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*バンジョーとカズーイの大冒険 【ばんじょーとかずーいのだいぼうけん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000069RYM)| |対応機種|ニンテンドウ64|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|レア|~| |発売日|1998年12月6日|~| |定価|7,140円(税込)|~| |配信|Xbox LIVE ARCADE&br()2008年12月3日/1,200マイクロソフトポイント|~| ---- #contents() ---- **概要 『[[スーパードンキーコング]]』シリーズでタッグを組んだ任天堂とレア社がニンテンドウ64専用として開発した新規タイトル。~ 64の3D性能を活かして広いフィールドを探索する正統派3Dアクションゲームである。~ バンジョーはこれ以前に『[[ディディーコングレーシング>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/109.html]]』に出演しており、取扱説明書にて本作の登場を示唆する記述がされていた(コンカーも同様)。 **ストーリー 魔女のグランチルダが鍋のディングポットに「この世で一番可愛いのは誰か」と尋ねると、返ってきた答えは自分自身ではなく、バンジョーの妹チューティだった。これに怒ったグランチルダはチューティの美貌を奪うため、彼女をさらってしまう。~ 昼寝をしている間に妹をさらわれてしまった間抜けなクマ、バンジョーは、相棒のカズーイに叩き起こされてようやく異変に気付く。チューティを助け出すため、バンジョーとカズーイの大冒険が始まった。 **特徴 -『スーパードンキーコング』でも多少存在した2人のキャラクターの協力アクションを追及したゲームとなっており、ドンキーと違ってバンジョーとカズーイは常にタッグを組んで行動する。 --足が遅いがバランスの取りやすいバンジョーと素早いカズーイといった形で使い分けを要求される。 -素晴らしいのは、豊富なアクションの存在とそれに対するチュートリアルが丁寧に行われる点で、誰でも遊べるほど間口が広い。説明書もほぼ読まなくてもOK。 --ゲームは『スーパーマリオ64』のように拠点となる「グランチルダの砦」を探索し、ステージの入り口を見つけることで進める。~ 各ステージは箱庭タイプになっており、自由に探索が可能。ステージ中で各アイテムを入手していくのが目的となる。 --『スーパーマリオ64』よりステージ数は少ないが、一つ一つの広大さで言えば大きく上回っている。 -各所にキーアイテムである「ジグソー」が隠されており、これを集めることで新たなステージに進むことができるようになる。ジグソーは各ステージに10個ずつ隠されている。 --ジグソーの入手方法は様々。仕掛けを解いたりミニゲームをクリアする他にも、ボスを倒さなければならないこともあり、非常にバリエーション豊か。 -各ステージに配置された「オンプ」を一定数集めることで、グランチルダの砦の中の新たなエリアも探索できるようになる。オンプは各ステージに100個ずつ隠されている。 -ステージのバリエーションやギミックが非常に多彩。 --緑の広がるのどかな丘のステージから、美しいビーチ、雪山、砂漠、さらにホラーハウスや四季によって変化するステージなど様々な種類のステージが存在する。 --ギミックにおいても、大きなヤドカリやカメの中を探検したり、魔法の絨毯に乗って難所を越えたりと豊富な仕掛けで楽しませてくれる。 --中には難易度の高いステージもあるのだが、''公式チートが存在する''ためごり押しでクリアすることも可能。ただし、どうしてもごり押しの出来ない場所も存在するが…((チートが使えないミニゲームは人によってはかなり苦戦する。雪山ステージでの白クマのボギーとのレースなど。))。 ---ちなみにチートの存在自体は隠されており、ゲーム中に全部で10種類教えてもらえる。それ以外にもチートコードが存在するが、ゲーム中で明かされるもの以外を使いすぎるとセーブデータが消されてしまうペナルティが存在する((ステージの入り口を開けるチート、オンプドアを開けるチート、技を覚えるチートなど。))。 -音楽関連の評価も高い。 --各ステージの雰囲気を盛り上げるのに一役買っているのは勿論、同じステージ内でも場所によって自然に曲調が切り替わるなど芸が細かい。 -個性豊かなキャラクター --主人公たちだけでなく敵キャラクターさえも、とてもコミカルかつたまにシニカルで魅力的。時にはメタ発言でニヤリとさせてくれるも。 --性格も様々で、のんきなバンジョーと少々毒舌なカズーイ、一見真面目そうながらやや自意識過剰な自称「主人公」のボトルズ、自称歌うように会話するクイズが好きな魔女グランチルダ、叱られながらもグランチルダにケナゲに従うクランゴなど。 --各ステージにも多数のサブキャラクターが登場する。そのモデルは動物だけでなく、しなびたヤシの木、火薬箱、果ては洋式トイレなどまである。 ---中には脇役ながら『2』にも引き続き登場するキャラクターもおり、行く先々で散々な目に遭うラクダのゴビや前述の洋式トイレのロッゴーなどが代表的。 **問題点 -全体的に難易度が高い。 --ステージを出たりミスをすると集めていたオンプやジンジョーがリセットされる(全て集めていた場合はリセットされない)。要するにノーミスで全て集める必要がある。 ---最後のグランチルダと対決するにはとてつもない量のオンプとジグソーが要求される((ジグソー94個、オンプ810個という莫大な数。いっそのこと完全クリアを目指した方がいいぐらい。))。 ---この要求量に届くためには、「箱庭タイプ」の全ステージに用意されてる仕掛けの大半を解き明かす必要と、各ステージにおいて死なずにくまなく回りオンプを回収するだけの力量を必要とする。 --ステージ中の約7割が水の「クランカーのどうくつ」は比較的序盤のステージだが、水中の操作に慣れていないと苦戦間違いなし。特にクランカーの救出が難しく、あっさり溺死するプレイヤーも多かった。 --ミス=即死 の場所が存在する「サビサビみなと」のオンプ集めはゲーム中最難関とされている。 ---重油によって汚染された海(酸素消費2倍)、攻撃力の高いTNTの敵が多く配置、サメがいる区域のジンジョーの救出など、仕掛けがいちいち意地悪なうえ、ちょっとした操作ミスであっさり死んでしまうことが多い。特に船のスクリューの中にあるジグソー取得はゲーム中最難関候補((時間制限付きで、スイッチのある機関室の即死トラップ+狭い上に回転する足場を抜け、酸素減少速度2倍の重油まみれの水の中、触れると即死のスクリューへ向かうという極悪っぷり。))。 --ジグソー入手のヒントが殆どない箇所が多いため、途中で詰まってしまうプレイヤーが多数いた。ステージ自体が広いのと、隠された入り口が見つけにくいことも原因の1つ。 ---「マッドナイトまんしょん」の教会の花瓶にタマゴを入れる、屋敷の排水管に変身して入る、屋敷2階のトイレに流されるなどいったい何人のプレイヤーが初見でわかったのだろうか… --終盤の強制ミニゲーム「グランチルダのクイズショー」は普通の問題パネル、音声パネルならばここまで進んだプレイヤーなら簡単に解ける。 ---だが、他の問題がきつい。映像パネルは写真を見てそれがどのステージかを当てるものなのだが、撮影場所が非常に捻くれている。正直普通に進めているだけではわからないような写真ばかり。~ 時計パネルはゲーム中のボス戦やミニゲームを行うのだが、クリア条件が非常に厳しくなっており厄介。また、間違えたら即死のパネルがあり、これが連続で配置されているゴールの目の前で即死ということも… ---さらに、グランチルダのパネルではグランチルダの私生活についての問題が出されるのだが、これは砦のあちこちにいるブレンチルダの話を聞いていないと絶対にわからない((問:シャンプーの代わりに何を使う?答:腐ったミルク、問:普段のディナーは?答:ウジ虫のパイ、問:学生時代のあだ名は?答:はらわたゼリーちゃん、といった具合。一体誰がわかるというのか。))。 ---聞いていれば楽勝なのだが、聞いていなかった場合、勘で答えるしかない。ちなみに答えはセーブファイルごとに違う。 -基本的にカメラはフリー視点になっているが、特定の場所では固定カメラになる。このせいで一部見逃しやすいアイテムが存在する(特に砂漠ステージのピラミッド内迷路など)。 -空を飛んでいる際に攻撃するアクション「くちばしミサイル」があるのだが、この攻撃が「前方に向かって飛んでいく」のに照準が非常に合わせ辛い。最終戦ではこのアクションが必須となるため、それまでに慣れていないとつらい。 -協力アクションを謳ってはいるが、実際はかなりのアクションがカズーイ依存。バンジョーが単独で行っているのは引っ掻きぐらいである。お陰で「''バンノーなカズーイの大冒険''」などと揶揄されることも。 -メニューからセーブしてゲームを終了すると、強制バッドエンド。一応ボタンスキップが可能(流れ出すと不可)。しかも説明書に、きちんとタイトルに戻ってから電源を落とさないとデータが消える恐れが云々と、警告が掲載されているので馬鹿正直にバッドエンドを眺めたプレイヤーは多い。 --それ以前にセーブして終了するだけで「ゲームオーバー」と流れるのに抵抗を感じる人もいると思われる。 ---ゲームを終了する=ゲームオーバー(本来の意味)だからあるいみ間違ってはいない。しかし取扱説明書には「グランチルダのデモ」と書かれているのだから始末が悪い。まさか通常のゲームオーバーと全く同じだと誰が思うだろう。ちなみにセーブ自体はマップを切り替えるたびに行われているし、ゲームオーバーのデメリットは砦入り口に戻されるだけ(残機が残っている場合と大差ない)。 --この仕様は後続の『ドンキーコング64』にも何故か引き継がれた。ただしこちらはいつでもスキップができる等の配慮はされている。 --ストーリーを進める事でバッドエンドは流れなくなるがやはりゲームオーバーと表示される。なお、こちらは『2』にも何故か引き継がれた。 **総評 レア社らしい「間口は広いが、やりこみがいのある」ゲームである。&br() 宮本氏に「『マリオ64』を越えた」と言わせただけあり、ゲームとしての完成度は高く、魅力的な世界観などからファンも多い。&br() 現在は下記のXBLA版も配信されているので、Xbox360を持っている人はぜひ体験版をダウンロードして本作に触れていただきたい。 ---- *バンジョーとカズーイの大冒険2 【ばんじょーとかずーいのだいぼうけんつー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000069RZ5)| |対応機種|ニンテンドウ64|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|レア|~| |発売日|2000年11月27日|~| |定価|6,800円|~| |配信|Xbox LIVE ARCADE&br()2009年4月29日/1,200マイクロソフトポイント|~| **ストーリー(2) バンジョーとカズーイの活躍によりグランチルダが倒されてから2年。~ ある嵐の夜、バンジョー、カズーイ、ボトルズ、マンボの4人がトランプを楽しんでいると、突如大きな地震が襲った。~ マンボが1人外に様子を見に行くと、グランチルダの妹2人がグランチルダを不完全ながら復活させていた。~ 命辛々逃げてきたマンボはバンジョー達に急いで家から避難するように伝えるが、ボトルズだけはイカサマを警戒して聞く耳を持たない。そして……~ 翌朝、黒こげになった家とボトルズの前にバンジョー達は佇んでいた。怒りに燃えるバンジョー達は、グランチルダを追ってグランチルダの城へ向かう。~ 一方、城ではガイコツとなった姉を元に戻すため、妹達が作った「ビッグブラスター」で島中のエネルギーを吸い取るという恐ろしい計画が進められていた。 **特徴(2) //前作よりも操作性、グラフィックが大幅に向上。 -バンジョーとカズーイに多数の新アクションが追加された。その一部を紹介する。 --「エッグエイム」は主観時に照準が表示され「狙って撃つ」ことが可能になるアクション。これによりカズーイの使い勝手の良さが大幅に向上した。 ---さらにアクションを強化すれば水中や飛行中でも卵を発射できるようになる。 ---発射する卵にもいくつかの種類が設けられた。「ばくだんエッグ」「ファイアーエッグ」「アイスエッグ」「ベイビーカズーイ」の4種類((正確には他にも一定時間無限に卵をうてるゴールデンエッグもあるが、常時使えるのはこの4種類と普通の卵のみ。))。 --「タマゴばきゅーん」はバンジョーがカズーイを銃に見立てて戦うアクション。 ---特定のエリアに侵入するとこのモードに切り替わり、主観視点、いわゆるFPS状態なる。 --「セパレート」はバンジョーとカズーイを分離させて一方での単独行動ができるアクション。 ---さらにそれぞれに単独専用のアクションがあり、この状態でしかできないことも多い。欠点は体力が半減してしまうこと。 --ちなみに、前作で登場したアクションは最初から全て使用可能。 -前作ではサポートキャラクターだったマンボ・ジャンボを操作できるようになった。 --彼でないと解けない謎解きもあるので、非常に重要な存在。あまり強くないが、固有の攻撃手段も持つ。特定の敵には非常に有効。 --ちなみにバンジョーとカズーイを変身させる役割はフンバ・ウンバなる新キャラクターが担当している。 -前作からのいくつかの仕様変更で、難易度が若干下がった。 --「残機」の概念が無くなり、体力が尽きた時のデメリットが実質無くなった。前作でも残機切れによるデメリットは砦の入り口に戻されるだけだったので、実質利便性が向上したといったところ。 --ステージ中で入手したオンプがステージを出てもリセットされなくなった。 --ラスボスのグランチルダと戦うために必要なジグソーやオンプの数が大幅に減った。 -ジグソー入手・使用時の仕様が若干変更された。 --前作ではジグソー入手時にバンジョーとカズーイが毎回決めポーズを取るため、ややテンポを削ぐ原因となっていたが、今作では決めポーズはしない。 --前作では所定の場所に立ってボタンを押すだけで良かったが、今作では実際にジグソーパズルのミニゲームをクリアしなければ次のステージを解放できない。 ---ちなみにこれは前作の隠し要素とほぼ同じ仕様。 -ステージ総数は前作よりも減ったが、謎解きやミニゲームはさらに強化された。 --特に各ステージ間での謎解きが連動したイベントが多数設けられており、より複雑なものになっている。 --また、前作と違い本作では各ステージに明確にボスと呼べるキャラクターが配置されている。 -ストーリーを盛り上げる魅力的なキャラクターも敵味方問わず健在。マンボのライバルの女性呪術師フンバ・ウンバ、軍隊所属で口が悪いボトルズの兄ジャムジャー、ゲーム序盤であっさりゾンビにされてしまうキング・ジンガリン、表向きでは姉を持ち上げるミンジェラ、ガサツで頭が悪いブラウベルダなど。 --前作では殆ど出番のなかったクランゴが今回は中ボスとして立ちはだかる。 -各ステージの音楽も引き続き良好。 --特にミステリアスな雰囲気を醸し出す「ウィッチわーるど」、牧歌的で美しい「ジョリーのリゾート」、夕暮れのさびれた工場と相まってどこかノスタルジックな「グランティさんぎょう」、ステージの場所によって印象がガラッと変わる「ホットアイスやま」の音楽などが代表的。 -水中での操作性が前作から向上した。 --潜水・旋回速度が向上した他、酸素ゲージ増加イベント導入や主観視点での潜水・攻撃アクションができるようになっている。 -対戦プレイができるようになった。 --ゲーム中のミニゲームから「タマゴばきゅーん」を用いた対戦など遊び方は様々。『ドンキーコング64』で導入されたシステムを改良させたものが中心だが、かなり細かいルール変更が可能。 **問題点(2) -一部、難易度が高い。 --「グランティさんぎょう」は監視カメラに侵入者撃退ロボ「ティントップ」に毒ガスと万全の警備、探索場所も毒水処理施設、ゴミプレッサー、下水システム、品質コントロール、電力不足の部屋が大量と厄介な要素が満載。ジグソーも配置がいやらしく、ボス部屋に行く手順もゲーム中屈指の複雑さ。 --特にドラム缶をばくだんエッグで撃ち抜くところは、やり直しのリスク等を含めてかなり難しい。 //--「ホットアイスやま」はボスを倒さない限り場所によっては常に火山弾が降り注ぎ、途中で立ち止まることすら許されない。 //--「キラリンこうざん」で登場するカナリア・マリーとのレース勝負は完全なボタン連打ゲーで、なかなかシビア。しかもアイテムを全てもらうには2回勝つ必要があり、当然2回目はさらに難易度は上がる。そして、やっと倒したと思ったら最終ステージ「スカイぱらだいす」で再び戦うことになる。 //---ただしポーズが使えるのでポーズを使って休憩しながらやれば簡単に勝てる。 //この辺りは特筆する程じゃない --今回も終盤にクイズゲーム「タワーDEクイズ」をクリアしなければならないが、前回以上に理不尽な問題が出てくることがある((例としては、「今自分の考えていたことは何?」という問題。公式攻略本にすら「完全にカンの問題」とまで書かれる始末である。))。 ---前作でも手ごわかった映像クイズの凶悪度がさらに上昇。今回は、映像を見せてから問題文を読むため、同じ映像でも問題が違う可能性がある。映像と選択肢は同じ場合でも、問題文が違っており正解が異なるケースもある。映像のオブジェの数や色を問う問題も多く、観察力の要求がハンパなものではない。 ---ただし対戦相手のミンジェラとブラウベルダは大して強くないので、クリア自体は前作よりは楽に感じるかも。 -前作に比べ、キャラクターのセリフ関連にやや粗がある。 --セリフの誤植がいくつか目立つ。例として、「ジョリーのリゾート」の骨董品屋ポウノとの会話での「ええ!きにいらなわ!」といった具合。 --セリフ表示のテンポが少し悪くなっている。 **総評(2) 基本的なゲーム構成は前作とほぼ変わらない。しかし細かな操作性の見直しや新アクションの大幅な追加をしつつ、前作の評価点である魅力的なキャラクターや圧倒的なボリューム、良質な音楽などを引き継いでおり、各種ステージにおける仕掛けが大幅パワーアップしているので、探索要素に特化した進化を遂げた作品と言える。&br()ポップな外観と裏腹に前作以上にストイックな面も散見されるため、初心者に手放しで勧めることはややためらわれるが、前作を楽しんだ人ややり応えのあるゲームが好きな人は是非ともプレイして頂きたい。 //↑は問題があったら差し戻してもいいです。チュートリアルは前作アクションに関して結構投げやりに説明されてた(前作プレイを前提に説明されてた)と思うし、アクションの内容が探索要素に特化してると思ったので変更しました //基本的なゲーム構成は前作とほぼ変わらない。しかし細かな操作性の改善や新アクションの大幅な追加をしつつ、前作の評価点である魅力的なキャラクターや圧倒的なボリューム、丁寧なチュートリアル、良質な音楽などを引き継いでおり、正に正統進化を遂げた作品と言える。ポップな外観と裏腹に前作以上にストイックな面も散見されるため、初心者に手放しで勧めることはややためらわれるが、前作を楽しんだ人ややり応えのあるゲームが好きな人は是非ともプレイして頂きたい。 ---- *余談 -2作ともXBOX360版ではCEROレーティングが「B」となっている。理由は敵の体がバラバラになったりなど妙にグロテスクな部分があったからだと思われる。 -レア社がマイクロソフトに買収された際、版権の整理が行われ、本作の版権はレア社側が所有することとなった。 --その所為かバーチャルコンソールでの配信は絶望的。代わりにXbox Live Arcadeで2と共に配信されている。 --16:9、1080pのHD画質に対応、ステージを出ても入手したオンプやジンジョーがリセットされないなどの改良が行われている。CEROのレーティングはB。 --64版では何の意味もなかった隠しアイテム「ひみつのこうかん」が『2』に持ち越せるようになった。入手した状態で、『2』のとある場所に行くとゲーマーアイコンやプレミアムテーマが手に入る。また、360専用で発売された続編『[[バンジョーとカズーイ:ガレージ大作戦]]』とも連動している。 --なお、任天堂に関するロゴは削除、またはマイクロソフトに変更されており、レア社のロゴも変更されている。 ----
*バンジョーとカズーイの大冒険 【ばんじょーとかずーいのだいぼうけん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000069RYM)| |対応機種|ニンテンドウ64|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|レア|~| |発売日|1998年12月6日|~| |定価|7,140円(税込)|~| |配信|Xbox LIVE ARCADE&br()2008年12月3日/1,200マイクロソフトポイント|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| ---- #contents() ---- **概要 『[[スーパードンキーコング]]』シリーズでタッグを組んだ任天堂とレア社がニンテンドウ64専用として開発した新規タイトル。~ 64の3D性能を活かして広いフィールドを探索する正統派3Dアクションゲームである。~ バンジョーはこれ以前に『[[ディディーコングレーシング>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/109.html]]』に出演しており、取扱説明書にて本作の登場を示唆する記述がされていた(コンカーも同様)。 **ストーリー 魔女のグランチルダが鍋のディングポットに「この世で一番可愛いのは誰か」と尋ねると、返ってきた答えは自分自身ではなく、バンジョーの妹チューティだった。これに怒ったグランチルダはチューティの美貌を奪うため、彼女をさらってしまう。~ 昼寝をしている間に妹をさらわれてしまった間抜けなクマ、バンジョーは、相棒のカズーイに叩き起こされてようやく異変に気付く。チューティを助け出すため、バンジョーとカズーイの大冒険が始まった。 **特徴 -『スーパードンキーコング』でも多少存在した2人のキャラクターの協力アクションを追及したゲームとなっており、ドンキーと違ってバンジョーとカズーイは常にタッグを組んで行動する。 --足が遅いがバランスの取りやすいバンジョーと素早いカズーイといった形で使い分けを要求される。 -素晴らしいのは、豊富なアクションの存在とそれに対するチュートリアルが丁寧に行われる点で、誰でも遊べるほど間口が広い。説明書もほぼ読まなくてもOK。 --ゲームは『スーパーマリオ64』のように拠点となる「グランチルダの砦」を探索し、ステージの入り口を見つけることで進める。~ 各ステージは箱庭タイプになっており、自由に探索が可能。ステージ中で各アイテムを入手していくのが目的となる。 --『スーパーマリオ64』よりステージ数は少ないが、一つ一つの広大さで言えば大きく上回っている。 -各所にキーアイテムである「ジグソー」が隠されており、これを集めることで新たなステージに進むことができるようになる。ジグソーは各ステージに10個ずつ隠されている。 --ジグソーの入手方法は様々。仕掛けを解いたりミニゲームをクリアする他にも、ボスを倒さなければならないこともあり、非常にバリエーション豊か。 -各ステージに配置された「オンプ」を一定数集めることで、グランチルダの砦の中の新たなエリアも探索できるようになる。オンプは各ステージに100個ずつ隠されている。 -ステージのバリエーションやギミックが非常に多彩。 --緑の広がるのどかな丘のステージから、美しいビーチ、雪山、砂漠、さらにホラーハウスや四季によって変化するステージなど様々な種類のステージが存在する。 --ギミックにおいても、大きなヤドカリやカメの中を探検したり、魔法の絨毯に乗って難所を越えたりと豊富な仕掛けで楽しませてくれる。 --中には難易度の高いステージもあるのだが、''公式チートが存在する''ためごり押しでクリアすることも可能。ただし、どうしてもごり押しの出来ない場所も存在するが…((チートが使えないミニゲームは人によってはかなり苦戦する。雪山ステージでの白クマのボギーとのレースなど。))。 ---ちなみにチートの存在自体は隠されており、ゲーム中に全部で10種類教えてもらえる。それ以外にもチートコードが存在するが、ゲーム中で明かされるもの以外を使いすぎるとセーブデータが消されてしまうペナルティが存在する((ステージの入り口を開けるチート、オンプドアを開けるチート、技を覚えるチートなど。))。 -音楽関連の評価も高い。 --各ステージの雰囲気を盛り上げるのに一役買っているのは勿論、同じステージ内でも場所によって自然に曲調が切り替わるなど芸が細かい。 -個性豊かなキャラクター --主人公たちだけでなく敵キャラクターさえも、とてもコミカルかつたまにシニカルで魅力的。時にはメタ発言でニヤリとさせてくれるも。 --性格も様々で、のんきなバンジョーと少々毒舌なカズーイ、一見真面目そうながらやや自意識過剰な自称「主人公」のボトルズ、自称歌うように会話するクイズが好きな魔女グランチルダ、叱られながらもグランチルダにケナゲに従うクランゴなど。 --各ステージにも多数のサブキャラクターが登場する。そのモデルは動物だけでなく、しなびたヤシの木、火薬箱、果ては洋式トイレなどまである。 ---中には脇役ながら『2』にも引き続き登場するキャラクターもおり、行く先々で散々な目に遭うラクダのゴビや前述の洋式トイレのロッゴーなどが代表的。 **問題点 -全体的に難易度が高い。 --ステージを出たりミスをすると集めていたオンプやジンジョーがリセットされる(全て集めていた場合はリセットされない)。要するにノーミスで全て集める必要がある。 ---最後のグランチルダと対決するにはとてつもない量のオンプとジグソーが要求される((ジグソー94個、オンプ810個という莫大な数。いっそのこと完全クリアを目指した方がいいぐらい。))。 ---この要求量に届くためには、「箱庭タイプ」の全ステージに用意されてる仕掛けの大半を解き明かす必要と、各ステージにおいて死なずにくまなく回りオンプを回収するだけの力量を必要とする。 --ステージ中の約7割が水の「クランカーのどうくつ」は比較的序盤のステージだが、水中の操作に慣れていないと苦戦間違いなし。特にクランカーの救出が難しく、あっさり溺死するプレイヤーも多かった。 --ミス=即死 の場所が存在する「サビサビみなと」のオンプ集めはゲーム中最難関とされている。 ---重油によって汚染された海(酸素消費2倍)、攻撃力の高いTNTの敵が多く配置、サメがいる区域のジンジョーの救出など、仕掛けがいちいち意地悪なうえ、ちょっとした操作ミスであっさり死んでしまうことが多い。特に船のスクリューの中にあるジグソー取得はゲーム中最難関候補((時間制限付きで、スイッチのある機関室の即死トラップ+狭い上に回転する足場を抜け、酸素減少速度2倍の重油まみれの水の中、触れると即死のスクリューへ向かうという極悪っぷり。))。 --ジグソー入手のヒントが殆どない箇所が多いため、途中で詰まってしまうプレイヤーが多数いた。ステージ自体が広いのと、隠された入り口が見つけにくいことも原因の1つ。 ---「マッドナイトまんしょん」の教会の花瓶にタマゴを入れる、屋敷の排水管に変身して入る、屋敷2階のトイレに流されるなどいったい何人のプレイヤーが初見でわかったのだろうか… --終盤の強制ミニゲーム「グランチルダのクイズショー」は普通の問題パネル、音声パネルならばここまで進んだプレイヤーなら簡単に解ける。 ---だが、他の問題がきつい。映像パネルは写真を見てそれがどのステージかを当てるものなのだが、撮影場所が非常に捻くれている。正直普通に進めているだけではわからないような写真ばかり。~ 時計パネルはゲーム中のボス戦やミニゲームを行うのだが、クリア条件が非常に厳しくなっており厄介。また、間違えたら即死のパネルがあり、これが連続で配置されているゴールの目の前で即死ということも… ---さらに、グランチルダのパネルではグランチルダの私生活についての問題が出されるのだが、これは砦のあちこちにいるブレンチルダの話を聞いていないと絶対にわからない((問:シャンプーの代わりに何を使う?答:腐ったミルク、問:普段のディナーは?答:ウジ虫のパイ、問:学生時代のあだ名は?答:はらわたゼリーちゃん、といった具合。一体誰がわかるというのか。))。 ---聞いていれば楽勝なのだが、聞いていなかった場合、勘で答えるしかない。ちなみに答えはセーブファイルごとに違う。 -基本的にカメラはフリー視点になっているが、特定の場所では固定カメラになる。このせいで一部見逃しやすいアイテムが存在する(特に砂漠ステージのピラミッド内迷路など)。 -空を飛んでいる際に攻撃するアクション「くちばしミサイル」があるのだが、この攻撃が「前方に向かって飛んでいく」のに照準が非常に合わせ辛い。最終戦ではこのアクションが必須となるため、それまでに慣れていないとつらい。 -協力アクションを謳ってはいるが、実際はかなりのアクションがカズーイ依存。バンジョーが単独で行っているのは引っ掻きぐらいである。お陰で「''バンノーなカズーイの大冒険''」などと揶揄されることも。 -メニューからセーブしてゲームを終了すると、強制バッドエンド。一応ボタンスキップが可能(流れ出すと不可)。しかも説明書に、きちんとタイトルに戻ってから電源を落とさないとデータが消える恐れが云々と、警告が掲載されているので馬鹿正直にバッドエンドを眺めたプレイヤーは多い。 --それ以前にセーブして終了するだけで「ゲームオーバー」と流れるのに抵抗を感じる人もいると思われる。 ---ゲームを終了する=ゲームオーバー(本来の意味)だからあるいみ間違ってはいない。しかし取扱説明書には「グランチルダのデモ」と書かれているのだから始末が悪い。まさか通常のゲームオーバーと全く同じだと誰が思うだろう。ちなみにセーブ自体はマップを切り替えるたびに行われているし、ゲームオーバーのデメリットは砦入り口に戻されるだけ(残機が残っている場合と大差ない)。 --この仕様は後続の『ドンキーコング64』にも何故か引き継がれた。ただしこちらはいつでもスキップができる等の配慮はされている。 --ストーリーを進める事でバッドエンドは流れなくなるがやはりゲームオーバーと表示される。なお、こちらは『2』にも何故か引き継がれた。 **総評 レア社らしい「間口は広いが、やりこみがいのある」ゲームである。&br() 宮本氏に「『マリオ64』を越えた」と言わせただけあり、ゲームとしての完成度は高く、魅力的な世界観などからファンも多い。&br() 現在は下記のXBLA版も配信されているので、Xbox360を持っている人はぜひ体験版をダウンロードして本作に触れていただきたい。 ---- *バンジョーとカズーイの大冒険2 【ばんじょーとかずーいのだいぼうけんつー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000069RZ5)| |対応機種|ニンテンドウ64|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|レア|~| |発売日|2000年11月27日|~| |定価|6,800円|~| |配信|Xbox LIVE ARCADE&br()2009年4月29日/1,200マイクロソフトポイント|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **ストーリー(2) バンジョーとカズーイの活躍によりグランチルダが倒されてから2年。~ ある嵐の夜、バンジョー、カズーイ、ボトルズ、マンボの4人がトランプを楽しんでいると、突如大きな地震が襲った。~ マンボが1人外に様子を見に行くと、グランチルダの妹2人がグランチルダを不完全ながら復活させていた。~ 命辛々逃げてきたマンボはバンジョー達に急いで家から避難するように伝えるが、ボトルズだけはイカサマを警戒して聞く耳を持たない。そして……~ 翌朝、黒こげになった家とボトルズの前にバンジョー達は佇んでいた。怒りに燃えるバンジョー達は、グランチルダを追ってグランチルダの城へ向かう。~ 一方、城ではガイコツとなった姉を元に戻すため、妹達が作った「ビッグブラスター」で島中のエネルギーを吸い取るという恐ろしい計画が進められていた。 **特徴(2) //前作よりも操作性、グラフィックが大幅に向上。 -バンジョーとカズーイに多数の新アクションが追加された。その一部を紹介する。 --「エッグエイム」は主観時に照準が表示され「狙って撃つ」ことが可能になるアクション。これによりカズーイの使い勝手の良さが大幅に向上した。 ---さらにアクションを強化すれば水中や飛行中でも卵を発射できるようになる。 ---発射する卵にもいくつかの種類が設けられた。「ばくだんエッグ」「ファイアーエッグ」「アイスエッグ」「ベイビーカズーイ」の4種類((正確には他にも一定時間無限に卵をうてるゴールデンエッグもあるが、常時使えるのはこの4種類と普通の卵のみ。))。 --「タマゴばきゅーん」はバンジョーがカズーイを銃に見立てて戦うアクション。 ---特定のエリアに侵入するとこのモードに切り替わり、主観視点、いわゆるFPS状態なる。 --「セパレート」はバンジョーとカズーイを分離させて一方での単独行動ができるアクション。 ---さらにそれぞれに単独専用のアクションがあり、この状態でしかできないことも多い。欠点は体力が半減してしまうこと。 --ちなみに、前作で登場したアクションは最初から全て使用可能。 -前作ではサポートキャラクターだったマンボ・ジャンボを操作できるようになった。 --彼でないと解けない謎解きもあるので、非常に重要な存在。あまり強くないが、固有の攻撃手段も持つ。特定の敵には非常に有効。 --ちなみにバンジョーとカズーイを変身させる役割はフンバ・ウンバなる新キャラクターが担当している。 -前作からのいくつかの仕様変更で、難易度が若干下がった。 --「残機」の概念が無くなり、体力が尽きた時のデメリットが実質無くなった。前作でも残機切れによるデメリットは砦の入り口に戻されるだけだったので、実質利便性が向上したといったところ。 --ステージ中で入手したオンプがステージを出てもリセットされなくなった。 --ラスボスのグランチルダと戦うために必要なジグソーやオンプの数が大幅に減った。 -ジグソー入手・使用時の仕様が若干変更された。 --前作ではジグソー入手時にバンジョーとカズーイが毎回決めポーズを取るため、ややテンポを削ぐ原因となっていたが、今作では決めポーズはしない。 --前作では所定の場所に立ってボタンを押すだけで良かったが、今作では実際にジグソーパズルのミニゲームをクリアしなければ次のステージを解放できない。 ---ちなみにこれは前作の隠し要素とほぼ同じ仕様。 -ステージ総数は前作よりも減ったが、謎解きやミニゲームはさらに強化された。 --特に各ステージ間での謎解きが連動したイベントが多数設けられており、より複雑なものになっている。 --また、前作と違い本作では各ステージに明確にボスと呼べるキャラクターが配置されている。 -ストーリーを盛り上げる魅力的なキャラクターも敵味方問わず健在。マンボのライバルの女性呪術師フンバ・ウンバ、軍隊所属で口が悪いボトルズの兄ジャムジャー、ゲーム序盤であっさりゾンビにされてしまうキング・ジンガリン、表向きでは姉を持ち上げるミンジェラ、ガサツで頭が悪いブラウベルダなど。 --前作では殆ど出番のなかったクランゴが今回は中ボスとして立ちはだかる。 -各ステージの音楽も引き続き良好。 --特にミステリアスな雰囲気を醸し出す「ウィッチわーるど」、牧歌的で美しい「ジョリーのリゾート」、夕暮れのさびれた工場と相まってどこかノスタルジックな「グランティさんぎょう」、ステージの場所によって印象がガラッと変わる「ホットアイスやま」の音楽などが代表的。 -水中での操作性が前作から向上した。 --潜水・旋回速度が向上した他、酸素ゲージ増加イベント導入や主観視点での潜水・攻撃アクションができるようになっている。 -対戦プレイができるようになった。 --ゲーム中のミニゲームから「タマゴばきゅーん」を用いた対戦など遊び方は様々。『ドンキーコング64』で導入されたシステムを改良させたものが中心だが、かなり細かいルール変更が可能。 **問題点(2) -一部、難易度が高い。 --「グランティさんぎょう」は監視カメラに侵入者撃退ロボ「ティントップ」に毒ガスと万全の警備、探索場所も毒水処理施設、ゴミプレッサー、下水システム、品質コントロール、電力不足の部屋が大量と厄介な要素が満載。ジグソーも配置がいやらしく、ボス部屋に行く手順もゲーム中屈指の複雑さ。 --特にドラム缶をばくだんエッグで撃ち抜くところは、やり直しのリスク等を含めてかなり難しい。 //--「ホットアイスやま」はボスを倒さない限り場所によっては常に火山弾が降り注ぎ、途中で立ち止まることすら許されない。 //--「キラリンこうざん」で登場するカナリア・マリーとのレース勝負は完全なボタン連打ゲーで、なかなかシビア。しかもアイテムを全てもらうには2回勝つ必要があり、当然2回目はさらに難易度は上がる。そして、やっと倒したと思ったら最終ステージ「スカイぱらだいす」で再び戦うことになる。 //---ただしポーズが使えるのでポーズを使って休憩しながらやれば簡単に勝てる。 //この辺りは特筆する程じゃない --今回も終盤にクイズゲーム「タワーDEクイズ」をクリアしなければならないが、前回以上に理不尽な問題が出てくることがある((例としては、「今自分の考えていたことは何?」という問題。公式攻略本にすら「完全にカンの問題」とまで書かれる始末である。))。 ---前作でも手ごわかった映像クイズの凶悪度がさらに上昇。今回は、映像を見せてから問題文を読むため、同じ映像でも問題が違う可能性がある。映像と選択肢は同じ場合でも、問題文が違っており正解が異なるケースもある。映像のオブジェの数や色を問う問題も多く、観察力の要求がハンパなものではない。 ---ただし対戦相手のミンジェラとブラウベルダは大して強くないので、クリア自体は前作よりは楽に感じるかも。 -前作に比べ、キャラクターのセリフ関連にやや粗がある。 --セリフの誤植がいくつか目立つ。例として、「ジョリーのリゾート」の骨董品屋ポウノとの会話での「ええ!きにいらなわ!」といった具合。 --セリフ表示のテンポが少し悪くなっている。 **総評(2) 基本的なゲーム構成は前作とほぼ変わらない。しかし細かな操作性の見直しや新アクションの大幅な追加をしつつ、前作の評価点である魅力的なキャラクターや圧倒的なボリューム、良質な音楽などを引き継いでおり、各種ステージにおける仕掛けが大幅パワーアップしているので、探索要素に特化した進化を遂げた作品と言える。&br()ポップな外観と裏腹に前作以上にストイックな面も散見されるため、初心者に手放しで勧めることはややためらわれるが、前作を楽しんだ人ややり応えのあるゲームが好きな人は是非ともプレイして頂きたい。 //↑は問題があったら差し戻してもいいです。チュートリアルは前作アクションに関して結構投げやりに説明されてた(前作プレイを前提に説明されてた)と思うし、アクションの内容が探索要素に特化してると思ったので変更しました //基本的なゲーム構成は前作とほぼ変わらない。しかし細かな操作性の改善や新アクションの大幅な追加をしつつ、前作の評価点である魅力的なキャラクターや圧倒的なボリューム、丁寧なチュートリアル、良質な音楽などを引き継いでおり、正に正統進化を遂げた作品と言える。ポップな外観と裏腹に前作以上にストイックな面も散見されるため、初心者に手放しで勧めることはややためらわれるが、前作を楽しんだ人ややり応えのあるゲームが好きな人は是非ともプレイして頂きたい。 ---- *余談 -2作ともXBOX360版ではCEROレーティングが「B」となっている。理由は敵の体がバラバラになったりなど妙にグロテスクな部分があったからだと思われる。 -レア社がマイクロソフトに買収された際、版権の整理が行われ、本作の版権はレア社側が所有することとなった。 --その所為かバーチャルコンソールでの配信は絶望的。代わりにXbox Live Arcadeで2と共に配信されている。 --16:9、1080pのHD画質に対応、ステージを出ても入手したオンプやジンジョーがリセットされないなどの改良が行われている。CEROのレーティングはB。 --64版では何の意味もなかった隠しアイテム「ひみつのこうかん」が『2』に持ち越せるようになった。入手した状態で、『2』のとある場所に行くとゲーマーアイコンやプレミアムテーマが手に入る。また、360専用で発売された続編『[[バンジョーとカズーイ:ガレージ大作戦]]』とも連動している。 --なお、任天堂に関するロゴは削除、またはマイクロソフトに変更されており、レア社のロゴも変更されている。 ----

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