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*イナズマイレブン 【いなずまいれぶん】 |ジャンル|サッカーRPG|&amazon(B001BRTHG4)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売・開発元|レベルファイブ|~| |発売日|2008年8月22日|~| |定価|4,800円|~| |>|>|CENTER:''[[イナズマイレブンシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1287.html]]''| ---- #contents ---- **シリーズ概要 -サッカーをテーマに収集・育成要素を盛り込んだ、異色のRPG。 -通常のサッカーではありえない荒唐無稽さに比重を置いた内容で、キャッチフレーズは「超次元サッカー」。 **特徴 -稲妻町を探索しイベントや特訓などを行う。 --宝箱も置いてある。 -エンカウントも発生し4対4のバトルで戦う。 --勝つ条件は一点を入れろ、ボールを奪えなど様々。 ---敵の強さはエリアごとに決まってるのではなく、ストーリーを進めるごとに強くなっていく。 -ボス戦である試合は11対11の30分ハーフ(体感的には6、7分)で行われる。 -戦っているときの操作はタッチペンを使い線を書く事で移動し、タッチでパスをしながらゴールを目指す。 --敵と接触するかかシュート時にコマンドバトルが発生する。 ---基本的にキックやガードなど、対応した能力値で決まるが、必殺技や属性などで変わることもある。 -勝利した場合、経験値や装備品などが手に入る。 --装備品はシューズやミサンガなどサッカーに関連したものになっている。 **評価点 -ド派手で突き抜けたバカさ加減を誇る必殺技の数々が特徴。 --炎のシュートなどは序の口で、時を止める、竜巻を起こす、空を飛ぶ、巨大化など何でもありである。 ---あまりのぶっ飛び具合に思わず笑ってしまうが、何度も見ているうちに引き込まれてしまう妙なインパクトと魅力がある。 ---その中にはゴールをずらす、ボールをスイカにすり替える、と言った卑怯を極めたようなものも。 ---そのド派手さはナンバリングを重ねるごとにドンドン激しさを増していった。 --タッチペンによる直感的な操作と相極まって、快適で爽快なバトルとなる。 -最近のスポーツ物には珍しい「スポ根」的な内容で、ライバルキャラとの対決や仲間との友情ドラマといった熱いストーリーが楽しめる。上記の必殺技もそれらを盛り上げてくれる。細かいツッコミ所はあれど、熱血スポ根ものを貫徹した展開は意外と評価されてはいる。 --個性豊かな部員候補を、スカウト、他チームからの引き抜き、さらには人脈を使ってなどを仲間にしていき、自分だけのオリジナルチームを編成できる。当然、通信による対戦やトレードも可能。 ---その数なんと1000人。シリーズを重ねる度に500人近い数で追加されている。 -劇中のアニメーションは『ポケットモンスター』などで有名なオー・エル・エムが担当しておりDSとは思えないほどの出来である。 -キャラクターの収集や育成、アイテムの収集など、やりこみ要素も豊富。 --ゲームバランスはシリーズを重ねるごとに調整されており、対戦ツールとしても優れている。 -音楽コンポーザーは『ゼノ~』、『クロノ~』シリーズ、他のDS作品では『ソーマブリンガー』などで知られる光田康典で、曲「帝国学園との決闘」「神々の聖戦」などの評価は高い。 **問題点 -上記のムービーを見られるのは基本的に一度のみ。 -試合でたまにファール出るがその確率が高い時がある。 --ドリブル技、ブロック技にはそれぞれファウル率が設定されており、特にファウルが発生しやすい技も存在する。 --本シリーズでも特にファウル率の高い技として有名なのが、ドリブル技「ジャッジスルー」系。 --実際のサッカーでやろうものならファウルどころか誰がどう見ても一発退場確定の危ない技((どんな技かというと、相手にわざとボールをパスし、胸でトラップしたのと同時にボールごと相手をキックして吹き飛ばす、というもの。強化版のジャッジスルー2はキックの回数が激増している。流石に危なすぎるのか、アニメ版にも登場しなかった(似たようなことはやっていたが)。ジャッジスルー3はボールを相手にぶつける技でこちらはアニメ版にも登場、ファウル率の高さは変わらず))である。ただし本作にはカードによる退場はない。 -能力値の一部に試合にあまり影響のない物がある。 --純粋なマイナススキルとして「やくびょうがみ」というものもある。 --スキル以外ではGP(体力)ゲージが空気。試合中な走ったりバトルすることで減少するが、減少量が極端に低い。 ---『3』からGP消費量が今まで以上に多くなった。これにより試合での体力面での管理が今まで以上に重要な要素となってくる。 --登場キャラの数に対して、仲間にできる人数の上限が最大100人と少ない。シリーズを重ねる度に大幅に登場キャラが増えているにも関わらずこの点については一向に改善されてないためシリーズ通しての不満点とされている。 -試合中に回復アイテムが使い放題。これにより『1』は対戦でのゲームバランスが崩壊している。 --『2』では試合中の回復アイテム使用禁止、『3』では3回まで使用可能と使用制限を儲け、バランス面での見直しが図られた。 -バトル勝利後にドロップ(入手)できるスキル、必殺技の出現率が極端に低く設定されている。 --この点については一部のやりこみプレイヤーからは「そのほうが達成感がある」と、むしろ高評価。勿論大多数のプレイヤーからの評価は低い。 -Wi-Fiによるオンライン対戦に対応していない。 --やり込みプレイヤーからは対人戦の面白さも評価されている作品であるが、オンライン対戦に対応していないため、対戦環境の少なさを嘆くプレイヤーも多い。 --対戦用のチームデータをすれ違い通信で配信し、その配信されたデータと対戦できる「すれ違い果たし状」というシステム一応存在する(操作はCPUで行う)。 ---熱心なプレイヤーの中には、この「すれ違い果たし状」のためだけにイナイレ関連のイベントに赴く、といった人も多い。 -日野社長はこのWi-Fi対戦未実装の理由について「環境のない低年齢層の子供達を考慮した」「実際にみんなで集まってワイワイと楽しんでやってほしいから」等といったコメントをしている。 --実際、Wiiの『ストライカーズ』ではその路線が強く押し出されている。 --しかし対戦の環境を渇望するプレイヤーからは「ただの言い訳」さらには同社のオンライン関係での問題点やトラブルの多さを指摘して「ただ単に技術力が無い」などといったように酷評する意見が多いが、オンラインゲームの宿命である切断の対処を考え、止むを得なかったのだろう。 ---- *イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア / ブリザード 【いなずまいれぶんつー きょういのしんりゃくしゃ ふぁいあ / ぶりざーど】 |ジャンル|収集・育成サッカーRPG|&amazon(B001IDYGC6)|&amazon(B002GWVC3E)| |対応機種|ニンテンドーDS|~|~| |発売・開発元|レベルファイブ|~|~| |発売日|2009年10月1日|~|~| |定価|各4,980円|~|~| **『2』の概要 -「エイリア学園」と名乗る宇宙から来た侵略者を、全国各地で仲間を集めてサッカーで倒すことがストーリーの主軸となる。 --プロや自衛隊は何してる?とか突っ込んではいけない。 -サードのソフトはあまり売れない、と言われるニンテンドーDS用ソフトのなかで、数少ないミリオンヒットを達成した。 -現在「Take action!」の活動を続けるプロサッカープレイヤーの中田英寿がゲストとして登場。イナズマ2の中でもトップクラスの性能を誇るキャラである。 --だが加入イベントの鬼難易度で、なかなか手に入らない人が続出した。 **『2』の特徴 -必殺技やキャラ、対戦で使えるユニフォームなどの装備品がかなり増えた。 --「スーパーノヴァ」や「ユニバースブラスト」のように宇宙をイメージした必殺技も増え、更に''超次元''なサッカーとなった。 --女性キャラもかなり増え、専用の技、女子バレー部をイメージしたウェア(''男性キャラも着る事が出来る''為大きいお友達にも人気?)なども追加された。 -「どんな敵でも、努力して強くなれば絶対勝てる!」といった熱さ、キャラ間の友情の熱さもストーリー上で健在である。 --「雷門のエースストライカー」に関する染岡と吹雪のやり取りや、ラスボス戦後は特に、熱い展開で友情を見せてくれる。 --ただしラストの演出などは「宗教」「逆洗脳」「もはや超次元とかいうレベルすら超えている」等など、評価はかなり低い。 -一度見たムービーが見れるようになった。『1』に比べ数も多い。 -実際のサッカーでも試合を沸かせるロングシュートが出来るようになり、どこからでもシュートが出来るようになった。 -使いやすかったスカウト・人脈システムが若干劣化。前者は見たことのないキャラはスカウトできず、後者はライン上にいる選手は全て引き抜く必要がある。 -やりこみ要素としてはスペシャル対戦ルートが登場。 --試合相手のチームも種類が豊富で、条件を満たせば隠しキャラも登場するため飽きを感じさせない。 --あるルートでは「通信協力プレイで勝利せよ!」など大きなお友達が涙をのむことになる条件も存在する。 ---- *イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク / ボンバー / ジ・オーガ 【いなずまいれぶんすりー せかいへのちょうせん すぱーく / ぼんばー / じ・おーが】 |ジャンル|収集・育成サッカーRPG|&amazon(B0038KXKQK)|&amazon(B003EV6OPC)|[[&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/91HKN75TRJL._AA160_.jpg)>http://www.amazon.co.jp/dp/B0046ECA1I/]]| |対応機種|ニンテンドーDS|~|~|~| |発売・開発元|レベルファイブ|~|~|~| |発売日|スパーク / ボンバー:2010年7月1日&brジ・オーガ:2010年12月16日|~|~|~| |定価|各4,980円|~|~|~| **『3』の概要 「エイリア学園」との戦いが終わった数ヵ月後、~ 主人公・円堂守達はサッカー世界一を決める戦い「フットボールフロンティア・インターナショナル」に日本代表として挑戦する…~ -ストーリーのテーマが「宇宙人→世界」となるので、前作未プレイ者は「''規模小さくなってね?''」と思ったであろう。 **『3』の特徴 -アジア予選を経て、欧米列強との戦いを描く。 --各国代表のユニフォームは実際にW杯や五輪で使われるものと同じである。 --日本だけはアウェー戦のユニフォームも存在するが、どちらも色合いなどはアレンジが加えられている。 --さらにクリア後には''天使と悪魔''の軍団と対決することになる。特定の条件を満たせば、''両者の連合軍''との決戦にまでもつれ込む。 ---スパークでは天使と、ボンバーでは悪魔と戦える。ちなみにジ・オーガでは両者に加え、''円堂からサッカーを捨てさせるために、わざわざ80年後の未来から来た軍団・オーガ''とも対決することに。 --余談だが、韓国代表で登場したFWの一人が、ファンを驚愕させた。 ---もともとそのキャラはギリシャ神話の神の一人がモデルとなっているだけに、アジア人だとは想像がつかなかったからである。 --前回ゲスト出演した中田英寿は所属していたローマのクラブチームをリスペクトし、今回はイタリア代表キャプテンとして出演する。ちなみにCMにも出演している。 -キャラ総数が『2』に比べ更に増えた。流石に多すぎるせいか「Wi-Fi対戦を実装すべきでは?」などの指摘もあった。 --ストーリー上外すことのできないキャラも増え、100人の仲間枠を圧迫しているのも難点の一つ。 -新システム「必殺タクティクス」が追加。 --「バナナシュート」のような小技もあれば、「''自陣に入ったボールを奪ってゴールライン付近まで6人で上がる''」というバランスブレイカーまで。 --つまり「敵陣ペナルティエリア内まで攻めたのに気付いたら6人が自陣のゴール前まで攻め込んでいた」何てこともある。このサッカー、フツーじゃないな… --後半のスペシャル対戦ルート内ではこの技を使う相手が非常に多く、なかなか得点できない。 -スカウトシステムが更に劣化。見たことのあるキャラしかスカウト出来ない+ガチャガチャで運任せ…という効率の悪いものになってしまった。 -『1』の項目で述べたとおり、黒幕・影山総帥が出てくるが…前作プレイ者からは微妙な評価である。 --『1』『2』のキャラが使えるようになるケータイ連動・2→3スーパーリンクだったが… ---苦労して手に入れても前作に比べ弱体化したキャラが多く(特にエイリアの生徒。青マント鬼道など、使いやすいものもあるが)、ガッカリ要素として残ってしまった。 ---もっとも、前作でエイリア専用技が消費TPのわりに強力な技が多かったためバランス調整の為に仕方ない部分はある。 ---所謂ガチ対戦では厳しい部分もあるが、それでも育成である程度補うことは可能なレベルではある。 ---そんなエイリア学園キャラの中にもステータス値では全キャラ中でもトップクラスに位置するキャラもいる。 -自分の好きなキャラを集めて楽しむ、所謂キャラゲー的要素も強い側面がある作品のため、使い勝手の悪くなったスカウトシステム周りは過去最悪の評価を受けている。全体的なシナリオも評価が低い。 --しかしその一方で、より豊富になったクリア後のやり込み要素などは高い評価を受けており、総合的な評価は新規、シリーズ通してのプレイヤー共に概ね好評である。 ---- **その他 -物語の黒幕である影山総帥が、スポーツゲーム史に残るほどの悪人である。仮にも「中学生同士のサッカー」が題材なのに、ここまでやるか!? #region(例を上げると…(以下ネタバレ)) -他にもあるが、大まかに以下の点でスポーツを題材とした作品ではありえないほどの外道である。パワプロクンポケットシリーズで登場するような悪の組織と比べてもいい勝負できるほどである。 --スパイを二人も送る(そのうち一人は裏切り、仲間になる)。 --主人公たちの乗るバスのブレーキに細工し、事故を装い殺害しようとする。 --細工を施したスタジアムに主人公たちを呼び寄せ、試合中事故を装い相手チームごと主人公チームの上に鉄骨を降らせる(通称、鉄骨落とし)。 --色々やり過ぎてしまい、自分が育て上げた選手たちにまで見切りをつけられた上に一度逮捕される、もすぐ釈放されラスボスを率いてやってくる。 --再び逮捕されるも、護送中に何者かの協力を得てまたも脱走。『2』にて潜水艦型の学園を率いて再び主人公達に戦いを挑むが、敗北し潜水艦と共に海に沈んだ。 -実はタイトルの由来でもある「主人公の祖父が監督を務めた伝説のサッカーチーム・''イナズマイレブン''」の一員であり、イナズマイレブン崩壊の元凶でもある。 --しかも悪役になってしまう切っ掛けとなった不幸なバックボーンがあり、イナズマイレブン崩壊や本編での悪事の数々も根底にあるのは不幸の大元になっ(てしまっ)た''サッカーそのものへの復讐''だったりする。不幸に見舞われるまでは普通にサッカーを愛していたので、本編中で「憎むことでしかサッカーを愛せない」と同情的な評価をされたことも。 -また、前述の影山総帥関連以外にも、イベントは刑事事件レベルの出来事が中心。本編中で殺人未遂などガチ犯罪を繰り返しておりスポ根ものの作品とは思い難いダークなハジけぶりである。 --影山以外にも『2』の吉良星二郎(純粋な悪人ではなく、本編の悪人の中では人としてかなりまともな方である)、彼を利用しようとした研崎竜一、『3』のガルシルドなど、強烈な極悪人も多い。 ---極悪人や無能な人物の多さから「まともな大人は存在しない」とすら言われている。 ---ガルシルドに至っては本シリーズの''諸悪の根源その物''で、影山総帥を裏で操ってた真の黒幕、と言う始末。「卑怯が服を着たような男」とまで評された影山総帥をも上回る外道・卑劣漢であり、しかもガチで殺人をやらかしている。それ以外の所業や、邪悪丸出しの言動から某ファンwikiで''遠まわしに死を望まれている''。 -しかし『3』では「前作で死んだと思ったら実は生きてた」「ある組織のいいなりになってただけで実はいい人」という展開になり、さらにいい人認定されたとたん唐突に事故死(に見せかけて消されて)しまった。この展開に関しては「散々悪事を働いといて今更いい人転換とか…」といった具合でファンからも特に評価が低い。……その分上記のガルシルドの悪質さが際立つことになったが。 --余談だが、本作シリーズのシナリオはレベルファイブ代表取締役社長である日野晃博氏が多く関わっている。 ---正直なところ日野社長によるシナリオは全体的に評価は低めである。[[前科>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/878.html]]を鑑みても当然である。 --最近では某ファンwikiで自らのシナリオが酷評されているのを知り、へこんでしまった様子。それでもシナリオ製作を止めるつもりはない(止められない?)ようだ。第4作『GO』に至っては懲りるどころかアニメ版のシナリオまで書いている。 ---そもそも本シリーズは子供向けということを考えても突っ込みどころ満載シナリオであり、ファンの間ですら「深く考えたら負け」といわれている。 ---しかしそんな超次元なシナリオも本作の魅力であり、そんな部分をネタとして楽しむ人も多い。アニメ版メインの本シリーズのネタ特化wiki(上記にもあるファンwiki)も存在し、こちらはかなりカオスなことになっている。 ---ただネタに特化し過ぎてるので嫌悪感を抱く人もいるということは理解しておきたい。 #endregion -後に続編も作られ、メディアミックスの一環でアニメ化やコミカライズなどもされている。 --『2』は2本立て、『3』は3本立て(2本だったが後に1本追加された)である。 --ついにはミュージカル化も決定したが……公式サイトでのアンケートでも「似ていない!」の項目がぶっちぎりの1位を取るほど''かけ離れている''ことが一部で話題になっている。 ---必殺技を再現するなど実際に見た人からの評判は高い。 ---ちなみに、これ以前には着ぐるみによるキャラクターショーが行われたことがある。 --続編やアニメ化などは''本作発売前から決まっており''、「まだ一作目も出てないのに先走りすぎ」といった指摘もあった。結果的に企画が成功したから良かったものの、これがズッコケでもしようものなら某大作RPGよりもいい嘲笑の種になっていたことだろう。 ---なお、同社の『ダンボール戦機』も同様の展開を行っており、こちらはホビー方面においてかなりのセールスを納めた。 --アニメについては「『キャプテン翼』と『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』を足して割ったような作品」と評されることも。シナリオに関しては原作に当たるゲームの方と比べると改悪面がやや目立っており、特に2にあたる部分でのあるキャラの成長の一部始終をばっさりカットした点は多くのファンを残念がらせた。 -基本的には児童向けに展開しているが、個性的なキャラが人気を受けて女性層にも支持があり、女性向け雑誌の表紙を飾るほどである。 --登場キャラは少女と見紛わんばかりの美少年に留まらず、強面や巨漢からサッカー少女まで幅広い。 -女性からの人気と比べると割合はかなり少なめだが、サッカー部のマネージャー達や『2』から登場した「エイリア学園」の女性キャラ達のかわいさに惹かれる男性のファンも多い。 --ゲーム自体も、児童向けながらしっかりと作りこまれており、純粋にゲームを楽しむ層も多い。 *映画公式サイトでの人気投票 -投票されたキャラから上位3名を壁紙にすると言う旨の人気投票だったが… #region(第一回) -VIPPERが突撃し、人気の無さそうなキャラを上位にするため工作活動が行われた。そこで注目が集まったのが帝国学園に所属するモブキャラ「''五条勝''」。 --彼を中心に、他の不人気キャラにも投票が集まったが、一般のファンやキャラの外見に魅かれた人の投票により、最終的に雷門マネージャーや鬼道、豪炎寺、虎丸といった面々がランクイン。発狂して切れる腐女子のブログや、公式が''五条に票が入ると円堂にも票が入る''不正プログラミングを使ったことから投票はますます過熱していった。 --ちなみに五条自体はインパクトのある外見であるためか、ネタとはいえそれはそれで人気が出たことは確かな模様。劇場アニメ『GO』だけでなく、『ダンボール戦騎BOOST』(アニメ版『W』)にも成人した姿で登場し、ストーリーに絡んでくる。 --元は腐女子を嫌うVIPPERが腐人気の高い本作に対する嫌がらせが目的で行われたのが事の発端である。本来なら腐女子、普通のまともなファン共々激怒ものだが…… --今回の投票をきっかけに「腐向けのイケメンばっかりだと思ったら実はかわいい女の子も多い」と本作に興味を持つ人も増加。「アニメを見てみたら普通に面白かった」「ゲームをやってみたら面白かった」など、実際に作品に触れ、純粋に本作品の面白さを評価する人も多いようである。 --実際に本作が腐人気が高いのも事実だが、それ故に食わず嫌いをして、そういった印象だけで嫌っていた人も多かっただけに、今回の件がきっかけで本作の本当の魅力を知ってもらったことをむしろ喜ばしく思ってるファン(特に上記のような男性ファン、一般的な女性ファン)も多い。 --本作のキャラデザインを担当した長野拓造氏も、Twitterにて今回の件についてむしろ好意的に受け止めていることがわかった。 ---ただし、イナズマイレブンをよく知らない一部の人が便乗してキャラクターを理不尽な理由で叩くことも多く、純粋に評判が上がっているのか下がっているのかよく解らない状態にはなっている。 --しかしながら、今回のような行為は当然許されるものでもないし、全てのファンがこの事件も好意的に受け止めているものではない、ということも十分理解しておいていただきたい。 --その後、問題は収束するどころか、上記のような公式の介入により更に問題は白熱化した。ここまで問題が大きくなっても人気投票を締め切ろうとしない、むしろニコニコ動画でアニメでの五条登場回配信を行う等、自重するどころかむしろ悪乗りして便乗する動きも見受けられた。 ---これらの公式対応に、上記のように好意的に受け止めていたファンも公式に対して嫌悪感を抱くことになる。 --現在、人気投票は終了し、結局五条が1位という結果に落ち着いた。 ---しかし、''上位3キャラだけでなく4~10位までも壁紙化''と言う異例の対応により、ある程度は丸く収まったと言えなくもない。 --このような事態が起きたにも関わらず、近々第二回目の人気投票を予定しているといった発言もあって、公式の対応に対して更なる不信感が募っていた。 #endregion #region(第二回) -公式への不信感が鬱積する中、結局第二回投票が始まってしまった。 --ただし投票対象は第一回と異なり雷門メンバーのみ。 --人気投票は終了し、今回もVIPPERによる工作が行われ壁山が1位に。しかし、五条とは違い一定の人気はあったため前回ほどの混乱は免れた。 #endregion *その後の展開 -Wiiで『イナズマイレブン ストライカーズ』が、3DSで『イナズマイレブンGO』が発売。 --『ストライカーズ』は1~3のキャラが勢揃いしている他、バージョンアップ版である『2012エクストリーム』では『GO』のキャラも一部使用できる。 --『GO』は主人公を交代して、1~3の10年後のストーリーを描く。アニメも発売に先駆け放送中。 -カードゲーム、アーケード型ゲーム、筆箱や自由帳などの文房具セットなど(児童向け)関連商品も多岐に渡る。 --食品の例では、味の素が販売する「アミノバイタル ガッツギア」のパッケージに本作品のキャラクター達が描かれている。また、箱入り商品にはトレーディングカードが同梱されている。 -『GO』の劇場版公開に伴い、第三回キャラクター人気投票も行われた。 //↑第三回の詳細はイナズマGOの記事を書けるようになったらお願いします。 //3の評価はファンからは若干ビミョーっぽいので一応2だけにしました。 //↑そんな事ないと思うが。少なくとも自分の中では最高傑作  //(この記事を作った人)とりあえず3書きました。よければ加筆お願いします。 //「3 ジ・オーガ」はまだ書けないんだっけ?
*イナズマイレブン 【いなずまいれぶん】 |ジャンル|サッカーRPG|&amazon(B001BRTHG4)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売・開発元|レベルファイブ|~| |発売日|2008年8月22日|~| |定価|4,800円|~| |>|>|CENTER:''[[イナズマイレブンシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1287.html]]''| ---- #contents ---- **シリーズ概要 -サッカーをテーマに収集・育成要素を盛り込んだ、異色のRPG。 -通常のサッカーではありえない荒唐無稽さに比重を置いた内容で、キャッチフレーズは「超次元サッカー」。 **特徴 -稲妻町を探索しイベントや特訓などを行う。 --宝箱も置いてある。 -エンカウントも発生し4対4のバトルで戦う。 --勝つ条件は一点を入れろ、ボールを奪えなど様々。 ---敵の強さはエリアごとに決まってるのではなく、ストーリーを進めるごとに強くなっていく。 -ボス戦である試合は11対11の30分ハーフ(体感的には6、7分)で行われる。 -戦っているときの操作はタッチペンを使い線を書く事で移動し、タッチでパスをしながらゴールを目指す。 --敵と接触するかかシュート時にコマンドバトルが発生する。 ---基本的にキックやガードなど、対応した能力値で決まるが、必殺技や属性などで変わることもある。 -勝利した場合、経験値や装備品などが手に入る。 --装備品はシューズやミサンガなどサッカーに関連したものになっている。 **評価点 -ド派手で突き抜けたバカさ加減を誇る必殺技の数々が特徴。 --炎のシュートなどは序の口で、時を止める、竜巻を起こす、空を飛ぶ、巨大化など何でもありである。 ---あまりのぶっ飛び具合に思わず笑ってしまうが、何度も見ているうちに引き込まれてしまう妙なインパクトと魅力がある。 ---その中にはゴールをずらす、ボールをスイカにすり替える、と言った卑怯を極めたようなものも。 ---そのド派手さはナンバリングを重ねるごとにドンドン激しさを増していった。 --タッチペンによる直感的な操作と相極まって、快適で爽快なバトルとなる。 -最近のスポーツ物には珍しい「スポ根」的な内容で、ライバルキャラとの対決や仲間との友情ドラマといった熱いストーリーが楽しめる。上記の必殺技もそれらを盛り上げてくれる。細かいツッコミ所はあれど、熱血スポ根ものを貫徹した展開は意外と評価されてはいる。 --個性豊かな部員候補を、スカウト、他チームからの引き抜き、さらには人脈を使ってなどを仲間にしていき、自分だけのオリジナルチームを編成できる。当然、通信による対戦やトレードも可能。 ---その数なんと1000人。シリーズを重ねる度に500人近い数で追加されている。 -劇中のアニメーションは『ポケットモンスター』などで有名なオー・エル・エムが担当しておりDSとは思えないほどの出来である。 -キャラクターの収集や育成、アイテムの収集など、やりこみ要素も豊富。 --ゲームバランスはシリーズを重ねるごとに調整されており、対戦ツールとしても優れている。 -音楽コンポーザーは『ゼノ~』、『クロノ~』シリーズ、他のDS作品では『ソーマブリンガー』などで知られる光田康典で、曲「帝国学園との決闘」「神々の聖戦」などの評価は高い。 **問題点 -上記のムービーを見られるのは基本的に一度のみ。 -試合でたまにファール出るがその確率が高い時がある。 --ドリブル技、ブロック技にはそれぞれファウル率が設定されており、特にファウルが発生しやすい技も存在する。 --本シリーズでも特にファウル率の高い技として有名なのが、ドリブル技「ジャッジスルー」系。 --実際のサッカーでやろうものならファウルどころか誰がどう見ても一発退場確定の危ない技((どんな技かというと、相手にわざとボールをパスし、胸でトラップしたのと同時にボールごと相手をキックして吹き飛ばす、というもの。強化版のジャッジスルー2はキックの回数が激増している。流石に危なすぎるのか、アニメ版にも登場しなかった(似たようなことはやっていたが)。ジャッジスルー3はボールを相手にぶつける技でこちらはアニメ版にも登場、ファウル率の高さは変わらず))である。ただし本作にはカードによる退場はない。 -能力値の一部に試合にあまり影響のない物がある。 --純粋なマイナススキルとして「やくびょうがみ」というものもある。 --スキル以外ではGP(体力)ゲージが空気。試合中な走ったりバトルすることで減少するが、減少量が極端に低い。 ---『3』からGP消費量が今まで以上に多くなった。これにより試合での体力面での管理が今まで以上に重要な要素となってくる。 --登場キャラの数に対して、仲間にできる人数の上限が最大36人と少ない。2以降は100人まで仲間にできるようになったが、シリーズを重ねる度に大幅に登場キャラが増えているにも関わらずこの点については一向に改善されてないためシリーズ通しての不満点とされている。 -試合中に回復アイテムが使い放題。これにより『1』は対戦でのゲームバランスが崩壊している。 --『2』では試合中の回復アイテム使用禁止、『3』では3回まで使用可能と使用制限を儲け、バランス面での見直しが図られた。 -バトル勝利後にドロップ(入手)できるスキル、必殺技の出現率が極端に低く設定されている。 --この点については一部のやりこみプレイヤーからは「そのほうが達成感がある」と、むしろ高評価。勿論大多数のプレイヤーからの評価は低い。 -Wi-Fiによるオンライン対戦に対応していない。 --やり込みプレイヤーからは対人戦の面白さも評価されている作品であるが、オンライン対戦に対応していないため、対戦環境の少なさを嘆くプレイヤーも多い。 --対戦用のチームデータをすれ違い通信で配信し、その配信されたデータと対戦できる「すれ違い果たし状」というシステム一応存在する(操作はCPUで行う)。 ---熱心なプレイヤーの中には、この「すれ違い果たし状」のためだけにイナイレ関連のイベントに赴く、といった人も多い。 -日野社長はこのWi-Fi対戦未実装の理由について「環境のない低年齢層の子供達を考慮した」「実際にみんなで集まってワイワイと楽しんでやってほしいから」等といったコメントをしている。 --実際、Wiiの『ストライカーズ』ではその路線が強く押し出されている。 --しかし対戦の環境を渇望するプレイヤーからは「ただの言い訳」さらには同社のオンライン関係での問題点やトラブルの多さを指摘して「ただ単に技術力が無い」などといったように酷評する意見が多いが、オンラインゲームの宿命である切断の対処を考え、止むを得なかったのだろう。 ---- *イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア / ブリザード 【いなずまいれぶんつー きょういのしんりゃくしゃ ふぁいあ / ぶりざーど】 |ジャンル|収集・育成サッカーRPG|&amazon(B001IDYGC6)|&amazon(B002GWVC3E)| |対応機種|ニンテンドーDS|~|~| |発売・開発元|レベルファイブ|~|~| |発売日|2009年10月1日|~|~| |定価|各4,980円|~|~| **『2』の概要 -「エイリア学園」と名乗る宇宙から来た侵略者を、全国各地で仲間を集めてサッカーで倒すことがストーリーの主軸となる。 --プロや自衛隊は何してる?とか突っ込んではいけない。 -サードのソフトはあまり売れない、と言われるニンテンドーDS用ソフトのなかで、数少ないミリオンヒットを達成した。 -現在「Take action!」の活動を続けるプロサッカープレイヤーの中田英寿がゲストとして登場。イナズマ2の中でもトップクラスの性能を誇るキャラである。 --だが加入イベントの鬼難易度で、なかなか手に入らない人が続出した。 **『2』の特徴 -必殺技やキャラ、対戦で使えるユニフォームなどの装備品がかなり増えた。 --「スーパーノヴァ」や「ユニバースブラスト」のように宇宙をイメージした必殺技も増え、更に''超次元''なサッカーとなった。 --女性キャラもかなり増え、専用の技、女子バレー部をイメージしたウェア(''男性キャラも着る事が出来る''為大きいお友達にも人気?)なども追加された。 -「どんな敵でも、努力して強くなれば絶対勝てる!」といった熱さ、キャラ間の友情の熱さもストーリー上で健在である。 --「雷門のエースストライカー」に関する染岡と吹雪のやり取りや、ラスボス戦後は特に、熱い展開で友情を見せてくれる。 --ただしラストの演出などは「宗教」「逆洗脳」「もはや超次元とかいうレベルすら超えている」等など、評価はかなり低い。 -一度見たムービーが見れるようになった。『1』に比べ数も多い。 -実際のサッカーでも試合を沸かせるロングシュートが出来るようになり、どこからでもシュートが出来るようになった。 -使いやすかったスカウト・人脈システムが若干劣化。前者は見たことのないキャラはスカウトできず、後者はライン上にいる選手は全て引き抜く必要がある。 -やりこみ要素としてはスペシャル対戦ルートが登場。 --試合相手のチームも種類が豊富で、条件を満たせば隠しキャラも登場するため飽きを感じさせない。 --あるルートでは「通信協力プレイで勝利せよ!」など大きなお友達が涙をのむことになる条件も存在する。 ---- *イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク / ボンバー / ジ・オーガ 【いなずまいれぶんすりー せかいへのちょうせん すぱーく / ぼんばー / じ・おーが】 |ジャンル|収集・育成サッカーRPG|&amazon(B0038KXKQK)|&amazon(B003EV6OPC)|[[&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/91HKN75TRJL._AA160_.jpg)>http://www.amazon.co.jp/dp/B0046ECA1I/]]| |対応機種|ニンテンドーDS|~|~|~| |発売・開発元|レベルファイブ|~|~|~| |発売日|スパーク / ボンバー:2010年7月1日&brジ・オーガ:2010年12月16日|~|~|~| |定価|各4,980円|~|~|~| **『3』の概要 「エイリア学園」との戦いが終わった数ヵ月後、~ 主人公・円堂守達はサッカー世界一を決める戦い「フットボールフロンティア・インターナショナル」に日本代表として挑戦する…~ -ストーリーのテーマが「宇宙人→世界」となるので、前作未プレイ者は「''規模小さくなってね?''」と思ったであろう。 **『3』の特徴 -アジア予選を経て、欧米列強との戦いを描く。 --各国代表のユニフォームは実際にW杯や五輪で使われるものと同じである。 --日本だけはアウェー戦のユニフォームも存在するが、どちらも色合いなどはアレンジが加えられている。 --さらにクリア後には''天使と悪魔''の軍団と対決することになる。特定の条件を満たせば、''両者の連合軍''との決戦にまでもつれ込む。 ---スパークでは天使と、ボンバーでは悪魔と戦える。ちなみにジ・オーガでは両者に加え、''円堂からサッカーを捨てさせるために、わざわざ80年後の未来から来た軍団・オーガ''とも対決することに。 --余談だが、韓国代表で登場したFWの一人が、ファンを驚愕させた。 ---もともとそのキャラはギリシャ神話の神の一人がモデルとなっているだけに、アジア人だとは想像がつかなかったからである。 --前回ゲスト出演した中田英寿は所属していたローマのクラブチームをリスペクトし、今回はイタリア代表キャプテンとして出演する。ちなみにCMにも出演している。 -キャラ総数が『2』に比べ更に増えた。流石に多すぎるせいか「Wi-Fi対戦を実装すべきでは?」などの指摘もあった。 --ストーリー上外すことのできないキャラも増え、100人の仲間枠を圧迫しているのも難点の一つ。 -新システム「必殺タクティクス」が追加。 --「バナナシュート」のような小技もあれば、「''自陣に入ったボールを奪ってゴールライン付近まで6人で上がる''」というバランスブレイカーまで。 --つまり「敵陣ペナルティエリア内まで攻めたのに気付いたら6人が自陣のゴール前まで攻め込んでいた」何てこともある。このサッカー、フツーじゃないな… --後半のスペシャル対戦ルート内ではこの技を使う相手が非常に多く、なかなか得点できない。 -スカウトシステムが更に劣化。見たことのあるキャラしかスカウト出来ない+ガチャガチャで運任せ…という効率の悪いものになってしまった。 -『1』の項目で述べたとおり、黒幕・影山総帥が出てくるが…前作プレイ者からは微妙な評価である。 --『1』『2』のキャラが使えるようになるケータイ連動・2→3スーパーリンクだったが… ---苦労して手に入れても前作に比べ弱体化したキャラが多く(特にエイリアの生徒。青マント鬼道など、使いやすいものもあるが)、ガッカリ要素として残ってしまった。 ---もっとも、前作でエイリア専用技が消費TPのわりに強力な技が多かったためバランス調整の為に仕方ない部分はある。 ---所謂ガチ対戦では厳しい部分もあるが、それでも育成である程度補うことは可能なレベルではある。 ---そんなエイリア学園キャラの中にもステータス値では全キャラ中でもトップクラスに位置するキャラもいる。 -自分の好きなキャラを集めて楽しむ、所謂キャラゲー的要素も強い側面がある作品のため、使い勝手の悪くなったスカウトシステム周りは過去最悪の評価を受けている。全体的なシナリオも評価が低い。 --しかしその一方で、より豊富になったクリア後のやり込み要素などは高い評価を受けており、総合的な評価は新規、シリーズ通してのプレイヤー共に概ね好評である。 ---- **その他 -物語の黒幕である影山総帥が、スポーツゲーム史に残るほどの悪人である。仮にも「中学生同士のサッカー」が題材なのに、ここまでやるか!? #region(例を上げると…(以下ネタバレ)) -他にもあるが、大まかに以下の点でスポーツを題材とした作品ではありえないほどの外道である。パワプロクンポケットシリーズで登場するような悪の組織と比べてもいい勝負できるほどである。 --スパイを二人も送る(そのうち一人は裏切り、仲間になる)。 --主人公たちの乗るバスのブレーキに細工し、事故を装い殺害しようとする。 --細工を施したスタジアムに主人公たちを呼び寄せ、試合中事故を装い相手チームごと主人公チームの上に鉄骨を降らせる(通称、鉄骨落とし)。 --色々やり過ぎてしまい、自分が育て上げた選手たちにまで見切りをつけられた上に一度逮捕される、もすぐ釈放されラスボスを率いてやってくる。 --再び逮捕されるも、護送中に何者かの協力を得てまたも脱走。『2』にて潜水艦型の学園を率いて再び主人公達に戦いを挑むが、敗北し潜水艦と共に海に沈んだ。 -実はタイトルの由来でもある「主人公の祖父が監督を務めた伝説のサッカーチーム・''イナズマイレブン''」の一員であり、イナズマイレブン崩壊の元凶でもある。 --しかも悪役になってしまう切っ掛けとなった不幸なバックボーンがあり、イナズマイレブン崩壊や本編での悪事の数々も根底にあるのは不幸の大元になっ(てしまっ)た''サッカーそのものへの復讐''だったりする。不幸に見舞われるまでは普通にサッカーを愛していたので、本編中で「憎むことでしかサッカーを愛せない」と同情的な評価をされたことも。 -また、前述の影山総帥関連以外にも、イベントは刑事事件レベルの出来事が中心。本編中で殺人未遂などガチ犯罪を繰り返しておりスポ根ものの作品とは思い難いダークなハジけぶりである。 --影山以外にも『2』の吉良星二郎(純粋な悪人ではなく、本編の悪人の中では人としてかなりまともな方である)、彼を利用しようとした研崎竜一、『3』のガルシルドなど、強烈な極悪人も多い。 ---極悪人や無能な人物の多さから「まともな大人は存在しない」とすら言われている。 ---ガルシルドに至っては本シリーズの''諸悪の根源その物''で、影山総帥を裏で操ってた真の黒幕、と言う始末。「卑怯が服を着たような男」とまで評された影山総帥をも上回る外道・卑劣漢であり、しかもガチで殺人をやらかしている。それ以外の所業や、邪悪丸出しの言動から某ファンwikiで''遠まわしに死を望まれている''。 -しかし『3』では「前作で死んだと思ったら実は生きてた」「ある組織のいいなりになってただけで実はいい人」という展開になり、さらにいい人認定されたとたん唐突に事故死(に見せかけて消されて)しまった。この展開に関しては「散々悪事を働いといて今更いい人転換とか…」といった具合でファンからも特に評価が低い。……その分上記のガルシルドの悪質さが際立つことになったが。 --余談だが、本作シリーズのシナリオはレベルファイブ代表取締役社長である日野晃博氏が多く関わっている。 ---正直なところ日野社長によるシナリオは全体的に評価は低めである。[[前科>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/878.html]]を鑑みても当然である。 --最近では某ファンwikiで自らのシナリオが酷評されているのを知り、へこんでしまった様子。それでもシナリオ製作を止めるつもりはない(止められない?)ようだ。第4作『GO』に至っては懲りるどころかアニメ版のシナリオまで書いている。 ---そもそも本シリーズは子供向けということを考えても突っ込みどころ満載シナリオであり、ファンの間ですら「深く考えたら負け」といわれている。 ---しかしそんな超次元なシナリオも本作の魅力であり、そんな部分をネタとして楽しむ人も多い。アニメ版メインの本シリーズのネタ特化wiki(上記にもあるファンwiki)も存在し、こちらはかなりカオスなことになっている。 ---ただネタに特化し過ぎてるので嫌悪感を抱く人もいるということは理解しておきたい。 #endregion -後に続編も作られ、メディアミックスの一環でアニメ化やコミカライズなどもされている。 --『2』は2本立て、『3』は3本立て(2本だったが後に1本追加された)である。 --ついにはミュージカル化も決定したが……公式サイトでのアンケートでも「似ていない!」の項目がぶっちぎりの1位を取るほど''かけ離れている''ことが一部で話題になっている。 ---必殺技を再現するなど実際に見た人からの評判は高い。 ---ちなみに、これ以前には着ぐるみによるキャラクターショーが行われたことがある。 --続編やアニメ化などは''本作発売前から決まっており''、「まだ一作目も出てないのに先走りすぎ」といった指摘もあった。結果的に企画が成功したから良かったものの、これがズッコケでもしようものなら某大作RPGよりもいい嘲笑の種になっていたことだろう。 ---なお、同社の『ダンボール戦機』も同様の展開を行っており、こちらはホビー方面においてかなりのセールスを納めた。 --アニメについては「『キャプテン翼』と『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』を足して割ったような作品」と評されることも。シナリオに関しては原作に当たるゲームの方と比べると改悪面がやや目立っており、特に2にあたる部分でのあるキャラの成長の一部始終をばっさりカットした点は多くのファンを残念がらせた。 -基本的には児童向けに展開しているが、個性的なキャラが人気を受けて女性層にも支持があり、女性向け雑誌の表紙を飾るほどである。 --登場キャラは少女と見紛わんばかりの美少年に留まらず、強面や巨漢からサッカー少女まで幅広い。 -女性からの人気と比べると割合はかなり少なめだが、サッカー部のマネージャー達や『2』から登場した「エイリア学園」の女性キャラ達のかわいさに惹かれる男性のファンも多い。 --ゲーム自体も、児童向けながらしっかりと作りこまれており、純粋にゲームを楽しむ層も多い。 *映画公式サイトでの人気投票 -投票されたキャラから上位3名を壁紙にすると言う旨の人気投票だったが… #region(第一回) -VIPPERが突撃し、人気の無さそうなキャラを上位にするため工作活動が行われた。そこで注目が集まったのが帝国学園に所属するモブキャラ「''五条勝''」。 --彼を中心に、他の不人気キャラにも投票が集まったが、一般のファンやキャラの外見に魅かれた人の投票により、最終的に雷門マネージャーや鬼道、豪炎寺、虎丸といった面々がランクイン。発狂して切れる腐女子のブログや、公式が''五条に票が入ると円堂にも票が入る''不正プログラミングを使ったことから投票はますます過熱していった。 --ちなみに五条自体はインパクトのある外見であるためか、ネタとはいえそれはそれで人気が出たことは確かな模様。劇場アニメ『GO』だけでなく、『ダンボール戦騎BOOST』(アニメ版『W』)にも成人した姿で登場し、ストーリーに絡んでくる。 --元は腐女子を嫌うVIPPERが腐人気の高い本作に対する嫌がらせが目的で行われたのが事の発端である。本来なら腐女子、普通のまともなファン共々激怒ものだが…… --今回の投票をきっかけに「腐向けのイケメンばっかりだと思ったら実はかわいい女の子も多い」と本作に興味を持つ人も増加。「アニメを見てみたら普通に面白かった」「ゲームをやってみたら面白かった」など、実際に作品に触れ、純粋に本作品の面白さを評価する人も多いようである。 --実際に本作が腐人気が高いのも事実だが、それ故に食わず嫌いをして、そういった印象だけで嫌っていた人も多かっただけに、今回の件がきっかけで本作の本当の魅力を知ってもらったことをむしろ喜ばしく思ってるファン(特に上記のような男性ファン、一般的な女性ファン)も多い。 --本作のキャラデザインを担当した長野拓造氏も、Twitterにて今回の件についてむしろ好意的に受け止めていることがわかった。 ---ただし、イナズマイレブンをよく知らない一部の人が便乗してキャラクターを理不尽な理由で叩くことも多く、純粋に評判が上がっているのか下がっているのかよく解らない状態にはなっている。 --しかしながら、今回のような行為は当然許されるものでもないし、全てのファンがこの事件も好意的に受け止めているものではない、ということも十分理解しておいていただきたい。 --その後、問題は収束するどころか、上記のような公式の介入により更に問題は白熱化した。ここまで問題が大きくなっても人気投票を締め切ろうとしない、むしろニコニコ動画でアニメでの五条登場回配信を行う等、自重するどころかむしろ悪乗りして便乗する動きも見受けられた。 ---これらの公式対応に、上記のように好意的に受け止めていたファンも公式に対して嫌悪感を抱くことになる。 --現在、人気投票は終了し、結局五条が1位という結果に落ち着いた。 ---しかし、''上位3キャラだけでなく4~10位までも壁紙化''と言う異例の対応により、ある程度は丸く収まったと言えなくもない。 --このような事態が起きたにも関わらず、近々第二回目の人気投票を予定しているといった発言もあって、公式の対応に対して更なる不信感が募っていた。 #endregion #region(第二回) -公式への不信感が鬱積する中、結局第二回投票が始まってしまった。 --ただし投票対象は第一回と異なり雷門メンバーのみ。 --人気投票は終了し、今回もVIPPERによる工作が行われ壁山が1位に。しかし、五条とは違い一定の人気はあったため前回ほどの混乱は免れた。 #endregion *その後の展開 -Wiiで『イナズマイレブン ストライカーズ』が、3DSで『イナズマイレブンGO』が発売。 --『ストライカーズ』は1~3のキャラが勢揃いしている他、バージョンアップ版である『2012エクストリーム』では『GO』のキャラも一部使用できる。 --『GO』は主人公を交代して、1~3の10年後のストーリーを描く。アニメも発売に先駆け放送中。 -カードゲーム、アーケード型ゲーム、筆箱や自由帳などの文房具セットなど(児童向け)関連商品も多岐に渡る。 --食品の例では、味の素が販売する「アミノバイタル ガッツギア」のパッケージに本作品のキャラクター達が描かれている。また、箱入り商品にはトレーディングカードが同梱されている。 -『GO』の劇場版公開に伴い、第三回キャラクター人気投票も行われた。 //↑第三回の詳細はイナズマGOの記事を書けるようになったらお願いします。 //3の評価はファンからは若干ビミョーっぽいので一応2だけにしました。 //↑そんな事ないと思うが。少なくとも自分の中では最高傑作  //(この記事を作った人)とりあえず3書きました。よければ加筆お願いします。 //「3 ジ・オーガ」はまだ書けないんだっけ?

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