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*ウルトラマン (PS2) 【うるとらまん】 |ジャンル|3D格闘ゲーム|&amazon(B0001TXR2I)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|KAZe|~| |発売日|2004年5月20日|~| |定価|7,140円|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~| |廉価版|PlayStation2 the Best&br()2005年7月7日/2,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ウルトラマンゲーム・リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/928.html]]''| **概要 -1966年に放映された特撮TV番組『ウルトラマン』のゲーム化。条件を満たせば「帰ってきたウルトラマン」もプレイ可能である。 --当時、『[[ウルトラマン Fighting Evolution 3]]』が発売されるまではファンに人気だった。 **ゲームシステム -基本はウルトラマン(プレイヤー)と怪獣が戦う格闘パートだが、ビートル(戦闘機)を操作するパートや、ハヤタ(主人公)を操作してスーパーガンで怪獣を攻撃するパートもある。 -ウルトラマンには体力ゲージの概念がなく、格闘パートでは一定時間後に攻撃を受けるとカラータイマーが点滅、そこから一定時間たつとウルトラマンが敗北する(TIME UP)、というシステムになっている。 --このシステムにより、TVのウルトラマンのピンチ感が表現されている。 -また、「Fighting Evolution」とは違い格闘ではなく「初代マンの雰囲気を再現」することに重きを置いているため、挙動などが若干重くなっており、初代マンのスローモーな戦い、着ぐるみ怪獣の質感が演出されている。 -登場する怪獣もバルタン星人やゴモラなどの人気怪獣から、他には例の見ないアボラス&バニラ、グビラ、ぺスターなども登場する。 **評価点 -独特な存在感を持ったウルトラマンと怪獣達。 --動きは重々しいが、後発のウルトラマン Fighting Evolution 3よりも滑らかに動く。この重さと滑らかさがキャラクター達に独自の存在感を与えている。これが本作を、ただ格闘アクションゲームをプレイするというというより、怪獣ごっこを楽しんでるかのような雰囲気を味あわせている。 -原作を忠実に再現した「ストーリーモード」 --ステージ開始直前では当時の写真とともにストーリーが紹介される。 --ステージは劇中のミニチュアセットの雰囲気を良くとらえており、触れることでミニチュアが崩れる演出や砂埃の巻き上がる演出も秀逸。&bold(){劇中の再現についてはFightingEvolution3を上回っている}。 --小ネタが多数存在する(後述) --スぺシウム光線を使わなければゼットンも倒すことができる。夢の勝利だ。 -数々の小ネタ --このゲームの特徴として、原作の再現を中心とした小ネタがある。 #region(close,あげるとキリがないので収納) -ハヤタになって戦う際に△ボタンを押すと通信ができ、ムラマツキャップかフジ隊員が出てくれる。 --しかし、怪獣に攻撃を受けるとベータカプセル(変身アイテム)を這って取りに行かなければなくなる。 -一部の怪獣のハサミ、角が折れる --劇中で実際に折れた怪獣のみ。主に投げ技で折れるが、グビラ、キングザウルスIII世はきっちり再現。 --また、バルタン星人、レッドキング等の怪獣にはフィニッシュ演出がある。 -「空の贈り物」では本当にスプーンで変身しようとする。 -スカイドンは重くて投げられない -必殺技ゲージがない状態で必殺技を出そうとすると、ウルトラ水流が出る(帰ってきたウルトラマンは流星キック)。 -ちゃんとストーリー最中でA,B,Cタイプが切り替わる。 #endregion -ミニゲーム --ゲームに出てきた怪獣の情報が見れる「怪獣墓場」、怪獣となり天下をねらう「怪獣天下」、レッドキングとなり岩を投げる「岩投げ」など様々。 --やっぱり小ネタがきいており、「岩投げ」ではレッドキングがラインを越えるとマグラーが出てきたり、「怪獣墓場」はビートルを操作して怪獣墓場を探索できる。 -変身シーンは当時の映像を使用。しかも最終回はきちんと逆再生でハヤタに戻り、ちゃんと当時の映像で光の国へ帰っていく。 -台詞は当時の実際の音声をライブラリー使用。ただしウルトラマンの声が呂布。 **問題点 -ボリューム不足 --ストーリーモードは全11話構成。その内4話が隠しと入れ替わる仕様。隠しモードはあるものの、やりこみ要素は皆無のため、腕が良ければ数時間程度でクリアできる。 -システム --&bold(){フリーモードがない}。ストーリーモードと怪獣天下(サバイバルモード)しかなく、好きなキャラで好きなステージを選んで闘うことはできない。ステージの出来がいいだけに残念の一言。 --操作にやや難アリ。画面に対してのレバー操作となるのだが、対戦格闘ゲームのように常に両者が左右に表示されてる訳ではなく、手前と奥など目まぐるしく位置が変わる。微妙な角度の操作を要求される場合もあり、慣れるまでは操作ミスが多発する。 //--操作にやや難アリ。スティックの「前」は操作キャラから見た「前」なので普通のゲームと少し違った操作感である。 --前述の通り格闘ゲームよりも「原作の再現」を重視しているので、「Fighting Evolution」のようなイメージをすると肩透かしを食らう。 --そのため、ファン以外には勧められない。 -ミニゲームもしょせんミニゲーム。 --「怪獣墓場」モードは、ビートルを操作して怪獣墓場を探索するのだが、見たい怪獣のもとに行くのに結構迷う。ワープ機能も意味なし。 --「怪獣大乱闘」モード(対戦モード)にピグモンいらないだろう。また、ウルトラマンは対戦には使用できない。 --「岩投げ」が本編もとい原作無視。遊び方で「投げろぅ!」って言われても…。 -「帰ってきたウルトラマン」モード --コンティニュー不可。一度倒されればそこまでだが、なにせ最後の敵「ナックル星人」と「ブラックキング」が強い。&br()2体同時に出現するのだが、ウルトラマンは1体しか相手にできないので、1体に集中するとすぐにボコられる。 --ウルトラブレスレットが使えない。使えずともせめて取得済み以降のエピソードには腕につける位して欲しかった。 --いろいろ中途半端。ストーリー解説もなくいきなり怪獣出現→またいきなり新マン登場 変身シーンすら無し。 ---一応最初の最初に''1回だけ''出てくる。 --「こんなの作るくらいなら、本編をもっと充実させて」という声がよく上がった。 -肝心の主題歌が未収録で、何故か「科特隊の歌」がEDである。 **総評 これが発売された約半年後にウルトラゲーの傑作『Fighting Evolution3』が発売されてしまったので、印象が薄くなってしまった。~ だが、当時の雰囲気がファイエボシリーズよりよく出ているので、ファンなら買いである。
*ウルトラマン (PS2) 【うるとらまん】 |ジャンル|3D格闘ゲーム|&amazon(B0001TXR2I)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|KAZe|~| |発売日|2004年5月20日|~| |定価|7,140円|~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~| |廉価版|PlayStation2 the Best&br()2005年7月7日/2,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |>|>|CENTER:''[[ウルトラマンゲーム・リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/928.html]]''| **概要 -1966年に放映された特撮TV番組『ウルトラマン』のゲーム化。格闘アクションゲームというよりは原作再現を念頭に置いたゲーム。 --条件を満たせば「帰ってきたウルトラマン」もプレイ可能である。 --当時、『[[ウルトラマン Fighting Evolution 3]]』が発売されるまではファンに人気だった。 **ゲームシステム -基本はウルトラマン(プレイヤー)と怪獣が戦う格闘パートだが、ビートル(戦闘機)を操作するパートや、ハヤタ(主人公)を操作してスーパーガンで怪獣を攻撃するパートもある。 -ウルトラマンには体力ゲージの概念がなく、格闘パートでは一定時間後に攻撃を受けるとカラータイマーが点滅、そこから一定時間たつとウルトラマンが敗北する(TIME UP)、というシステムになっている。 --このシステムにより、TVのウルトラマンのピンチ感が表現されている。 -また、「Fighting Evolution」とは違い格闘ではなく「初代マンの雰囲気を再現」することに重きを置いているため、挙動などが若干重くなっており、初代マンのスローモーな戦い、着ぐるみ怪獣の質感が演出されている。 -登場する怪獣もバルタン星人やゴモラなどの人気怪獣から、他には例の見ないアボラス&バニラ、グビラ、ぺスターなども登場する。 **評価点 -独特な存在感を持ったウルトラマンと怪獣達。 --動きは重々しいが、後発の『ウルトラマン Fighting Evolution 3』よりも滑らかに動く。この重さと滑らかさがキャラクター達に独特の存在感を与えている。これが本作を、ただ格闘アクションゲームをプレイするというというより、怪獣ごっこを楽しんでるかのような雰囲気を味あわせている。 -原作を忠実に再現した「ストーリーモード」 --ステージ開始直前では当時の写真とともにストーリーが紹介される。 --ステージは劇中のミニチュアセットの雰囲気を良くとらえており、触れることでミニチュアが崩れる演出や砂埃の巻き上がる演出も秀逸。&bold(){劇中の再現についてはFightingEvolution3を上回っている}。 --小ネタが多数存在する(後述) --スぺシウム光線を使わなければゼットンも倒すことができる。夢の勝利だ。 -数々の小ネタ --このゲームの特徴として、原作の再現を中心とした小ネタがある。 #region(close,あげるとキリがないので収納) -ハヤタになって戦う際に△ボタンを押すと通信ができ、ムラマツキャップかフジ隊員が出てくれる。 --しかし、怪獣に攻撃を受けるとベータカプセル(変身アイテム)を這って取りに行かなければなくなる。 -一部の怪獣のハサミ、角が折れる --劇中で実際に折れた怪獣のみ。主に投げ技で折れるが、グビラ、キングザウルスIII世はきっちり再現。 --また、バルタン星人、レッドキング等の怪獣にはフィニッシュ演出がある。 -「空の贈り物」では本当にスプーンで変身しようとする。 -スカイドンは重くて投げられない -必殺技ゲージがない状態で必殺技を出そうとすると、ウルトラ水流が出る(帰ってきたウルトラマンは流星キック)。 -ちゃんとストーリー最中でA,B,Cタイプが切り替わる。 #endregion -ミニゲーム --ゲームに出てきた怪獣の情報が見れる「怪獣墓場」、怪獣となり天下をねらう「怪獣天下」、レッドキングとなり岩を投げる「岩投げ」など様々。 --やっぱり小ネタがきいており、「岩投げ」ではレッドキングがラインを越えるとマグラーが出てきたり、「怪獣墓場」はビートルを操作して怪獣墓場を探索できる。 -変身シーンは当時の映像を使用。しかも最終回はきちんと逆再生でハヤタに戻り、ちゃんと当時の映像で光の国へ帰っていく。 -台詞は当時の実際の音声をライブラリー使用。ただしウルトラマンの声が呂布。 **問題点 -ゲーム性に乏しい。 --必殺技の使用がかなり制限される。通常技のバリエーションも少ない。特別変わったシステムもないと、アクションゲームという観点からはゲーム性は限られる。 ---前述の通り格闘ゲームよりも「原作の再現」を重視しているので、「Fighting Evolution」のようなイメージをすると肩透かしを食らう。そのため、ファン以外には勧められない。 --ミニゲームもしょせんミニゲーム。 ---「怪獣墓場」モードは、ビートルを操作して怪獣墓場を探索するのだが、見たい怪獣のもとに行くのに結構迷う。ワープ機能も意味なし。 ---「怪獣大乱闘」モード(対戦モード)にピグモンいらないだろう。また、ウルトラマンは対戦には使用できない。 ---「岩投げ」が本編もとい原作無視。遊び方で「投げろぅ!」って言われても…。 -ボリューム不足 --ストーリーモードは全11話構成。その内4話が隠しと入れ替わる仕様。隠しモードはあるものの、やりこみ要素は皆無のため、腕が良ければ数時間程度でクリアできる。 -システム --&bold(){フリーモードがない}。ストーリーモードと怪獣天下(サバイバルモード)しかなく、好きなキャラで好きなステージを選んで闘うことはできない。ステージの出来がいいだけに残念の一言。 --操作にやや難アリ。画面に対してのレバー操作となるのだが、対戦格闘ゲームのように常に両者が左右に表示されてる訳ではなく、手前と奥など目まぐるしく位置が変わる。微妙な角度の操作を要求される場合もあり、慣れるまでは操作ミスが多発する。 //--操作にやや難アリ。スティックの「前」は操作キャラから見た「前」なので普通のゲームと少し違った操作感である。 -「帰ってきたウルトラマン」モード --コンティニュー不可。一度倒されればそこまでだが、なにせ最後の敵「ナックル星人」と「ブラックキング」が強い。&br()2体同時に出現するのだが、ウルトラマンは1体しか相手にできないので、1体に集中するとすぐにボコられる。 --ウルトラブレスレットが使えない。使えずともせめて取得済み以降のエピソードには腕につける位して欲しかった。 --いろいろ中途半端。ストーリー解説もなくいきなり怪獣出現→またいきなり新マン登場 変身シーンすら無し。 ---一応最初の最初に''1回だけ''出てくる。 --「こんなの作るくらいなら、本編をもっと充実させて」という声がよく上がった。 -肝心の主題歌が未収録で、何故か「科特隊の歌」がEDである。 **総評 原作の再現を主体とした本作は、言わばウルトラマンシミュレーターとでもいうべきもの。ウルトラマンの世界観を堪能するには申し分ない。この一般の格闘アクションゲームとは一風変わった楽しみ方が本作の特徴。&br;これが発売された約半年後にウルトラゲーの傑作『Fighting Evolution3』が発売されてしまったので、印象が薄くなってしまった。~ だが、当時の雰囲気がファイエボシリーズよりよく出ているので、ファンなら買いである。

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