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First Queen - (2011/02/11 (金) 21:00:21) の1つ前との変更点
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*First Queen
【ふぁーすとくぃーん】
|ジャンル|RTS&RPG|
|対応機種|PC-9801VM/UM以降、X68000|
|発売・開発元|呉ソフトウェア工房 |
|発売日|1988年9年27日|
|定価|8,800円|
*物語
戦いの発端はオルニックから始まった。
オルニック王は、すでに滅びてしまった古代ログリス王国ゴルド王の血を引くキャサリンを王妃に迎える。
彼女は年老いた王を退位させ自ら女王に即位し、ログリス全土を手に入れるため南へと侵略を開始した。
手始めに麓のリッチモンドが襲われ、住民は瞬く間に虐殺されてしまった。領主リッチモンドは命からがらカーディック城のペリーズ王の元へ逃れる。
「オルニックの目的は、このカーディックとあなた方の命です。
キャサリンはログリス創世記にあるゴルド王の言葉『わが末裔唯一人となりし時、ログリスは一つとなり繁栄す』を信じています。
今ゴルド王の血を引くのはキャサリンとあなた方だけ。ただちに兵を上げ、オルニック軍の南下を阻止しなければ」
「リッチモンド伯、わしはこの通り自らの身もままならない。わしの代わりに兵を率いてオルニック軍を打ち破ってくれ!」
こうして今、ログリス全土を巻き込むオルニックとカーディックの戦いが始まった……。
*概要
-日本でのRPG要素を持ったRTSの先駆け、シルバーゴースト。本作はそのシルバーゴーストのシステムを受け継ぎ発展、さらにボリュームアップさせたものである。
-プレイヤーはリッチモンド伯となってカーディック軍を率い、最南端から幾つものエリアを通って仲間を増やしつつ最北端のオルニック城を目指す。
--敵もまた徐々に南下して来る。同じエリアに入ると戦闘になり、カーディック城が陥落するとゲームオーバーである。
*特徴
-本作最大の特徴、「ゴチャキャラ」システム
--まず1つの部隊は最高18名で編成され、移動や戦闘はこれを単位として行う。特に制限も無く、仲間になったキャラなら好きなように部隊を編成出来る。
---そして敵部隊やモンスターと戦闘になると、互いの部隊のキャラが入り乱れてリアルタイムにぶつかり合う。
--仲間になるキャラも数が多く、敵リーダーを倒して部下を追い詰め降伏させて仲間にすることも出来る。最終的に総勢150名以上もの固有の名を持つキャラを集めることが可能。
---キャラのAIはクラス毎に決まっているが、それも多様。普段は隊列を組んでいるが、敵を見つければ近寄って攻撃する(弓兵は弓を射つ)しHPが少なくなれば後方に退がって休む(ナイトは休まない。また固有のキャラには例外も多くいる)。命令によって一斉に退却させたり停止させたりも出来る。
//性格付けは見えるけど賢いかどうかは微妙。結構、個別にコントロールするハメになったし。
--戦闘の中でコントロールするキャラは、リーダー以外でも自由に変えられる。ただしリーダーをコントロールしている状態でないとエリア間の移動は出来ない。
---さらに味方のAIは常にコントロールキャラの救出を優先するため、コントロールキャラが一人で離れて敵に囲まれピンチになっても安心。
--終盤には「決戦場」が存在する。これは一部隊ごとに出現する自軍とともに数十名の敵(限りがあるが、倒すごとに復活していく)と戦う場所で、数十名のキャラが入り乱れて戦う様はまさにクライマックスに相応しい壮観なものである。
---ここまで進めることだけなら強力な部隊が1つあれば可能だが、この決戦場で勝つためにはある程度育てた部隊がいくつか必要になる。
-全体MAPは南北に細長いもので、の南端にプレイヤーの居城、北端に女王の拠点がある。プレイヤーは女王打倒のため北上するのだ。
--MAP上には様々な勢力があり、味方を増やすには、彼らに依頼する事となる。ただし勢力同士が敵対してるものもあり、その場合は一方を味方につけると、もう一方は敵となる。
*問題点
システム周辺に不便なところがいくつかあった。
-ゲームを起ち上げると、常に最初の段階から始まる(つまり起ち上げと同時に所謂「New Game」で始まる)。ゲーム中にセーブは出来るしすでにメニューが開いてあるためそこからデータをロードすれば続きから始められるのだが、うっかりセーブの方をしてしまうとデータが\(^o^)/。
-敵部隊が別のエリアに動くとアナウンスが出るが、マップを見てもどのエリアが何という名前なのか部隊を置いていないとわからない。
-レベルが上がるとクラスチェンジが出来るようになるが、ファイターからナイトへのクラスチェンジは最南端の町でしか出来ない。いちいち歩いてそこまで戻るのが非常に面倒。
-戦闘中にも不便なところがある。
--レベルは攻撃が当たった時にランダムで上がるのだが、弓兵が弓を当てても判定は起きない。そのため弓兵は自分でコントロールして接近戦をやらせないとほとんどレベルが上がらない。
--HPが0になって死んだキャラは消えてしまうが、何の警告もないのでわかりにくい。
--敵を寝返らせても外観が変わらないため判別しづらい。
--コントロールをリーダー以外に移すと''リーダーが動かなくなる。''
ちなみにエンディングは少々欝。あまりハッピーエンドとは言えない。
予言の内容的に死亡フラグが立ってる王様はともかく、吹き飛ばされて行方不明になる主人公は当時だれもが「あり得ない」と評価した。
(どうやら主人公を続投させるための処置だったらしい、名前は違うけど)
*総評およびその後の展開
-当時これだけ多くのキャラに個性まで付けて同時に動かせるゲームは他に無く、一人一人に名前のある一般兵にまで愛着が沸いた「一人も殺さない」プレイを貫くプレイヤーが続出した。
-2001年にはグラフィック変更とともに問題点の幾つかを解決し、オリジナル版も同梱してアレンジ版としてwindowsに移植された。対応OSは95/98/Meだが、公式サイトからパッチをダウンロードすればXPにも対応可能。
-- SFCにも移植されているが、大幅な変更が加えられている。
-その後「ゴチャキャラ」システムは2以降でさらに強化・進化され、First Queenはシリーズ化していった。
*First Queen
【ふぁーすとくぃーん】
|ジャンル|RTS&RPG|
|対応機種|PC-9801VM/UM以降、X68000|
|発売・開発元|呉ソフトウェア工房 |
|発売日|1988年9年27日|
|定価|8,800円|
*物語
戦いの発端はオルニックから始まった。
オルニック王は、すでに滅びてしまった古代ログリス王国ゴルド王の血を引くキャサリンを王妃に迎える。
彼女は年老いた王を退位させ自ら女王に即位し、ログリス全土を手に入れるため南へと侵略を開始した。
手始めに麓のリッチモンドが襲われ、住民は瞬く間に虐殺されてしまった。領主リッチモンドは命からがらカーディック城のペリーズ王の元へ逃れる。
「オルニックの目的は、このカーディックとあなた方の命です。
キャサリンはログリス創世記にあるゴルド王の言葉『わが末裔唯一人となりし時、ログリスは一つとなり繁栄す』を信じています。
今ゴルド王の血を引くのはキャサリンとあなた方だけ。ただちに兵を上げ、オルニック軍の南下を阻止しなければ」
「リッチモンド伯、わしはこの通り自らの身もままならない。わしの代わりに兵を率いてオルニック軍を打ち破ってくれ!」
こうして今、ログリス全土を巻き込むオルニックとカーディックの戦いが始まった……。
*概要
-日本でのRPG要素を持ったRTSの先駆け、『シルバーゴースト』(88年、PC88SR & X1)。本作はそのシルバーゴーストのシステムを受け継ぎ発展、さらにボリュームアップさせたものである。
-プレイヤーはリッチモンド伯となってカーディック軍を率い、最南端から幾つものエリアを通って仲間を増やしつつ最北端のオルニック城を目指す。
--敵もまた徐々に南下して来る。同じエリアに入ると戦闘になり、カーディック城が陥落するとゲームオーバーである。
*特徴
-本作最大の特徴、「ゴチャキャラ」システム
--まず1つの部隊は最高18名で編成され、移動や戦闘はこれを単位として行う。特に制限も無く、仲間になったキャラなら好きなように部隊を編成出来る。
---そして敵部隊やモンスターと戦闘になると、互いの部隊のキャラが入り乱れてリアルタイムにぶつかり合う。
--仲間になるキャラも数が多く、敵リーダーを倒して部下を追い詰め降伏させて仲間にすることも出来る。最終的に総勢150名以上もの固有の名を持つキャラを集めることが可能。
---キャラのAIはクラス毎に決まっているが、それも多様。普段は隊列を組んでいるが、敵を見つければ近寄って攻撃する(弓兵は弓を射つ)しHPが少なくなれば後方に退がって休む(ナイトは休まない。また固有のキャラには例外も多くいる)。命令によって一斉に退却させたり停止させたりも出来る。
//性格付けは見えるけど賢いかどうかは微妙。結構、個別にコントロールするハメになったし。
--戦闘の中でコントロールするキャラは、リーダー以外でも自由に変えられる。ただしリーダーをコントロールしている状態でないとエリア間の移動は出来ない。
---さらに味方のAIは常にコントロールキャラの救出を優先するため、コントロールキャラが一人で離れて敵に囲まれピンチになっても安心。
--終盤には「決戦場」が存在する。これは一部隊ごとに出現する自軍とともに数十名の敵(限りがあるが、倒すごとに復活していく)と戦う場所で、数十名のキャラが入り乱れて戦う様はまさにクライマックスに相応しい壮観なものである。
---ここまで進めることだけなら強力な部隊が1つあれば可能だが、この決戦場で勝つためにはある程度育てた部隊がいくつか必要になる。
-全体MAPは南北に細長いもので、の南端にプレイヤーの居城、北端に女王の拠点がある。プレイヤーは女王打倒のため北上するのだ。
--MAP上には様々な勢力があり、味方を増やすには、彼らに依頼する事となる。ただし勢力同士が敵対してるものもあり、その場合は一方を味方につけると、もう一方は敵となる。
*問題点
システム周辺に不便なところがいくつかあった。
-ゲームを起ち上げると、常に最初の段階から始まる(つまり起ち上げと同時に所謂「New Game」で始まる)。ゲーム中にセーブは出来るしすでにメニューが開いてあるためそこからデータをロードすれば続きから始められるのだが、うっかりセーブの方をしてしまうとデータが\(^o^)/。
-敵部隊が別のエリアに動くとアナウンスが出るが、マップを見てもどのエリアが何という名前なのか部隊を置いていないとわからない。
-レベルが上がるとクラスチェンジが出来るようになるが、ファイターからナイトへのクラスチェンジは最南端の町でしか出来ない。いちいち歩いてそこまで戻るのが非常に面倒。
-戦闘中にも不便なところがある。
--レベルは攻撃が当たった時にランダムで上がるのだが、弓兵が弓を当てても判定は起きない。そのため弓兵は自分でコントロールして接近戦をやらせないとほとんどレベルが上がらない。
--HPが0になって死んだキャラは消えてしまうが、何の警告もないのでわかりにくい。
--敵を寝返らせても外観が変わらないため判別しづらい。
--コントロールをリーダー以外に移すと''リーダーが動かなくなる。''
ちなみにエンディングは少々欝。あまりハッピーエンドとは言えない。
予言の内容的に死亡フラグが立ってる王様はともかく、吹き飛ばされて行方不明になる主人公は当時だれもが「あり得ない」と評価した。
(どうやら主人公を続投させるための処置だったらしい、名前は違うけど)
*総評およびその後の展開
-当時これだけ多くのキャラに個性まで付けて同時に動かせるゲームは他に無く、一人一人に名前のある一般兵にまで愛着が沸いた「一人も殺さない」プレイを貫くプレイヤーが続出した。
-2001年にはグラフィック変更とともに問題点の幾つかを解決し、オリジナル版も同梱してアレンジ版としてwindowsに移植された。対応OSは95/98/Meだが、公式サイトからパッチをダウンロードすればXPにも対応可能。
-- SFCにも移植されているが、大幅な変更が加えられている。
-その後「ゴチャキャラ」システムは2以降でさらに強化・進化され、First Queenはシリーズ化していった。