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スーパーダライアス - (2011/06/16 (木) 03:00:39) の1つ前との変更点

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*スーパーダライアス 【すーぱーだらいあす】 |ジャンル|シューティング|&amazon(B0000ZPS3O)| |対応機種|PCエンジン CD-ROM2|~| |発売元|NECアベニュー|~| |開発元|NECアベニュー、ビッツラボラトリー|~| |発売日|1990年3月16日|~| |定価|6800円(税別)|~| |備考|[[バーチャルコンソール>http://vc-pce.com/jpn/j/title/superdarius.html]]は2008年10月7日配信開始/800Wiiポイント|~| |>|>|CENTER:''[[ダライアスシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/225.html]]''| **概要 タイトーを代表する不朽の名作の一つで、世界初の3画面STG『[[ダライアス>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/139.html]]』の移植作品である。~ 人気作ではあったがそのあまりの特異な仕様により家庭用ゲーム機への移植は不可能と思われていたが……。 **特徴 -ACの原案段階で用意されていた「26ゾーンそれぞれに個別のボスを配置」を完全再現した。 --11種類に加え、ロケテスト後に諸般の事情で割愛されたボスも含め新たに14種類が追加された豪勢な仕様となった。更には裏技でボス戦オンリーモード「26体戦えますか?」モードも遊べる。 -CD-DAでAC版のBGMをそのまま収録。サントラCDを持っていないユーザーにも重宝された。 --本ソフトはサントラよりも音質が良いと言われている。 --しかし、洞窟面の曲は音のバランスがアーケードと比べておかしくなっている。 -戻り復活からその場復活への変更。 --これは一見して、復活パターンの構築という楽しみを切り捨てる措置のように見える。だが本作は『グラディウス』等と違って「復活」が事実上不可能なゲームデザインになっているため、この変更措置により失われた物は少ない。 --最終ボス以外の場所で死んだ場合は、もう先はない。いくら残機があっても復活は絶対に不可能。アーケードの時点で既にそういうゲームなのである。問題になるのは、最終ボスの猛攻に力尽きた場合である。 --アーケード版『ダライアス』では「自機はパワーダウン、ボスは耐久値が減った状態で仕切り直し再戦」という非常にアツい状況となった。それに対して本作では「パワーダウンした自機たちが、無茶を承知でボスに挑んでは次々と散っていき、最後にはゴリ押しで撃沈する」という、これはこれでアツい状況となる。どちらにも異なる味わいがあり、簡単には優劣をつけにくい。 -ストロングシェル(Vゾーンの海ガメ)等、ACの攻略パターンが通用しないボスが登場によりPCE版の攻略パターンを作る楽しさがある。 **評価点 -アーケード版は三画面連結であるが、当然家庭用ゲーム機で再現することは不可能である。本作品は一画面に収まるようにダウンサイジング化されているが、ゲーム性そのものはほぼ完璧に移植されており「画面サイズ以外はまさに原作そのまま」を再現してしまった。 --しかし何度かプレイしてみると、決して文字通りの「原作そのまま」ではなく、細部にわたるまで徹底的なバランス修正がされている事に気づく。特にボスの攻撃パターンは大幅に変更されているが、それでいて原作のイメージからは離れていないものとなっている。 --グラフィックも、表示される画面範囲が小さいという点を除き、オリジナルとほとんど遜色の無い再現度である。 -BGMはアーケード版をそのままCD-DAとして収録している。しかもドルビーサラウンドに対応した豪華仕様となっている。 --本ソフトがそのまま、アーケード版のサウンドトラックとして成立する。ただしデータトラックを再生してオーディオ機器に損害を与えることは避けなくてはならない。 --ちなみに本作と同時発売というわけにはいかなかったが、バーチャルクッションというボディソニックを体感出来るハードまで発売されている(92年)。 **難点 -PCEの移植STGにありがちな難点として、上下スクロールやちらつきを例外なく本作も備えてしまっている。 --本作をHuカードに移植した『ダライアスプラス』はPCESG対応ソフトとなっており、PCESGで遊ぶとスプライトのちらつきは大幅に緩和される(通常のPCエンジン、コアグラフィックス等でもプレイは可能。SGでプレイした場合、スプラト表示能力が倍であるSGの性能に対応した表示になる)。 --エミュの仕様なのかちらつきはVCでは軽減された。 -開発初期段階に予定されていた2人同時プレイが無くなった。 -グレートシング(Zゾーンのマッコウクジラ)のドリル弾を破壊した際の点数が減った。これにより「最強ボスを相手とした究極の稼ぎプレイ」の興奮度が低下。 -ウェーブショットで倒した敵の点数が入らないバグがある。 **総評 AC版は現在でも都市部の極少数のゲームセンターで稼動しているが、基板の寿命等の事情により容易にプレイ出来ない状況である。その魅力を損なうことなく1画面に詰め込んだ本作は、まさに奇跡の移植といっても良いだろう。VCで手軽に遊べるので、一度触れてみてはどうだろうか。
*スーパーダライアス 【すーぱーだらいあす】 |ジャンル|シューティング|&amazon(B0000ZPS3O)| |対応機種|PCエンジン CD-ROM2|~| |発売元|NECアベニュー|~| |開発元|NECアベニュー、ビッツラボラトリー|~| |発売日|1990年3月16日|~| |定価|6,800円(税別)|~| |備考|[[バーチャルコンソール>http://vc-pce.com/jpn/j/title/superdarius.html]]:2008年10月7日より配信/800Wiiポイント|~| |>|>|CENTER:''[[ダライアスシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/225.html]]''| **概要 タイトーを代表する不朽の名作の一つで、世界初の3画面STG『[[ダライアス>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/139.html]]』の移植作品である。~ 人気作ではあったがそのあまりの特異な仕様により家庭用ゲーム機への移植は不可能と思われていたが……。 **特徴 -ACの原案段階で用意されていた「26ゾーンそれぞれに個別のボスを配置」を完全再現した。 --11種類に加え、ロケテスト後に諸般の事情で割愛されたボスも含め新たに14種類が追加された豪勢な仕様となった。更には裏技でボス戦オンリーモード「26体戦えますか?」モードも遊べる。 -CD-DAでAC版のBGMをそのまま収録。サントラCDを持っていないユーザーにも重宝された。 --本ソフトはサントラよりも音質が良いと言われている。 --しかし、洞窟面の曲は音のバランスがアーケードと比べておかしくなっている。 -戻り復活からその場復活への変更。 --これは一見して、復活パターンの構築という楽しみを切り捨てる措置のように見える。だが本作は『グラディウス』等と違って「復活」が事実上不可能なゲームデザインになっているため、この変更措置により失われた物は少ない。 --最終ボス以外の場所で死んだ場合は、もう先はない。いくら残機があっても復活は絶対に不可能。アーケードの時点で既にそういうゲームなのである。問題になるのは、最終ボスの猛攻に力尽きた場合である。 --アーケード版『ダライアス』では「自機はパワーダウン、ボスは耐久値が減った状態で仕切り直し再戦」という非常にアツい状況となった。それに対して本作では「パワーダウンした自機たちが、無茶を承知でボスに挑んでは次々と散っていき、最後にはゴリ押しで撃沈する」という、これはこれでアツい状況となる。どちらにも異なる味わいがあり、簡単には優劣をつけにくい。 -ストロングシェル(Vゾーンの海ガメ)等、ACの攻略パターンが通用しないボスが登場によりPCE版の攻略パターンを作る楽しさがある。 **評価点 -アーケード版は三画面連結であるが、当然家庭用ゲーム機で再現することは不可能である。本作品は一画面に収まるようにダウンサイジング化されているが、ゲーム性そのものはほぼ完璧に移植されており「画面サイズ以外はまさに原作そのまま」を再現してしまった。 --しかし何度かプレイしてみると、決して文字通りの「原作そのまま」ではなく、細部にわたるまで徹底的なバランス修正がされている事に気づく。特にボスの攻撃パターンは大幅に変更されているが、それでいて原作のイメージからは離れていないものとなっている。 --グラフィックも、表示される画面範囲が小さいという点を除き、オリジナルとほとんど遜色の無い再現度である。 -BGMはアーケード版をそのままCD-DAとして収録している。しかもドルビーサラウンドに対応した豪華仕様となっている。 --本ソフトがそのまま、アーケード版のサウンドトラックとして成立する。ただしデータトラックを再生してオーディオ機器に損害を与えることは避けなくてはならない。 --ちなみに本作と同時発売というわけにはいかなかったが、バーチャルクッションというボディソニックを体感出来るハードまで発売されている(92年)。 **難点 -PCEの移植STGにありがちな難点として、上下スクロールやちらつきを例外なく本作も備えてしまっている。 --本作をHuカードに移植した『ダライアスプラス』はPCESG対応ソフトとなっており、PCESGで遊ぶとスプライトのちらつきは大幅に緩和される(通常のPCエンジン、コアグラフィックス等でもプレイは可能。SGでプレイした場合、スプラト表示能力が倍であるSGの性能に対応した表示になる)。 --エミュの仕様なのかちらつきはVCでは軽減された。 -開発初期段階に予定されていた2人同時プレイが無くなった。 -グレートシング(Zゾーンのマッコウクジラ)のドリル弾を破壊した際の点数が減った。これにより「最強ボスを相手とした究極の稼ぎプレイ」の興奮度が低下。 -ウェーブショットで倒した敵の点数が入らないバグがある。 **総評 AC版は現在でも都市部の極少数のゲームセンターで稼動しているが、基板の寿命等の事情により容易にプレイ出来ない状況である。その魅力を損なうことなく1画面に詰め込んだ本作は、まさに奇跡の移植といっても良いだろう。VCで手軽に遊べるので、一度触れてみてはどうだろうか。

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