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*ボコスカウォーズ 【ぼこすかうぉーず】 |ジャンル|シミュレーションRPG|&amazon(B004N5U2ME)| |対応機種|X1、MSX、ベーシックマスター、PC-6001mkII&br();、PC-8801、PC-9801、FM-7、ファミリーコンピュータ|~| |発売元|アスキー|~| |開発者|ラショウ|~| |発売日|1983年|~| |定価|3,800円(X1版)|~| &bold(){写真はファミリーコンピューター版} ---- **概要 -RTS的要素を持つSLG。またシミュレーションRPGの祖とも言える。 -兵士の集団をアクションゲームのように操作しながら敵軍を倒し、最終的に敵王を倒すのが目的。兵士は勝利を積むと事によって成長し、さらに軍団が強化される。 -操作性は非常にシンプル。だが一方で不自由な面もあった。 **特徴 -集団vs集団という当時としては新しいゲーム性。 --本作はアクション性を持つが、それまでのアクションゲームと言えば、プレイヤーキャラは一つである。それが自キャラが多数という従来にないものだった。 --さらに付加されているRPG要素が、個々の兵士に愛着を持たせた。実際当時のジャンルとしてはRPG扱いだった。 -自軍のキャラクター達は強さの順に、王、騎士、兵卒で構成されている。それぞれが経験によって成長し、一定の経験を積むと騎士は重騎士へ、兵卒は重兵卒へと、強さと共に姿を変える。 -操作性はいたって単純。 --画面はトップビュー。王に合わせて画面が左右にのみスクロールする。 --操作は上下左右の移動のみ。他の操作はない。操作のモードは4つに分かれている。王のみを動かす。騎士と重騎士のみを動かす。兵卒と重兵卒のみ動かす。全員動かす。一方で兵士を個別に動かせなかった。 --移動方向に障害物がある場合、当たった兵士は止まる。例えば木が一本立っていると、それにぶつかった兵士は止まるが、当たらない兵士は先に進んで行く事となる。 --また全員が同じように動く訳でもなく、遅れる者がいくらか発生する。つまり上記の障害物により移動が制限される点と合わせ、長距離を動くと集団がバラけてしまうのだ。このため定期的に集団を整えながら、進軍していく必要がある。ちなみに集団を整えるのに使える障害物も、うまく配置されている。 -戦闘もシンプル。敵兵に自軍が突っ込むだけ。一旦戦闘が始まると、どちらかが死ぬまで続く。またダメージ制ではないため、その戦闘が後に響く事はない。 --この戦闘は自軍からしかけないと発生しない。一歩も動かない状態では戦闘が始まらないのだ。また敵城に着くまでにいくつかの障壁があるのだが、敵がその障壁を抜けて攻めてくることはない。本作は、あくまで自分が動くことでゲームが進んでいくのだ。 **難点 -自軍を思い通りに動かすのが難しい。 --王以外は常に集団で動くため、集団が乱れやすい。一方で兵士を個々に動かす操作はないため、この集団をまとめるのは少々やっかい。 **総評 集団を操作するというゲームはSLGくらいしかなかった。当時のSLGはターン制のものしかなく、リアルタイムに動かすようなものはなかった。それをアクションゲームのように操作できるというゲーム性は、新鮮そのもの。RPG要素はさらに自軍を育てる楽しさを付加していた。~ ゲームとしては、操作にややテクニックがいるものの、難易度がやや高めという程度。やり応えのあるゲームだった。やがて多くの機種に移植される事となる。 **余談 -一見RTSに見える本作だが、自軍がトリガーとならなければ戦闘が進まない点などから、純粋なRTSとは考えない見方もある。 -ファミリーコンピュータ版は、最初のプレイヤーキャラが王のみなど、一部ゲーム性が違っている。

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