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MYST - (2011/03/25 (金) 18:11:36) の1つ前との変更点

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*MYST 【みすと】 |ジャンル|ミステリーアドベンチャー|&image(Myst_front.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069SB9/ksgmatome-22/ref=nosim,width=160)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=692&file=Myst_front.jpg]] [[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=692&file=Myst_back.jpg]]| |対応機種|セガサターン|~| |発売・開発元|サンソフト|~| |発売日|1994年11月22日|~| |定価|7,800円|~| |ポイント|ノーヒントADVの傑作&br()家庭用移植版はやや操作性ダウン|~| **概要 -プリレンダリングCGの1枚絵を繋ぎ合わせて作られた擬似3D空間を歩きまわり、怪しい箇所をクリックしてヒントを探したり、装置を作動させたりして謎解きを行う。 -元々はアメリカのPC用(Mac,Win)クリックアドベンチャーゲーム。メーカーはCyan。 -本の世界に取り込まれてしまたった主人公は、ゲーム開始後すぐにミスト島に1人放り出される。ゲーム進行を助けるようなナビゲーションの類はほとんど無い。 **ゲームの流れ -プレイヤーはミスト島の四方にあるモニュメントから異世界にワープ(?)し、謎解きをしてミスト島の謎の真相に迫る。 --ミスト島以外の4つの世界を攻略する順番は特に決まっていない。攻略に必要な情報などもその世界単独で完結していて、別の場所で手に入れたアイテムが必要、などという謎解きはない。 --各異世界には、物語の核心に迫るアイテムである「ページ」が散らばっている。これを集める事も目的の一つ。 **評価点 -グラフィックが実写さながらに美しい。 --本作の舞台は自然の豊かな場所が多いが、植物や水、機械といった背景CGのクオリティが高い。パッケージ裏で謳われた「シュール・リアリズム」の文言に偽りはなく、神秘的で不思議な世界観が見事に表現されている。効果音も臨場感たっぷりである。 --人っ子一人いない寂しげなシチュエーションも、雰囲気作りに一役買っている。 -謎解きが理にかなっている。 --装置の仕組みを推察し、動力を送り込んで、書物などから仕入れた情報をもとに推理した正しい入力を行うとクリア。こういった、きちんとした論理の組み立ての結果謎が解けるゲームデザインは、ADVゲーム好きにはたまらない。総当り解法がおよそ通じないのもプラス材料になる。 --風や水などの自然エネルギーで発電を行って装置を動かすアイデアも、舞台設定を活かしていて面白い。 -単純なクリック操作のみでゲームを進められる。 **問題点 -謎解きがわかりにくい。 --手掛かりはただぽつんとそこにあるだけで、情報を集めるにせよ推理するにせよ、何につけてもノーヒント。装置の操作マニュアルなどを見つけても、文字は必要最低限以下しかなく図でざっくりと示されるに留まる事が多い。 -まともに対話のできる人間がいないため、ストーリーもわかりにくい。 --ストーリーでゲーム進行のモチベーションを上げるような作りにはなっておらず、ゲーム開始直後からもう何をすればいいのかサッパリわからない。概要を聞いた時点でソリが合わないと感じた人は、実際本当に、全く合わない可能性が高い。 -マップ表示機能はなし。慣れるまでは、謎解き以前によく道に迷う。 -グラフィックは静止画と部分動画を組み合わせて描かれているが、なまじ静止画が美しいので動画のアラが少し目立つ。 -カーソルの移動スピードが遅い。家庭用ゲーム機のクリックゲー全般に共通する問題点だが、特定のボタンと同時押しで高速化などといったオプションが欲しい。 **総評 調べられる箇所を可能な限り調べ、あとは自分で考えるのみ。そんな突き放されたゲームデザインに耐えられるか否かで好みの割れる、しかしよく作りこまれたアドベンチャーゲームである。美麗なCGで描かれた見知らぬ孤島に俺1人というシチュエーションは、フィーリングが合った人はどっぷりハマる。~ 家庭用移植版ではマウスが使えない分カーソル操作のストレスは上がってしまうが、作品本来の良さは損なわれていない。「ADV好き」でくくられる人種の中でも更に人を選ぶほど不親切で敷居は高いが、やり応えのあるタイプの作品である。 **移植 -移植版はSSの他、3DO・PS・PSPなどでも発売されている。
*MYST 【みすと】 |ジャンル|ミステリーアドベンチャー|&image(myst-f.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069SB9/ksgmatome-22/ref=nosim,width=160)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=692&file=myst-f.jpg]] [[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=692&file=myst-b.jpg]]| |対応機種|セガサターン|~| |発売・開発元|サンソフト|~| |発売日|1994年11月22日|~| |定価|7,800円|~| |ポイント|ノーヒントADVの傑作&br()家庭用移植版はやや操作性ダウン|~| **概要 -プリレンダリングCGの1枚絵を繋ぎ合わせて作られた擬似3D空間を歩きまわり、怪しい箇所をクリックしてヒントを探したり、装置を作動させたりして謎解きを行う。 -元々はアメリカのPC用(Mac,Win)クリックアドベンチャーゲーム。メーカーはCyan。 -本の世界に取り込まれてしまたった主人公は、ゲーム開始後すぐにミスト島に1人放り出される。ゲーム進行を助けるようなナビゲーションの類はほとんど無い。 **ゲームの流れ -プレイヤーはミスト島の四方にあるモニュメントから異世界にワープ(?)し、謎解きをしてミスト島の謎の真相に迫る。 --ミスト島以外の4つの世界を攻略する順番は特に決まっていない。攻略に必要な情報などもその世界単独で完結していて、別の場所で手に入れたアイテムが必要、などという謎解きはない。 --各異世界には、物語の核心に迫るアイテムである「ページ」が散らばっている。これを集める事も目的の一つ。 **評価点 -グラフィックが実写さながらに美しい。 --本作の舞台は自然の豊かな場所が多いが、植物や水、機械といった背景CGのクオリティが高い。パッケージ裏で謳われた「シュール・リアリズム」の文言に偽りはなく、神秘的で不思議な世界観が見事に表現されている。効果音も臨場感たっぷりである。 --人っ子一人いない寂しげなシチュエーションも、雰囲気作りに一役買っている。 -謎解きが理にかなっている。 --装置の仕組みを推察し、動力を送り込んで、書物などから仕入れた情報をもとに推理した正しい入力を行うとクリア。こういった、きちんとした論理の組み立ての結果謎が解けるゲームデザインは、ADVゲーム好きにはたまらない。総当り解法がおよそ通じないのもプラス材料になる。 --風や水などの自然エネルギーで発電を行って装置を動かすアイデアも、舞台設定を活かしていて面白い。 -単純なクリック操作のみでゲームを進められる。 **問題点 -謎解きがわかりにくい。 --手掛かりはただぽつんとそこにあるだけで、情報を集めるにせよ推理するにせよ、何につけてもノーヒント。装置の操作マニュアルなどを見つけても、文字は必要最低限以下しかなく図でざっくりと示されるに留まる事が多い。 -まともに対話のできる人間がいないため、ストーリーもわかりにくい。 --ストーリーでゲーム進行のモチベーションを上げるような作りにはなっておらず、ゲーム開始直後からもう何をすればいいのかサッパリわからない。概要を聞いた時点でソリが合わないと感じた人は、実際本当に、全く合わない可能性が高い。 -マップ表示機能はなし。慣れるまでは、謎解き以前によく道に迷う。 -グラフィックは静止画と部分動画を組み合わせて描かれているが、なまじ静止画が美しいので動画のアラが少し目立つ。 -カーソルの移動スピードが遅い。家庭用ゲーム機のクリックゲー全般に共通する問題点だが、特定のボタンと同時押しで高速化などといったオプションが欲しい。 **総評 調べられる箇所を可能な限り調べ、あとは自分で考えるのみ。そんな突き放されたゲームデザインに耐えられるか否かで好みの割れる、しかしよく作りこまれたアドベンチャーゲームである。美麗なCGで描かれた見知らぬ孤島に俺1人というシチュエーションは、フィーリングが合った人はどっぷりハマる。~ 家庭用移植版ではマウスが使えない分カーソル操作のストレスは上がってしまうが、作品本来の良さは損なわれていない。「ADV好き」でくくられる人種の中でも更に人を選ぶほど不親切で敷居は高いが、やり応えのあるタイプの作品である。 **移植 -移植版はSSの他、3DO・PS・PSPなどでも発売されている。

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