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*カービィのエアライド 【かーびぃのえあらいど】 |ジャンル|アクションレース|&amazon(B00009KAPL)| |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハル研究所|~| |発売日|2003年7月11日|~| |定価|5800円|~| |>|>|CENTER:''[[星のカービィシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/470.html]]''| ---- **概要 数あるカービィシリーズの中でも唯一のレースゲームで、シリーズの生みの親である桜井政博氏がハル研究所在籍時に手がけた最後のカービィである。~ **特徴 本作はレースゲームであるが、普通のレースゲームにはない数々の特徴がある。 -どのモードも「スティック+1ボタン」だけで遊べるため、操作が単純で分かりやすい。 --いわゆる「アクセル」にあたる操作はなくマシンは自動で加速していく。 --一つのボタンが「減速」「チャージ&ダッシュ」「攻撃」などかなり沢山の役割を担っているが、直感的に使い分けられるため混乱することはない。(時折吸い込みが暴発することはある。) --カーブではボタンを押して減速することで「チャージ」を溜め、曲がり終わったらボタンを離して一気にダッシュをするのが基本的な走行方法となる。ただしこれがまったく当てはまらないマシンもある。 -プレイヤーは十数種類ある「エアライドマシン」を選んでレースをするが、各エアライドマシン毎の個性がかなり大きい。 --「直進性能に特化したマシン」や「空中での性能に特化したマシン」やさらには「止まらないと曲がれないマシン(ただしボタンを押すとすぐに止まり、離すとすぐに最高速になる)」など様々なものがあり、使うマシンよってまったく異なる操作が要求される。 --なお、エアライドマシンにはその名の通り飛行能力があるため、地上を走るだけでなく段差から宙へ滑空することが出来る。滑空の性能もまたマシンによって大きく異なる。 --シリーズお馴染みのキャラの「デデデ大王」と「メタナイト」も条件を満たすと使用することが出来るが、彼らがカービィの代わりにマシンに乗るのではなく、彼ら自身が一つの「マシン」のような扱いになる。 -レースゲームになってもカービィシリーズお馴染みの「吸い込み」や「コピー能力」は存在し、コース中に配置されているザコ敵を倒して加速したり、他プレイヤーを妨害することが出来る。 -また、モードや設定によってはマシンの「体力」の概念が存在する。マシンによって体力の多さは異なる。 --体力がなくなるとマシンは大破し、リタイアになったり、カービィ単体の状態でマシンを探さなければいけなくなる。 **ゲームモード ***エアライド -一般的なレースゲームに当たるモード。コースを周回して一位を目指す。 -全部で9つのコース+隠しコース1つがある。1回辺りの所要時間は3分程度。 --草原のコース、火山のコース、機械のコースなどが存在する。各コースのグラフィックは非常に綺麗。 -順位の低いプレイヤーほど最高速度が上昇する補正あり(オプションで設定可)、離されてもまだ結果は分からない。 -また、一人用のモードとして「フリーラン」と「タイムアタック」の二つがあり、敵やギミックの有無が異なる。特に後者はいかに効率よく敵を倒して加速するかが重要になる。 ***ウエライド -エアライドを簡略化したような、上から見下ろす視点による固定画面でのレース。1周が短く、1回辺りの所要時間は1分強程度。 -敵は登場しないものの、それでも狭いステージにギミック満載、アイテム満載。 ***シティトライアル -「エアライド」をベースにしたアクションゲーム。時間終了までアイテムを取りながらエアライドマシンを強化していき、最後に発表される「スタジアム」のルールに従って対決するモード。レースゲームというよりはパーティゲームの要素が強い。 -スタジアムのルールには、できるだけ長い距離を飛ぶ「エアグライダー」、倒したプレイヤー/CPの数を競う「デスマッチ」、ほぼ直線に近いコースを突き進んでいく「ゼロヨンアタック」等多くのルールがあり、どれが選ばれるかは分からない。 --スタジアムの内容が前もって予告されることがあるが、たまに外れることもあるため、やはり最後まで誰が勝つか分からない。 -シティ内には何機かのエアライドマシンが落ちており、乗り換えることが可能。エアライドマシンの数はそれ程多くないため、先に確保しておきたいが… --パワーアップアイテムをあまり持っていない早期に乗り換えてしまうと操作が困難で、逆にパワーアップをあまり取れなくなってしまうということも。 --逆に、パワーアップをたくさん持った状態で乗り換えを行うと、アイテムを周辺に落としてしまう。その瞬間に他のプレイヤーが落としたパワーアップを根こそぎ奪っていくという可能性も否定できない。 --また、一定時間が経つと勝手に上に飛んでいってしまって乗れなくなるのも悩みどころ(いい意味で)。 --そのため乗り換えをせずに、ドラグーンやハイドラといった「伝説のエアライドマシン」を狙うというのも戦略の一つ。 ---ドラグーンは凶悪な飛行性能を持つマシン。スタジアムでエアグライダーが選ばれれば事故でも起きない限り勝ち組決定。 ---ハイドラは一度完全にチャージしないと走れないマシン。スピードを出した状態で敵のマシンに特攻すると高確率で敵マシンが盛大に吹っ飛ぶ破壊力を持つ。 -1プレイに何度かイベントが起こる。倒すことでアイテムを落とす「怪鳥ダイナブレイド出現」やコンテナ内のアイテムが全部同じものになってしまう「コンテナの中身がかたよった」のようにハイリターンのものから、視界がほとんど真っ白になってしまう「街が深い霧につつまれた」のような利点の無いようなものまでいろいろ。見ているだけでも楽しい。 -ちなみによく考えるとこのモードでマシンから降りた状態というのは、シリーズで唯一カービィを''3Dの空間で自由に操作することが出来る''状態である。といっても移動とホバリングができるだけですることはほぼない。 *その他 -音楽が豪華。カービィシリーズでは珍しいオーケストラ風の曲調で、新曲はもちろん、隠し音楽として旧作のアレンジや、「シティトライアル」モードではアニメ版星のカービィのBGMが多く使われている。 --全体的に曲の質は高いが、特に「シティトライアル」「サンドーラ」「コルダ」「伝説のエアライドマシン」のBGMは名曲と名高い。一度聞いてみる価値アリ。 -「''クリアチェッカー''」と呼ばれる、やり込みリストを埋めるのが楽しい。一定数クリアする事で各モードごとにエンディングのムービーを見ることができる。 --各モードごとに項目がそれぞれ120個存在し、埋めていくごとに使用可能なマシンが増えたり、サウンドテストで聞けるBGMが増える。 --全てのチェックを埋めるとチェックリストが金色に輝くが、「空きのマスを1回だけチェック」という救済手段を使った場所は金色にならない。 ---そうすると逆に、救済なしでコンプリートを目指したくなるものである。 -本作とはレースゲームであること以外は何の共通点もないが、「カービィのエアライド」というレースゲームがNINTENDO64のソフトとして開発されていた。帽子を前後逆に被ったカービィが登場する画面がゲーム雑誌や児童向け雑誌に掲載されていたが、いつの間にか開発中止となっていた。 --このゲームより1年以上前に発売されたゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズDX」のイベント戦には「カービィのエアライド」という項目がある。これは当時発売中止状態であった為いわば自虐ネタとして登場したものであった。 **短所 -多人数用として作られているため、一人で遊ぶにはやや物足りない。 -エアライドモードのコース数が少ない。 --一つ一つのコースの背景など、細部まで作りこんではあるのだが、やはり少なく感じる。 -一部のクリアチェッカーを埋めるのが非常に困難。 --2人以上でプレイしないと、埋めるのが非常に困難なものもある。 --不可能ではないので試してみる価値は大いにある…がどう見ても2人じゃないと現実的に無理なのもあったり(「参加者全員がレール上でタイムアップする」など)。 -シティトライアルのグラフィックがやや荒い。 --これはこれで味が出ているとの声もあるためそれほど気にはならないが…エアライドやウエライドのコースはどれも非常に綺麗なため落差が激しく感じてしまう。 **余談 -海外版限定のエンディングがある。使用曲も専用のもの。 **まとめ 数あるレースゲームとはいろんな意味で一味違うレースゲーム。~ 3つあるモードもそれぞれ違った特徴があり、十分楽しめる。 カービィのキャラクターはあまり出てこないが、その分エアライドマシンの個性の豊富さが際立つ。~ 初心者にも簡単操作ということで、パーティゲームとしては確実にオススメできる作品である。
*カービィのエアライド 【かーびぃのえあらいど】 |ジャンル|アクションレース|&amazon(B00009KAPL)| |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハル研究所|~| |発売日|2003年7月11日|~| |定価|5800円|~| |>|>|CENTER:''[[星のカービィシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/470.html]]''| ---- **概要 数あるカービィシリーズの中でも唯一のレースゲームで、シリーズの生みの親である桜井政博氏がハル研究所在籍時に手がけた最後のカービィである。~ **特徴 本作はレースゲームであるが、普通のレースゲームにはない数々の特徴がある。 -どのモードも「スティック+1ボタン」だけで遊べるため、操作が単純で分かりやすい。 --いわゆる「アクセル」にあたる操作はなくマシンは自動で加速していく。 --一つのボタンが「減速」「チャージ&ダッシュ」「攻撃」などかなり沢山の役割を担っているが、直感的に使い分けられるため混乱することはない。(時折吸い込みが暴発することはある。) --カーブではボタンを押して減速することで「チャージ」を溜め、曲がり終わったらボタンを離して一気にダッシュをするのが基本的な走行方法となる。ただしこれがまったく当てはまらないマシンもある。 -プレイヤーは十数種類ある「エアライドマシン」を選んでレースをするが、各エアライドマシン毎の個性がかなり大きい。 --「直進性能に特化したマシン」や「空中での性能に特化したマシン」やさらには「止まらないと曲がれないマシン(ただしボタンを押すとすぐに止まり、離すとすぐに最高速になる)」など様々なものがあり、使うマシンよってまったく異なる操作が要求される。 --なお、エアライドマシンにはその名の通り飛行能力があるため、地上を走るだけでなく段差から宙へ滑空することが出来る。滑空の性能もまたマシンによって大きく異なる。 --シリーズお馴染みのキャラの「デデデ大王」と「メタナイト」も条件を満たすと使用することが出来るが、彼らがカービィの代わりにマシンに乗るのではなく、彼ら自身が一つの「マシン」のような扱いになる。 -レースゲームになってもカービィシリーズお馴染みの「吸い込み」や「コピー能力」は存在し、コース中に配置されているザコ敵を倒して加速したり、他プレイヤーを妨害することが出来る。 -また、モードや設定によってはマシンの「体力」の概念が存在する。マシンによって体力の多さは異なる。 --体力がなくなるとマシンは大破し、リタイアになったり、カービィ単体の状態でマシンを探さなければいけなくなる。 **ゲームモード ***エアライド -一般的なレースゲームに当たるモード。コースを周回して一位を目指す。 -全部で9つのコース+隠しコース1つがある。1回辺りの所要時間は3分程度。 --草原のコース、火山のコース、機械のコースなどが存在する。各コースのグラフィックは非常に綺麗。 -順位の低いプレイヤーほど最高速度が上昇する補正あり(オプションで設定可)、離されてもまだ結果は分からない。 -また、一人用のモードとして「フリーラン」と「タイムアタック」の二つがあり、敵やギミックの有無が異なる。特に後者はいかに効率よく敵を倒して加速するかが重要になる。 ***ウエライド -エアライドを簡略化したような、上から見下ろす視点による固定画面でのレース。1周が短く、1回辺りの所要時間は1分強程度。 -敵は登場しないものの、それでも狭いステージにギミック満載、アイテム満載。 ***シティトライアル -「エアライド」をベースにしたアクションゲーム。時間終了までアイテムを取りながらエアライドマシンを強化していき、最後に発表される「スタジアム」のルールに従って対決するモード。レースゲームというよりはパーティゲームの要素が強い。 -スタジアムのルールには、できるだけ長い距離を飛ぶ「エアグライダー」、倒したプレイヤー/CPの数を競う「デスマッチ」、ほぼ直線に近いコースを突き進んでいく「ゼロヨンアタック」等多くのルールがあり、どれが選ばれるかは分からない。 --スタジアムの内容が前もって予告されることがあるが、たまに外れることもあるため、やはり最後まで誰が勝つか分からない。 -シティ内には何機かのエアライドマシンが落ちており、乗り換えることが可能。エアライドマシンの数はそれ程多くないため、先に確保しておきたいが… --パワーアップアイテムをあまり持っていない早期に乗り換えてしまうと操作が困難で、逆にパワーアップをあまり取れなくなってしまうということも。 --逆に、パワーアップをたくさん持った状態で乗り換えを行うと、アイテムを周辺に落としてしまう。その瞬間に他のプレイヤーが落としたパワーアップを根こそぎ奪っていくという可能性も否定できない。 --また、一定時間が経つと勝手に上に飛んでいってしまって乗れなくなるのも悩みどころ(いい意味で)。 --そのため乗り換えをせずに、ドラグーンやハイドラといった「伝説のエアライドマシン」を狙うというのも戦略の一つ。 ---ドラグーンは凶悪な飛行性能を持つマシン。スタジアムでエアグライダーが選ばれれば事故でも起きない限り勝ち組決定。 ---ハイドラは一度完全にチャージしないと走れないマシン。スピードを出した状態で敵のマシンに特攻すると高確率で敵マシンが盛大に吹っ飛ぶ破壊力を持つ。 -1プレイに何度かイベントが起こる。倒すことでアイテムを落とす「怪鳥ダイナブレイド出現」やコンテナ内のアイテムが全部同じものになってしまう「コンテナの中身がかたよった」のようにハイリターンのものから、視界がほとんど真っ白になってしまう「街が深い霧につつまれた」のような利点の無いようなものまでいろいろ。見ているだけでも楽しい。 -ちなみによく考えるとこのモードでマシンから降りた状態というのは、シリーズで唯一カービィを''3Dの空間で自由に操作することが出来る''状態である。といっても移動とホバリングができるだけですることはほぼない。 *その他 -音楽が豪華。カービィシリーズでは珍しいオーケストラ風の曲調で、新曲はもちろん、隠し音楽として旧作のアレンジや、「シティトライアル」モードではアニメ版星のカービィのBGMが多く使われている。 --全体的に曲の質は高いが、特に「シティトライアル」「サンドーラ」「コルダ」「伝説のエアライドマシン」のBGMは名曲と名高い。一度聞いてみる価値アリ。 -「''クリアチェッカー''」と呼ばれる、やり込みリストを埋めるのが楽しい。一定数クリアする事で各モードごとにエンディングのムービーを見ることができる。 --各モードごとに項目がそれぞれ120個存在し、埋めていくごとに使用可能なマシンが増えたり、サウンドテストで聞けるBGMが増える。 --全てのチェックを埋めるとチェックリストが金色に輝くが、「空きのマスを1回だけチェック」という救済手段を使った場所は金色にならない。 ---そうすると逆に、救済なしでコンプリートを目指したくなるものである。 -本作とはレースゲームであること以外は何の共通点もないが、「カービィのエアライド」というレースゲームがNINTENDO64のソフトとして開発されていた。帽子を前後逆に被ったカービィが登場する画面がゲーム雑誌や児童向け雑誌に掲載されていたが、いつの間にか開発中止となっていた。 --このゲームより1年以上前に発売されたゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズDX」のイベント戦には「カービィのエアライド」という項目がある。これは当時発売中止状態であった為いわば自虐ネタとして登場したものであった。 **短所 -多人数用として作られているため、一人で遊ぶにはやや物足りない。 -エアライドモードのコース数が少ない。 --一つ一つのコースの背景など、細部まで作りこんではあるのだが、やはり少なく感じる。 -一部のクリアチェッカーを埋めるのが非常に困難。 --特にシティトライアル絡みのチェッカーは運の要素が非常に大きい。特定のアイテム収集系は割と根気が要る。 --2人以上でプレイしないと、埋めるのが非常に困難なものもある。 --不可能ではないので試してみる価値は大いにある…がどう見ても2人じゃないと現実的に無理なのもあったり(「参加者全員がレール上でタイムアップする」など)。 -シティトライアルのグラフィックがやや荒い。 --これはこれで味が出ているとの声もあるためそれほど気にはならないが…エアライドやウエライドのコースはどれも非常に綺麗なため、落差が激しく感じてしまう。 -モードごとにムラのあるコンピュータの強さ --エアライド --CPUレベルを上げても、スタートダッシュ代わりにチャージするようになること以外あまり強いという実感が湧きにくい。 --彼らの搭乗するマシンも旋回能力が低いとあまり使いこなせなかったり((180度カーブに対応しきれず壁に激突するなど))、逆にルインズスターなど元が高性能なマシンだと恐ろしい強さを発揮したりと何だかピンキリな印象でもある。 --ウエライド --こちらだと最高速=レベルの高さである為、他2つのモードと違って純粋に手強い。 --シティトライアル --ビルの屋上に放置されたマシンに乗り換えようと、乗り越えられもしないのにひたすらホバリングを繰り返すCPカービィの姿は誰もが一度は目にしたであろう。お察しの通り、本作のCPは平均的に頭が悪い傾向にある。 --コンテナを壊してもアイテムに目もくれず素通りなど、たまに不可解な行動も見られる。 -「ボウギョ」を高く上げすぎると無敵になってしまうバグがある((主にハイドラ、ヘビースターといった元のボウギョが高いマシンに起こりやすい))。この状態で「VS.デデデ」に挑むと肝心のデデデ大王までもが無敵になってしまうため実質詰み試合と化す((デデデ大王の防御力と体力はカービィ達のマシン全員分を加算しているため))。 **余談 -海外版限定のエンディングがある。使用曲も専用のもの。 **まとめ 数あるレースゲームとはいろんな意味で一味違うレースゲーム。~ 3つあるモードもそれぞれ違った特徴があり、十分楽しめる。 カービィのキャラクターはあまり出てこないが、その分エアライドマシンの個性の豊富さが際立つ。~ 初心者にも簡単操作ということで、パーティゲームとしては確実にオススメできる作品である。

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