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*Xak 【さーく】 |ジャンル|ARPG| |対応機種|PC-8801mkIISR以降、PC-9801VM/UM以降、X68000、MSX2、&br;スーパーファミコン、PCエンジン スーパーCD-ROM2| |発売・開発元|マイクロキャビン| |移植発売元|【SFC】サンソフト(サン電子)&br;【PCE】日本テレネット| |発売日|1989年5月| |定価|8,800円| ---- **概要 -まさにイース、ハイドライドの類型ARPG。非常にプレイしやすい作りだった。 **ストーリー 人間とモンスターが共存するウェービス国。平和なその国は、かつて大きな危機に瀕していた。今から250年前、巨大な力を持った怪物が出現し国中を襲った。その怪物はバドゥーと名乗り、ウェービス国を支配しようとしていたのだ。しかし人々を救わんと、戦いの神デュエルが現れる。バドゥーはデュエルはとの戦い敗れ、魂は永久氷壁へ、そして身体は王家の聖域へ封印されてしまった。再びヴェービス国に平和が戻る。&br;それから250年後、長らく永久氷壁に封印されていたバドゥーの魂を何者がか開放してしまったのだ。バドゥーの力は猛威を奮い、モンスター達を凶暴化させた。国中は荒れ果て、国王は苦悶の表情を浮かべるしかなかった。やがて国王は決意する、250年前に人間の世界に居ついた神デュエル、その子孫に助けを請う事を。国王の意を受けた妖精ピクシーは、子孫の居る村へと向かった。 **特徴とシステム -トップビューのARPG。キャラクター等身が上がったイース、ハイドライドと思えば、大体合っている。 -敵に体当たりしながら、攻撃するのもこれらと同じ。ただし、剣を装備するモードと通常モードがあり、これらを切り替えながらプレイする。前者は攻撃力が上がり後者は防御力があがる。この点はハイドライドに似ている。 -魔法はあるがアイテム扱い。使えば無くなる。システムとしてはない。 -パラメーターは基本的なものだけ。また毒など特殊な状態になるようなものもない。体力は何もしないでいると勝手に回復する。と、ARPGの先達を手本にしたような作りである。 -武装やアイテムの選択など全てビジュアル的。 -VRシステムという表現方法を用いている。どういったものかというと、要はガラスや木陰など、向こうが透けて見えるというような表現ができるようになったというもの。等身が上がったのもこのシステムのおかげ。一見なんでもないようだが、それまではプログラム上これが難しかった。キャラクターに二頭身が多かったのもこのせい。もっとゲーム性にはあまり影響はなかったりする。 --本作発売時、やたらとこの表現方法を押していた。 -ストーリーはまさに王道。悪の魔王に立ち向かう、少年剣士の話である。 **評価点 -難易度は低く、非常に遊びやすい。まず、つまずく事なくプレイできた。だからと言ってすぐクリアできてしまう訳ではなく、ボリュームも十分。 -多彩なモンスター。 --プレイしやすいコンセプトなので、モンスター側の攻撃も限られる。特に飛び道具がないため、体当たりのみとなっている。これではどこに行っても似たような敵になりそうだが、動きと体格の差でうまく違いを出している。さらにゴーストなど装備に魔法を帯びさせないと攻撃できないモンスターもおり、この点もモンスターを多彩にしている。 --ボスも様々なものがおり、それぞれ特徴が出ている。ARPGらしいアクションが楽しめる。 -STG要素やパズル要素など一風変わった面もある。特にARPGの中で縦STGをやる事となるのは、当時のプレイヤーを驚かせた。 -グラフィックは当時としてはレベルが高い。 -独特なベースの効いたBGMもいい出来。 --メロディーラインは同じものの、各機種独自のアレンジがなされており、かなり印象が違う。 -スピード調整や画面サイズの調整など、当時のゲームにしては珍しくプレイ環境周りのオプションが充実している。 **問題点 -壁でキャラクターが見えなくなってしまう。ダンジョンなどでは壁が高いため、キャラクターが手前に来てしまうと、壁に完全に隠れる。もちろんモンスターも隠れてしまう。このため手前に来たときに、不意にダメージを受けるという事がある。 -ストーリーが少々雑。 --ライバルらしきキャラが途中から出てくるのだが、大したこともしない内に退場してしまう。またバドゥーが復活した理由が強引というか、やっつけ気味。ラストバトルでの告白なので、少々拍子抜けしてしまう。 --他にも雑な面がいくつかあるが、そう凝った話でもないためあまり気にならなかったりする。 -セーブ個所が一箇所しかない。このため、ある場所でセーブすると詰んでしまう可能性がある。 -特に「イース」と類似している点があること。 --当時のゲーマー達で流行した有名な言葉に「サークはいーすね」というのがあった。これは「サークは良いですね」というのと「サークはイースそっくりね」という、ダブルミーニングの評価なのである。 **総評  イースやハイドライドによって作られたARPGのフォーマットを、そのままそっくり受け継いだARPG。プレイしやすいのはもちろんの事、完成度も高くボリュームも十分。イーステイストなゲームが他に無かった事もあり、好評だった。コンシューマーへも移植され、やがてシリーズ化する。
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