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*Dance Dance Revolution 【だんすだんすれぼりゅーしょん】 |ジャンル|音楽シミュレーション|&amazon(B00005QBNG)| |対応機種|アーケード|~| |販売元・開発元|コナミ&br()コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼動開始日|1998年~|~| **概要 -音楽に合わせて、画面上を流れる上下左右の矢印に対応するフットパネルを、タイミングよく踏んでいくゲーム。 --「足でプレイするゲーム」というユニークなスタイル、東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)の「Dancemania」シリーズとのタイアップで実現したクオリティの高い楽曲が、ゲームファンのみならず一般層にも受け、1998~99年頃にブームとなった。 --しかしそれ以降は沈静化し、2002年の8作目「Dance Dance Revolution EXTREME」をもって一旦アーケード版の開発は休止された。 --しかし、フィットネス効果の高さからアメリカ・ヨーロッパで新たなブームを起こしたことと、国内ファンの根強い要望により、2006年に3年半ぶりの復活作「Dance Dance Revolution SuperNOVA」が稼動開始、ファンは狂喜した。 --現在はアーケード版最新作「Dance Dance Revolution X2」(2010年7月稼働)が稼動しているほか、家庭用では「Dance Dance Revolution X」(PS2)、「ダンスダンスレボリューション MUSIC FIT」(Wii)、「Dance Dance Revolution」(Xbox360/PS3、日本未発売)、携帯機用では「Dance Dance Revolution S」(iPhone/iPod touch)が発売されている。 --アーケード版では派生作品として、筐体が狭小店舗用に1人プレイ専用となった代わりに、パネルが4枚→6枚に増加し、より高い難易度になったシリーズ「Dance Dance Revolution Solo」(全4作)や、特定の邦楽アーティスト、キャラクターとタイアップした「Dancing Stage」シリーズ(全3作)がある。家庭用や携帯ゲーム等も含めると、派生作品の数はBEMANiシリーズ随一となっている。 **システム -他音ゲーに対するDDRの大きな特徴は、パフォーマンスプレイの多彩さである。 --本ゲームでは、指定された矢印と関係ない他のパネルを踏んでもミスにならないため、ステップのアレンジは自由自在。回転したり、譜面を覚えて背面プレイ(画面を背にギャラリー側を向く)をしたり、本格的なストリートダンスのステップをDDR上で実現したり、クリア時のロースコアを競い合ったり(5種類のタイミング判定のうち、中間の「GOOD」は得点が入らない一方ゲージも減らないため、理論上0点でクリアすることが可能)、果てはコスプレや楽器演奏と、プレイの幅はプレイヤーの想像力に応じて広がっていく。 --直前で選択した楽曲のプレイが始まる。先述の通り、画面の指示に合わせてパネルを踏む。具体的には画面の下から上に上がってくる矢印のマークが、画面上部のタイミングを現すマーク(ステップゾーン)に重なった時に指示された方向を踏めばよい。同時に2個出てきた場合はジャンプして踏む。これを同時踏みといい、難度を上げる要素の一つである。 --後期シリーズ(DDRMAX以降)で登場する矢印が連なっているものはフリーズアローといい、ステップゾーンにかかっている間踏み続ける必要がある。 --DDRXで初登場となる水色で電流をまとったようなものはショックアローといい、踏んではいけない特殊なもので、踏んでしまうと一瞬の間オブジェが見えなくなるペナルティが課せられる(避けれればOKとなり、コンボも加算される)。 --画面上部には「ダンスゲージ」があり、先の評価が良いものであればゲージは上昇する。悪いものであれば減少する。このゲージが曲が終わった時点で少しでも残っていればクリア。 ---逆に途中でゲージが空になってしまうとその場で曲が停止、ゲームオーバーとなる。 --クリアした場合、終了後にステージで得た評価の数、それらから算出したプレイランク、スコア、ステージで出した最高コンボ数、シリーズによってはボーナス点が表示され、次のステージに進むことができる。 --店の設定にもよるが、大体は3曲に設定されている。 --難易度は最高Lv18。譜面は4種類から選べる。 --楽曲は当初ダンスマニアからの楽曲が中心であったが、シリーズが進むごとにコナミオリジナルの曲が増えつつある。最近ではTRFや水樹奈々といったJ-POPや声優ソングも徐々に増加している。 --そのコナミオリジナルの中ではほぼNAOKI中心。NAOKIは初期から参加しておりジャンル問わず多彩な楽曲を提供しており、ファンからの人気が高い。 **各バージョンの特徴 -&bold(){Dance Dance Revolution(IR Ver.)} --記念すべき初代バージョン。斬新なインターフェースが話題になり、普段ゲームセンターに来ない客層がプレイしに来る程の話題性を持っていた。 --なお、EXTREMEまであったナンバーの一枚絵は初代には無かったが、IR Ver.で表示されるようになった。 --ファンの間では、PARANOiAの微妙な判定ズレが今も語り草となっている(IR Ver.で解消)。 --公式では、IR Ver.(所謂1.5)が正式な初代DDRとされている。 -&bold(){Dance Dance Revolution 2ndMIX(Link Ver.)} --初代DDRの純粋なバージョンアップ版(殆どの曲が初代から引き継ぎ)だが、非常に斬新な仕掛けが用意されていた。 --Link Ver.では、AC版とCS版をPSメモリーカードでリンクできる。 ---AC版のスコアがCS版で確認でき、またIRのパスワードも保存出来る。 ---CS版で隠し曲を出現させることができる。 ---そして一番の目玉は、好きな曲を自分で作った譜面でプレイ出来る『EDIT』機能が搭載され、パフォーマンスに特化した譜面から凶悪譜面まで、十人十色の譜面が作られるようになった。 --beatmaniaIIDXと通信プレイ(ギタドラで言うセッション)が楽しめる(クラブバージョン)。 ---以降のバージョンで、IIDXからの移植曲が多いのも、この要素が絡んでいる。 --前作のボス曲『PARANOiA』がさらに凶悪になった『PARANOiA MAX』が登場。しかし、ごく限られた上級者のみ挑戦できたので、出現させただけでギャラリーが付くといったこともあった(CS版DDR3rdの説明から)。 -&bold(){Dance Dance Revolution 3rdMIX(Plus)} --3rdになってから、曲が総入れ替えになったものの、コマンド入力で2ndMIXも楽しめるようになっている。 --前作で少なからず批判があった『MANIAC(難易度の高い譜面)はダンスじゃねぇ!!』といった声を受け取った(空気を読んだ?)のか、MANIAC自体が別のモードに切り替えられた(タイトル名も『STEP STEP REVOLUTION』と、ダンスゲームを真っ向から否定)。 ---難易度も高騰。難易度9も正式に表示される。 ---ダンスゲージも減りが激しいので、クリアを諦めるユーザーもちらほらといた。 ---また、ダブルプレイも正式にMANIAC譜面が作成され、ユーザーを苦しめた。 --なお、全体的な譜面の出来は、3rdが一番良いとされている。 ---公式HPで、各譜面の作成者から配置のコンセプトがコメントされている。 --3rdMIX Plusでは、コリアンミュージックや4thMIXからの先行収録曲も収録されたが、ファンから非常に高評価を受け、ネタとして愛されている『STRICTLY BUSINESS(愛称:&bold(){マイケッシャ})』が削除されたバージョンでもある。 ---DDRから削除された初めての曲である。 --ノンストップモードが追加され、休みなしにプレイしなければならない。 ---なお、ノンストップコースはCS版で作成可能となっている。 --RE-VENGE(RevenG)曲が初めて収録されたのもここから。以降レギュラー化する。 -&bold(){Dance Dance Revolution 4thMIX(Plus)} --前作までのCD表示が無くなり、バナーだけの表示となる。 --従来のDDR筐体だけでなく、Solo筐体も4th仕様となり、Soloのみで踊れたダンスマニア曲は全削除となった。 --曲数が多くなり、時間内に選びきれないといった声もあったのか、4thPlusでは選曲中は時間が経過しないなどの救済措置も施された。 --なお、4thPlusが『最高のDDR』として評価しているユーザーも。 ---5th以降で踊れなくなった名曲が多数あり、いつでも好きな曲で踊れるのが一番の理由と思われる。 ---MANIAC譜面が作り直された曲もあり、さらにクリアしがいのあるものになる。もちろん旧譜面もフォローされている。 -&bold(){Dance Dance Revolution 5thMIX} --選曲画面が一新され、ビットレートも倍増したので、譜面のスクロールやバックダンサーの動きが滑らかになった。 --ロングバージョンも用意されるものの、前作で遊べた曲(特に1st~3rdの曲)が激減したことには批判が多い。 --一般公募で楽曲やユニットが誕生したバージョンでもある。 ---上記で選ばれたユニット『Be For U』のデビュー曲が収録されたが、NAOKI曰く「ユーザーから叩かれたw」そうな。しかし、バージョンを重ねるごとにより彼女たちの歌唱力が増して、以降bemaniシリーズでは欠かせない存在となった。 ---DDRを象徴するボス曲、『PARANOiA』がNAOKI以外の作曲者によってリミックスされる。 -&bold(){DDRMAX -Dance Dance Revolution 6thMIX-} --リニューアルに伴い、下記要素が変更された。 ---バックダンサーが廃止され、代わりにムービーが流れるようになる。 ---新要素となる『フリーズアロー』が用意され、新たなプレイ感覚を味わえる。 ---オプションで選択できる項目が増える。スコアラー御用達の『Speed選択』もここから。(本当はSolo時代からだが、本家で採用されたのはこれが初) ---曲が総入れ替えとなり、5thからさらに収録曲数が減った。 ---譜面の傾向を如実に表す『グルーヴレーダー』表記が追加される。 ---当時ブームになっていた音楽ジャンル『TRANCE』が大量に収録される。 --ボス曲『MAX300(何とBPM&bold(){300}!!)』が登場。以降のバージョンで『MAXファミリー』がボス曲の定番となる。 ---PARANOiA MAXを強く意識したものであり、難易度も当時としては『本当にクリア出来る人がいるのか』と言うほど難しいものだった。 ---さらに、ボス曲を高評価でクリアするとさらに一曲遊べるが、一度でもコンボを切ると(DPはミスをすると)そこで終了となる。 -&bold(){DDRMAX2 -Dance Dance Revolution 7thMIX-} --新モード『鬼』(ノンストップモード)が追加される。 ---4回コンボを切った時点で終了となるので、上級者のみ挑戦できる。 ---また、鬼専用曲も追加される。 --公式HPから復活希望曲のアンケートが実施されており、その結果によって複数のコナミオリジナル曲が復活した。 --筺体ポイント制度が施行され、稼働して1ヶ月経たないうちに全項目を出現させたロケ地も。 --NAOKIとdjTAKAのコラボ曲『革命』が収録され、ユーザーを狂喜させた。 --新オプション「DARK(判定ラインが消える)」が追加される。 -&bold(){Dance Dance Revolution EXTREME} --これまでのDDRの集大成となるバージョン。 ---このバージョンを期に、3年の沈黙に入る。 --集大成となるので、いろいろな要素が盛り込まれる。 ---コナミオリジナル曲が、クラブバージョンを含め大量に復活。 ---ダンスマニア曲も、好評だったもののみ復活。 ---bemani曲もユーザーからのアンケートを元に、IIDXからはもちろんのこと、ParaParaParadiseやMAMBO A GO GOからも移植された。 ---収録曲を容量の限界まで入れているので、PSメモリーカード1枚でスコアを記録しきれなくなる。全曲のスコアを記録するには2枚必要。 ---初心者向けの『習』譜面がSPのみ全曲に追加され、バックダンサーによるガイドも表示される。 --5thMIXから沈黙を保っていた『PARANOiA』シリーズもNAOKIが手掛ける最後のリミックス版が登場。現在もボスの風格を保っている。 --新要素として、鬼譜面(特別収録扱い)が追加される。 ---位置付けとして特別収録扱いなので、MANIAC譜面より簡単なものもある。 ---『PARANOIA Survivor MAX』の鬼譜面は、トラウマになった人が多数。 -&bold(){Dance Dance Revolution SuperNOVA} --海外で好評だったDDRが、ユーザーの熱望により3年振りの復活を遂げた。 --シリーズ初のe-amusement(以降、e-am)対応となり、自動的にIRに参加や自分のスコアを確認できるようになった。 --また、全世界のダンサーと競えるグローバルインターネットランキングが実施される。 --しかし、前作まで搭載されていたEDIT機能は廃止される。 ---当時はPS2全盛期であり、PSメモリーカードを使っている人がいるのかといった背景もある。 --ビギナーモードがさらにパワーアップ。懇切丁寧に踏み方をレクチャーしてくれる。 ---インストラクター(?)がかなり熱く、ファンの間で『&bold(){パァーノゥ}(フットパネルのこと)』とネタにされる。 --ボス曲もパワーアップ。BPM400となり、さらに2MBのリミックスも交えて、現在もクリアが難しい。 ---このシリーズからボス曲が複数に分かれる。 ---なお、家庭用のみで活動していた2MBがAC初デビュー。人外な難易度を持つ。 --余談となるが、DDR復活祭にて、バトルイベントで勝敗によりNAOKIチームが勝てば『TRIP MACHINE』を、次ラウンドではjunチームが勝てば『PARANOiA』をリミックスすると公約し、参加したユーザーは見事に両条件を果たした。 -&bold(){Dance Dance Revolution SuperNOVA2} --e-amのサービスが充実する ---消費カロリーが表示され、ダイエットにも一役買っているが、シングルプレイのみの集計となっている。 ---自分の好きな譜面の傾向が反映される『MYグルーヴレーダー』が追加。 ---譜面の傾向から、譜面だけを一新した『○○Special』が追加されるが、『B4U-"VOLTAGE" Special-』は「VOLTAGE以前に何かがおかしい譜面」、『DEAD END -"GROOVE RADAR" Special-』は「最早ネタ譜面」とされている。 --ダンスマニア以外の曲が初めて追加される。 --タイミング判定となる「マーべラス」が追加され、スコアバトルがより熱いものになった。 --ボス曲はさらに凶悪に。最早宙に浮かないとクリア出来ないと揶揄される。 ---ダブルプレイの『Pluto Relinquish』に関しては、『訳の分からない何か』と言われるほど見切り難い。 --公約となっていたTRIP MACHINE、PARANOiAのリミックスも収録。しかし、PARANOiA HADESは超発狂譜面になっている。 --このバージョンでは、難易度詐欺(表記難易度より難しくなっている譜面)が多発。Xで難易度表記が一新される原因にもなる。 -&bold(){[[Dance Dance Revolution X>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/692.html]]} --DDRが10周年を迎えて、初めてのバージョンとなる。 ---10周年を迎えて(?)か、筐体も一新され、より派手な筺体となる。 ---さらに、CS版も同時発売される。これはDDR史上初。 --「マーベラス」判定を出した数だけ星がカウントされる『マーベラスター』という要素が追加される。 --EDIT機能が復活、従来のPSメモリーカードからUSBメモリに仕様が変更される。 ---e-amを介して、条件はあるが自作EDITを全国に配布出来るようになった。 --e-amにライバル機能が搭載され、気になるライバルを登録してスコアを競い合えるようになった。 ---また、ライバルが登録しているEDITで遊べる。 --カロリー表示は、前作はシングルプレイのみの集計となっていたが、ダブルプレイも集計されるようになった。 --前作からの『MYグルーヴレーダー』がより細分化される。 ---スコアが取れるユーザーは『激流の○○』、同時踏み譜面が好きなユーザーは『大空の○○』と付くようになった。 --新要素『ショックアロー』が追加される。この譜面が来たら、&bold(){パァーノゥ}に足を置いていてはいけない。 --難易度も従来の10段階から20段階となっている。 ---しかし、公式では18段階しか使用されていないことから、19・20はEDIT専用では?という声もある。 --これまで定番となっていたコンポーザーがいない(NAOKI曲は1曲のみ)ことに関しては、肩すかしを受けているユーザも。 ---実際、ボス曲(Trigger)は過去バージョンのもに比べて、不評の声(インパクトが無い、過去のボス曲を足して適当に割った感じ等)がやや多い。 -&bold(){Dance Dance Revolution X2} --新要素「PASERI(電子マネー)」が追加。 --楽曲選択が従来のバナーからジャケットに変更。4thMIX以来の変更である。 --初心者用に選択要素を絞ったHAPPYモードと従来通りのPROモードが選択できるようになった。 --判定のGood、Almost、BooがGoodに統一された。 --新コンポーザーとして、TAG・djTAKAが着任し、IIDXとの繋がりが強くなった。 ---IIDXから楽曲が多数移植された。 ---IIDX同様のボスフォルダ「Replicant D-action」が登場した。条件を満たすことで最大6曲出現し、すべての楽曲でハイスコアをとるとさらに隠し曲がプレイできる。 ---しかし、超高難易度の上、ノーミスで突破しなくてはならず、再プレイには6曲を再びハイスコアでクリアする必要があるためクリア者が稼動1月後も皆無。 --wiiやxbox360からの移植も多いが、オリジナルのボス曲がフォルダにしか存在しない。
*Dance Dance Revolution 【だんすだんすれぼりゅーしょん】 |ジャンル|音楽シミュレーション|&amazon(B00005QBNG)| |対応機種|アーケード|~| |販売元・開発元|コナミ&br()コナミデジタルエンタテインメント|~| |稼動開始日|1998年~|~| **概要 -音楽に合わせて、画面上を流れる上下左右の矢印に対応するフットパネルを、タイミングよく踏んでいくゲーム。 --「足でプレイするゲーム」というユニークなスタイル、東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)の「Dancemania」シリーズとのタイアップで実現したクオリティの高い楽曲が、ゲームファンのみならず一般層にも受け、1998~99年頃にブームとなった。 --しかしそれ以降は沈静化し、2002年の8作目「Dance Dance Revolution EXTREME」をもって一旦アーケード版の開発は休止された。 --しかし、フィットネス効果の高さからアメリカ・ヨーロッパで新たなブームを起こしたことと、国内ファンの根強い要望により、2006年に3年半ぶりの復活作「Dance Dance Revolution SuperNOVA」が稼動開始、ファンは狂喜した。 --現在はアーケード版最新作「Dance Dance Revolution X2」(2010年7月稼働)が稼動しているほか、家庭用では「Dance Dance Revolution X」(PS2)、「ダンスダンスレボリューション MUSIC FIT」(Wii)、「Dance Dance Revolution」(Xbox360/PS3、日本未発売)、携帯機用では「Dance Dance Revolution S」(iPhone/iPod touch)が発売されている。 --アーケード版では派生作品として、筐体が狭小店舗用に1人プレイ専用となった代わりに、パネルが4枚→6枚に増加し、より高い難易度になったシリーズ「Dance Dance Revolution Solo」(全4作)や、特定の邦楽アーティスト、キャラクターとタイアップした「Dancing Stage」シリーズ(全3作)がある。家庭用や携帯ゲーム等も含めると、派生作品の数はBEMANiシリーズ随一となっている。 **システム -他音ゲーに対するDDRの大きな特徴は、パフォーマンスプレイの多彩さである。 --本ゲームでは、指定された矢印と関係ない他のパネルを踏んでもミスにならないため、ステップのアレンジは自由自在。回転したり、譜面を覚えて背面プレイ(画面を背にギャラリー側を向く)をしたり、本格的なストリートダンスのステップをDDR上で実現したり、クリア時のロースコアを競い合ったり(5種類のタイミング判定のうち、中間の「GOOD」は得点が入らない一方ゲージも減らないため、理論上0点でクリアすることが可能)、果てはコスプレや楽器演奏と、プレイの幅はプレイヤーの想像力に応じて広がっていく。 --直前で選択した楽曲のプレイが始まる。先述の通り、画面の指示に合わせてパネルを踏む。具体的には画面の下から上に上がってくる矢印のマークが、画面上部のタイミングを現すマーク(ステップゾーン)に重なった時に指示された方向を踏めばよい。同時に2個出てきた場合はジャンプして踏む。これを同時踏みといい、難度を上げる要素の一つである。 --後期シリーズ(DDRMAX以降)で登場する矢印が連なっているものはフリーズアローといい、ステップゾーンにかかっている間踏み続ける必要がある。 --DDRXで初登場となる水色で電流をまとったようなものはショックアローといい、踏んではいけない特殊なもので、踏んでしまうと一瞬の間オブジェが見えなくなるペナルティが課せられる(避けれればOKとなり、コンボも加算される)。 --画面上部には「ダンスゲージ」があり、先の評価が良いものであればゲージは上昇する。悪いものであれば減少する。このゲージが曲が終わった時点で少しでも残っていればクリア。 ---逆に途中でゲージが空になってしまうとその場で曲が停止、ゲームオーバーとなる。 --クリアした場合、終了後にステージで得た評価の数、それらから算出したプレイランク、スコア、ステージで出した最高コンボ数、シリーズによってはボーナス点が表示され、次のステージに進むことができる。 --店の設定にもよるが、大体は3曲に設定されている。 --難易度は最高Lv18。譜面は4種類から選べる。 --楽曲は当初ダンスマニアからの楽曲が中心であったが、シリーズが進むごとにコナミオリジナルの曲が増えつつある。最近ではTRFや水樹奈々といったJ-POPや声優ソングも徐々に増加している。 --そのコナミオリジナルの中ではほぼNAOKI中心。NAOKIは初期から参加しておりジャンル問わず多彩な楽曲を提供しており、ファンからの人気が高い。 **各バージョンの特徴 -&bold(){Dance Dance Revolution(IR Ver.)} --記念すべき初代バージョン。斬新なインターフェースが話題になり、普段ゲームセンターに来ない客層がプレイしに来る程の話題性を持っていた。 --なお、EXTREMEまであったナンバーの一枚絵は初代には無かったが、IR Ver.で表示されるようになった。 --ファンの間では、PARANOiAの微妙な判定ズレが今も語り草となっている(IR Ver.で解消)。 --公式では、IR Ver.(所謂1.5)が正式な初代DDRとされている。 -&bold(){Dance Dance Revolution 2ndMIX(Link Ver.)} --初代DDRの純粋なバージョンアップ版(殆どの曲が初代から引き継ぎ)だが、非常に斬新な仕掛けが用意されていた。 --Link Ver.では、AC版とCS版をPSメモリーカードでリンクできる。 ---AC版のスコアがCS版で確認でき、またIRのパスワードも保存出来る。 ---CS版で隠し曲を出現させることができる。 ---そして一番の目玉は、好きな曲を自分で作った譜面でプレイ出来る『EDIT』機能が搭載され、パフォーマンスに特化した譜面から凶悪譜面まで、十人十色の譜面が作られるようになった。 --beatmaniaIIDXと通信プレイ(ギタドラで言うセッション)が楽しめる(クラブバージョン)。 ---以降のバージョンで、IIDXからの移植曲が多いのも、この要素が絡んでいる。 --前作のボス曲『PARANOiA』がさらに凶悪になった『PARANOiA MAX』が登場。しかし、ごく限られた上級者のみ挑戦できたので、出現させただけでギャラリーが付くといったこともあった(CS版DDR3rdの説明から)。 -&bold(){Dance Dance Revolution 3rdMIX(Plus)} --3rdになってから、曲が総入れ替えになったものの、コマンド入力で2ndMIXも楽しめるようになっている。 --前作で少なからず批判があった『MANIAC(難易度の高い譜面)はダンスじゃねぇ!!』といった声を受け取った(空気を読んだ?)のか、MANIAC自体が別のモードに切り替えられた(タイトル名も『STEP STEP REVOLUTION』と、ダンスゲームを真っ向から否定)。 ---難易度も高騰。難易度9も正式に表示される。 ---ダンスゲージも減りが激しいので、クリアを諦めるユーザーもちらほらといた。 ---また、ダブルプレイも正式にMANIAC譜面が作成され、ユーザーを苦しめた。 --なお、全体的な譜面の出来は、3rdが一番良いとされている。 ---公式HPで、各譜面の作成者から配置のコンセプトがコメントされている。 --3rdMIX Plusでは、コリアンミュージックや4thMIXからの先行収録曲も収録されたが、ファンから非常に高評価を受け、ネタとして愛されている『STRICTLY BUSINESS(愛称:&bold(){マイケッシャ})』が削除されたバージョンでもある。 ---DDRから削除された初めての曲である。 --ノンストップモードが追加され、休みなしにプレイしなければならない。 ---なお、ノンストップコースはCS版で作成可能となっている。 --RE-VENGE(RevenG)曲が初めて収録されたのもここから。以降レギュラー化する。 -&bold(){Dance Dance Revolution 4thMIX(Plus)} --前作までのCD表示が無くなり、バナーだけの表示となる。 --従来のDDR筐体だけでなく、Solo筐体も4th仕様となり、Soloのみで踊れたダンスマニア曲は全削除となった。 --曲数が多くなり、時間内に選びきれないといった声もあったのか、4thPlusでは選曲中は時間が経過しないなどの救済措置も施された。 --なお、4thPlusが『最高のDDR』として評価しているユーザーも。 ---5th以降で踊れなくなった名曲が多数あり、いつでも好きな曲で踊れるのが一番の理由と思われる。 ---MANIAC譜面が作り直された曲もあり、さらにクリアしがいのあるものになる。もちろん旧譜面もフォローされている。 -&bold(){Dance Dance Revolution 5thMIX} --選曲画面が一新され、ビットレートも倍増したので、譜面のスクロールやバックダンサーの動きが滑らかになった。 --ロングバージョンも用意されるものの、前作で遊べた曲(特に1st~3rdの曲)が激減したことには批判が多い。 --一般公募で楽曲やユニットが誕生したバージョンでもある。 ---上記で選ばれたユニット『Be For U』のデビュー曲が収録されたが、NAOKI曰く「ユーザーから叩かれたw」そうな。しかし、バージョンを重ねるごとにより彼女たちの歌唱力が増して、以降bemaniシリーズでは欠かせない存在となった。 ---DDRを象徴するボス曲、『PARANOiA』がNAOKI以外の作曲者によってリミックスされる。 -&bold(){DDRMAX -Dance Dance Revolution 6thMIX-} --リニューアルに伴い、下記要素が変更された。 ---バックダンサーが廃止され、代わりにムービーが流れるようになる。 ---新要素となる『フリーズアロー』が用意され、新たなプレイ感覚を味わえる。 ---オプションで選択できる項目が増える。スコアラー御用達の『Speed選択』もここから。(本当はSolo時代からだが、本家で採用されたのはこれが初) ---曲が総入れ替えとなり、5thからさらに収録曲数が減った。 ---譜面の傾向を如実に表す『グルーヴレーダー』表記が追加される。 ---当時ブームになっていた音楽ジャンル『TRANCE』が大量に収録される。 --ボス曲『MAX300(何とBPM&bold(){300}!!)』が登場。以降のバージョンで『MAXファミリー』がボス曲の定番となる。 ---PARANOiA MAXを強く意識したものであり、難易度も当時としては『本当にクリア出来る人がいるのか』と言うほど難しいものだった。 ---さらに、ボス曲を高評価でクリアするとさらに一曲遊べるが、一度でもコンボを切ると(DPはミスをすると)そこで終了となる。 -&bold(){DDRMAX2 -Dance Dance Revolution 7thMIX-} --新モード『鬼』(ノンストップモード)が追加される。 ---4回コンボを切った時点で終了となるので、上級者のみ挑戦できる。 ---また、鬼専用曲も追加される。 --公式HPから復活希望曲のアンケートが実施されており、その結果によって複数のコナミオリジナル曲が復活した。 --筺体ポイント制度が施行され、稼働して1ヶ月経たないうちに全項目を出現させたロケ地も。 --NAOKIとdjTAKAのコラボ曲『革命』が収録され、ユーザーを狂喜させた。 --新オプション「DARK(判定ラインが消える)」が追加される。 -&bold(){Dance Dance Revolution EXTREME} --これまでのDDRの集大成となるバージョン。 ---このバージョンを期に、3年の沈黙に入る。 --集大成となるので、いろいろな要素が盛り込まれる。 ---コナミオリジナル曲が、クラブバージョンを含め大量に復活。 ---ダンスマニア曲も、好評だったもののみ復活。 ---bemani曲もユーザーからのアンケートを元に、IIDXからはもちろんのこと、ParaParaParadiseやMAMBO A GO GOからも移植された。 ---収録曲を容量の限界まで入れているので、PSメモリーカード1枚でスコアを記録しきれなくなる。全曲のスコアを記録するには2枚必要。 ---初心者向けの『習』譜面がSPのみ全曲に追加され、バックダンサーによるガイドも表示される。 --5thMIXから沈黙を保っていた『PARANOiA』シリーズもNAOKIが手掛ける最後のリミックス版が登場。現在もボスの風格を保っている。 --新要素として、鬼譜面(特別収録扱い)が追加される。 ---位置付けとして特別収録扱いなので、MANIAC譜面より簡単なものもある。 ---『PARANOIA Survivor MAX』の鬼譜面は、トラウマになった人が多数。 -&bold(){Dance Dance Revolution SuperNOVA} --海外で好評だったDDRが、ユーザーの熱望により3年振りの復活を遂げた。 --シリーズ初のe-amusement(以降、e-am)対応となり、自動的にIRに参加や自分のスコアを確認できるようになった。 --また、全世界のダンサーと競えるグローバルインターネットランキングが実施される。 --しかし、前作まで搭載されていたEDIT機能は廃止される。 ---当時はPS2全盛期であり、PSメモリーカードを使っている人がいるのかといった背景もある。 --ビギナーモードがさらにパワーアップ。懇切丁寧に踏み方をレクチャーしてくれる。 ---インストラクター(?)がかなり熱く、ファンの間で『&bold(){パァーノゥ}(フットパネルのこと)』とネタにされる。 --ボス曲もパワーアップ。BPM400となり、さらに2MBのリミックスも交えて、現在もクリアが難しい。 ---このシリーズからボス曲が複数に分かれる。 ---なお、家庭用のみで活動していた2MBがAC初デビュー。人外な難易度を持つ。 --余談となるが、DDR復活祭にて、バトルイベントで勝敗によりNAOKIチームが勝てば『TRIP MACHINE』を、次ラウンドではjunチームが勝てば『PARANOiA』をリミックスすると公約し、参加したユーザーは見事に両条件を果たした。 -&bold(){Dance Dance Revolution SuperNOVA2} --e-amのサービスが充実する ---消費カロリーが表示され、ダイエットにも一役買っているが、シングルプレイのみの集計となっている。 ---自分の好きな譜面の傾向が反映される『MYグルーヴレーダー』が追加。 ---譜面の傾向から、譜面だけを一新した『○○Special』が追加されるが、『B4U-"VOLTAGE" Special-』は「VOLTAGE以前に何かがおかしい譜面」、『DEAD END -"GROOVE RADAR" Special-』は「最早ネタ譜面」とされている。 --ダンスマニア以外の曲が初めて追加される。 --タイミング判定となる「マーべラス」が追加され、スコアバトルがより熱いものになった。 --ボス曲はさらに凶悪に。最早宙に浮かないとクリア出来ないと揶揄される。 ---ダブルプレイの『Pluto Relinquish』に関しては、『訳の分からない何か』と言われるほど見切り難い。 --公約となっていたTRIP MACHINE、PARANOiAのリミックスも収録。しかし、PARANOiA HADESは超発狂譜面になっている。 --このバージョンでは、難易度詐欺(表記難易度より難しくなっている譜面)が多発。Xで難易度表記が一新される原因にもなる。 -&bold(){[[Dance Dance Revolution X>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/692.html]]} --DDRが10周年を迎えて、初めてのバージョンとなる。 ---10周年を迎えて(?)か、筐体も一新され、より派手な筺体となる。 ---さらに、CS版も同時発売される。これはDDR史上初。 --「マーベラス」判定を出した数だけ星がカウントされる『マーベラスター』という要素が追加される。 --EDIT機能が復活、従来のPSメモリーカードからUSBメモリに仕様が変更される。 ---e-amを介して、条件はあるが自作EDITを全国に配布出来るようになった。 --e-amにライバル機能が搭載され、気になるライバルを登録してスコアを競い合えるようになった。 ---また、ライバルが登録しているEDITで遊べる。 --カロリー表示は、前作はシングルプレイのみの集計となっていたが、ダブルプレイも集計されるようになった。 --前作からの『MYグルーヴレーダー』がより細分化される。 ---スコアが取れるユーザーは『激流の○○』、同時踏み譜面が好きなユーザーは『大空の○○』と付くようになった。 --新要素『ショックアロー』が追加される。この譜面が来たら、&bold(){パァーノゥ}に足を置いていてはいけない。 --難易度も従来の10段階から20段階となっている。 ---しかし、公式では18段階しか使用されていないことから、19・20はEDIT専用では?という声もある。 --これまで定番となっていたコンポーザーがいない(NAOKI曲は1曲のみ)ことに関しては、肩すかしを受けているユーザも。 ---実際、ボス曲(Trigger)は過去バージョンのもに比べて、不評の声(インパクトが無い、過去のボス曲を足して適当に割った感じ等)がやや多い。 -&bold(){Dance Dance Revolution X2} --新要素「PASERI(電子マネー)」が追加。 --楽曲選択が従来のバナーからジャケットに変更。4thMIX以来の変更である。 --初心者用に選択要素を絞ったHAPPYモードと従来通りのPROモードが選択できるようになった。 --判定のGood、Almost、BooがGoodに統一された。 --新コンポーザーとして、TAG・djTAKAが着任し、IIDXとの繋がりが強くなった。 ---IIDXから楽曲が多数移植された。 ---IIDX同様のボスフォルダ「Replicant D-action」が登場した。条件を満たすことで最大6曲出現し、すべての楽曲でハイスコアをとるとさらに隠し曲がプレイできる。 ---しかし、超高難易度の上、ノーミスで突破しなくてはならず、再プレイには6曲を再びハイスコアでクリアする必要があるためクリア者が稼動1月後も皆無。 --wiiやxbox360からの移植も多いが、オリジナルのボス曲がフォルダにしか存在しない。 **家庭用移植について 1st・2nd・3rd・4th・EXTRA(アーケードで言うSolo)・5thがPSに、~ MAX・MAX2・EXTREME・SuperNOVA・SuperNOVA2・XがPS2に移植されている。~ この他に家庭用だけの作品もいくつか存在する。(PS2のPartyCollection、FESTIVALやWiiのHOTTEST PARTY等)~ 家庭用だけのオリジナルモードとして、専用コントローラを使いダイエットに役立てる「DIET MODE(XではWORKOUT MODE)」(3rd~)、課題をこなしていき自然に上達できるミッションモード(4th・EXTRA&SuperNOVA~、名称はそれぞれ違う)が存在する。~ -PS2シリーズでの後者は隠し曲解禁に大きな役割を持っていることが多く、上級者からは「作業」と言われてしまいそう・・・ 中古価格が高く、EXTREMEなど評価が高い作品は定価を超えてしまう所も。

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