカ人の血が4分の1入っている)だった。アメリカ代表なのは武者修行でアメリカに渡っていたからであり、金髪も染めただけという設定だった。))。赤い胴着を着ている。性能はリュウとまったく同じだが、隠し設定の弱点がリュウと異なる。敵として戦う場合は若干AIが異なり、後のシリーズでは昇竜拳に特化していくなど大きく差別化が計られていくことに。 ---エンディングで恋人のイライザが登場し結婚するのだが、その顔グラフィックが劣悪(キャラクター担当グラフィッカーの多忙により、背景担当者が急遽グラフィックを作成したため。ちなみにその後の一枚絵のケンの顔つきも凶悪犯か何かと間違えるくらいに怖い)。II´で描き直された為、IIの彼女は「いらいざ」と呼ばれ差別化されている。 ---IIのムックの公式設定では双子の黒髪と金髪の娘がいるはずがIIIではメルと言う男の子に変更された。 -エドモンド本田 --歌舞伎の隈取りを施した相撲ファイター。相撲を世界に広める為に戦っている。前方に攻撃判定を出しつづける百烈張り手と突進技のスーパー頭突きを持っている。%%相撲界では禁止の蹴りもする。%% --動きは遅いが攻撃力が高く難しいコマンドもないため、初心者にも優しいキャラ。 --ブランカのエレクトリックサンダーを受けた際のグラフィックで、髷の部分にまで骨があることが当時話題となった。 ---この件について『ゲーメスト』などの雑誌では「頭突きの威力を上げるため''フライドチキンの骨''を仕込んでいる」と回答された。 -春麗(チュンリー) --青いチャイナドレスに身を包んだ女刑事。体力も攻撃力も低いが移動が早く、手数で攻めるスピードキャラ。前方に攻撃判定を出し続ける百裂脚と突進技のスピニングバードキックを持つ。 --格ゲーにおける初の女性ということもあって当時は人気を独占。今もなお愛されているヒロインである。クロスオーバーゲーム、コラボゲームではリュウに次いで登場する事が多い。『III』ではファンからの要望などで『3rd』((しかも発表がアーケード版2nd展示初公開時(この時期は2nd自体が出回っていなかった)のAMショーの3rd発表込みで。))で復帰をするほどであった。 --後にゲームキャラで世界初となる彼女を使った郵便切手が、中央アフリカ共和国で発行された。デザインされているのは「STREET FIGHTER3 3rd STRIKE」時の春麗。 --ストリートファイター20周年記念にハリウッド映画初の主役に抜擢されるが、設定がゲームと異なっていたり、クライマックスの展開が賛否両論となっているほど…アレな出来。それ以前のハリウッド映画にいたっては…。 -ブランカ --猛獣のような外見に、緑色の肌にオレンジの髪とおおよそ人間に見えないアマゾンの野生児。地上での移動速度は遅いが異様に素早いジャンプ速度が特徴で、相手の不意をついての急襲が得意。通常技のリーチも長め。全身に攻撃判定を出すエレクトリックサンダーと突進技のローリングアタックを持つ。 --エンディングで本名は「ジミー」と判明する。後に火引弾と親しくなった際には「ブランカ」ではなく「ジミー」と呼ばれる。 --見た目はイロモノだが難しいコマンドはなく、意外に初心者でも操作しやすい。ただし「ローリングアタック」の最中に攻撃を受けると、2倍のカウンターダメージを貰うため扱いには注意が必要。 -ザンギエフ --全身傷だらけの筋肉達磨。ソビエト(当時)のプロレスラーである。足が遅い・ジャンプ力がない・図体がでかいという三重苦を背負っているが、見た目通りの高い体力と攻撃力、『[[ファイナルファイト]]』からの輸入技であるダブルラリアット、そして圧倒的な威力と投げ間合いを誇る投げ技スクリューパイルドライバーを持ち、ツボにハマれば相手を圧倒できるロマンキャラ。いわゆる「投げキャラ」の元祖として名高い。 --''スクリューのコマンドである「レバー1回転」''は当時としては非常に画期的かつ難易度の高いものであり、これをどうやって実戦で使いこなすかというのがザンギ使いの腕の見せ所であった。数歩離れた位置からでも問答無用で相手を掴んで投げるその様は「吸い込み」と称され、恐れられた。 --嫌いなものが「飛び道具」と設定されていたりと、公式のネタキャラでもある。 ---後に日本人女性と結婚し都知事になるという驚愕の公式設定があったりする。''都政にスクリューを!'' ---典型的な脳ミソ筋肉キャラなのかといえば実はそうでもなく、『ポケットファイター』ではオープニングで背広で眼鏡をかけて飛行機に乗ったり、ストリートファイターアートワークス覇に掲載されているストリートファイターサー格闘武眞傳[内部DVDパッケージ]のイラストでもおなじみの姿に加えて、眼鏡をかけて本を読むという知的な一面をのぞかせるイラストがあった。また現実のゴルバチョフのパロディキャラであるゴロバチョフ大統領と大学の同期という設定があり、もしゴロバチョフが現実と同じモスクワ大学卒だとしたら、ザンギエフも相当なインテリゲンチャということになる。 ---余談だが、上にあるように元々はインテリ設定があるザンギエフだが、実写映画ではベガ(映画中ではバイソン)に騙されてシャドルーに荷担する典型的な脳筋として描かれている。 ---また、開発中のキャラ名は「ウオッカ・ゴバルスキー」であった。…ザンギエフのほうが似合ってると思うよ、うん。 //「イ専」の漢字の読み方がわかりませんでした、修正お願いします。>傳(でん) -ガイル --箒を逆さにしたような凄い髪形のアメリカ軍人。能力は平均的だが主要通常技のリーチと必殺技に恵まれており、しゃがんで動かずに相手を牽制する戦い方は各地で猛威を振るった。対空技のサマーソルトキックと飛び道具のソニックブームを持つ。 --バージョンアップに伴い他のキャラには新必殺技が追加されていったが、彼はサマソとソニックの2種類のみで戦い続けてきた。それほど完成度の高いキャラであり、格ゲーにおける「溜めキャラ」の元祖としても知られている。 --難しいコマンドが一切必要なく、初心者でもレバーを斜め下に入れて溜めつつソニック→飛んできたらサマソという待ち戦法で手軽に勝てる。しゃがみ中キックなど牽制技にも恵まれており、「待ちガイル」「チキンガイル」なる蔑称まで産み出してしまった偉大な(?)キャラである。 ---しゃがんでいるガイルとそれに飛び込むザンギエフは様々な場所で見かけるネタである。[[参考AA>http://dokoaa.com/guile.html]](なお実際にはガイルとザンギエフの相性は7:3でガイル有利くらいであってそこまで圧倒的ではない) ---全盛期には筐体に''「待ちガイル禁止」''なる張り紙をしたゲーセンがあったほど。それほどまでに凶悪だったのである。 --真空投げやCOMによる溜め無しサマソ(通称イカサマー)等、反則技の宝庫としても名高い。 --初めてのハリウッド映画で主役に抜擢される。 -ダルシム --インドの僧でヨガの達人。口から炎を吐き宙に浮き、両腕足を伸ばして戦う。他キャラを圧倒するリーチの長さを誇るが、伸ばした手足にも喰らい判定があるため、当たり判定が非常に大きい。飛び道具のヨガファイヤーと攻撃判定の大きいヨガフレイムを持つ。 ---全キャラ中最も移動速度が遅いキャラでもある。 --研究が進むにつれてガイルと並ぶ二強という評価が定着し、現在でもリーチが長く動きが緩慢なタイプのキャラを「ダルシム系」と呼ぶことがある。 ---長大なリーチのおかげで、ガイルとの二強直接対決では有利を取ることができる。また、特殊な操作をすることで「ヨガリセット」と言われるバグ技を出すことができ、ガイルのバグ技である真空投げを使う反則プレイヤーに対して相討ちを取れることで知られる。 --世の小学生にインドとヨガの概念を全力で誤解させた罪深いキャラでもある。 --『ヴァンパイア』の開発者が「彼とブランカがいたため、モンスターらしさと言う物に苦悩した」と語っている。 --SFCの初版では容量などで危うく参戦不可になる予定だった。 //--COしておくが、某パン漫画のトリを飾ったのは悪い意味で有名である。 ''以下はCOM専用のキャラ。改良バージョン『ストリートファイターII´』から使用可能キャラになった。'' -M(マイク)・バイソン --四天王の1人。足技を持たない黒人ボクサーだが、頭突きや肘打ちといった反則技も使う。突進技のダッシュストレートとダッシュアッパー、一旦振り向いてパワーを溜めパンチを繰り出すターンパンチを持つ。高い攻撃力と機動力を併せ持っているものの、ジャンプ力が無く身長も高いのでかがまれると多くの技が当たらないという弱点を持つ。 --当初はまんまモデルとなった「マイク・タイソン」そのものであったが、後のシリーズでは頭が悪く、歯が抜けて人相も悪くなるなど典型的な脳筋キャラのイメージが定着していった。 --肖像権の都合から海外版での名前は「バルログ」に変更されている。 --つい最近になって、ストリートファイターに登場したマイクというボクサーと同一人物である事が明言された。 -バルログ --四天王の1人。美形かつ上半身裸で細身のナルシストで、「スペイン忍者」とも。相手の返り血がつくのを嫌い仮面と鉤爪を装着して戦う。回転しながらの突進技ローリングクリスタルフラッシュ、背景の金網によじ登ってから繰り出す急襲技フライングバルセロナアタック&イズナドロップを持つ。全キャラ中最高のスピードを誇り、攻撃力も高く射程も広いが、身長が高めなので当たり判定が大きい。攻撃を一定数以上受け続けると鉤爪が外れてリーチと攻撃力が弱体化してしまう。もっとも、そこまで追い詰めるまでが困難だが。 --続編で使用可能キャラとなった際には必殺技の性能が良かったため、高速で画面を飛び回る戦法(その際の掛け声から「ヒョーバル」という俗称が定着した)が流行した。 --海外版での名前は「ベガ」。これはベガが元々女性の名前であるから。 -サガット --四天王の1人にして、前作『[[ストリートファイター>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/110.html]]』のラストボス。眼帯をつけたムエタイの戦士。身長が高く当たり判定が大きいが、隙が短く上下段に撃ち分けできるタイガーショットと昇竜拳をモチーフに編み出したタイガーアッパーカットを持ち、非常に強力。掛け声の「タイガー」が「アイグー」に聞こえる。 --飛び道具・対空技を持つスタンダードキャラで攻撃力・体力共に高めなせいか、後のシリーズで強キャラになりやすいキャラでもある。 -ベガ --四天王の1人にして、本作のラストボス。謎の力サイコパワーを操る、秘密組織「シャドルー」の総帥。軍服を着ており、全身からオーラを放っている。全能力が高く、サイコパワーをまとった突進攻撃サイコクラッシャーアタック、二段ヒットする足技ダブルニープレス、相手の頭部を急襲する技ヘッドプレスを持つ。プレイヤーが初めて使用可能となった『II'』では、「サイコ投げ」「ダブルニーハメ」と呼ばれるハメ技が全国で横行し、最強キャラとして君臨した。ベガ使用禁止台もあったほど。あまりに強すぎたため後続作品では極端な弱体化が施され、あまつさえ後述の豪鬼のせいでかませ犬というイメージすら定着してしまった。 --海外版での名前はM・バイソン((Mが何の略かはカプコンサイドから公式な発表はされていない。作品によってぶれが生じており、「Major(メイジャー:少佐)」・「Master(マスター)」・「Mighty(マイティ)」などであるとされている。因みに、日本では「バイソン将軍」と訳されるので、意味合いとして近いもので「Master」としているものと思われる。))。 ''アッパーバージョンの1つである『スーパーストリートファイターII』ではキャラクターが4人追加された。'' -T(サンダー)・ホーク --ネイティブアメリカンの戦士。身長が非常に高く、独特のファイティングポーズを取る。当り判定が大きい以外あらゆる点に優れているが、通常技はやや使いにくい。高い威力の投げ技「メキシカンタイフーン」と対空技の「トマホークバスター」、空中から奇襲できる「コンドルダイブ」を持つ。 -フェイロン --香港のスーパースター。明らかに誰かを意識している。高い攻撃力と機動力を持つがリーチが短めで、ジャンプも低くゆったり。一瞬の隙をついて懐に潜り込み、威力の高い連続技を叩き込んで相手をねじ伏せるスピードタイプ。繰り返し入力する事で追加発動できる移動兼攻撃技の「烈火拳」と、対空技の「熾炎脚」を持つ。 -キャミィ --ベガの組織「シャドルー」の元構成員だった、記憶喪失の少女。金髪美女でボディラインをはっきりさせた衣装を着ている。小柄な身体は当り判定が小さく、その割にはリーチに優れ、移動も早いものの密着時以外の攻撃力に欠ける。ジャンプのスピードが遅めで迎撃されやすく、跳んで攻めるのもやや苦手。突進技のスパイラルアローとアクセルスピンナックル、対空技キャノンスパイクを持つ。 -ディージェイ --ジャマイカのカリスマキックボクサーにして人気ミュージシャン。溜め飛び道具エアスラッシャーと回転蹴りのダブルローリングソバット、特徴的な連打技マシンガンアッパーを持ち、通常技の性能にも優れている。印象は地味だが大変強く、顔も濃い。 ---高性能すぎてまたも嫌われたようで、スタジオベントスタッフのムック『ALL ABOUT CAPCOM対戦格闘ゲーム』における西谷亮(本シリーズの企画者)と船水紀孝(『ストリートファイターZERO』などのプロデューサー)との対談にて「ディージェイには死んでもらうとして(笑)」と言われてしまっていた。 ''『スパII X』では一定の条件を満たす事で隠しボスが登場する。'' -豪鬼 --リュウとケンの師匠である剛拳の弟で、その剛拳の師である轟鉄を殺害した人物。その後兄の剛拳をも殺害したとされていたが、実は死んでいなかったことが『[[ストリートファイターIV>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/618.html]]』で判明した。 ---条件を満たすと最終戦で現れ、ベガを瞬殺してからこちらに戦いを挑んでくる。「殺意の波動」と呼ばれる謎の力のオーラを纏っている。胴着を着ているが変な髷を結っており、眼つきが悪い。あらゆる能力がリュウ・ケンよりも優れている。 ---裏技で使うことができる(なお、この裏技はコマンドが複雑で非常にシビアな操作が要求され、失敗すると茶色のリュウになってしまうことから一時は茶色のリュウの使用率が跳ね上がった)。性能は敵として出てくる豪鬼よりも若干劣るが、それでも反則的な性能を誇り、大会では使用禁止にされることが多い。 --その圧倒的強さと登場時のインパクトもあって非常に人気が高く、春麗と同様『III』では『2nd』で復活を果たしている。後のシリーズでは技は高性能だが総体力が低いというバランス調整がされ玄人向けのキャラになっている。 #endregion *バージョン -キャラクター項目でも既に触れたが、本作は多数のバージョン作品が作られている。 --ストリートファイターII´ ---同キャラクター対戦が可能。それに伴いキャラクターの衣装の色が決定ボタンに応じて変化するようになった。更に四天王が使用可能になり、上述の「いらいざ」のグラフィックが変更され、引き分けを続ける事で発生する永久パターンができないようになった。旧キャラに対しても、バランス調整として細かい修正をいくつも加えている。 ---ストIIの大ヒットに伴い、このダッシュを元にした不正コピーによる海賊版が多数市場に出回っており、中でも「レインボー」((タイトル画面の文字が由来。))と呼ばれる、試合中にキャラを切り替えられたり宙に浮いたり飛び道具がホーミングしたりとデタラメな調整が施されているバージョンが有名。面白がってあえて入荷するゲーセンも見られ、中にはレインボー大会を開くというゲーセンも… --ストリートファイターII´ TURBO ---タイトル通りゲームのスピードが全体的に上昇したバージョン。その分一撃のダメージが低く抑えられ、プレイ時間に差が出ないよう調整されている。 ---一部キャラクターに新規必殺技を追加しているが、追加された必殺技はゲームバランスを整えるものの他にも、前述の海賊版にもあった「必殺技を空中で出せる」「飛び道具を持ってないキャラが飛び道具を出す」や「消える(ワープする)ダルシム((初代『ストII』にはヨガキエールというバグがあった。))」などファンサービス要素が強い。 --スーパーストリートファイターII ---基板をCPシステムIIにバージョンアップさせたため容量に余裕ができた。新規キャラクターが4人追加され、キャラクターカラーバリエーションも8色に増加し、キャラクターの声も声優が当てるようになった。ゲームスピードは元に戻った。専用基板4枚を接続して利用したトーナメント対戦仕様が存在していたが、手間が掛かる為か定着しなかった。 ---これまでタイトル画面は登場キャラとまったく関連の無い人物が描かれていたが、初めて登場キャラクターを露出させた。 --スーパーストリートファイターII X ---イマイチ感の否めなかった「スーパー」から半年で登場したバージョンアップ版。表立った新キャラこそいないが全キャラにスーパーコンボというゲージを使った超必殺技が搭載され、また既存キャラにはストIIとしては斬新な技を多数追加し、キャラの性能は大きく変化(隠しコマンドでスーパー版の性能のキャラも使える)。さらに隠しボスとして豪鬼が追加された。ストIIシリーズ、ひいては格闘ゲームの決定版としてその内容は評価が高く、非常に息の長いタイトルとして稼動。ハイパーの登場まで10年間現役で稼動し続けていたゲームセンターも少なくなかった。 --ハイパーストリートファイターII ---2004年に登場したバージョン。初代からXまでのキャラクター性能を選択可能で、まさにストIIシリーズの集大成といえる。 ---PS2版は残念ながらメモリーカード非対応で、スコアや対戦成績、ボタン配置等のセーブが不可能となっている。一部修正されたが、アニメ映画『ストリートファイターIIムービー』も併せて収録。 *家庭用への移植 -人気が非常の高いタイトルであったため家庭用機にも移植され、多数の移植版が発売された。 --特に有名なのはスーパーファミコン版。容量の都合でいろいろ削っている部分はあるが、当時としては非常に高い移植度であり、アーケード版の人気もあって爆発的な売り上げを記録。その知名度はアーケード版以上とも言える。 ---発売前に一部のキャラクターが削られるのはとの憶測が流れたものの、蓋を開けてみればそんな事はなく無事アーケード版の全キャラクターが登場している。 --また3DOに「スパII X」が移植されることで大きな話題になり、3DOの売り上げを牽引した数少ないタイトルとなった。 --ちなみに初代ストIIが[[ゲームボーイに移植されていたのだが、ほぼ公式の黒歴史と化している>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1128.html]]。 ----

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