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*BIOHAZARD REVELATIONS
【ばいおはざーど りべれーしょんず】
|ジャンル|サバイバルホラー|&amazon(B005I0L8ZS)|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|発売元|カプコン|~|
|開発元|トーセ|~|
|発売日|2012年1月26日|~|
|定価|5,990円|~|
|>|>|CENTER:''[[バイオハザードシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/524.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
原点回帰を合言葉に、3DSで発売されたバイオハザードシリーズの外伝的作品。基本システムは『4』以降の作品に準拠しているが、所々改良が為されている。~
時系列的には『4』と『5』の間にあたり、時間軸的に『3』以来の登場となるジル・バレンタインが久方ぶりの主人公を務める。
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**ストーリー
2005年。対バイオテロ組織・BSAAのエース隊員であるクリス・レッドフィールドと、彼が今回コンビを組んだジェシカ・シェラワットの二人が、北欧の山岳部でテロリスト組織の捜索中に失踪。~
その連絡を受け、クリスの戦友ジル・バレンタインは、別件で同行していたパーカー・ルチアーニと共に、通信リンクの痕跡を頼りに地中海の洋上を漂う無人の豪華客船へと潜入した。~
異形の怪物達の巣と化していた客船内で、クリスらを探すジルの新たな戦いが始まる。
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**特徴・評価点
:美麗なグラフィック|
-携帯機ながら据置機に迫ろうかとする勢いのグラフィック。特に光源処理は凄まじく、シリーズお馴染みのクリーチャー「ハンター」の鱗のてらてらとした表現は必見。
--同じく3DSで発売され、携帯機としてはかなり高水準なグラフィックだった『ザ・マーセナリーズ 3D』以上のものとなっており、カプコンの本気が伺える。
--もちろんモンスターばかりではなく、本作のメイン舞台となる豪華客船クイーン・ゼノビア内部の作り込みもかなりのもの。
:本職の脚本家を起用したシナリオ|
-サスペンスアクションの映画を観ているような、テンポと意外性、そしてバイオらしさも押さえたストーリー展開。
--これまでのバイオシリーズに関する情報は小ネタ程度に入っているくらいなので、シリーズ未プレイの人でも安心して楽しめる。
:操作性やアクション性も向上|
-銃を発砲・リロードしながらの移動、敵からの攻撃をスライドパッドをタイミングよく操作する事で回避する緊急回避が可能。
--少々慣れは必要になるが、拡張スライドパッドを使う事により、より細かな動作も可能。
--また、ジャイロによる視点操作にも対応しており、こちらも慣れればエイムと移動の同時操作を快適に行える。
-タッチスクリーンを利用したインターフェースにより、複数の武器やグレネードをワンタッチで切り替えられる。
-本作も武器のカスタマイズが可能だが、武器に設定されたスロットにパーツを挿入していく形となった。スロットの数は武器によって異なる。
:協力プレイも楽しめるレイドモード|
-従来のシリーズ作品における「マーセナリーズ」に相当するもので、いわゆるハクスラ。Wi-Fiコネクションを利用すれば見知らぬ誰かとの協力プレイも可能。
--本編でクリアしたステージを使用し、敵を倒して目的地に到達してクリアしていくという事に重点を置いたゲーム。
--キャラクターには経験値の概念があり、ステージ攻略で武器やパーツを入手でき、物品購入用のショップにあたるものも存在する。新しい武器やパーツを手に入れ、キャラクターを育てながら次のステージを攻略していく楽しみがある。
--最終ステージをクリアした後もレイドモードのみ登場する非常に強力な武器やパーツを集めるといった収集要素や、エクストラステージとして本編の舞台を区切らずに使用した長丁場のステージが用意されている((ほとんどが1ステージ10分以内でクリア可能な中普通に行けば30分、全てのルートを巡るなら1時間程度かかる))等、非常に作りこまれている。
:新クリーチャー・ウーズ|
-ゾンビやガナードに代わる新たなメインクリーチャー。モチーフが水死体というだけあって、ぶよぶよと不気味に白く膨張した肉体に、小さなダクトにも潜り込める程の異様な柔軟性が特徴。
--この設定は初代にあったような「いつどこから敵が現れるか分からない恐怖」を演出することに成功している。
--もちろん彼らも、水生生物特有のヌメヌメした気持ち悪さがその素晴らしいグラフィックで嫌というほど表現されている。
--ゾンビやガナードとは弱点の場所が違い、その上当てても簡単には怯まない。狭い空間での戦闘になることが多いこともあって戦闘の難易度も高い。
-その他のクリーチャーも曲者揃い。
#region
--特に最初のボスのスキャグデッド、通称・メーデーさんは「抱きしめてぇ~」「あの肉(主人公達の事)美味しそう」の台詞や、『1』の「かゆい うま」を彷彿させる生前の彼の書いた日記など強烈な印象をプレイヤーに与えた。
--メーデーさんに続くインパクトの強いクリーチャーと言えばレイチェル。ジル達とは別に船に乗り込んだ彼女だが、ウーズに殺され、あげくは感染し彼女自身もウーズとなってしまう。その後異常な変異をし、身の毛もよだつような言葉を発しながら、何度もジル達の前に現れる。
--シリーズ恒例の強敵ハンターは上位種としてファルファレルロが登場。ただでさえ強いハンターに、透明化する能力が加わっているという凶悪さで多くのプレイヤーが苦しめられた。
#endregion
:その他|
-『4』や『5』で不評だったQTE((指示されたボタンを素早く入力するイベント))が廃止。即死攻撃を受ける機会も激減した。
--イベントによる即死を受ける機会はなくなり、即死攻撃を繰り出してくる敵もハンターはごく希に繰り出してくる程度で、実質恐るべきはスキャグデッドのみ。&br()そのスキャグデッドも全身にダメージ判定があり、怯ませられる、B.O.W.デコイ((ウーズ系等、特定のB.O.W.を引き寄せて起爆するグレネード))に引き寄せられるなど、冷静に対処すれば充分対処可能なクリーチャーである。
-パートナーと共に行動するシーンがあるが、本作のパートナーはどんな攻撃を受けても死亡せず、使用弾数も無限という特性があるので『5』のように邪魔にはならない。
--ただし攻撃力が非常に低く、攻撃もあまり積極的ではないので攻撃役としてよりも囮や壁にするのが主になる。
-言語は日本語と英語含め6ヵ国語を収録。ボイスとテキストそれぞれを切り替えられる。
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**賛否両論・不評点
:シナリオ構成|
-本作の操作キャラクターは基本的にはジルだが、合間合間にクリスやパーカーといったサブキャラクターを操作するシナリオが挿入される。舞台も豪華客船、雪山、高層ビルなど多彩なステージが用意されている。
--これに対し「テンポが悪い」や「ぶつ切り感が強く感情移入し難い」との意見もある。
-もろに海外ドラマや映画を意識した構成のシナリオや演出がある。元々バイオハザードシリーズはB級ホラー映画を意識して作られてきたが、本作は『24』や『プリズンブレイク』のようなサスペンスアクションの趣が強く、違和感を感じる人も多かった。
:新登場装備のジェネシス|
-これは銃を構えるようにしてステージに隠された弾薬等を探し出す探索用のアイテム。ゲームに慣れない人だと弾薬がすぐ底を突きがちなので世話になることが多い。
--しかしスキャンにそこそこ時間がかかったり探索範囲が意外と狭いことから非常に面倒との声も少なくない。これを使用しないと獲得できない隠し要素もある(これに関しては攻略サイトを見ればいいだけかもしれないが)。
:暗転もなく唐突に入るロード|
-シームレスにしたかったためか、エリアから次の大きなエリアへ移る為の扉やエレベーター等で唐突に発生する。ロード時間と理解すればただの待ち時間だが、その最中でも操作を受け付けるせいで下手にボタンを押し過ぎたりすると最悪フリーズの可能性もある。しかもそこそこ長い。
:その他|
-数の多い敵の集団が出現する場合、その直前知覚出来る程度に一瞬画面が止まる。「あ、来るな」と心構えが出来るせいで恐怖感が薄れやすい。
-水中での操作が面倒くさい。水中に潜る機会はそこまで多くないが、拡張スライドパッドがあるのとないのとでは雲泥の差。水中ステージは迷路状になっていたりするのでストレスが溜まりやすい。
-シリーズ恒例のコスチュームチェンジが無い。レイドモードではあるにはあるのだが、本編中に出てきた衣装を切り替える程度でしかない。
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**総評
携帯機用ゲームでありながら据置にも負けないクオリティ。間違いなくバイオの血を引いた、それでいてどこか新しいバイオ。それがバイオハザードリベレーションズ。~
続編を匂わせる要素も多く、今後の展開に期待がかかる。
2013年5月23日には数々の新要素を追加した『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』がPS3、Xbox360、Wii U、Windowsのマルチプラットフォームとして発売された。
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