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テトリス - (2011/12/21 (水) 18:21:16) の1つ前との変更点

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*テトリス 【てとりす】 |ジャンル|落ちものパズル|&amazon(B000069RXU)| |対応機種|IBM-PC、Apple II、PC-8801、PC-9801&br;ファミリーコンピュータ、ゲームボーイ&br;アーケード他多数|~| |発売元|Spectrum HoloByte. 、Mircrosoft|~| |日本版発売元|BPS、任天堂他|~| |開発者|アレクセイ・パジトノフ他2名|~| |発売日|1986年|~| 備考、3DSVCでGB版が2011年12月22日から配信 ---- **概要 全ての落ちものパズルの原点。4つのブロックで構成された特定の形のピースを落とし、ブロックの山を消し続けていくパズルゲーム。~ -元々は旧ソビエト連邦の科学者「アレクセイ・パジトノフ」他2名が教育用として開発したゲーム。~ やがてアメリカのSpectrum HoloByte.によって、最初にゲームとして製品化された。 **特徴 -基本ルールは非常にシンプルなシステムで構成されている。 --プレイの舞台は細長い枠で囲われたエリア。その上方からピースが落とされる。落とされたピースはゆっくりと下へ向かう。 --ピースは4つの正方形ブロックで構成され(ゲーム名が「テトリス」であることの所以)、全部で7種類ある。 --操作は左右と回転。そして落下。下のブロックに接地するとピースは固定されてもう動かせない。そして新しいピースが落下してくる。 --落下後、横一行の隙間がなくなるとその行が消える。一度に複数揃った場合は同時に消え、高得点を得られる。そして空いた分だけ、上のブロックの山が下へ落ちる。 --エリア最上段まで落下済みのブロックが到達してしまうとゲームオーバー。そうならないように、ピースを隙間なく組み合わせ、ブロックを消していかなければならないが、時間が経つにつれピースの自然落下速度が上がっていくため、難易度が徐々に高くなっていく。 -本作は様々な機種で発売されたが、その間様々なシステムのマイナーチェンジが行われた。その一例。 --ピースの回転は左右の壁に密着していても回転できる。元々は回転できなかった。 ---これを利用してピースを「駆け上がらせる」ことが可能になっているものもある。 --ピースの落下速度を調整できるもの。元々はピースの落下は瞬時だった。 ---主なものはGB版やセガ製アーケード版の「下キーによる高速落下」。一方で、「テトリス・ザ・グランドマスター」(カプコン・アリカ)の「30G」のように、何もしなくともいきなり最下段に落ちるものある。 --下のブロックに接地後も、しばらく操作ができるもの。元々は一度接地すると操作できなかった。 -対戦テトリス --ただブロックの山をひたすら消していくだけのゲームだったが、ゲームボーイ版で対戦ができるようになると、また違った楽しみ方が増えた。 --その対戦システムは、「行を消すと相手の下からブロックがせり上がる」というもの。その上がる量は同時に消した行数に比例する。自分が多く消せばそれだけ相手がつらくなるわけだ。勝敗は先にゲームオーバーになってしまったほうが負けとなる。このシステムはその後の対戦型落ちものパズルのスタイルを決定づけた。 ---実は同時期、別の対戦テトリスが出ていた。フリーウェアになるが「KATALITH」というゲームだ。こちらは自分が行を消すと、相手に消した行数に見合ったペナルティが課せられるというもの。勝手に落下させられたり、回転させられたり、いびつなピースが現れたり、果ては真っ暗になったりと、様々なペナルティがあった。ゲームボーイ版テトリスとはまた違った方向性を示したゲームだが、対戦落ちものパズルでこのタイプのシステムを採用してる商業作品はいまだに現れていない。 ---必殺技で直接相手を妨害できる『テトリス武闘外伝』(BPS)や落下ピースの変化・一時操作不能攻撃で邪魔できる『セガテトリス』(セガ)が、ややこのタイプに近い。 **総評 「落ちものパズル」というジャンルを確立しただけでも十分評価に値する。~ シンプルでわかりやすい基本ルールだが高い中毒性を有しており、様々なメーカーが様々な機種に移植していった。またその度にシステムのマイナーチェンジがあるのも、本作の特徴。~ 本質を維持したまま、様々な楽しみ方が増えていくという点はなかなか面白い。 **余談 -元々共産圏で作られ、しかも最初は教育用に作られたソフトであったため版権がハッキリしなかったが、現在は「ザ・テトリス・カンパニー」という会社が版権を管理している。 -版権を巡っては、かつてはさまざまな問題が発生していた。有名どころはセガのメガドライブ版テトリスにおける騒動(結局発売中止となってしまった)。
*テトリス 【てとりす】 |ジャンル|落ちものパズル|&amazon(B000069RXU)| |対応機種|IBM-PC、Apple II、PC-8801、PC-9801&br;ファミリーコンピュータ、ゲームボーイ&br;アーケード他多数|~| |発売元|Spectrum HoloByte. 、Mircrosoft|~| |日本版発売元|BPS、任天堂他|~| |開発者|アレクセイ・パジトノフ他2名|~| |発売日|1986年|~| 備考、3DSVCでGB版が2011年12月22日から配信 ---- **概要 全ての落ちものパズルの原点。4つのブロックで構成された特定の形のピースを落とし、ブロックの山を消し続けていくパズルゲーム。~ -元々は旧ソビエト連邦の科学者「アレクセイ・パジトノフ」他2名が教育用として開発したゲーム。~ やがてアメリカのSpectrum HoloByte.によって、最初にゲームとして製品化された。 **特徴 -基本ルールは非常にシンプルなシステムで構成されている。 --プレイの舞台は細長い枠で囲われたエリア。その上方からピースが落とされる。落とされたピースはゆっくりと下へ向かう。 --ピースは4つの正方形ブロックで構成され(ゲーム名が「テトリス」であることの所以)、全部で7種類ある。 --操作は左右と回転。そして落下。下のブロックに接地するとピースは固定されてもう動かせない。そして新しいピースが落下してくる。 --落下後、横一行の隙間がなくなるとその行が消える。一度に複数揃った場合は同時に消え、高得点を得られる。そして空いた分だけ、上のブロックの山が下へ落ちる。 --エリア最上段まで落下済みのブロックが到達してしまうとゲームオーバー。そうならないように、ピースを隙間なく組み合わせ、ブロックを消していかなければならないが、時間が経つにつれピースの自然落下速度が上がっていくため、難易度が徐々に高くなっていく。 -本作は様々な機種で発売されたが、その間様々なシステムのマイナーチェンジが行われた。その一例。 --ピースの回転は左右の壁に密着していても回転できる。元々は回転できなかった。 ---これを利用してピースを「駆け上がらせる」ことが可能になっているものもある。 --ピースの落下速度を調整できるもの。元々はピースの落下は瞬時だった。 ---主なものはGB版やセガ製アーケード版の「下キーによる高速落下」。一方で、「テトリス・ザ・グランドマスター」(カプコン・アリカ)の「30G」のように、何もしなくともいきなり最下段に落ちるものある。 --下のブロックに接地後も、しばらく操作ができるもの。元々は一度接地すると操作できなかった。 -対戦テトリス --ただブロックの山をひたすら消していくだけのゲームだったが、ゲームボーイ版で対戦ができるようになると、また違った楽しみ方が増えた。 --その対戦システムは、「行を消すと相手の下からブロックがせり上がる」というもの。その上がる量は同時に消した行数に比例する。自分が多く消せばそれだけ相手がつらくなるわけだ。勝敗は先にゲームオーバーになってしまったほうが負けとなる。このシステムはその後の対戦型落ちものパズルのスタイルを決定づけた。 ---実は同時期、別の対戦テトリスが出ていた。フリーウェアになるが「KATALITH」というゲームだ。こちらは自分が行を消すと、相手に消した行数に見合ったペナルティが課せられるというもの。勝手に落下させられたり、回転させられたり、いびつなピースが現れたり、果ては真っ暗になったりと、様々なペナルティがあった。ゲームボーイ版テトリスとはまた違った方向性を示したゲームだが、対戦落ちものパズルでこのタイプのシステムを採用してる商業作品はいまだに現れていない。 ---必殺技で直接相手を妨害できる『テトリス武闘外伝』(BPS)や落下ピースの変化・一時操作不能攻撃で邪魔できる『セガテトリス』(セガ)が、ややこのタイプに近い。 **総評 「落ちものパズル」というジャンルを確立しただけでも十分評価に値する。~ シンプルでわかりやすい基本ルールだが高い中毒性を有しており、様々なメーカーが様々な機種に移植していった。またその度にシステムのマイナーチェンジがあるのも、本作の特徴。~ 本質を維持したまま、様々な楽しみ方が増えていくという点はなかなか面白い。 **余談 -概要にある通り共産圏で作られ、しかも最初は教育用に作られたソフトであったため版権がハッキリしなかったが、現在は「ザ・テトリス・カンパニー」というアメリカの会社が版権を管理している。 -版権を巡っては、かつては様々な問題が発生していた。有名どころはセガのメガドライブ版テトリスにおける騒動(結局発売中止となってしまった)。 -湾岸戦争時、米軍兵士が休憩中にプレイしていたソフトが本作である。また、爆撃を受けたゲームボーイ本体に本作が表示されている。 ----

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