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マイガーデン - (2011/10/05 (水) 11:26:32) の最新版との変更点
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*マイガーデン
【まいがーでん】
|ジャンル|アドベンチャー|~|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売・開発元|テクノソフト|~|
|発売日|1999年9月2日|~|
//|定価|円|~|
**概要
-タイトル通り、庭を作るアドベンチャーゲーム。様々な方法で得た収入で種を買い、花を育て、庭を好きにカスタマイズしていく。
--プレイ時間に応じてゲーム内時間も変動。朝→昼→夕方→夜になり、同時に場合によっては天候も変化する。
--庭には様々な人が訪れ、彼らとの交流も本作の醍醐味である。
**ストーリー
ずっと昔、おばあちゃんの庭は花々が咲き乱れていました。そんなおばあちゃんの庭は田舎町『ポーラ』の自慢であり、町の人々の憩いの場でもありました。ですが、そんなおばあちゃんも歳には勝てず、庭の手入れが出来ない状態が続きました。~
そんなおばあちゃんを心配して、都会から女の子がやってきて、おばあちゃんの庭を受け継ぐ事になりました。ですが庭は荒れ放題。ガーデニング初心者である女の子は、かつてのような人々の憩いの場である「おばあちゃんの庭」をよみがえらせる事ができるのでしょうか……
**システム
-プレイヤーはまずおばあちゃんの庭の外観を3種類、家の色を数種類から選択する。
--庭の外観は途中変更不可。だが、慎重に選択する必要はあまり無い。
-主人公は様々な庭の手入れをする事ができる。
--草むしり。雨が降った翌日などに勝手に生えてくる雑草を毟り取る。1マス1マスこつこつとやっていく必要があり、台風の翌日などは大変面倒。
--水やり。如雨露に水を汲んで、草花に水をやる。雑草が生えやすくなる欠点もある他、植物にあった水の量をやらないと根腐れして枯れてしまう。如雨露の水は数回使うと無くなるため、使い切った後は庭の端に行って水を汲みなおす必要がある。大変面倒。
--手入れ。草花の成長を手助けする。何度も手入れをしてやると草花はそれに答え大きく、沢山成長する。毎日一つの草花にやってやる必要があり、大変面倒。
--撤去。病気を持ったり、枯れてしまった草花を撤去する。病気を持った草花は撤去しないと伝染して周辺の植物全体に被害を及ぼす。苦労が水の泡になるため、できればやりたくない。
--薬。虫がついた草花に使用。虫がつくと枯れやすくなったり、病気を持ちやすくなる。
--収穫。花を咲かせたり種をつけたり、果実を実らせた草花を収穫する。収穫物は料理の材料にしたり加工したり、そのまま売却して収入にしたりする。
--シートをかぶせる。台風のような強い風で草がやられてしまわないよう、風除けシートをかぶせたり、雪の寒さにやられないよう雪避けシートをかぶせる。
--設置。種を植えたりオブジェを置いたりする。オブジェはただの飾りの他にも、座る事で体力が回復するベンチや、葡萄を作るための柵を用意できる。が、総じて高額。
--買い物。家の電話でショップに電話してアイテムを届けてもらう事ができる。当然有料。
--他にも、ラジオで天気予報を聞いたり、収穫物を加工したり、おばあちゃんからアドバイスをもらったりもできる。
-主人公の女の子には体力が設定されており、体力は上記庭の手入れを行うと減少していく。
--毎日おばあちゃんがお菓子を作ってくれる他、ご近所さんからおすそ分けでもらえたりする。お菓子を食べると体力が少し回復する。
---おばあちゃんのお菓子は家で食べると回復量が少し多い。が、持ち歩くと翌日以降も携帯保存する事ができる。庭と家との往復時間の短縮にも。
--他にもベンチで休憩すると体力が少し回復する。
-植物の種(や苗)には適切な「植える時期」や適切な環境があり、それに適していないと育ちが悪い。
--時期は春夏秋冬のみならず月の頭や末、環境は水の状況、隣接する植物等も問われる。
-時折近所の人々が庭に訪れる。
--近所の人々にはそれぞれ行動パターンがあり、定期的に見回りをして定期的に非番になるおまわりさんや、旦那がいない時間にだけやってくる近所のおばさんなどがいる。
--近所の人々と交流を続けるとイベントが発生。お茶会を開く事ができる。
---お茶会には収穫物で作ったお菓子や紅茶を出す事ができる。近所の人々にはそれぞれ好物が設定されており、好みのお菓子やお茶を出すと好感度が上昇する。
--お茶会に成功するとアイテムの作り方や、おすそ分けを貰える事がある。
-毎年10月にバザーが開催される。
--バザーでは今までの収穫物や、加工物に値段を設定して売る事ができる他、安い値段で様々なアイテムを購入する事ができる。
**長所
-膨大な種類の草花、それぞれに異なった必要とされる育成方法。
--本作に用意された草花の種類は多く、そのそれぞれが異なった特徴を持っているため、それらの特性を把握して丁寧に育てないと収穫物を得る事ができない。面倒ではあるが、ガーデニングの楽しさが味わえると評判。
-放牧的なBGMはゲームの方向性とマッチしており、評価が高い。
-現実的な側面で言う「個性豊か」なキャラクター達との、のんびりとした近所つきあい。
--ゲームのキャラクターと言うのは往々にして破天荒なのだが、本作の登場人物はそんなキャラクター群と比較すると地味ではあるが、現実的に考えれば十分「個性的」で、なかなか愉快なイベントが待っている。
-上記三要素から得られる絶大な癒し。その雰囲気やゲーム内容から、知る人ぞ知るカルトな作品として知れ渡っている。
**欠点
-作業ゲー。
--花を育てて庭を加工して……とにかく地味。日付が変わったら庭に出て草花一つ一つの手入れをして、草むしりや薬や水やりを行い……ガーデニングの基本であるのは解るが、収穫までの間は同じ事の繰り返しになる。そのため、人を極端に選んでしまう。
-出回りが悪かったためPS屈指の高額ソフト。
--宣伝は殆どされておらず、出荷数も少なかったため、一時は最低価格が2万を超えるプレミアソフトとなっていた。
---アーカイブスで配信されたため、入手難易度が下がり値段も大分落ち着いた。それでも店によっては万を超える。
**総評
こまごまと花を育て、天気予報からあらかじめ必要な処置をし、コツコツとお金を稼ぐ。時折ふらりと姿を見せる近所の人々と交流して行く。派手な要素は無くひたすら地味である。だが、手間隙かければかけるだけ育っていく草花、望みどおりの形になっていく庭、親しくなれる人々。派手さは無いが、あらゆる面において丁寧に作りこまれた完成度の高い一作。
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