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タイムクライシス - (2012/10/01 (月) 16:34:00) の1つ前との変更点

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*タイムクライシス 【たいむくらいしす】 |ジャンル|ガンシューティング|&image(199016_10165_front.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069S9K/ksgmatome-22/ref=nosim,width=160)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|ナムコ|~| |稼動開始日|1996年|~| -ナムコが1996年に稼動を開始したアーケード用ガンシューティングゲーム。国際諜報員の主人公が捕らわれた大統領令嬢を救うため敵のアジトに単身乗り込むというストーリーはナムコ製アクションゲームの王道ともいえる。 -本作の革命的だった点は、それまでのガンシューティングに存在した「お約束」を大きく打ち破った点にある。 --筐体にはガンの他にペダルが設けられており、ペダルを踏んでいる間だけ攻撃することが出来る。ペダルを離すと物陰に隠れ、敵の攻撃は当たらなくなり、銃弾がリロードされる。それまでは「撃たれる前に撃つ」「リロードは画面の外を撃つ」ゲームが主流だった。ただし、銃の装弾数は6発で、他のガンシューティングとさほど変わらない。 -敵の攻撃を回避できる反面、ライフの回復方法は銃弾を40発続けて命中させることと厳しい。また、どの弾が命中するのかわかりにくい。 --敵は初弾で必ず命中弾を撃つ赤兵、命中率が高い隊長(黒兵)、射撃が下手糞な青兵(作品によっては緑兵だったり白兵だったりする)といくつかの種類がある。 -民間人や人質といった「撃ってはいけないもの」がないのも特徴。こうした要素は撃ちまくる爽快感を損なっているが、ゲームバランスを決定する重要な要素のひとつでもあるだけに廃止したのは英断といえる。 -ただ、マシンガンやショットガンなどのスペシャルウェポンがないのは残念。 -タイトル通り時間が重要な意味を持つ。制限時間を失ってしまうと問答無用でゲームオーバーになるからだ。制限時間は移動中も減っていき、銃撃ポイントを1つクリアするたびに少し増える。ただし60秒以上に増えることはない。 --黄色い敵を撃つと制限時間がさらに延びるが、彼等は画面の端にいたり、すぐ逃げてしまう。((「3」以降は黄色兵は弾薬を落とす兵士となっている。)) -本作のみだがスコアはクリアタイムのみで決定される。敵は一発で倒れるが急所(頭)に近いほど消える時間が短く、タイム短縮のためヘッドショットの重要性はスポイルされていない。 -ハード&ソフト両面のさまざまな演出が臨場感を増している。 -アーケードでは一発撃つたびに実銃同様スライドがブローバックしプレイヤーに振動を伝える。銃声は場所によって反響などのエフェクトが加わり、空薬莢が床に転がる音もきちんと入っている。 -物陰に隠れるという要素も敵の攻撃を回避するだけではなく、突っ込んでくる自動車やクレーンを回避するために使うシーンもある。 -敵のモーションも豊富に用意されており、撃たれたときのリアクションはさながら映画のようである。 家庭用としてプレイステーションに移植される際、専用コントローラとしてガンコンも開発、同梱された。ブローバックはしないものの精度は良好で、小さなテレビでもプレイ可能。造型も実銃に近く、国内版ではつや消し黒の色が海外版ではより玩具のような色になってしまうほど(海外では本物の銃と間違えられる危険があるため)。 家庭版ではPSの性能に合わせてグラフィックの質が落ちたが、複数のモデルを使い分ける処理やポリゴンに色をつけるなどの工夫によりそこまで悪くは見えない。また新たなステージが追加され、プレイヤーの行動により次のエリアが分岐するなどアーケードとは違った魅力がある。後に「ガンバリコレクション プラス タイムクライシス」に収録されて発売されているが、PS2専用ソフトおよびガンコン2対応となった以外はPS版のベタ移植である。 **その後のシリーズ展開 -タイムクライシス2(1998年) --2人同時プレイが可能に。システム大幅変更でさらに遊びやすくなった。 --PS2に移植されているが、移植というよりリメイクに近いグラフィックのアレンジが全体的になされている。良質で好評価。 -タイムクライシス プロジェクトタイタン(2001年) --シリーズ唯一の家庭用専用ソフト。システム・シナリオ的には本作の直接的続編にあたる。 -タイムクライシス3(2003年) --サブウェポン切り替えシステムを搭載、多彩なステージで銃撃戦が楽しめる。軍事色の強いシナリオも魅力。 --同年発売されたPS2版ではヒロインシナリオが追加されストーリーの補完を兼ねている。 ---ヒロインシナリオは専用のシステムが搭載されているがかなり難度が高い。「撃ってはいけない」民間人が登場している。 -タイムクライシス4(2006年) --シリーズ初の日本語音声採用。(こだわり設定で英語に変更可) --シリーズ最強のハンドガン、大塚明夫が過剰に熱演しすぎる「ラッシュ大尉」の狂言回し((特に2-3でのラッシュ大尉のプロレスは一見の価値あり))を中心としたユーモアたっぷりで印象が強く非常にパターン化がしやすい全体展開。 --ガンシップを使うステージが二つあり、どちらもフルオートで撃ちまくることができ、爽快感抜群。 --銃を画面外に向けることで視点が変更されるシーンもあり、これまでのような固定視点ばかりではなくなっている。 --今作ではテラーバイトという敵が出現し、それぞれ有効な武器が異なる。ハンドガンが強力な今作ではサブウエポンは実質テラーバイト用の武器になりがち。 --B級アクション洋画を踏襲してありプレイしたその場で熱くなれる単純明快なストーリー、分かりにくい敵の攻撃((斧や手榴弾が見やすくなり、鉤爪を使う兵士が消滅。))を激減させた親切設計、かなり抑えてある難度など、プレイヤーに非常に親切な作りのタイムクライシスシリーズ最高傑作。 --ただ、1-1(全10面中の2面目)が最難関というゲームバランスには誰もが疑問((見つけにくい赤兵三人、斧を投げてくる白兵一人、重機関銃兵二人、二方向バトル、三方向バトルと初見殺しの要素が盛りだくさん。))。1-1さえ越えられればノーコンティニュークリアは近いのだが…。 --PS3にはグラフィック向上など、それなりに良移植が行われている。しかし家庭用オリジナルのFPSモードの評判は悪い。ちなみに、2010年にBIG 3 GUNSHOOTING にアーケードモードのみが収録されているが、move対応とオンラインスコアランキング以外の変更はない。 -クライシスゾーン(1999年) --外伝作品。コントローラーがサブマシンガンになっているのが最大の特徴。また、ペダルを離すと物陰に隠れるのではなく、持っている盾で防御する。 他には人気漫画「コブラ」を原作とした「コブラ・ザ・アーケード」に本シリーズのシステムが採用されているほか、クライシスゾーンに類似したシステムを持つ非シリーズタイトル「レイジングストーム」が存在する。
*タイムクライシス 【たいむくらいしす】 |ジャンル|ガンシューティング|&image(199016_10165_front.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069S9K/ksgmatome-22/ref=nosim,width=160)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|ナムコ|~| |稼動開始日|1996年|~| -ナムコが1996年に稼動を開始したアーケード用ガンシューティングゲーム。国際諜報員の主人公が捕らわれた大統領令嬢を救うため敵のアジトに単身乗り込むというストーリーはナムコ製アクションゲームの王道ともいえる。 -本作の革命的だった点は、それまでのガンシューティングに存在した「お約束」を大きく打ち破った点にある。 --筐体にはガンの他にペダルが設けられており、ペダルを踏んでいる間だけ攻撃することが出来る。ペダルを離すと物陰に隠れ、敵の攻撃は当たらなくなり、銃弾がリロードされる。それまでは「撃たれる前に撃つ」「リロードは画面の外を撃つ」ゲームが主流だった。ただし、銃の装弾数は6発で、他のガンシューティングとさほど変わらない。 -敵の攻撃を回避できる反面、ライフの回復方法は銃弾を40発続けて命中させることと厳しい。また、どの弾が命中するのかわかりにくい。 --敵は初弾で必ず命中弾を撃つ赤兵、命中率が高い隊長(黒兵)、射撃が下手糞な青兵(作品によっては緑兵だったり白兵だったりする)といくつかの種類がある。 -民間人や人質といった「撃ってはいけないもの」がないのも特徴。ひたすら撃ちまくる爽快感に代えて、ゲームバランスを左右する新たな要素を追加したのは英断といえる。 -ただ、マシンガンやショットガンなどのスペシャルウェポンがないのは残念。 -タイトル通り時間が重要な意味を持つ。制限時間を失ってしまうと問答無用でゲームオーバーになるからだ。制限時間は移動中も減っていき、銃撃ポイントを1つクリアするたびに少し増える。ただし60秒以上に増えることはない。 --黄色い敵を撃つと制限時間がさらに延びるが、彼等は画面の端にいたり、すぐ逃げてしまう。((『3』以降は黄色兵は弾薬を落とす兵士となっている。)) -本作のみだがスコアはクリアタイムのみで決定される。敵は一発で倒れるが急所(頭)に近いほど消える時間が短く、タイム短縮のためヘッドショットの重要性はスポイルされていない。 -ハード&ソフト両面のさまざまな演出が臨場感を増している。 -アーケードでは一発撃つたびに実銃同様スライドがブローバックしプレイヤーに振動を伝える。銃声は場所によって反響などのエフェクトが加わり、空薬莢が床に転がる音もきちんと入っている。 -物陰に隠れるという要素も敵の攻撃を回避するだけではなく、突っ込んでくる自動車やクレーンを回避するために使うシーンもある。 -敵のモーションも豊富に用意されており、撃たれたときのリアクションはさながら映画のようである。 家庭用としてプレイステーションに移植される際、専用コントローラとしてガンコンも開発、同梱された。ブローバックはしないものの精度は良好で、小さなテレビでもプレイ可能。造型も実銃に近く、国内版ではつや消し黒の色が海外版ではより玩具のような色になってしまうほど(海外では本物の銃と間違えられる危険があるため)。 家庭版ではPSの性能に合わせてグラフィックの質が落ちたが、複数のモデルを使い分ける処理やポリゴンに色をつけるなどの工夫によりそこまで悪くは見えない。また新たなステージが追加され、プレイヤーの行動により次のエリアが分岐するなどアーケードとは違った魅力がある。後に「ガンバリコレクション プラス タイムクライシス」に収録されて発売されているが、PS2専用ソフトおよびガンコン2対応となった以外はPS版のベタ移植である。 **その後のシリーズ展開 -タイムクライシス2(1998年) --2人同時プレイが可能に。システム大幅変更でさらに遊びやすくなった。 --PS2に移植されているが、移植というよりリメイクに近いグラフィックのアレンジが全体的になされている。良質で好評価。 -タイムクライシス プロジェクトタイタン(2001年) --シリーズ唯一の家庭用専用ソフト。システム・シナリオ的には本作の直接的続編にあたる。 -タイムクライシス3(2003年) --サブウェポン切り替えシステムを搭載、多彩なステージで銃撃戦が楽しめる。軍事色の強いシナリオも魅力。 --同年発売されたPS2版ではヒロインシナリオが追加されストーリーの補完を兼ねている。 ---ヒロインシナリオは専用のシステムが搭載されているがかなり難度が高い。「撃ってはいけない」民間人が登場している。 -タイムクライシス4(2006年) --シリーズ初の日本語音声採用。(こだわり設定で英語に変更可) --シリーズ最強のハンドガン、大塚明夫が過剰に熱演しすぎる「ラッシュ大尉」の狂言回し((特に2-3でのラッシュ大尉のプロレスは一見の価値あり))を中心としたユーモアたっぷりで印象が強く非常にパターン化がしやすい全体展開。 --ガンシップを使うステージが二つあり、どちらもフルオートで撃ちまくることができ、爽快感抜群。 --銃を画面外に向けることで視点が変更されるシーンもあり、これまでのような固定視点ばかりではなくなっている。 --今作ではテラーバイトという敵が出現し、それぞれ有効な武器が異なる。ハンドガンが強力な今作ではサブウエポンは実質テラーバイト用の武器になりがち。 --B級アクション洋画を踏襲してありプレイしたその場で熱くなれる単純明快なストーリー、分かりにくい敵の攻撃((斧や手榴弾が見やすくなり、鉤爪を使う兵士が消滅。))を激減させた親切設計、かなり抑えてある難度など、プレイヤーに非常に親切な作りのタイムクライシスシリーズ最高傑作。 --ただ、1-1(全10面中の2面目)が最難関というゲームバランスには誰もが疑問((見つけにくい赤兵三人、斧を投げてくる白兵一人、重機関銃兵二人、二方向バトル、三方向バトルと初見殺しの要素が盛りだくさん。))。1-1さえ越えられればノーコンティニュークリアは近いのだが…。 --PS3にはグラフィック向上など、それなりに良移植が行われている。しかし家庭用オリジナルのFPSモードの評判は悪い。ちなみに、2010年にBIG 3 GUNSHOOTING にアーケードモードのみが収録されているが、move対応とオンラインスコアランキング以外の変更はない。 -クライシスゾーン(1999年) --外伝作品。コントローラーがサブマシンガンになっているのが最大の特徴。また、ペダルを離すと物陰に隠れるのではなく、持っている盾で防御する。 他には人気漫画「コブラ」を原作とした「コブラ・ザ・アーケード」に本シリーズのシステムが採用されているほか、クライシスゾーンに類似したシステムを持つ非シリーズタイトル「レイジングストーム」が存在する。

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