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*機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles 【きどうせんしがんだむせんき ろすとうぉーくろにくる】 |ジャンル|3Dアクションゲーム|&amazon(B000069E0H)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|バンダイ|~| |開発元|ベック(チームホワイトディンゴ)|~| |発売日|2002年8月1日|~| |定価|通常版:7,140円 / 限定版:9,800円|~| |廉価版|GUNDAM THE BEST&br()2005年2月17日/2,990円|~| |>|>|CENTER:''[[ガンダムゲームリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/940.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 プレイヤーは一年戦争時の地球連邦軍(実験部隊)またはジオン公国軍(外人部隊)のモビルスーツ (MS) 小隊長となり、アニメ『機動戦士ガンダム』などでは語られなかった様々なミッションをこなしていく。~ なお、本作のシステム面は2000年にPS2で発売された作品『[[機動戦士ガンダム>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1197.html]]』とほぼ同一となっている。~ そのためかデータコンバート機能があり、PS2版ガンダムのミッションモードで解禁させた機体を本作の対戦モードで解禁する事が可能。 **特徴 -自機と僚機2機の計3機で敵の殲滅や対象の防衛・破壊といったミッションを遂行する。 -ミリタリー色が強い作品である。 --ロード画面などの1枚絵では人や戦車と共に描かれている。 --ステージにもマゼラトップや61式戦車のほかに人や車、ヘリコプター、偵察機なども見ることが出来る。 -ステージはすべて地球上で構成されている。 -本作オリジナルキャラクターが多数登場する。 --連邦軍、ジオン軍双方にオペレーター、整備員、上官の秘書として3名ずつ計6名のヒロインキャラクターが登場。ゲームで好成績を残すと主人公が彼女たちと徐々に親密になっていくムービーが見られる恋愛ゲーム的な要素も導入されている。 --もちろん、本家でおなじみのキャラクターも登場する。 ---- **長所 -グラフィック・MSのモデリング共に良好。2002年発売にしては非常に良い出来。 --ゾックは上述の「機動戦士ガンダム(PS2)」で登場したリファイン版((所謂「四足ゾック」のこと。サイズも大型化されている。))を流用している。 -登場するMSのチョイス --ザクIIやジムなどお馴染みの機体はもちろん、イフリート改、ゾック、ガンダム6号機(マドロック)といった珍しい機体も登場する。 --また隠しコマンドを入れることでνガンダムカラーのアレックスを拝める貴重な作品。 //-MSの重量感のある挙動などの細かい演出 //--他のガンダムゲーとは違いMSの挙動が重く、強力な武器も無闇に連射できない。 //--一年戦争MSとは思えないようなジャンプやステップでのかっとび具合、決して長くないリロード時間でそこまで弾に気をつかうゲームではない事を見るとこの記述には賛同しかねる。 --各MSの基本性能の違い、平行移動の有用性、被弾部分(正面と側面と背後)のダメージ差、盾の耐久性、バーニア・ビーム兵器のオーバーヒートによる制限など、奥深い要素がある。 ---予測射撃の修正が弱い為に、平行移動していればマシンガンや誘導兵器を除き、まず射撃は当たらない。歩きが遅い機体はその限りではないが、空中での速度はほとんどの機体が一緒かつ高速なので、ジャンプ平行移動していれば正面からの攻撃は食らわない。すなわち平行移動が強すぎる面があるものの、逆に言えば敵の硬直を丁寧にとっていく楽しみがあると言える。 ---ホバーバグを利用すれば旧ザクがGP01を凌ぐ高機動性を発揮したりと、外道な楽しみ方もある。 -魅力的なオリジナルキャラクター達 --なかなかクセのある設定を持った面々であり、ヒロインはもちろん、僚機のパイロット達も魅力的。 --戦闘中は邪魔にならない程度の通信で、臨場感を演出してくれる。 --彼らを登場させた漫画が公式で描かれるなど未だに根強い人気を持つ。 -ステージのギミックも凝っており、建造物やビルの倒壊、足元の車両を踏み潰すなどの立体的な演出も見所。 -BGMがどれもミリタリー色が溢れており作品にマッチし良好。 ---- **短所 -とにかく''ボリューム不足''を指摘する意見が多い。 --MS、ミッション数、味方の会話パターン、どれも少ない。 -内容がやや単調。 -敵も味方もAIが賢くない。基本的に突っ込むばかりで廻り込むような複雑な動作はしない為、慣れれば側面や背後を取られる事はほぼない。また超反応でこちらの射撃に対しサイドステップする為、戦闘は敵AIの穴を突くパターン化になりがち。 --この単調さと難易度の低さ、ボリュームの少なさ故、当初は凡ゲーという評価だった。普通にプレイしていれば高性能機を使って攻略していく事になるが、テキトーにバルカンでステップを誘って硬直にビームを当てる作業であっさりコンプとなり、そこでやめてしまうプレイヤーが大半だった為。 ---後に低ランク機体でのスコアアタックや、グフでのホバーを利用した高機動単騎無双等、突っ込んだプレイをすれば意外に面白い事がわかり再評価されたが、普通にプレイしてクリアするだけではさほど深くない単調なゲームである。 ---- **賛否両論点 -ギャルゲーを彷彿とさせる演出 --会話のパターンも少なく、ミリタリー色が強く硬派な本作には必要なかったという声がある。 -(狙っているのだが)昨今のガンダムゲーと比べるとスピード感がない。人によっては苛立ちを覚えるかもしれない。 ---- **総評 -多くのプレイヤーはさっさとコンプしてゲームを終わらせてしまったが、一部のマニアによってひっそりと愛されていた作品。それだけにボリュームが少ないことが惜しまれる。 --名作と呼ばれるようになったのはPS3版ガンダム戦記の反動によるところが大きい。 ---- **その後の展開 -通常版のほかに、設定資料集やオリジナルTシャツなどが同梱された「LIMITED BOX」が限定発売された。 -角川書店より小説版と漫画版が発売された。 --漫画版と小説版ではゲーム版のプレイヤーに相当するキャラとして「マット・ヒーリィ」と「ケン・ビーダーシュタット」が登場する。後にマットとケンはGジェネやギレンの野望にも参戦している。 --漫画版と小説版はそれぞれ違う内容である。後に漫画版は『[[Gジェネレーションスピリッツ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/900.html]]』にて戦記シナリオとして採用された。 --漫画版はストーリー終盤の「''撃つなラリー!!''」が有名。 ---戦争ものでよくいる綺麗事を吐くだけの人物を上司に持つとどうなるかという良い見本になっており、かなり批判を受けシナリオ面での評判はあまり良くなく、当然の如く上記の台詞を吐いたマットは嫌悪の対象となりネタにされている。夏元雅人氏が描く高いレベルの作画は評判がいいのだが。 ---他にあっさり退場するジオンの実験部隊の面々やラリーなどの一部キャラの描写を残念がる声も。 ---また本作と同じ漫画版のスタッフが手がけた「宇宙、閃光の果てに…」の漫画版やPS3版戦記の漫画版に本作のキャラが登場している。漫画『ガンダムレガシー』では漫画版戦記の後日談も描かれた。 --小説版は、当然「撃つな(ry)」的な展開はなく、マット自身「終わりも見えているのに無暗に死人を出す必要もない」と考えつつも一軍人として戦いに臨む姿が描かれている。作風もミリタリー路線が色濃い。 ---また、ズゴックEを無線越しだった為に「すごくいい」と聞き間違えるというエピソードが一部で語り草となっている。 -PS3でほぼ同じ名前の『[[機動戦士ガンダム戦記>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/919.html]]』が出たが、本作に肩を並べるどころか人によってはクソゲーと呼ぶほどの出来に。 -本作の女性声優陣にてガンダムガールズなるものを企画された。そんなのあったのか、あったな、と思ったらその後の展開はというと、つまりそういうことである。
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