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スナッチャー - (2010/12/26 (日) 18:26:03) の1つ前との変更点

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*SNATCHER 【すなっちゃー】 |ジャンル|ADV| |対応機種|PC-Engine SUPER CD-ROM2| |発売・開発元|コナミ| |発売日|1992年10月23日| |定価|7800円| ----- **概要 サイバーパンクアドベンチャーと称する名作アドベンチャーゲーム。小島秀夫監督の映画的作風を確立し、またゲームデザイナーとしての名を知らしめた作品。~ スナッチャーは、元々はPCであるPC-88SRシリーズゲームとして発売された。ただしPC版は話が未完のまま終わっている。その後、PCではアドベンチャーゲームとしての続編は出る事はなかった。それを完結させ、PCエンジンへと移植したのが本作である。媒体は当時のコンシューマーでは主流だったROMではなく、最先端メディアのCD-ROMであった。 ---- **特徴 -ゲームの形式はコマンド選択式のアドベンチャーゲーム。ただし一部にガンシューティング的ミニゲームなど、単調にならないための要素も含まれている。 -サイバーパンクアドベンチャーというジャンル名通り、近未来の埋立地ネオ・コウベ・シティを舞台としている。世界観はやや暗めで退廃的な雰囲気に包まれているが、これは映画『ターミーネーター』及び『ブレードランナー』の影響による。小島監督自身も「特にブレードランナーに影響を受けた」と口にしている。 -言うまでもなく、小島監督独特の映画的手法が今作でも発揮されている。OPからEDまで、まるで映画を見ているかのような印象を受ける。演出だけでなく、ストーリー自体ももちろん秀逸である。 -キャラクターにボイスをつけている。当時はゲームのほとんとが容量の少ないROM媒体であったため、ボイスをつけることができなかった。今作でボイスが付けられたのはCD-ROMという媒体を使った部分が大きい。ただしさすがにフルボイスではない。 -前述した映画2作以外にも多くの作品のオマージュ、パロディが見られる。もっとも一部には著作権上問題があるようなものも見受けられる。 -本作は他機種にも移植されているが、海外版は子供への影響等による修正、PS版&SS版は当時の事件の影響から残虐シーンにモザイクがかかるなど、元となっているPC版のイメージを必ずしも再現できてはいない。このため、本作が唯一の完全版ともいえる。 ---- **難点 -近年ではあまり見ないコマンド選択式のアドベンチャー。現代のゲームに慣れているとかなり面倒に感じるかもしれない。 -以降の小島監督作品にも見られるように、モチーフとした映画の影響がやや…というよりもかなり強い。これをオマージュと見るかパクリと見るかは議論の分かれる所である。 ---- **ストーリー 1991年モクスワ、チェルノートン研究所で事故が起こる。だがそこは細菌兵器の研究所であったのだ。事故により、非常に強力な細菌ルシファーαが宙に撒かれる。ルシファーαは風に乗り、ユーラシア大陸各地へと伝染していった。その結果は凄惨で、人類の半数が死滅する事となる。後に大惨事と呼ばれるバイオハザードであった。~ それから半世紀、2042年。瀬戸内海を埋め立てたネオ・コウベ・シティでは奇妙な事件がおきていた。それは人間が知らない内に、ロボットに摩り替わり、本人に成りすましているというものだった。ロボットはボディに人造の皮膚を付け、本人と入れ替わっていた。その人造皮膚は汗をかき、血を流す。正に生体そのもの。そのため外観からは本人と区別がつかない。しかもその目的も、どこから来たのかも全く不明。やがて彼らは、人間と摩り替わる事から、スナッチャーと呼ばれるようになる。~ 主人公であるギリアン・シードは、3年前妻ジェミー・シードと共に、誰も居なくなったシベリアで発見された。だがその時、二人は全く記憶がなかった。その後ギリアンは軍に入り、社会に馴染んでいく。だが一方で、ジェミーとはうまくいかなくなり、別居。~ やがて彼は特殊部隊を経験後、スナッチャーを狩るための部署、JUNKERへと配属される事となる。そしてスナッチャーとの戦いに身を投じるのであった。 ---- **その他 -先述の通りパソコン版(88SR,MSX2)は未完のまま終わっているが、MSX2でのみ完結編までを収録した完全版が出ている。 --その名も『SDスナッチャー』。キャラがSD化されジャンルもRPGに変更されているが、シナリオはPCE版スナッチャーよりも濃密である。 -今や小島プロダクションの看板シリーズとなったメタルギア(ソリッド)シリーズに登場する兵器『メタルギア』だが、本作でも主人公の業務サポートを行う小型の二足歩行ロボット『メタルギアmk-II』として登場している。なお、SDスナッチャーではメタルギアmk-IIに代わり、更に小型である『プチメタル』が登場する。
*SNATCHER 【すなっちゃー】 |ジャンル|ADV| |対応機種|PC-Engine SUPER CD-ROM2| |発売・開発元|コナミ| |発売日|1992年10月23日| |定価|7800円| ----- **概要 サイバーパンクアドベンチャーと称する名作アドベンチャーゲーム。小島秀夫監督の映画的作風を確立し、またゲームデザイナーとしての名を知らしめた作品。~ スナッチャーは、元々はPCであるPC-88SRシリーズゲームとして発売された。ただしPC版は話が未完のまま終わっている。その後、PCではアドベンチャーゲームとしての続編は出る事はなかった。それを完結させ、PCエンジンへと移植したのが本作である。媒体は当時のコンシューマーでは主流だったROMではなく、最先端メディアのCD-ROMであった。 ---- **特徴 -ゲームの形式はコマンド選択式のアドベンチャーゲーム。ただし一部にガンシューティング的ミニゲームなど、単調にならないための要素も含まれている。 -サイバーパンクアドベンチャーというジャンル名通り、近未来の埋立地ネオ・コウベ・シティを舞台としている。世界観はやや暗めで退廃的な雰囲気に包まれているが、これは映画『ターミーネーター』及び『ブレードランナー』の影響による。小島監督自身も「特にブレードランナーに影響を受けた」と口にしている。 -言うまでもなく、小島監督独特の映画的手法が今作でも発揮されている。OPからEDまで、まるで映画を見ているかのような印象を受ける。演出だけでなく、ストーリー自体ももちろん秀逸である。 -キャラクターにボイスをつけている。当時はゲームのほとんとが容量の少ないROM媒体であったため、ボイスをつけることができなかった。今作でボイスが付けられたのはCD-ROMという媒体を使った部分が大きい。ただしさすがにフルボイスではない。 -前述した映画2作以外にも多くの作品のオマージュ、パロディが見られる。もっとも一部には著作権上問題があるようなものも見受けられる。 -本作は他機種にも移植されているが、海外版は子供への影響等を考えた修正、PS版&SS版は当時の事件の影響から残虐シーンにモザイクがかかるなど、元となっているPC版のイメージを必ずしも再現できてはいない。このため、本作が唯一の完全版ともいえる。 ---- **難点 -近年ではあまり見ないコマンド選択式のアドベンチャー。現代のゲームに慣れているとかなり面倒に感じるかもしれない。 -以降の小島監督作品にも見られるように、モチーフとした映画の影響がやや…というよりもかなり強い。これをオマージュと見るかパクリと見るかは議論の分かれる所である。 ---- **ストーリー 1991年モクスワ、チェルノートン研究所で事故が起こる。だがそこは細菌兵器の研究所であったのだ。事故により、非常に強力な細菌ルシファーαが宙に撒かれる。ルシファーαは風に乗り、ユーラシア大陸各地へと伝染していった。その結果は凄惨で、人類の半数が死滅する事となる。後に大惨事と呼ばれるバイオハザードであった。~ それから半世紀、2042年。瀬戸内海を埋め立てたネオ・コウベ・シティでは奇妙な事件がおきていた。それは人間が知らない内に、ロボットに摩り替わり、本人に成りすましているというものだった。ロボットはボディに人造の皮膚を付け、本人と入れ替わっていた。その人造皮膚は汗をかき、血を流す。正に生体そのもの。そのため外観からは本人と区別がつかない。しかもその目的も、どこから来たのかも全く不明。やがて彼らは、人間と摩り替わる事から、スナッチャーと呼ばれるようになる。~ 主人公であるギリアン・シードは、3年前妻ジェミー・シードと共に、誰も居なくなったシベリアで発見された。だがその時、二人は全く記憶がなかった。その後ギリアンは軍に入り、社会に馴染んでいく。だが一方で、ジェミーとはうまくいかなくなり、別居。~ やがて彼は特殊部隊を経験後、スナッチャーを狩るための部署、JUNKERへと配属される事となる。そしてスナッチャーとの戦いに身を投じるのであった。 ---- **その他 -先述の通りパソコン版(88SR,MSX2)は未完のまま終わっているが、MSX2でのみ完結編までを収録した完全版が出ている。 --その名も『SDスナッチャー』。キャラがSD化されジャンルもRPGに変更されているが、シナリオはPCE版スナッチャーよりも濃密である。 -今や小島プロダクションの看板シリーズとなったメタルギア(ソリッド)シリーズに登場する兵器『メタルギア』だが、本作でも主人公の業務サポートを行う小型の二足歩行ロボット『メタルギアmk-II』として登場している。なお、SDスナッチャーではメタルギアmk-IIに代わり、更に小型である『プチメタル』が登場する。

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