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beatmania - (2012/10/30 (火) 17:39:40) の最新版との変更点

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*beatmania 【びーとまにあ】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミ|~| |稼動開始日|1997年|~| |備考|本データは初代のみに絞り、続編については割愛する|~| //分類はここではいらない。 ※記事未完。編集求む※ ---- *概要 5つのボタンと1つのターンテーブルを用いて楽曲をプレイする、音楽シミュレーションゲームのはしり((厳密には家庭用の『パラッパラッパー』が始祖。))。~ コナミ社内においてメダルゲーム等を担当する部署であるGM(ゲーミングマシン)事業部が開発し、1997年末にゲームセンターで稼働を開始した。~ それまでゲームセンターになかった装飾の派手な筐体、筐体から響いてくるダンスミュージック特有の重低音など、今までのゲームセンターのゲームという概念を覆すことに成功し、老若男女問わず幅広いプレイヤーを惹きつけた。~ 1998年の2ndMIXで、一大ムーブメントを引き起こした。ほどなく3rdMIXがリリースされると、その人気は頂点に達する。「20,november」「super highway」と言えば、このゲームを代表する楽曲であると言える。~ 略称は「ビーマニ」または「初代」((7ボタンを使用する『beatmania IIDX』と区別する目的で「5鍵」とも。))。なお、コナミの音楽シミュレーションゲームのブランド名「BEMANI」も、この略称が由来である。 //とりあえずひな形になるようなものを作って見ました。加筆修正等よろしくお願いします。 ---- **特徴・評価点 ***ゲームルール -画面上から落ちてくるノートに対応したボタン・ターンテーブルを操作し、楽曲を正確に演奏することで画面中央下に表示されたグルーヴゲージを楽曲終了までに赤のゾーンまで上げてキープすることでステージクリア。逆に押すボタンを間違えたり、オブジェクトを見逃す、タイミングを著しく外すとミスとなりゲージが下がる。 --難易度は☆の数で表示され、THE FINALの時点で最高が☆9。 -また、2人同時プレイによる対戦プレイor協力プレイも可能。 -ルールも操作方法も簡単だが、正確な演奏ができるようになるにはそれなりの練習が必要となる。 --だが練習を積みスキルが上がってくると、今まで全くできなかった曲ができるようになるので選曲の幅が広がり、スコアも腕前に付随して上がってくる。努力すればした分だけ自分の成長が実感できるのも魅力の一つ。 --当時はオンライン対戦も普及しておらず、基本は筐体内でのスコアアタックや自己ベストの更新がメインだった。そのため、ひたすらに腕を磨き難しい楽曲のクリアやハイスコアの更新を目標とするプレイヤーが多い、非常にストイックかつ硬派なゲームだったと言える。 ---この風潮は現在の『beatmania IIDX』シリーズにも受け継がれており、数ある音ゲーの中でも特にストイックな雰囲気を持つ。 -初代(1st)のステージ構成は2ステージ+「DJ Battle」+2ステージ。後に削除されることになる「DJ Battle」では流れるノートに従ってスクラッチのみを行う。 --初代にはバックストーリーがきっちりと存在しており、プレイヤーは「『クラブサガワ』に飛び入り参加した新人DJ」という設定。『クラブサガワ』の支配人(公式設定でオカマ)やDJ・KONAMIがプレイ中に手ほどきをしてくれる。また、「DJ Battle」はプレイヤーの盛り上がり方を妬んだDJが吹っかけてくる対決となっており、クラブで演出をしている感をよく出していた。 ***楽曲 -ヒップホップやレゲエ、ブレイクビーツ、ドラムンベースやスカなど、ジャンルを問わず、広くダンスミュージックをコンパイル。また、5thMIXやcompleteMIX2ではDANCEMANIAシリーズの楽曲も数多く収録されている。 --ユーロビートやJ-POPといったヴォーカル系の曲も収録されている。特に3rdMIXに収録された「LUV TO ME」は後に多くのアレンジバージョンが製作され、『beatmania IIDX』にも収録((『beatmania IIDX 16 EMPRESS』で削除。同作では「LUV TO ME」以外にも作曲者である南雲玲生氏の楽曲が多数削除された。))される人気曲となった。 --本作の稼働以降、ユーロビートやトランスといった当時はややマイナーだったジャンルの楽曲が一躍脚光を浴びるようになり、それまでこういったダンスミュージックに触れることのなかった層に大きな影響を与えた。現在の日本のダンスミュージック界で活躍するDJにも、このゲームの影響を受けてDJ・作曲家活動を始めたと言う人もいるほどだった((有名どころでは、後に『beatmania IIDX』にも楽曲提供を行うことになるDJ TECHNORCHなど。))。 ***インターフェース -5つの鍵盤に対応した5レーン、ターンテーブルに対応した1レーンが画面両端に、BPMやクリア目標を示すグルーヴゲージが画面下、画面中央にはムービーが表示される。 --ムービーはボタンを押したり、ミスをするとそれに対応して絵や色が変わるといった形式になっている。 ---- **問題点・賛否両論点 -当時の基準からしても大分古い基板を用いていたため音質が悪く、ムービーもいくつかの素材を使いまわすことが多かった。 --THE FINALではシリーズの総決算として100曲を超える楽曲を収録したため、ムービーが大幅にカットされ、表示領域も縮小されることになった。 ---その代わりに、使用しているプレーオプションや、GREATなど判定数のカウンターもデフォルトで表示するようになった。 --その基板性能の問題を解決するため『beatmania III』が発売されたのだが、発売時期が悪く、先行出荷分しかゲームセンターには出回っていない。こちらは高音質・高画質でゲームを楽しむことができる他、基板性能を活かして版権以外のオリジナル楽曲は全て収録、更にDJユースのサンプラーが1台まるまる入っていることにより、多彩なエフェクト機能を搭載している。 --人によっては「この筐体のこもった音だからこそ味が出る」といった意見もあり、一概に悪いことだとも言えない。 -シリーズを重ねるごとに進む高難易度化。 --シリーズものである以上仕方のないことではあるが、プレイヤー側のスキルアップに対応するために少年漫画も真っ青の難易度インフレが起き、徐々に初心者がとっつきにくくなったのも事実である。中でも4thMIXに収録された「DRUNK MONKY」、THE FINALにdrummania 2ndMIXから移植された「IMPLANTATION」のANOTHER(最上位)譜面は今でも語り草になるほどの難易度を誇っていた。 ---THE FINALのEXPERT+モード((6thMIXから搭載された、難易度の高い10曲を連続でプレーする『beatmania』シリーズのみのモード。通常のEXPERTモードはグルーヴゲージが無くなった時点でゲームオーバーとなるが、EXPERT+モードではグルーヴゲージが無くなると「DANGER」表示になり、その状態でさらにミスを重ねるとゲームオーバーとなる。「DANGER」表示のままステージ通過すると、次のステージでグルーヴゲージが1目盛りの状態に回復する。))において、DRUNK MONKY(ANOTHER)は9曲目、IMPLANTATION(ANOTHER)は最終ステージの10曲目に設定されるほど。 // --また、ボタン数が少なかったためか、縦連打((同じ場所の鍵盤を連打させるような譜面。ノーツが縦に繋がって見えるためこう呼ばれる。))で難易度を上げている譜面が目立つ。前述した「LUV TO ME」や同じ3rdMIXに収録された「tribe groove」、7thMIXに収録された「LIQUID RAIN」、THE FINALに収録された「RE-ROOTS」などは特に酷い。 -後続の兄弟機種『beatmania IIDX』との差別化を図り、徐々にアンダーグラウンドな路線へ --beatmania IIDXが、m-floなどのアーティストやavexのSUPER EUROBEATシリーズからの提供楽曲を取り入れ、きらびやかでキャッチーな路線に行ったのに対応して、beatmaniaシリーズはR&Bやテクノ、ビッグビート、ヒップホップなどの渋い(人によっては地味とも取れる)路線を歩んだ。 ---中でも6thMIXはイギリスの大物アーティストの大量の書き下ろし楽曲を収録していたのだが、いかんせんゲームとしての派手さに欠けた面は否めない。 ---- **総評 上記のように、ゲームの操作方法自体「''画面上から降ってくるノートと流れる曲に合わせてボタンを押すorターンテーブルを回す''」。たったこれだけである。ルールも「曲を正確に演奏するほどスコアが高くなる」と単純明快そのものであり、それでいてハイスコアを出すには相当なやり込みを必要とする。まさに「間口は広く、奥は深く、道は険しく」を体現したようなゲームであり、楽曲のクオリティの高さも相まって多くのアーケードゲーマーをDJへと変貌させた。~ また、ゲームセンターに音楽シミュレーションゲームという新しいジャンルを開拓した功績は大いに評価されてしかるべきである。現在中高生を中心に若年層に人気の『jubeat』シリーズや、メーカーこそ異なるものの『太鼓の達人』シリーズも本作がなければ生まれていなかったかもしれない。~ 当時プレイしていた人は、またゲームセンターに行って好きなBEMANI機種を遊んでみるのもいかがだろうか。当時よりは現行のどの機種も初心者へのアプローチが盛んに行われているため、想像以上にハードルは低い。~ **その後の展開 本シリーズ自体は2002年にbeatmania THE FINALをもって終了しているが、後継機種のbeatmania IIDXシリーズは現在もゲームセンターで稼働中。2012年9月に最新バージョン『20 tricoro』が稼働開始した。~ カジュアル層を狙ったpop'n music、ダンスをモチーフにしたDance Dance Revolution、バンド演奏を体感できるGUITARFREAKS & drummania、他にもjubeat、REFLEC BEATといった派生作品も多く誕生しており、それぞれのユーザーにあった展開をしている。特にDance Dance Revolutionでもテレビや雑誌などで取り上げられるほどの人気を誇るまでに至った。~ また、ゲームに楽曲を提供するコンポーザーも人気で、各サウンドトラックはもとよりコンポーザーのソロアルバムも多数発売されている。先述の通り、このゲームをきっかけにプロの音楽家になったという人も決して少なくはなく、このゲームが与えた影響はかなり大きかったと考えられる。 ---- **家庭用 -家庭用はACの純粋な移植版としては、2ndMIXから6thMIXまで行われている。機種はプレイステーション。 --2ndMIXを移植した『beatmania』は、100万本を突破するほどのキラータイトルとなった。また、家庭用で新たに追加される楽曲、通称「CS曲」が始まったのも初代からである((初代に付属するアペンドディスク『YebisuMIX』に収録。))。 --3rd以降の移植は初代のディスクチェンジ機能を使用したアペンドディスクの形で発売されており、最初の3rdはACにあったGREATコンボやEXPERTモードが削除されたものの、税込2,940円という安価でACそのままの曲をプレイでき、高難度曲の練習にも大いに役立った。 --4th~ClubMIXはACの完全移植となっており、CS版公式サイトにおいてインターネットランキングも開催された。更に初代→3rd/GOTTAMIX→4th/5th/Clubの順にディスクチェンジすることで隠し曲をプレイできた((これら隠し曲は特定条件を満たすと、3rd/GOTTAMIXを経由しなくても遊べるようになる。))。 --6thはCORE REMIXの楽曲((但し、リミックスバージョンのみでクラシックバージョンはない。))も収めたキーディスクとなり、本作がPS向け最後となった。以降の7thMIX及びTHE FINALは家庭用への移植は行われていないが、beatmania IIDXの家庭用に数曲移植されている。 -家庭用オリジナルタイトルとしては『APPEND GOTTAMIX』『APPEND GOTTAMIX2 ~Going Global~』『THE SOUND OF TOKYO!』が発売されており、GOTTAMIXでは谷啓・せんだみつおの2人を起用した楽曲を収録するなど、AC版とは違った方向性の楽曲を収録したことが、大きな反響を呼んだ。 -ゲームボーイカラーにも移植されており、AC版の楽曲の8bitバージョンを始めとして、GBオリジナルの楽曲やJ-POP、アニソンなどの版権楽曲も収録している。 --こちらはシリーズ化され、以降『beatmania GB2 ガッチャミックス』『beatmania GB ガッチャミックス2』((ややこしいが本当にこういうタイトルである。因みにGB1・2は全GB共通(GBカラー対応)、ガッチャミックス2はカラー専用である。))の2タイトルが発売された。 -ワンダースワンにもアーケード版3rdMIXを元にしたものが出ているが、こちらはオリジナルの音源をそのままサンプリングしほぼ同等の音質を再現しているため、当時の携帯機としては破格の音質でゲームをプレイすることができた。 -また、ビーマニポケットシリーズとして、『たまごっち』などのようなストラップ型でのバージョンもリリースされている。 **シリーズリスト ***アーケード -beatmania -beatmania 2ndMIX -beatmania 3rdMIX -beatmania completeMIX -beatmania 4thMIX ~the beat goes on~ -beatmania 5thMIX ~Time to get down~ -beatmania completeMIX2 -beatmania ClubMIX -beatmania featuring DREAMS COME TRUE -beatmania CORE REMIX -beatmania 6thMIX -THE UK UNDERGROUND MUSIC- -beatmania 7thMIX -keepin' evolution- -beatmania THE FINAL ***家庭用 PS(※はキーディスク) -beatmania ※ -beatmania APPEND 3rdMIX -beatmania APPEND GOTTAMIX -beatmania APPEND 4thMIX ~the beat goes on~ -beatmania APPEND 5thMIX ~Time to get down~ -beatmania BEST HITS ※ -beatmania featuring DREAMS COME TRUE ※ -beatmania APPEND GOTTAMIX2 ~Going Global~ -beatmania APPEND ClubMIX -beatmania THE SOUND OF TOKYO! ※ -beatmania 6thMIX+CORE REMIX ※ GBC -beatmania GB -beatmania GB2 ガッチャミックス -beatmania GB ガッチャミックス2 WS -beatmania for WonderSwan ----
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