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クレヨンしんちゃん オラと遊ぼ - (2011/08/27 (土) 20:43:27) の1つ前との変更点
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*クレヨンしんちゃん オラと遊ぼ
【くれよんしんちゃん おらとあそぼ】
|ジャンル|バラエティ(ミニゲーム集)|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|タイトー|
|稼働開始日|1993年12月頃|
|プレイ人数|1~2人|
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#contents(fromhere)
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*概要
タイトーより発売された、『クレヨンしんちゃん』を題材としたアーケードゲーム。~
1993年8月頃に稼働を開始した『クイズ クレヨンしんちゃん』の続編となる。((タイトル画面のしんのすけの吹き出しに「パート2だゾ!」というものがあり、かつオープニングで大きく「PART II」の文字がスクロールしていくので、続編扱いになっていると推測出来る。))
前作はタイトルの通りクイズゲームであったが、今作はクイズもあるがそれ以外にも様々なジャンルのゲームが収録されているミニゲーム集と言った体を取っている。~
なお、上の概要のジャンル名は正式なものが不明なため、一般的なジャンルを便宜的に当てていることだけご容赦頂きたい。
----
*ストーリー
今日は春日部町((題材となっているクレヨンしんちゃんの舞台は埼玉県春日部市で、更にそれより下(つまり町名など)の詳細の設定はされていないため、誤植あるいは何らかのミスであると思われる。))の町をあげての大ゲーム大会が行われる日。~
大会の優勝者には、豪華な賞品が進呈されます。~
しんちゃん親子も、優勝目指して大会に出場することになりました。~
「しんのすけ、優勝目指して出発よ!」~
「がんばれよ、みさえ」~
「………あんたも出場するの!」~
…まあ、とりあえず出発進行!~
しんちゃん親子の運命やいかに!!
※ゲーム開始時のオープニングデモより。
----
*ゲーム内容
**収録ミニゲーム
#region(クリックで展開)
-''「あやしいシロはどれだ?」ゲーム''
--ターゲットウインドウに表示されているシロと違う動きをしているシロを見つけるゲーム。
---成功する度に見つけるべき数が増え、最終的にはターゲットと同じ動きをしているシロの方が少なくなる。
---時間切れかターゲットと同じ動きをしているシロを選択してしまうとミス。
-''「今のは何だ!」クイズ''
--カーテンの間を物が通っていくので、その順番を覚えた上で○番目に通った物が何か、と言う4択クイズに答える。
---クイズに成功する度にカーテンの間を通っていく物の数が増える。
---時間切れか間違えるとミス。
-''「岩石砕き」ゲーム''
--増減する画面下部のパワーゲージを上手く止めて岩を砕くゲーム。
---ゲージ上にある成功ラインよりも右側で止めることが出来れば成功。
---成功する度に成功ラインはどんどん右に寄っていく。
---時間切れか成功ラインより左側で止めてしまった場合はミス。
-''「ぐいぐい引っ張れ」ゲーム''
--ひたすらボタンを連打して、物をくくりつけられた綱を成功ラインまで引っ張るゲーム。
---成功する度にくくりつけられる物が大きくなり、より連打力を求められるようになる。果てには何と月(!)まで引っ張る対象になっている。
---制限時間内に成功ラインまで引っ張りきれなかった場合はミス。
-''「計算クイズ」''
--その名の通りの計算問題(4択)が出題される。
---ただし、四則演算だけではなくぱっと見ではすぐに解らない形(動物の足の本数など)で問題を出されることもある。
---時間切れか間違えるとミス。
-''「しんちゃんのクイズ」''
--『クレヨンしんちゃん』の作品に関する問題のみを集めた4択クイズ。
---時間切れか間違えるとミス。
-''「ターゲットチョイス」ゲーム''
--ターゲットウインドウに表示された絵柄と同じ絵柄を探すゲーム。
---成功する度に探すべき絵柄が増えていく。
---時間切れかターゲットウインドウにない絵柄を選ぶとミス。
-''「何でもパンチ!」ゲーム''
--左右から飛んでくる物をパンチで打ち返すゲーム。
---打ち返した物を後方を徘徊している障害物にぶつけることが出来るとボーナスポイント。
---成功する度に物の数が増え、更にスピードも速くなる。
---打ち返すのに失敗するとミス。
-''「ネズミ迷路」ゲーム''
--指定された枠内のネズミがゴール地点まで進めるように道を作るゲーム。
---成功する度に枠のサイズが大きくなる。
---制限時間内にゴールまでの道を作れなければミス。
-''「パタパタ着地」ゲーム''
--徐々に降下していくキャラクターを操作し、飛び回るカラスを避けて地面にある円が描かれた着地地点に着地するゲーム。
---途中にある風船を拾うとボーナスポイント。
---時間切れ、カラスに触れてしまう、着地地点以外に着地のいずれかでミス。
-''「パネルルーレット」ゲーム''
--指定された絵柄にルーレットの光を止めるゲーム。
---時折中央の星のマーク(恐らくチョコビ)に光が当たることがあり、そこで止めるとライフが1回復する。((ただし、ルーレットに成功した扱いにはならないので、残りノルマは減らない。))
---成功する度にルーレットのスピードが速くなる。
---時間切れか星以外の指定された絵柄以外で止めてしまうとミス。
-''「文字探しクイズ」''
--表示された問題とヒントを見て、空欄となっている文字を埋めるゲーム。
---成功する毎に埋めるべき文字の数が増える。
---時間切れか違う文字を選ぶとミス。
-''「よくあるクイズ」''
--所謂ノンセクションクイズ。4択形式。
---時間切れか間違えるとミス。
#endregion
**ゲームの基本的なルール
プレイヤーはデフォルト設定でライフを3持っており、それぞれのゲームでミスしてしまうとこのライフが1減り、0になるとゲームオーバー。
また、それぞれのゲームでノルマが設定されており、成功するとこのノルマが1減るので、残りノルマを0にすることでゲームクリア。~
ゲームによって詳細は異なるがゲームに成功すると得点が加算されるので、特定の得点に達するとエクステンドとしてライフが1増える。~
ただし、最大ライフは5となっている。
**ステージ
#region(クリックで展開)
-ステージ1:幼稚園の友達チーム
--風間君、マサオ君、ボーちゃん、ネネちゃん
-ステージ2:友達の親御さんチーム
--風間君のママ、マサオ君のママ、ネネちゃんのママ、ネネちゃんのパパ
-ステージ3:サブキャラ混成チーム
--入れ墨おじさん、おケイさん、ハンバーガー屋の店員、チーター河村
-ステージ4:街の先生チーム
--マックス赤石、本多歯科院長、看護婦のお姉さん((現在は法律・行政上、男女問わず「看護師」という呼称が使われているが、作中の表記に準じた表記にしている。))、羽毛山医院院長
-ステージ5:アクションデパート店員さんチーム
--大宮さん、越谷さん、杉戸さん、川村さん
-ステージ6:春日部商店街連合軍チーム
--魚屋さん、焼きいも屋さん、中村さん、春日部書店店長
-ステージ7:悪役キャラチーム
--吹き出物マリー、魚の目お銀、深爪竜子、ひとし&てるのぶ
-ステージ8:幼稚園の先生チーム
--まつざか先生、よしなが先生、園長夫人、園長先生
-決勝ステージ:チャンピオン
--しんのすけ達の知るあの人が…?
それぞれのチームの各キャラクターと1つのミニゲームで勝負し、クリアすれば勝利という扱い。~
つまり、4つのゲームをクリアすれば1ステージがクリアとなるので、それを8セットこなして決勝ステージに勝利すれば優勝、晴れてエンディングとなる。~
因みに、ミニゲームはそれぞれの勝負で3つランダムで選出され、その中からプレイヤーがプレイしたいゲームを選ぶことが出来る。
#endregion
----
*評価点
-キャラゲーとして評価出来るポイント
--豊富なキャラクターボイス
---様々なシチュエーションに応じて豊富な台詞が用意されており、聞いていても楽しめる。~
もっとも、プレイしているとそれどころでなくなることが多々あるのだが。
---勿論キャラクターの声はアニメ同様に矢島晶子氏(しんのすけ)とならはしみき氏(みさえ)が担当している。
--BGM
---ほとんどの作中のBGMがアニメ内で使用されているBGMで、使い所も合っていることもあって、雰囲気を盛り上げるのに大きく貢献している。
---決勝ステージでのミニゲーム中は「オラはにんきもの」のインストゥルメンタルバージョンがかかる。
---エンディングテーマは当時のアニメ版エンディングテーマと同じ「Do-して」のインストゥルメンタルバージョン。一聴の価値あり。
-ゲームの種類が豊富で、かつルールや操作周りが複雑な物がないためにシンプルで取っつきやすく、それでいてのめり込める。
--そもそもの操作系統が1レバー+1ボタンなのでそこまで複雑に出来ないというのもあろうが。
---また、ステージによって固定のゲームでは無く、ランダムでも3種類のゲームからプレイヤーの任意でプレイしたいゲームが選べるので、プレイヤーに優しいシステムであると言える。
-マルチエンディングの採用
--と言っても、エンディングの分岐条件は「''優勝賞品をどれにするか''」で4つに分岐するだけであり、ゲーム中に突拍子もないことを要求されたりする訳ではない。
---基本的にはオチが付くのだが、賞品によってはいい話が展開されることもある。
----
*問題点
-全体的に難易度がシビア。
--「パタパタ着地」のように''画面上ではどう見ても円の上に着地しているのに失敗扱い''でライフが減ると言うのもあるが、そう言ったことを抜きにしても全体的にゲーム内容も成否判定も厳しめになっている。
---特にクイズ以外のミニゲームにおいては成功していく毎に難しくなっていくのだが、その難易度の上がりかたも強烈。
---とは言え、クリア不能なまでの難易度のインフレを起こすことはない点だけは付記しておく。((更に、ミスした次のトライは難易度が1段階下がる。))
-運ゲーの側面も強い。
--ラウンド毎にゲームを3つの中から選べるが、あくまでランダムなため運が良ければスムーズに進めるが、運が悪いと不得手なゲームばかりが出てくると言うことにもなりかねない。
---とは言え、ゲームのタイプは散っているので特定のゲームだけが得意で後はまるっきり駄目等でなければそこまで躓くことは無いと思われる。
---また、得手不得手の問題で「ぐいぐい引っ張れ」を立て続けに終盤プレイせざるを得なくなると、後半引っ張る物は相当の連打を要求してくるため、誇張抜きで腕が痛くなってくる。
-エクステンドが偏りすぎ。
--最初が5万、次が7万、10万、15万、20万、30万点到達でエクステンドがあり、以降は20万点毎にライフが回復するが、ライフ上限は5でそれ以上は回復しないため、序盤はやり過ぎなくらいに回復するのに、ゲーム難易度の問題で本当にライフエクステンドが欲しい中盤以降はほとんど回復が見込めない、と言った事態になりやすい。
---序盤からエクステンドを頭に入れてプレイをしないと、ライフが5になっている時のエクステンドによるライフの回復はそのまま無駄に終わるため、点数の管理も重要になってくる。
-ひろしが空気。
--上でキャラクターボイスに触れ、そこではしんのすけとみさえ以外は書かなかったが、これは一部抜粋した物ではなく、''本当にこの2名しかいない''のである。
---因みに決勝戦の相手は伏せたがひろしではなく((ただし、前作を最後までプレイした人は決勝戦で少々がっかりするだろう。))、空気と言っても全く出てこない訳ではないが、出てくると言えばエンディングの一部ルートだけでプレイ中は影も形もないという有様。
---同じくひまわりも出てこないが、これはこの作品の時期の問題で無理((ひまわりが初登場(誕生)したのは、本作稼動から3年後の1996年。))なのだが、そう言う問題のないひろしにはもう少しスポットライトが当たっても良かったのではないだろうか。
-みさえもやや空気。
--デモなどでも登場するだけひろしよりはマシだが、それでも1人プレイでは1P側だろうと2P側だろうとしんのすけを操作することになり、みさえはあくまで2人プレイの時の2人目のキャラクターの担当になるため、ほとんどしんのすけ以外が空気と言っても良いかも知れない。
---因みに、みさえは「何でもパンチ」での性能がしんのすけと異なっており、しんのすけがパンチを繰り出す時にやや前に出るようにパンチをするが、みさえはその場でパンチを繰り出す。
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*総評
全体的なゲームの難易度はややシビアで、1プレイが長くなりがち((エンディングまで行けば、すんなりいっても30~40分は固い。))な所はあるが、個々のミニゲームの出来は勿論、ゲーム全体としてキャラゲーとしての色眼鏡を無しに見ても十分に楽しめる作品である。
また、キャラゲーとして見ても雰囲気を損なうようなものも見受けられず、エンディングもルートによっては『クレヨンしんちゃん』らしい笑える要素もあれば、家族愛を感じさせる要素もあるため、作品のファンがプレイしても眉を顰める要素はまず無いであろう。
現状ではゲームセンターで探すのも難しい所はある((家庭用に移植されておらず、版権などの問題があるのか、タイトーメモリーズなどのオムニバスソフトにも収録されていない。))が、「『クレヨンしんちゃん』という子供向けの原作作品のゲーム」と敬遠するのは勿体ないと言える内容となっているので、運良く見つけることが出来たならば是非一度はプレイして欲しい作品。
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*余談
**ひろしは34歳?
このゲームにおける「しんちゃんのクイズ」においてひろしの年齢を問う問題がある。~
''アニメ・原作漫画共に一貫してひろしの年齢を35歳と設定している''のだが、このクイズの選択肢には''35歳の選択肢が存在しない''。~
この問題の答えは''34歳''となっているのだが、この年齢で設定されている(あるいは表記されている)のは映画の初期作のパンフレット((『アクション仮面VSハイグレ魔王』・『ブリブリ王国の秘宝』・『雲黒斎の野望』・『ヘンダーランドの大冒険』。しかも後の3作はリリース時点ではまだ公開されていない。))とこのゲームだけである。~
そのため、該当作のパンフレットなどを購入しているでも無ければ、アニメ等で設定されている年齢の選択肢がそもそも無いため、この問題自体の答えが分からないと言うことになってしまった。~
とは言え、一度間違えれば答えが分かるようになっているため、あくまでこのゲームにおける正解は34歳なんだと割り切れば良いだけの話ではあるのだが。
*クレヨンしんちゃん オラと遊ぼ
【くれよんしんちゃん おらとあそぼ】
|ジャンル|バラエティ(ミニゲーム集)|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|タイトー|
|稼働開始日|1993年12月頃|
|プレイ人数|1~2人|
|>|CENTER:''[[クレヨンしんちゃんゲームリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1093.html]]''|
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#contents(fromhere)
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*概要
タイトーより発売された、『クレヨンしんちゃん』を題材としたアーケードゲーム。~
1993年8月頃に稼働を開始した『クイズ クレヨンしんちゃん』の続編となる。((タイトル画面のしんのすけの吹き出しに「パート2だゾ!」というものがあり、かつオープニングで大きく「PART II」の文字がスクロールしていくので、続編扱いになっていると推測出来る。))
前作はタイトルの通りクイズゲームであったが、今作はクイズもあるがそれ以外にも様々なジャンルのゲームが収録されているミニゲーム集と言った体を取っている。~
なお、上の概要のジャンル名は正式なものが不明なため、一般的なジャンルを便宜的に当てていることだけご容赦頂きたい。
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*ストーリー
今日は春日部町((題材となっているクレヨンしんちゃんの舞台は埼玉県春日部市で、更にそれより下(つまり町名など)の詳細の設定はされていないため、誤植あるいは何らかのミスであると思われる。))の町をあげての大ゲーム大会が行われる日。~
大会の優勝者には、豪華な賞品が進呈されます。~
しんちゃん親子も、優勝目指して大会に出場することになりました。~
「しんのすけ、優勝目指して出発よ!」~
「がんばれよ、みさえ」~
「………あんたも出場するの!」~
…まあ、とりあえず出発進行!~
しんちゃん親子の運命やいかに!!
※ゲーム開始時のオープニングデモより。
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*ゲーム内容
**収録ミニゲーム
#region(クリックで展開)
-''「あやしいシロはどれだ?」ゲーム''
--ターゲットウインドウに表示されているシロと違う動きをしているシロを見つけるゲーム。
---成功する度に見つけるべき数が増え、最終的にはターゲットと同じ動きをしているシロの方が少なくなる。
---時間切れかターゲットと同じ動きをしているシロを選択してしまうとミス。
-''「今のは何だ!」クイズ''
--カーテンの間を物が通っていくので、その順番を覚えた上で○番目に通った物が何か、と言う4択クイズに答える。
---クイズに成功する度にカーテンの間を通っていく物の数が増える。
---時間切れか間違えるとミス。
-''「岩石砕き」ゲーム''
--増減する画面下部のパワーゲージを上手く止めて岩を砕くゲーム。
---ゲージ上にある成功ラインよりも右側で止めることが出来れば成功。
---成功する度に成功ラインはどんどん右に寄っていく。
---時間切れか成功ラインより左側で止めてしまった場合はミス。
-''「ぐいぐい引っ張れ」ゲーム''
--ひたすらボタンを連打して、物をくくりつけられた綱を成功ラインまで引っ張るゲーム。
---成功する度にくくりつけられる物が大きくなり、より連打力を求められるようになる。果てには何と月(!)まで引っ張る対象になっている。
---制限時間内に成功ラインまで引っ張りきれなかった場合はミス。
-''「計算クイズ」''
--その名の通りの計算問題(4択)が出題される。
---ただし、四則演算だけではなくぱっと見ではすぐに解らない形(動物の足の本数など)で問題を出されることもある。
---時間切れか間違えるとミス。
-''「しんちゃんのクイズ」''
--『クレヨンしんちゃん』の作品に関する問題のみを集めた4択クイズ。
---時間切れか間違えるとミス。
-''「ターゲットチョイス」ゲーム''
--ターゲットウインドウに表示された絵柄と同じ絵柄を探すゲーム。
---成功する度に探すべき絵柄が増えていく。
---時間切れかターゲットウインドウにない絵柄を選ぶとミス。
-''「何でもパンチ!」ゲーム''
--左右から飛んでくる物をパンチで打ち返すゲーム。
---打ち返した物を後方を徘徊している障害物にぶつけることが出来るとボーナスポイント。
---成功する度に物の数が増え、更にスピードも速くなる。
---打ち返すのに失敗するとミス。
-''「ネズミ迷路」ゲーム''
--指定された枠内のネズミがゴール地点まで進めるように道を作るゲーム。
---成功する度に枠のサイズが大きくなる。
---制限時間内にゴールまでの道を作れなければミス。
-''「パタパタ着地」ゲーム''
--徐々に降下していくキャラクターを操作し、飛び回るカラスを避けて地面にある円が描かれた着地地点に着地するゲーム。
---途中にある風船を拾うとボーナスポイント。
---時間切れ、カラスに触れてしまう、着地地点以外に着地のいずれかでミス。
-''「パネルルーレット」ゲーム''
--指定された絵柄にルーレットの光を止めるゲーム。
---時折中央の星のマーク(恐らくチョコビ)に光が当たることがあり、そこで止めるとライフが1回復する。((ただし、ルーレットに成功した扱いにはならないので、残りノルマは減らない。))
---成功する度にルーレットのスピードが速くなる。
---時間切れか星以外の指定された絵柄以外で止めてしまうとミス。
-''「文字探しクイズ」''
--表示された問題とヒントを見て、空欄となっている文字を埋めるゲーム。
---成功する毎に埋めるべき文字の数が増える。
---時間切れか違う文字を選ぶとミス。
-''「よくあるクイズ」''
--所謂ノンセクションクイズ。4択形式。
---時間切れか間違えるとミス。
#endregion
**ゲームの基本的なルール
プレイヤーはデフォルト設定でライフを3持っており、それぞれのゲームでミスしてしまうとこのライフが1減り、0になるとゲームオーバー。
また、それぞれのゲームでノルマが設定されており、成功するとこのノルマが1減るので、残りノルマを0にすることでゲームクリア。~
ゲームによって詳細は異なるがゲームに成功すると得点が加算されるので、特定の得点に達するとエクステンドとしてライフが1増える。~
ただし、最大ライフは5となっている。
**ステージ
#region(クリックで展開)
-ステージ1:幼稚園の友達チーム
--風間君、マサオ君、ボーちゃん、ネネちゃん
-ステージ2:友達の親御さんチーム
--風間君のママ、マサオ君のママ、ネネちゃんのママ、ネネちゃんのパパ
-ステージ3:サブキャラ混成チーム
--入れ墨おじさん、おケイさん、ハンバーガー屋の店員、チーター河村
-ステージ4:街の先生チーム
--マックス赤石、本多歯科院長、看護婦のお姉さん((現在は法律・行政上、男女問わず「看護師」という呼称が使われているが、作中の表記に準じた表記にしている。))、羽毛山医院院長
-ステージ5:アクションデパート店員さんチーム
--大宮さん、越谷さん、杉戸さん、川村さん
-ステージ6:春日部商店街連合軍チーム
--魚屋さん、焼きいも屋さん、中村さん、春日部書店店長
-ステージ7:悪役キャラチーム
--吹き出物マリー、魚の目お銀、深爪竜子、ひとし&てるのぶ
-ステージ8:幼稚園の先生チーム
--まつざか先生、よしなが先生、園長夫人、園長先生
-決勝ステージ:チャンピオン
--しんのすけ達の知るあの人が…?
それぞれのチームの各キャラクターと1つのミニゲームで勝負し、クリアすれば勝利という扱い。~
つまり、4つのゲームをクリアすれば1ステージがクリアとなるので、それを8セットこなして決勝ステージに勝利すれば優勝、晴れてエンディングとなる。~
因みに、ミニゲームはそれぞれの勝負で3つランダムで選出され、その中からプレイヤーがプレイしたいゲームを選ぶことが出来る。
#endregion
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*評価点
-キャラゲーとして評価出来るポイント
--豊富なキャラクターボイス
---様々なシチュエーションに応じて豊富な台詞が用意されており、聞いていても楽しめる。~
もっとも、プレイしているとそれどころでなくなることが多々あるのだが。
---勿論キャラクターの声はアニメ同様に矢島晶子氏(しんのすけ)とならはしみき氏(みさえ)が担当している。
--BGM
---ほとんどの作中のBGMがアニメ内で使用されているBGMで、使い所も合っていることもあって、雰囲気を盛り上げるのに大きく貢献している。
---決勝ステージでのミニゲーム中は「オラはにんきもの」のインストゥルメンタルバージョンがかかる。
---エンディングテーマは当時のアニメ版エンディングテーマと同じ「Do-して」のインストゥルメンタルバージョン。一聴の価値あり。
-ゲームの種類が豊富で、かつルールや操作周りが複雑な物がないためにシンプルで取っつきやすく、それでいてのめり込める。
--そもそもの操作系統が1レバー+1ボタンなのでそこまで複雑に出来ないというのもあろうが。
---また、ステージによって固定のゲームでは無く、ランダムでも3種類のゲームからプレイヤーの任意でプレイしたいゲームが選べるので、プレイヤーに優しいシステムであると言える。
-マルチエンディングの採用
--と言っても、エンディングの分岐条件は「''優勝賞品をどれにするか''」で4つに分岐するだけであり、ゲーム中に突拍子もないことを要求されたりする訳ではない。
---基本的にはオチが付くのだが、賞品によってはいい話が展開されることもある。
----
*問題点
-全体的に難易度がシビア。
--「パタパタ着地」のように''画面上ではどう見ても円の上に着地しているのに失敗扱い''でライフが減ると言うのもあるが、そう言ったことを抜きにしても全体的にゲーム内容も成否判定も厳しめになっている。
---特にクイズ以外のミニゲームにおいては成功していく毎に難しくなっていくのだが、その難易度の上がりかたも強烈。
---とは言え、クリア不能なまでの難易度のインフレを起こすことはない点だけは付記しておく。((更に、ミスした次のトライは難易度が1段階下がる。))
-運ゲーの側面も強い。
--ラウンド毎にゲームを3つの中から選べるが、あくまでランダムなため運が良ければスムーズに進めるが、運が悪いと不得手なゲームばかりが出てくると言うことにもなりかねない。
---とは言え、ゲームのタイプは散っているので特定のゲームだけが得意で後はまるっきり駄目等でなければそこまで躓くことは無いと思われる。
---また、得手不得手の問題で「ぐいぐい引っ張れ」を立て続けに終盤プレイせざるを得なくなると、後半引っ張る物は相当の連打を要求してくるため、誇張抜きで腕が痛くなってくる。
-エクステンドが偏りすぎ。
--最初が5万、次が7万、10万、15万、20万、30万点到達でエクステンドがあり、以降は20万点毎にライフが回復するが、ライフ上限は5でそれ以上は回復しないため、序盤はやり過ぎなくらいに回復するのに、ゲーム難易度の問題で本当にライフエクステンドが欲しい中盤以降はほとんど回復が見込めない、と言った事態になりやすい。
---序盤からエクステンドを頭に入れてプレイをしないと、ライフが5になっている時のエクステンドによるライフの回復はそのまま無駄に終わるため、点数の管理も重要になってくる。
-ひろしが空気。
--上でキャラクターボイスに触れ、そこではしんのすけとみさえ以外は書かなかったが、これは一部抜粋した物ではなく、''本当にこの2名しかいない''のである。
---因みに決勝戦の相手は伏せたがひろしではなく((ただし、前作を最後までプレイした人は決勝戦で少々がっかりするだろう。))、空気と言っても全く出てこない訳ではないが、出てくると言えばエンディングの一部ルートだけでプレイ中は影も形もないという有様。
---同じくひまわりも出てこないが、これはこの作品の時期の問題で無理((ひまわりが初登場(誕生)したのは、本作稼動から3年後の1996年。))なのだが、そう言う問題のないひろしにはもう少しスポットライトが当たっても良かったのではないだろうか。
-みさえもやや空気。
--デモなどでも登場するだけひろしよりはマシだが、それでも1人プレイでは1P側だろうと2P側だろうとしんのすけを操作することになり、みさえはあくまで2人プレイの時の2人目のキャラクターの担当になるため、ほとんどしんのすけ以外が空気と言っても良いかも知れない。
---因みに、みさえは「何でもパンチ」での性能がしんのすけと異なっており、しんのすけがパンチを繰り出す時にやや前に出るようにパンチをするが、みさえはその場でパンチを繰り出す。
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*総評
全体的なゲームの難易度はややシビアで、1プレイが長くなりがち((エンディングまで行けば、すんなりいっても30~40分は固い。))な所はあるが、個々のミニゲームの出来は勿論、ゲーム全体としてキャラゲーとしての色眼鏡を無しに見ても十分に楽しめる作品である。
また、キャラゲーとして見ても雰囲気を損なうようなものも見受けられず、エンディングもルートによっては『クレヨンしんちゃん』らしい笑える要素もあれば、家族愛を感じさせる要素もあるため、作品のファンがプレイしても眉を顰める要素はまず無いであろう。
現状ではゲームセンターで探すのも難しい所はある((家庭用に移植されておらず、版権などの問題があるのか、タイトーメモリーズなどのオムニバスソフトにも収録されていない。))が、「『クレヨンしんちゃん』という子供向けの原作作品のゲーム」と敬遠するのは勿体ないと言える内容となっているので、運良く見つけることが出来たならば是非一度はプレイして欲しい作品。
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*余談
**ひろしは34歳?
このゲームにおける「しんちゃんのクイズ」においてひろしの年齢を問う問題がある。~
''アニメ・原作漫画共に一貫してひろしの年齢を35歳と設定している''のだが、このクイズの選択肢には''35歳の選択肢が存在しない''。~
この問題の答えは''34歳''となっているのだが、この年齢で設定されている(あるいは表記されている)のは映画の初期作のパンフレット((『アクション仮面VSハイグレ魔王』・『ブリブリ王国の秘宝』・『雲黒斎の野望』・『ヘンダーランドの大冒険』。しかも後の3作はリリース時点ではまだ公開されていない。))とこのゲームだけである。~
そのため、該当作のパンフレットなどを購入しているでも無ければ、アニメ等で設定されている年齢の選択肢がそもそも無いため、この問題自体の答えが分からないと言うことになってしまった。~
とは言え、一度間違えれば答えが分かるようになっているため、あくまでこのゲームにおける正解は34歳なんだと割り切れば良いだけの話ではあるのだが。
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