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*テイルズ オブ ハーツ 【ているず おぶ はーつ】 |ジャンル|ロールプレイングゲーム&br()(シリーズ固有ジャンル名:心と出会うRPG)|&amazon(B001HBIPT4)&amazon(B001HBIPTE)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|2GbitDSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|ナムコ・テイルズスタジオ|~| |発売日|2008年12月18日|~| |定価|6,650円|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |コンテンツアイコン|犯罪|~| //|ポイント|大ボリューム&br()一部システムに難あり|~| |>|>|CENTER:''[[テイルズオブシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/260.html]]''| #contents **概要 -テイルズ オブシリーズのマザーシップタイトル第11弾。DSテイルズでは初のテイルズスタジオ製作。キャラクターデザインはいのまたむつみ。 -また、OPテーマを『テイルズ オブ デスティニー』のDEENが再度担当。過去のOPのアーティストが担当するのは『[[テイルズ オブ シンフォニア]]』に次いで二度目で、同一タイトルでない作品では初めてである。((外伝作品も含めれば、テンペストとこの作品の半年前に発売されたラタトスクの騎士の主題歌を担当したmisonoが初である。しかも彼女にいたってはday after tomorrowとして本文中にもあるシンフォニアの主題歌を歌っている。)) **特徴・評価点 -据え置き機に迫るほどの大ボリュームが特徴。クリアには普通にプレイしても45時間程かかる。 -ゲーム中に挿入されるムービー、PS2版『デスティニー』のものを更に洗練させたアクション性の高い戦闘システム、壮大なシナリオは、ようやく「DSでテイルズが!」と多くのファンを喜ばせた。 --以前のDS作品『テイルズ オブ ザ テンペスト』はディンプス、『テイルズ オブ イノセンス』はアルファ・システムによる外注作品で、本家テイルズスタジオ製作の本作には相当な期待があったのである。 -「PS2版『デスティニー』をDSで再現」というコンセプトの元、PS2版『デスティニー』の戦闘を洗練させている。 --行動のためのパワーソースをPS2版『デスティニー』の「CC(チェインキャパ)」というポイント制から「EG(エモーショナルゲージ)」というゲージ制に変更。 --EGは青と赤の2色のゲージで表現され、青ゲージでは特に問題ないが、EGが最大値の半分を超えゲージが赤くなると、受けるダメージが増える。これにより、青ゲージのままでは技を長く連発できず、かといって赤ゲージでは敵の攻撃に注意しなければならないという駆け引きを生み出している。 --PS2版『デスティニー』では術技が便利すぎるために使用するメリットが全くなかった「通常攻撃」に、「相手のガードを崩す『ガードブレイク』」や「敵のアイテムを盗む」など様々な効果を追加している。 --システム「コネクトパネル」により、戦闘に参加していないキャラを「援護攻撃」という形で参加させることが可能。条件をそろえればシリーズキャラやナムコキャラを呼び出すことも可能。 -武器「ソーマ」を進化させていくシステム「ソーマエボルブ」。 --敵を倒したりフィールドで手に入る「素材」を使用することで、能力を向上させる「パラメータスキル」、特殊アクションを発動する「アクションスキル」、特殊効果を付加する「サポートスキル」、術技を習得する「バトルスキル」を習得させることができる。 --エボルブではパラメータ・サポートスキル重視の「赤」、パラメータ・バトルスキル重視の「青」、サポート・バトルスキル重視の「緑」の内1つを選んで形態を変化させていく。 --ソーマ以外の装備品はアクセサリしか存在せず、武器防具の買い替えや装備変更の面倒さを取っ払っている。 -個性的なキャラクターたち。 --かわいいのに足癖が悪くて訛りがすごいコハク、妹のことを思い過ぎているが頼れる兄貴のヒスイなど、魅力のあるキャラクターは本作でも健在。中でも18歳で身長148cm、一人称は「ボク」で舌足らずで童顔な女性・ベリルの特異さが際立っている。主人公のシングは歴代主人公をコピペしたような性格だが、逆にそれが「無個性が個性」というネタになっている。 ---しかし性格は無個性でも、境遇や性能は個性的どころの話ではなかったりする。例えば、テイルズ主人公の初期技「魔神剣」「蒼破刃」をどちらも覚えない(「蒼破刃」は仲間との連携攻撃でなら使える)。 **難点 -後半からストーリーがグダグダになり始め、主人公とヒロインよりもある仲間キャラとNPCが目立っていく。このあたりは初期段階では設定されていなかったものであるというが、入れなかったほうが良かったと言わざるを得ない。 -PS2版『デスティニー』と同じくボタン連打のみで簡単にコンボがつながってしまうため、戦闘は依然として作業的。また、「星塵絶破」「スラッシュからぁず」といった一部の超強力な技の存在により、他の技を使用するメリットが少ないという批判点もあげられる。 --ハメ技のレシピ量はシリーズ随一。しかし地上でハメると時折無敵判定が発生しコンボが途切れてしまう。そのため空中コンボに対して地上コンボの有用性が低く、さらに浮く敵と浮かない敵の強さの差が著しい。 --グレードに関しても地上コンボではほとんど上がらないのに対して空中コンボだと飛躍的に上昇するため、意図的に空中コンボ優遇のバランスにしたのだと思われるが、そのせいでワンパターン化や敵の強さに関する歪みが出来てしまっている。 ---なお、今作はラスボスも隠しボスもよく浮く。よって浮かない雑魚よりも倒しやすい。特にイネスの「マーメイドジュヌ」でのハメが決まれば、ラスボスも隠しボスも簡単に倒せてしまう。 ---中には''はめている最中に謎の無敵判定が出てハメから脱出する''というとんでもない仕様のボスも存在する。 -全体的に一本道で、以前に通過した町や村に引き返したりするのが非常に面倒くさい。 -ストーリーの重要な要素+やり込み要素でもある「スピルメイズ」の問題点が多い。 --「悩みのある人間の心の中に入り込んで、その原因を探る」という設定で、様々な街やイベント中にスピルメイズに入る事が出来るのだが、ゲーム的には「歩数制限つきのランダムダンジョン」となっている。ランダムであるため、簡単に進める事もあるが複雑な構造の場合、迷ってしまうと歩数制限がかなり簡単に尽きてしまう。 --一部の宝箱や、戦闘によって歩数制限を回復する事が出来る。というよりほぼ必須であるため、シンボルエンカウントにも関わらず戦闘を事実上強制される。そして、戦闘をきちんとこなしていても、ダンジョンの構造と運によっては歩数制限が尽きる事も……。 --歩数制限が尽きると、どんな下らない悩みのスピルメイズであっても容赦なくゲームオーバー。 ---そして、本作の隠しダンジョンはこのスピルメイズ形式となっている。さらにやり込み要素として、この隠しダンジョンの中にランダム(低出現率)で出現する生物を30匹(うち3匹はイベントで登場するため実質27匹)保護すると言うものがある。隠しダンジョンの強力な敵との作業戦闘を強制されながら、なかなか出現しない生物を延々探し出す作業はかなりの苦痛。 -音割れがひどい。 **総合 良心的な作りであり、携帯機のRPGとしては十分良作と呼べる作品である。~ 据置機のシリーズ作と比べれば物足りない部分もあるが、ハードの性能を考えればそれは仕方の無いものであり、実際に携帯機でこのボリュームを実現した事を評価する声は多い。~ **CG版 -本作は、収録ムービー''だけ''が異なるという異例のバージョン分け商法が取られている。 -一つは従来通りのアニメーションムービーを収録したもの。もう一つは、シリーズ初の3DCGキャラクターによるムービーを採用。CGムービーは、『[[ゼノギアス>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/180.html]]』や『バテン・カイトス』を担当した白組が担当した。 --が、このCGキャラがいのまたイラストとは大きくかけ離れたアレンジであり、シリーズファンから満場一致で「キモい」「''[[モッコス>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/472.html]]の再来''」「コレジャナイ」の烙印を押されてしまった([[参考動画>http://www.youtube.com/watch?v=i_ngNrrKIo8]] アニメVer.とCGVer.OPの比較)。 #region(登場キャラの簡易比較、画像サイズが大きいのでクリックしてご覧頂きたい) #image(TOHhikaku.jpg,title=もはや別人…。) #endregion ---「元々アニメ調のいのまたデザインを、CG化すること自体が無理」との声は発売前から少なからずあったが、その不安が現実のものとなった。 ---どんな感じかというと、とにかくリアル。しかもアジア系の濃い顔で、それがいのまたデザインの服装なのでただのコスプレ集団にしか見えない。DS版『FFIII』や『FFIV』のオープニングムービーを想像すると手っ取り早いだろう。ただあまりにもリアルすぎる上、元絵とのギャップが凄まじいため相当叩かれてしまった。ムービー自体はDSでこれだけ出来るのかと思うほど綺麗なのだが。要は、''実写版テイルズ''だと思えば間違いない。 ---そもそも、アニメ風のキャラクターデザインや漫画的表現がシリーズの特徴でもあり、それをわざわざCG化しようという発想自体が間違ってるともいえなくもない。 ---CG版は海外のファンに向けて作られたとも考えられるが、その海外ファンたちからも酷評されている。「テイルズのいいところが台無しだ」という意見がほとんど。 ---それ以前に本作は日本でしか発売されていない ---なお、テイルズキャラがリアルな3DCG姿で登場したのは『ソウルキャリバーレジェンズ』でゲスト参戦した『シンフォニア』の[[ロイド>http://www.soularchive.jp/SCL/contents/character/lloyd.html]]が最初である。こちらはそれほどギャップは激しくない。~ とは言え、本作のそれ程ギャップは激しくないが違和感はどうしても出てきてしまうため、「8頭身ロイド」・「きれいなロイド」などという呼ばれ方をされることもある(あまり好意的な意味合いは含まず、良くてネタ扱いで使われる)。 -また、CG版の他の部分でのキャラグラフィックは''アニメエディションと共通''であり、''ゲーム内容にも一切差は無い''(公式でもそう説明されている)。 --そのため、内容に差がある『ポケモン』や『ドラクエモンスターズ』とは異なり、CG不人気も相まって完全に誰得となった。 -エディション毎に違う特典を付けた商法も相まって早々にワゴン送りとなり、セールスもアニメムービー版の1/6程度という散々な結果になってしまった。 --もっとも、逆に言えば、アニメエディションの方は相応に評価されている。 --中古価格も暴落した。特にCG版は中古価格が大抵3桁になっている為、いけるクチならば十分満足できるかもしれない 。 -また、「リアル過ぎる」との批判は、CG製作会社にとっては最大の褒め言葉とも言える。DSの性能を限界まで引き出した白組の技術が伺い知れるであろう。''元絵とのギャップは凄まじいが見ないまま放っておくのも勿体無い''ものである。 **その後 -本作の後に発売された『テイルズ オブ バーサス』では、主人公シングとヒロインのコハクが出演している。 -マザーシップタイトルでは唯一、人気投票で誰もランクインしていない(それ以外では『テンペスト』や『なりきりダンジョン』もランクインを果たしていない)。
*テイルズ オブ ハーツ 【ているず おぶ はーつ】 |ジャンル|ロールプレイングゲーム&br()(シリーズ固有ジャンル名:心と出会うRPG)|&amazon(B001HBIPT4)&amazon(B001HBIPTE)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|2GbitDSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|ナムコ・テイルズスタジオ|~| |発売日|2008年12月18日|~| |定価|6,650円|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |コンテンツアイコン|犯罪|~| //|ポイント|大ボリューム&br()一部システムに難あり|~| |>|>|CENTER:''[[テイルズオブシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/260.html]]''| #contents **概要 -テイルズ オブシリーズのマザーシップタイトル第11弾。DSテイルズでは初のテイルズスタジオ製作。キャラクターデザインはいのまたむつみ。 -また、OPテーマを『テイルズ オブ デスティニー』のDEENが再度担当。過去のOPのアーティストが担当するのは『[[テイルズ オブ シンフォニア]]』に次いで二度目で、同一タイトルでない作品では初めてである。((外伝作品も含めれば、テンペストとこの作品の半年前に発売されたラタトスクの騎士の主題歌を担当したmisonoが初である。しかも彼女にいたってはday after tomorrowとして本文中にもある『シンフォニア』の主題歌を歌っている。)) **特徴・評価点 -据え置き機に迫るほどの大ボリュームが特徴。クリアには普通にプレイしても45時間程かかる。 -ゲーム中に挿入されるムービー、PS2版『デスティニー』のものを更に洗練させたアクション性の高い戦闘システム、壮大なシナリオは、ようやく「DSでテイルズが!」と多くのファンを喜ばせた。 --以前のDS作品『テイルズ オブ ザ テンペスト』はディンプス、『テイルズ オブ イノセンス』はアルファ・システムによる外注作品で、本家テイルズスタジオ製作の本作には相当な期待があったのである。 -「PS2版『デスティニー』をDSで再現」というコンセプトの元、PS2版『デスティニー』の戦闘を洗練させている。 --行動のためのパワーソースをPS2版『デスティニー』の「CC(チェインキャパ)」というポイント制から「EG(エモーショナルゲージ)」というゲージ制に変更。 --EGは青と赤の2色のゲージで表現され、青ゲージでは特に問題ないが、EGが最大値の半分を超えゲージが赤くなると、受けるダメージが増える。これにより、青ゲージのままでは技を長く連発できず、かといって赤ゲージでは敵の攻撃に注意しなければならないという駆け引きを生み出している。 --PS2版『デスティニー』では術技が便利すぎるために使用するメリットが全くなかった「通常攻撃」に、「相手のガードを崩す『ガードブレイク』」や「敵のアイテムを盗む」など様々な効果を追加している。 --システム「コネクトパネル」により、戦闘に参加していないキャラを「援護攻撃」という形で参加させることが可能。条件をそろえればシリーズキャラやナムコキャラを呼び出すことも可能。 -武器「ソーマ」を進化させていくシステム「ソーマエボルブ」。 --敵を倒したりフィールドで手に入る「素材」を使用することで、能力を向上させる「パラメータスキル」、特殊アクションを発動する「アクションスキル」、特殊効果を付加する「サポートスキル」、術技を習得する「バトルスキル」を習得させることができる。 --エボルブではパラメータ・サポートスキル重視の「赤」、パラメータ・バトルスキル重視の「青」、サポート・バトルスキル重視の「緑」の内1つを選んで形態を変化させていく。 --ソーマ以外の装備品はアクセサリしか存在せず、武器防具の買い替えや装備変更の面倒さを取っ払っている。 -個性的なキャラクターたち。 --かわいいのに足癖が悪くて訛りがすごいコハク、妹のことを思い過ぎているが頼れる兄貴のヒスイなど、魅力のあるキャラクターは本作でも健在。中でも18歳で身長148cm、一人称は「ボク」で舌足らずで童顔な女性・ベリルの特異さが際立っている。主人公のシングは歴代主人公をコピペしたような性格だが、逆にそれが「無個性が個性」というネタになっている。 ---しかし性格は無個性でも、境遇や性能は個性的どころの話ではなかったりする。例えば、テイルズ主人公の初期技「魔神剣」「蒼破刃」をどちらも覚えない(「蒼破刃」は仲間との連携攻撃でなら使える)。 **難点 -後半からストーリーがグダグダになり始め、主人公とヒロインよりもある仲間キャラとNPCが目立っていく。このあたりは初期段階では設定されていなかったものであるというが、入れなかったほうが良かったと言わざるを得ない。 -PS2版『デスティニー』と同じくボタン連打のみで簡単にコンボがつながってしまうため、戦闘は依然として作業的。また、「星塵絶破」「スラッシュからぁず」といった一部の超強力な技の存在により、他の技を使用するメリットが少ないという批判点もあげられる。 --ハメ技のレシピ量はシリーズ随一。しかし地上でハメると時折無敵判定が発生しコンボが途切れてしまう。そのため空中コンボに対して地上コンボの有用性が低く、さらに浮く敵と浮かない敵の強さの差が著しい。 --グレードに関しても地上コンボではほとんど上がらないのに対して空中コンボだと飛躍的に上昇するため、意図的に空中コンボ優遇のバランスにしたのだと思われるが、そのせいでワンパターン化や敵の強さに関する歪みが出来てしまっている。 ---なお、今作はラスボスも隠しボスもよく浮く。よって浮かない雑魚よりも倒しやすい。特にイネスの「マーメイドジュヌ」でのハメが決まれば、ラスボスも隠しボスも簡単に倒せてしまう。 ---中には''はめている最中に謎の無敵判定が出てハメから脱出する''というとんでもない仕様のボスも存在する。 -全体的に一本道で、以前に通過した町や村に引き返したりするのが非常に面倒くさい。 -ストーリーの重要な要素+やり込み要素でもある「スピルメイズ」の問題点が多い。 --「悩みのある人間の心の中に入り込んで、その原因を探る」という設定で、様々な街やイベント中にスピルメイズに入る事が出来るのだが、ゲーム的には「歩数制限つきのランダムダンジョン」となっている。ランダムであるため、簡単に進める事もあるが複雑な構造の場合、迷ってしまうと歩数制限がかなり簡単に尽きてしまう。 --一部の宝箱や、戦闘によって歩数制限を回復する事が出来る。というよりほぼ必須であるため、シンボルエンカウントにも関わらず戦闘を事実上強制される。そして、戦闘をきちんとこなしていても、ダンジョンの構造と運によっては歩数制限が尽きる事も……。 --歩数制限が尽きると、どんな下らない悩みのスピルメイズであっても容赦なくゲームオーバー。 ---そして、本作の隠しダンジョンはこのスピルメイズ形式となっている。さらにやり込み要素として、この隠しダンジョンの中にランダム(低出現率)で出現する生物を30匹(うち3匹はイベントで登場するため実質27匹)保護すると言うものがある。隠しダンジョンの強力な敵との作業戦闘を強制されながら、なかなか出現しない生物を延々探し出す作業はかなりの苦痛。 -音割れがひどい。 **総評 良心的な作りであり、携帯機のRPGとしては十分良作と呼べる作品である。~ 据置機のシリーズ作と比べれば物足りない部分もあるが、ハードの性能を考えればそれは仕方の無いものであり、実際に携帯機でこのボリュームを実現した事を評価する声は多い。~ **CG版 -本作は、収録ムービー''だけ''が異なるという異例のバージョン分け商法が取られている。 -一つは従来通りのアニメーションムービーを収録したもの。もう一つは、シリーズ初の3DCGキャラクターによるムービーを採用。CGムービーは、『[[ゼノギアス>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/180.html]]』や『バテン・カイトス』を担当した白組が担当した。 --が、このCGキャラがいのまたイラストとは大きくかけ離れたアレンジであり、シリーズファンから満場一致で「キモい」「''[[モッコス>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/472.html]]の再来''」「コレジャナイ」の烙印を押されてしまった([[参考動画>http://www.youtube.com/watch?v=i_ngNrrKIo8]] アニメVer.とCGVer.OPの比較)。 #region(登場キャラの簡易比較、画像サイズが大きいのでクリックしてご覧頂きたい) #image(TOHhikaku.jpg,title=もはや別人…。) #endregion ---「元々アニメ調のいのまたデザインを、CG化すること自体が無理」との声は発売前から少なからずあったが、その不安が現実のものとなった。 ---どんな感じかというと、とにかくリアル。しかもアジア系の濃い顔で、それがいのまたデザインの服装なのでただのコスプレ集団にしか見えない。DS版『FFIII』や『FFIV』のオープニングムービーを想像すると手っ取り早いだろう。ただあまりにもリアルすぎる上、元絵とのギャップが凄まじいため相当叩かれてしまった。ムービー自体はDSでこれだけ出来るのかと思うほど綺麗なのだが。要は、''実写版テイルズ''だと思えば間違いない。 ---そもそも、アニメ風のキャラクターデザインや漫画的表現がシリーズの特徴でもあり、それをわざわざCG化しようという発想自体が間違ってるともいえなくもない。 ---CG版は海外のファンに向けて作られたとも考えられるが、その海外ファンたちからも酷評されている。「テイルズのいいところが台無しだ」という意見がほとんど。 ---それ以前に本作は日本でしか発売されていない ---なお、テイルズキャラがリアルな3DCG姿で登場したのは『ソウルキャリバーレジェンズ』でゲスト参戦した『シンフォニア』の[[ロイド>http://www.soularchive.jp/SCL/contents/character/lloyd.html]]が最初である。こちらはそれほどギャップは激しくない。~ とは言え、本作のそれ程ギャップは激しくないが違和感はどうしても出てきてしまうため、「8頭身ロイド」・「きれいなロイド」などという呼ばれ方をされることもある(あまり好意的な意味合いは含まず、良くてネタ扱いで使われる)。 -また、CG版の他の部分でのキャラグラフィックは''アニメエディションと共通''であり、''ゲーム内容にも一切差は無い''(公式でもそう説明されている)。 --そのため、内容に差がある『ポケモン』や『ドラクエモンスターズ』とは異なり、CG不人気も相まって完全に誰得となった。 -エディション毎に違う特典を付けた商法も相まって早々にワゴン送りとなり、セールスもアニメムービー版の1/6程度という散々な結果になってしまった。 --もっとも、逆に言えば、アニメエディションの方は相応に評価されている。 --中古価格も暴落した。特にCG版は中古価格が大抵3桁になっている為、いけるクチならば十分満足できるかもしれない 。 -また、「リアル過ぎる」との批判は、CG製作会社にとっては最大の褒め言葉とも言える。DSの性能を限界まで引き出した白組の技術が伺い知れるであろう。''元絵とのギャップは凄まじいが見ないまま放っておくのも勿体無い''ものである。 **その後 -本作の後に発売された『テイルズ オブ バーサス』では、主人公シングとヒロインのコハクが出演している。 -マザーシップタイトルでは唯一、人気投票で誰もランクインしていない(それ以外では『テンペスト』や『なりきりダンジョン』もランクインを果たしていない)。

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