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アカツキ電光戦記 Ausf.Achse - (2012/02/22 (水) 15:43:47) の最新版との変更点

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*アカツキ電光戦記 Ausf.Achse 【あかつきでんこうせんき あうすふゅーるんぐ・あくせ】 |ジャンル|対戦格闘アクション| |対応機種|アーケード(NAOMI)| |販売元|ピーアイシー| |開発元|SUBTLE STYLE| |稼働開始日|2008年2月28日| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 -同人サークル「SUBTLE STYLE」によって製作された2D対戦格闘ゲーム『アカツキ電光戦記』(通称同人版)のAC移植版。 --同人版からシステム・キャラに対するバランス調整を施し、追加要素として「完全者」を別キャラとして独立させた。 --ユーザーからは「AC版」、公式では「A型」と呼ばれている。 -『メルティブラッド』に続く同人から商業に移行した格ゲー第二弾となった。 //-元となった『アカツキ電光戦記』に関しては同人ゲーであるため、この項目では割愛する。 *特徴 -基本操作 --1レバー+3ボタン。使用するボタンはそれぞれA(弱攻撃)・B(中攻撃)・C(強攻撃)。A+Bで投げ、B+Cで攻性防禦(所謂カウンター)。その他の動作は他の格ゲーと基本的に変わらない。 --「打撃・投げ・攻性防禦」の3竦みを主軸として、快適な操作感と読み合いを重視したオーソドックスな作りである。 -使用可能なキャラクターは全12人''+1台''。 -アーケードゲームには珍しく難易度選択やトレーニングモードも備わっている。 -近年の格闘ゲームがシステムの複雑化から新規ユーザーの獲得に苦心する中、シンプルさから本作を「格闘ゲーム入門編」として未経験者や初心者に薦めるユーザーも多い。 -硬派なストーリー --現代が舞台ではあるが、世界大戦時の帝国軍を非常に意識したストーリーである。 --ストーリーモードでは各ステージごとにあらすじが表記されるなど、ストーリーには比較的力が入れられている。 -独特なイラスト --今どきの萌え絵ではなく、色数が少なく黒ベタの効いたアメコミ風の絵柄である。 --媚びてないとも言えるが、中身の濃さのせいで「完全者」以外の女性キャラクターがイマイチ萌えない。「''戦車が一番の萌えキャラ''」とも言われる始末。 *長所 -シンプルかつ分かりやすいゲームデザインで初心者から上級者まで幅広く遊べる。 --コマンド入力が簡易化されていて、いわゆる昇龍拳コマンドすらない(昇龍拳コマンドにあたる操作は「↓↓」)。 ---超必殺技コマンドも全キャラ共通で「3ボタン同時押し」である。暴発の心配も少ない。 --連続技に関しては、よく繋がるものとほとんど繋がらないものでキャラクターによる差が激しいが、全体で見れば近年の格闘ゲームとしては控え目なほうに当たる。 ---複雑で高難度だったり、軽い前提条件で大ダメージを与えられるコンボはほぼない。 --ゲージのほうも、体力ゲージ・特攻ゲージ・防禦ゲージの3つと非常に簡素。 ---特攻ゲージの使い道も特別攻撃と最終特別攻撃のみ。煩わしいゲージ管理もほとんどない。 -非常に個性的なキャラクター達 --大半が旧日本軍かナチス・ドイツ軍、そして上海租界のチャイニーズ・マフィアをイメージしたものとなっており、そのため軍服姿など派手さを抑えたデザインのキャラクターが多数を占めている。 ---しかし、全体的に変わったモーションやボイスの持ち主が多く、''半数以上のキャラがイロモノ扱いされている''。 --極めつけはプレイヤーキャラクターの内の1体が''戦車''((もっともそのデザインは現実の戦車とはかけ離れているのだが…。))である。 --比例するかのように、各キャラクターの性能も個性的である。 #region(個性的なキャラクターたちについて簡易に解説) -アカツキ --主人公。本作において数少ないまともなキャラ。というか、''主人公のこいつがイロモノだったらどうするんだと''。 --性能は波動昇龍の万人向けかと思いきや、その実態は接近戦主体で高い火力が売りのキャラ。最終特別攻撃「神風」を絡めたコンボの火力は本作トップクラス。 -ミュカレ --萌えの要素は多く詰め込まれているが、何故か萌えない魔法少女。 --設置型キャラ。高い火力と判定の強い技の数々を持つが癖が強く超上級者向け。 -塞 --兇眼を持つ情報屋。ロン毛にグラサンで黒スーツと裏世界のスタンダード。ノリ●∀●リ>オレノメヲミロォ! --突っ込みどころ満載のモーション多数。「ヒョウッ!」「キィィエエーッ!」など個性的なシャウトを連発。あと''こっちみんな''。 --崩しの能力と運び能力が高く、とにかく壁に押し込んで相手を崩してからコンボをたたきこむキャラ。 -鼎二尉 --女性キャラだが、性能は鈍重な動きが特徴の投げキャラ。「萌えザンギ」とも。 --色物だらけな本作ではかなりの常識人のため、やや影が薄い。 --強烈な起き攻めと高い防御力を持つ。短いリーチを補う立ち回りが重要なキャラ。 -不律 --着物を着た老人。かつては軍医でクローン技術の原型となる研究を行っていたなど設定はとてもシリアスだが、''コッチジャ!''というボイスがネタにされる。 --必殺技2つが''移動技''で、通常技の発生が遅くほぼコンボと言えるものは存在しない。その代わり一撃の威力が高く「一人サムライスピリッツ」と言われる。 -マリリン・スー --元娼婦の殺し屋。いわゆるお色気担当なのだが、ガチに糞ビッチなせいであまりそうは扱われない。 --不律とは対照的にコンボ型のキャラ。しかし火力は低く崩しも弱い。 -魏 --ガチムチ暗殺者。裏世界の人間で本式のモヒカンに上半身裸でコートという非常に濃い見た目だが、本作の中では''最も常識人''である。 --塞同様横押しタイプだが、崩しが弱い代わりに自己強化技などを駆使して相手をガークラさせるなどして強引に攻め込むタイプ。 -アノニム --ドMシスター。女性キャラの中でも強烈なイロモノ。''いい、いいわ! その調子よ!'' --リボルバーの拳銃を二丁所持しており弾数を専用のゲージで管理。通常技が飛び道具ということもあり「一人シューティング」と言われる。 -エレクトロゾルダート --クローン兵士。通称ゾル。見た目も地味で没個性な印象だが''アーイ! イィーヤッ!''という個性的かつ種類の少ないボイスゆえに戦車と並ぶ本作のアイドル扱い。 --ガイルタイプのタメキャラで、崩しが弱く最大火力も低いが全体的にバランスが取れた性能で初心者でも扱いやすい。 -アドラー --ゾルダートのオリジナルで通称は隊長。同人版初期ではゾルダートの色違いだったが、後に区別されて使用可能に。AC版ではボイス変更で色物化。''シャイセ!'' --ゾルダートのコピペが多いが、こちらは相手を端に追い込んだ際の爆発力が特徴。しかしゲージに頼りがちなキャラ。 --余談だが、元の同人版ではバージョンアップ後アーケードモードクリア特典の隠しキャラ扱いだったのだが、同じく隠しキャラの電光戦車やムラクモと違い公式サイトのシークレット情報にずっと名前が載っていなかった(AC版や続編では最初から使用可能で公式サイトにも情報が載っている)。2012年の再販決定と同時にやっと載せられたが、実に''サポート終了から2年以上経過してから''のことである。 -電光戦車 --''ズバリ戦車''。本作のアイドル。しかし実際にはかなり重たい設定が用意されている。 --「禁断の決戦兵器」なるキャッチコピーとは裏腹に低い火力に大きい食らい判定、それに伴う実質的な防御力も最弱クラスと''満場一致の最弱キャラ''。 -ムラクモ --ラストボス。発言の内容や設定はシリアスなのに、''歩き(通称ダカダカ)の気色悪さと電光地雷設置のシュールさ、担当声優が漢字を読み間違えたことなどが原因でネタキャラ扱い''。 --ワープする技や地雷設置などを用いた撹乱特化型キャラ。特に同人版では地雷がムラクモ自身がのけぞっても消えず、これによる要塞戦法が強力だった。 -完全者 --実質AC版で追加された、ミュカレの真の姿。同時に萌えるようになった。 --飛び道具を多く持つが、切り返しが弱く防御力も低い。火力も低く最弱に近い位置。この性能面も萌えキャラ扱いの原因の一つ。 #endregion -凝った演出 --OPやリザルト画面、コンテニュー画面はインパクトがある。 --ゲーム内の各用語が旧字交じりの日本語の熟語(対決が「對決」、カウンターヒットが「相対攻撃」、ノックアウトが「大打撃」「玉碎」、「散華」など)となっている。 --ちなみに、必殺技などの名前にも軍事用語を元ネタにしたものが多い。 -対戦バランスが整っている。 --キャラクター間の極端な性能差が無く、「詰んだ組合せ」というほど酷いものもない。やりこめばどのキャラクターでも十分に戦える。 -随所に使用されているBGMも良好。サウンドトラックも発売された。 *短所 -''マイナーすぎる''。 --元々開発サークルが無名であり、このゲームタイトル自身も当時は「''知る人ぞ知る''」程度の知名度であったため稼動店舗が少ない。 ---アーケードゲームとして、稼動しているゲームセンターが少ないというのは致命的である。 ---おかげで闘劇などのメジャーな大会とは程遠い。一応、少人数ながら定期的に全国大会である「電光大戦」が開催されている。 --キャラクターを演じている声優もメジャーからはとても遠い方々である。 -全体的に地味である。 --ド派手なグラフィックやエフェクトはなく、地味な印象を受けやすい。 --キャラクターのドット絵もどことなく動きが硬く、あまり大胆な動きもしない。配色も全体的に地味。キャラクターデザインが古臭いとの声もあった。 --稼動店舗が少ない要因の1つでもあるだろう。 -1人プレイ時のストーリーで後味の悪いEDを向かえるキャラが多い。 --EDで明確に死亡するキャラクターが2名、体を乗っ取られるというEDが1名。「''人類を皆殺しにする''」という極端なものが''約3名''(そのうち2名は同一人物)。 ---いずれもインパクトが強いため余計に後味が悪いEDが多いという印象を強くしている。 ---悪役がその目的を達成するという意味ではEDとしては正しいのかもしれない。 --一応補足すると、まともな方向に向かうEDも存在する。特に主人公のアカツキ、不律、魏のEDはまともな方向に進んでいるが、その内容も''わけあって何かしらの存在をすべて破壊するという方向に偏っている''ため、やはり暗いと言えば暗いが。 -「同人版」からの演出の変更 --血飛沫や一部セリフが規制により変更されている。一部キャラは「派手さが更に減った」との意見も。 --ヒット時のエフェクトや特別攻撃と最終特別攻撃時の背景演出も簡略化された。見やすくなったが、一部キャラは(ry ---NAOMI基板の性能が原因とも言われている。原作となる同人版で必要なメモリは128MB以上だったがNAOMIのメモリは32MBしかなく、処理能力は4分の1である。キャラクターのドットは16色と色が少なくドットの枚数も少ないため、エフェクトその他の変更で負担を減らすという方向に向かったのだと思われる。他のゲームに例えるとPS2の「すっごい!アルカナハート2」並の無茶な移植を行ったわけだが、結果として同人版とほぼ同様の操作感を実現している。 --演出変更を好意的に捉える人もいるので、賛否両論とも言える。鮮血が真っ赤な紅葉に変化して「これはこれで美しい」と言われる不律の「必殺切込刀法」が特に顕著と言える。 *移植・続編 -今のところAC版の家庭用は発売されておらず、実質「同人版」が家庭用の代わりとなっている。 --ただ、AC版との差異はあまり多くなくネット対戦にも対応しているためあまり困らない。 --…それでも完全者がCPU専用かつミュカレの色違いだったり、アドラーの声優が違う点はどうしようも無いが。 --「同人版」は委託販売されていたのだが、2011年に完売。しかし、2012年2月に再販の予定とされている。 --サポート自体は2009年に終了しているにもかかわらず再販が決定ということもあり、本作が注目を浴びていることがうかがえる。 -続編として2010年6月25日に『エヌアイン完全世界』が稼動した。 --2012年2月22日にNESiCAxLiveで配信開始。 --主人公は前作のアカツキから新キャラのエヌアインに変更され、ミュカレはカティに変更。更にヴァルキュリアのクローンとしてテンペルリッターが追加されている(ヴァルキュリアはテンペルリッターの強化版でCPU専用)。 --地上戦中心のコンボゲーになっているが、前作同様ハードルは低めで万人向けである。新システムの一つとして「完全世界」が搭載されている。 --また、キャラクターのデフォルトカラーが変更され、エフェクトも色彩豊かで派手となり、演出面での前作の名残は独自のアナウンス程度にとどまっている。 ----
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