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*エースコンバット3D クロスランブル 【えーすこんばっとすりーでぃー くろすらんぶる】 |ジャンル|フライトシューティング|&amazon(B005OUJMCS)| |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|アクセスゲームズ&br()バンダイナムコゲームス|~| |発売日|2012年1月12日|~| |定価|5,040円|~| |>|>|CENTER:''[[エースコンバットシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/843.html]]''| ---- **概要 シリーズ国内初の任天堂ハード向け作品。実は既に海外でGBA向けに一作発売されているものの、こちらは半分黙殺状態である。~ PS向けにかつて発売された&bold(){『1』『2』の実質的なリメイク作品}。公式には再構成と言われる。~ 『AH』に登場した新システム・クロスレンジアサルトに通じる、マニューバシステムを搭載しており、初心者でも手軽に大迫力のドッグファイトを楽しめる。~ 『X』以来5年ぶりに、架空世界=ユージア大陸を舞台としており、他作品を遊んでいるとにやりとさせられる演出や台詞も多い。『04』以降の作品とのつながりが不明瞭だった『1』『2』の世界を、これらの世界との同一時系列に組み込む目的もあるかもしれない。 ---- **ストーリー ベルカ戦争(=『ZERO』)後、融和に動く世界。~ 力を伸ばすオーシア・ユーストバキア両国に対抗して、ユージア大陸諸国は同盟機構の設立へと動く。~ その手始めに、各国の軍が提携してユージア同盟軍が結成された。 しかし、大陸南部の国々はオーシアとの軍事同盟への加盟を主張してこれに反発。~ すると、大陸の資源の殆どを握っているこれらの国々の反発に対して、今度は西部・北部の国々が反発。~ 大陸内の衝突は次第に激しさを増し、ついには大陸全土を巻き込んだクーデターが発生する。 これに対し、同盟軍は、多大な被害を被りながらも『戦士の名誉作戦』を発動。~ わずかに残った正規軍と傭兵をかき集め、強大なクーデター軍の鎮圧を試みる。~ その中に、どこからともなく現れた傭兵がいた。~ 彼は、スカーフェイス隊隊長・コールサイン:フェニックスとして、激しい戦いに身を投じて行く。 -時系列的には、『ZERO』と『04』の間。シリーズを通して世界に影響を与える、小惑星ユリシーズ落下事件の前である。 ---- **特徴・評価点 ***新システム『マニューバ』とその絶妙な調整 -本作の操作は基本的にPS2時代のシリーズ作品に準拠しているが、手軽にドッグファイトを楽しむためのシステムとして、&bold(){マニューバ}が導入されている。この新システムの調整がちょうどいい具合に出来ている。 --これは大まかには、Yボタンで手軽に高度な機動を行えるというもの。敵を一定時間ロックオンして発動するアタックマニューバは、強力な機動で一気に敵の背後を取る。また、ミサイル接近時に発動できるエスケープマニューバは、素早い回避機動によってミサイルを回避する。また、ハイGターンと呼ばれる急速旋回も可能になっている。 -『AH』に登場したクロスレンジアサルトと似ているが、これを前に出しすぎて批判された同作と違い、今作でのマニューバの扱いはかなり淡白。新要素としてくどすぎず、従来作をプレイしたファンでも違和感なく受け入れられたという声が大きい。 -強制的にクロスレンジアサルトを発動しなくてはならない場面は一切ない。マニューバなしでもクリア可能である。そのため、上級者はマニューバを封印してのプレイも可能で、極端なヌルゲー化を防いでいる。 --むしろ難易度が上がると、マニューバで背後をとっても回避されたり、相手も発動して逆に背後を取り返されたりと、安易なマニューバの発動があだとなるケースもある。慣れてきたプレイヤーならば、むしろ従来作通りに自力で背後を取り、ヨーなどを駆使して撃墜した方が効率的とも。 -初めて触れる初心者も従来作をプレイしてきたファンも同じように楽しめる絶妙な調整となっている。 -このシステムは、アクセスゲームスが開発した『スカイクロラ・イノセンテイセス』のシステムと似ている。 ***従来作への回帰・人気要素の復活 -基本的なシステムは従来作品と同様。機体も、ポイントをためて購入していく。 -ミッションごとにダイナミックなムービーを挟むようになっていったPS2時代以降の作品に比べ、今作のストーリー演出はPS時代への回帰を意識しており、基本的に淡白な描写になっている。 --基本的にオープニングとエンドロール以外にプリレンダムービーはなく、ミッションごとに情勢などが必要最低限に説明される程度で、ストーリーはシンプルに進んで行く。 --一人の傭兵という立ち位置が強く描かれ、世界の命運がプレイヤーの双肩にかかっていたりはしない。 --特に『ZERO』『5』での演出を大味に感じていたファンからはこの点の評価は高い。逆にこれらの作品のファンからは不評だが、声高な批判には至っていない。 -『ZERO』で見られた、敵エース部隊とのボスバトルが復活している。 --個性豊かなエース部隊が、編隊を組んで向かってくる。それぞれでパイロットのキャラクターや戦い方が大きく違う。 --さすがに『ZERO』と比べるとその数は少ないが、円卓経験者など従来作をプレイした人間をにやりとさせるネタも。 -架空兵器・架空世界の復活 --ユージア大陸が舞台となるのは、実に『5』のアーケードモード以来11年ぶり。『X2』や『AH』に打ちのめされたファンを喜ばせた。 --架空世界独特の無茶苦茶な兵器・展開も復活。 ***キャラクターの増量・フルボイス演出 -敵エース部隊・新たな指揮官などのキャラクターが追加され、会話イベント全てがフルボイス演出となった。 --登場人物などは『2』を踏襲しているが、新たに指揮官オルフェンなどのキャラが追加されている。指揮官・僚機・敵全てがフルボイスで会話する。指揮官に至っては若本規夫である。 --リメイク元に登場した永瀬ケイ、ジョン・ハーバードにも声が当てられ、キャラクターが掘り下げられている。[[スターフォックス64 3D>スターフォックス64]]などのように、下画面でリアルタイムで会話が繰り広げられる。 -もちろん英語音声も完全収録。そして何故か妙に字幕のバリエーションが多い。 ***3Dグラフィック -グラフィック自体はそこまで良くもないが、3D立体視にしてもその質は全く落ちない。 --特にコックピット視点を3Dでプレイした時の臨場感を高く評価する声が大きい。 ---- **賛否両論点 ***BGM -『X2』で批判を浴びた椎名豪氏が引き続き担当。やはり今作も従来のシリーズからは遠い作風。 --オーケストラやコーラスをふんだんに使用した豪勢な音楽を評価する声もある。が、従来作のファンにはこの点も不評な傾向にある。 ---- **難点 ***ボリューム不足 -ストーリーだけなら、初心者でも5時間かからずにクリアできてしまう。 --隠し要素・エクストラミッションなどを含めても総プレイ時間は40時間弱といったところ。シリーズ経験者ならば恐らくさらに縮まる。 -登場する機体も、『X』などより減少している。全27機。 ***グラフィック -3D立体視の状態でも美麗なのは評価できるが、絶対的に見ると決して綺麗ではない。 --渓谷など極端に暗いところもあり、プレイに支障をきたすレベルだという声もある。 ***マルチプレイがない -携帯機としては実装して欲しかったという声は大きい。 --マニューバを対戦に対応させるだけの時間や力がなかったのかもしれないが……。 ***機体解放の条件がわかりづらい -今作では、このミッションをクリアすればこの機体が買える、という風な単純な条件設定ではなく、機体ごとに、特定ミッションクリアだったり特定階級への昇進だったりとまちまちでわかりづらい。 --好みの機体がクリアまで出てこない人もいる。 ---- **総評 新システム導入が必ずしもファンの期待を裏切るものではないということを実証した良作。~ 従来作品のいいところ取りといった趣で、期待せずに買ったのに思いがけず満足した、という声を上げるシリーズファンも多い。~ 是非ともこの調子でシリーズを続けて欲しい、という期待が高まっているが、売り上げははっきり言って結構残念(初週約1.5万本、3週目以降はTOP50から落ちる)。~ 『AH』自体がシリーズがけっぷちの中で作られたということもあって、シリーズ存続が危ぶまれる……。 ---- **余談 -本作は、アクセスゲームズとバンダイナムコゲームスの共同開発。
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