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*マリオカート ダブルダッシュ!! 【まりおかーと だぶるだっしゅ!!】 |ジャンル|レースゲーム|&amazon(B00009RG3L)| |対応機種|ニンテンドーゲ-ムキューブ|~| |発売・開発元|任天堂|~| |発売日|2003年11月14日|~| |定価|5,800円(税別)|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html#id_0bdf0dc3]]''| #contents(fromhere) ---- *概要 マリオカートシリーズ4作目。名前の通り、''二人乗り''システムが最大の特徴。1台のカートに二人で乗り込み、前後の二人で力を合わせて一位を目指すのだ。~ また、デイジーを筆頭とする複数のキャラクターにとっては、シリーズ初参戦となる作品である。~ 登場するキャラクターは「重さ」によって3ランクに区分されていて、搭乗できるカートの重さは選んだ2キャラクターのうち重いほうのものとなる。 *評価点 -''二人同時乗りによる賑やかなレース展開''。 --普通、レースゲームといえば一人で車に乗り、仁義なき戦いをライバルたちと繰り広げるものだった。~ しかし、本作ではそういった空気を和らげ、「''協力''」というものを前面に押し出している。 --アイテムを1人につき1つ所持できるようになり、ボタンを押すことで運転を担当するキャラを切り替えられるため、アイテムの使い分けが可能。 --2人以上でプレイする際には、対戦だけでなく、一人が運転・もう一人がアイテム使用という協力プレイも可能。 -''スペシャルアイテム''の存在による各キャラクターの個性化。 --本作では、各キャラクターそれぞれにひとつずつ''スペシャルアイテム''が用意されており、これが各キャラクターに個性をつけさせた。 #region(詳細はこちら。) -&bold(){ファイアボール} --マリオとルイージのスペシャルアイテム。~ --投げると5個(モードによっては3個)に分裂して飛び、命中したカートをクラッシュさせる。マリオは赤、ルイージは緑。 --1回だけ壁などで反射する他、クッパこうらをはじくという効果がある。 --余談だが、後に『マリオカート7』で『ファイアフラワー』が登場し、ファイアボールを投げることが出来る。 -&bold(){ハート} --ピーチとデイジーのスペシャルアイテム。 --カートの周りをハートが回転し、ぶつかったり投げられたアイテムを回収し自分のものに出来る。 --ただし周囲を回転するという都合上、トゲゾーやサンダーを防ぐ事は出来ない。 -&bold(){ヨッシーorキャサリンのたまご} --ヨッシーとキャサリンのスペシャルアイテム。 --投げると赤こうらと同様に前方のカートを追尾し、当たるとクラッシュさせる。 --タマゴは何かに当たるか一定時間が経過すると割れ、中からアイテムが3つ出てくる。 -&bold(){ワンワン} --ベビィマリオとベビィルイージのスペシャルアイテム。 --巨大なワンワンが一定時間カートを引っぱってくれ、自動的に走ってくれる他、ワンワンに当たった相手をクラッシュさせる。 --攻撃されたり一定時間経過すると鎖が切れて引っ張ってくれなくなるが、ワンワンはしばらくはコース上を走っていく。 --ちなみに、次回作以降によく似た効果のアイテム『キラー』が登場している。  -&bold(){トリプルこうら} --ノコノコとパタパタのスペシャルアイテム。 --『マリオカート64』から存在する3個セットの甲羅。赤と緑があり、順位に応じて決まる。 --今作ではカートの周囲を周らず手で持っているため,後ろからの攻撃を防ぐには自分で使用する必要がある。 --2個か3個持っている状態でクラッシュすると1個だけになり、残りはコース上に落としてしまう。 -&bold(){ジャンボバナナ} --ドンキーとディディーのスペシャルアイテム。 --非常に巨大なバナナで、場所によってはぶつからずに通過することが不可能なほど。 --カートがぶつかると普通のバナナ3つに分裂する。 -&bold(){ボムへい} --ワリオとワルイージのスペシャルアイテム。 --投げたり置いた後にカートやアイテムがぶつかると爆発し、爆風に巻き込まれたカートは派手にクラッシュする。 --次回作『マリオカートDS』以降は通常のアイテムとしてレギュラー出演している。 -&bold(){クッパこうら} --クッパとクッパJr.のスペシャルアイテム。 --投げると巨大化して直進するが、カートや破壊可能な障害物に当たっても消滅せずに直進する。 -&bold(){パワフルキノコ} --キノピオとキノピコのスペシャルアイテム。 --64やDSなどで普通に登場しているアイテムで、最初に使ってから5秒間好きなだけキノコを使える。 #endregion ---もちろん、''同じ重さのクラスのキャラクター間に性能差は設定されていない''ので、後の作品の『[[マリオカートWii>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1306.html]]』のような悲劇は生んでいない。 ---また、このシステムが前述した二人乗りシステムと絶妙にマッチしている。~ このシステムによって、各キャラクターを誰と組ませるかによって戦術が変わり、キャラクター選択に幅を生み出している。 ---無論、各キャラクターのモーションは1人1人完全に異なっているので、飽きを感じさせない。 -シリーズ初となる隠し要素の採用。 --シリーズ初となる、マリオカートのやりこみ要素で、グランプリを勝ち進むことによって隠しキャラや隠しカートが次々と解禁されていく。 ---二人乗りというシステムと相まって、その種類はかなり多く、Wiiに匹敵するほどの種類の多さである。 -多数のバトルゲーム。 --今までの作品では、「ふうせんバトル」の1種類しかプレイできなかった。~ 今回はそのほかに「あつめてシャイン」「ドッカン!ボムへい」の二つが追加され、バトルゲームにも幅の広さがある。 --特に、''アイテムがボム兵だけになり、さらに10個まで持てる''「ドッカン!ボムへい」は今なお語り継がれる名バトルゲームである。 -アイテムによるクラッシュ時間の軽減 --マリオカートでは緑甲羅やバナナを食らうと当然クラッシュするが、今作ではそのクラッシュ時間が少々短くなりゲーム展開がスピーディになった。 --尤も、トゲゾー甲羅を食らった時のクラッシュ時間に限っては歴代随一の長さとなってしまったが…。 -バグではなく、コース設計上の意図されたショートカットの多さ。 --歴代のマリオカートの中でもそのショートカットの多さは随一で、色々と凝ったショートカットが多い。 ---例えば、崖から飛び出て壁に開いた洞窟に突撃、橋の欄干をダッシュボードで突っ切る、段差のあるヘアピンカーブをミニターボでスルー…~ こうした特徴的なショートカットは後の作品でも完全にリメイクされることは希薄で、この特徴的なショートカットの充実の無さを惜しむ声も多い。 ---なおバグショートカットの方は流石に無いわけではないが、歴代作と比べてもその数は非常に少ない。 -シリーズ屈指のスピード感 --カメラがやや近めなのも相まって非常にスピーディで爽快感満点。 --特定キャラクターは体が大きいため、ほんの少しだけ視点が遠くなることもあるが、爽快感を損なうようなことはない。 -近今のゲームにもひけをとらない美しいグラフィック。 *難点 -全体的にコースの難易度は高い。 --車や火の玉等の障害物が多く、柵も後半はかなり少ない。ヘアピンカーブや直角カーブも山ほど出てくる。 --シリーズ恒例の最終レースを飾るコース「レインボーロード」も今作のものはシリーズ最高難度と言われるほどの難易度。 -スペシャルアイテムと出現キャラクターの設定がややバランスが悪い。 --事実上最後の隠しキャラである「''ボスチーム''」は、固有のスペシャルアイテムが無い代わりに、''全種類''のスペシャルアイテムが出る。 ---上記の有利な設定ため、使いがちになってしまうが、彼らがスペシャルアイテムを引ける確率は他のキャラよりも多少低めであったりするが。 ---一応、彼らは重量級キャラクターなので、必然的に乗れるカートは重量級カートに固定される。 --スペシャルアイテムは多少の演出上の違いこそあれ、''同じ効果''が出るキャラクターが2人づつ用意されているのだが~ クッパ・クッパJr.、ドンキーコング・ディディーコング、ワリオ・ワルイージを除いて同じ重さの設定のため、あまり意味が感じられない。 -シリーズ屈指のCPUの凶悪さ。 --従来作に比較すると格段に強く、150ccともなると二人乗りという本作のシステムも相まってアイテムが物凄い勢いで飛んできたり、~ こちらの攻撃をアイテムでガードしたりする。ミニターボやロケットスタートなどの基本テクニック、ドリフトなども使用するようになり、~ 総合するとかなりの強さになっているため、ゲーム本体を蹴っ飛ばして窓ガラスが割れる等の被害もあったという。 -オールカップツアー --全16コースをすべて走るカップ。 --途中セーブ機能が無いため、クリアするためにはかなりの時間が必要となる。 --また、前作のように5位以下で仕切りなおしに出来ないシステムに変更されているため、前述のCPUの強さもあわせてクリアはかなり難しい。 -コース数の少なさ。 --64と同じ16コースであり、やや物足りない。 --この作品以降のDS、Wii、7では新規16コース、リメイク16コースの32コースとなっている。 -一概に難点とは言い難いが、ミニジャンプの廃止を筆頭にハンドル操作自体が他シリーズと比べて難しく、慣れないうちはコースから落下しがち。 --結果的に上述の難易度の高さを助長する。 *総評 全体的にしっかりと作りこまれており、特にキャラクター・カート間などのゲームバランスの良さはシリーズ随一である。~ その完成度はまさしくシリーズ最高峰とも言えるが、当時ゲームキューブのシェアはプレイステーション2に完全に奪われており、~ その完成度の高さを評価されながらも残念ながらミリオンとはならず、順当な評価を受けているとは言い難い作品。~ その後もインターネット、現実世界ともにあまり話題にならない、不遇のタイトルである。~ しかしその経験は確かに制作陣の骨身に染み渡り、この後にリリースされたDSを除くマリオカートはほぼ全てがこの作品をベースに開発されることになった。 *余談 実は有線LANを使った16人対戦(カートは8台)が可能だったりする。~ しかし、やるためには非常に設定が面倒でコストもかかるため、殆ど使用されなかった。~ 現在このシステムを利用しPSPのネット対戦用で知られている[[X-Link Kai>http://xlink.planex.co.jp/]]にてネット対戦が可能である([[カービィのエアライド]]なども対応している)。~ ただネット専用販売だったGC用ブロードバンドアダプタが希少気味であるため、利用者はかなり少ない。
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