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*シアトリズム ファイナルファンタジー
【しあとりずむ ふぁいなるふぁんたじー】
|ジャンル|シアターリズムアクション|&amazon(B005OUJM1E)|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|発売元|スクウェア・エニックス|~|
|開発元|インディーズ・ゼロ&br()酒田エス・エー・エス|~|
|発売日|2012年2月16日|~|
|定価|6,090円|~|
|>|>|CENTER:''[[ファイナルファンタジーシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/267.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
FFシリーズ25周年記念作品。~
内容は歴代ナンバリングFF作品のBGMを用いたリズムゲーム。~
ちなみにタイトルの「シアトリズム」は「シアター(Theater)」と「リズム(Rhythm)」を組み合わせた造語。
**システム
基本は画面左から流れてくるトリガーに合わせ、タイミングよくタッチしていく方式。~
トリガーには3種類あり、タッチトリガーはタッチするだけ、スライドトリガーは矢印で示された方角へタイミングよくスライド、ホールドトリガーは最初の○からタッチし続け最後の○でタイミングよく離す、という入力方式。~
中にはホールドとスライドを組み合わせた物もあり、ホールドし続けるのは一緒だが、最後に離すのではなく矢印の方向へスライドさせる。~
**ゲームモード
''シリーズ''
-作品単位で選択可能で、EMS、BMS、FMS各一曲とOP、ED曲で構成されている。
--OP曲とED曲はここでしか聞く事が出来ず、軽いミニゲーム形式で各種解禁に使用されるポイント「リズポ」も入手できる。
''チャレンジ''
-1曲単位でのプレイ方式。
--最初は曲が存在せず、条件を満たすことで楽曲が追加されていく。
---と言っても、「シリーズ」でプレイ可能な曲は、「シリーズ」で一度プレイするだけで解禁されるが。
--リズポを溜める事で解禁される楽曲や、DLCもここでプレイ可能。
''カオス神殿''
-条件を満たすと解禁される。すれ違いはこれの解禁必須。
--カオス神殿限定の曲も含めFMSとBMS各10曲がランダムに組み合わされた「闇の楽譜」をプレイする。
---解禁時に入手する楽譜は固定で、以降はクリアするごとに新しい楽譜を入手できる。
--入手する譜面の難易度が使用しているパーティーの平均レベルから判定される為、徐々に難易度が上がっていく。
**プレイ形式
''BMS''
-主に戦闘曲(Battle)
--タッチに成功するごとに敵に攻撃をし、多くの敵を倒すほど経験値やアイテムが入手できる。
''FMS''
-主にフィールド曲(Field)
--ラインは一つだが、上下に波打ったホールドが出るのが特徴。
---難易度が上がってくると、下に動かした直後に上へのスライド、のようなFMS独特なホールドも出てくる。
''EMS''
-主にイベント曲(Event)
--各作品のムービー(1~6はイベントシーン)を背景にプレイする方式。
---他二つはタッチする場所は動かずターゲットが左から右へ動いてくる方式だが、EMSのみターゲットが固定でタッチする場所が動いていく。
**評価点
-なんといっても歴代FFの名曲群をリズムゲームとして遊べるというのが最大の売り。
--BGMとともに各原作のムービーが流れるなど演出面も万全。
--さらに(DLC混じりではあるものの)ナンバリング以外の作品からもBGMが選出されている。
-リズムアクションしてのゲーム性も良好。
--パーティ編成やアイテム装備、アビリティ修得などといったRPG的要素をゲームシステムに巧く絡めている。
--シリーズでもお馴染みのアイテムやアビリティが多数登場する。その効果は物理攻撃・魔法攻撃・防御・回復・移動・その他補助((「ぬすむ」のようにシリーズ定番のものから「出現するチョコボのランクを上げる」といった本作ならではのものまで、このカテゴリだけでも様々な効果のものがある。))と非常に多彩。
--キャラクターごとに習得できるアビリティの系統がある程度決まっているおり、個性付けに一役買っている。このためキャラクターが単なるアバターに留まらず、パーティー編成の楽しみがある。
--そのキャラクターも『[[DDFF>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/949.html]]』を基準に、人気サブキャラクターが多く参戦している。
--チョコボ・召喚獣といったシリーズ定番の要素も登場。特に召喚獣は中盤の難しくなってきたところで現れ、通常は4本あるラインを1本にまとめてくれ、最後には必殺技を放って退場するという演出的にも攻略的にも良い仕様に仕上がっている。
-初心者にもやさしい作り。
--「基本」の譜面は音ゲー初心者でも一部を除いて初見でクリアできるほど簡単。
--ある程度遊ぶと「カオス神殿」というモードが開放されるが、このモードではパーティーの平均レベルに応じて非常に緩やかに難易度が上昇する。
---そのため自分でも気付かないうちに実力が付いており、「カオス神殿に挑み始めたころは難易度『熟練』のクリアにすら苦労したのに、いつの間にか難易度『究極』の曲を初見でクリアできるようになっていた」という嘘のような報告が相次いだ。
--基本的には難易度が低めの本作だが、上級者用の曲もちゃんと用意されている。特に「バトル2(FF4)」以降公式が「難しい」というアナウンスとともに配信した曲は、そのいずれもが本体をやり込んだプレイヤーでも唸るほどの難易度であった。
**不評点
-EMSのみDLC含め追加がない。
--他2つが楽曲と譜面以外をある程度流用できるのに比べ、EMSは専用のムービーを用意する必要がある為と思われる。
--EMSの出来自体は良いだけに追加がないのが残念である。
//-楽譜のジャンルの一つ、「EMS」が冷遇気味。
-3つの楽譜ジャンルの内、BMSのみ優遇気味
--「FMS」・「EMS」と比較して明らかに入手できるアイテムや経験値が多い。
---その為、効率よく進めるためにはBMSを優先してプレイしがちになる。
---ただしバトル曲に人気曲が多いため、そもそもBMSを多くプレイするプレイヤーも多い。
-追加BGMの有料DLC配信には価格設定の高さなどから難色を示す向きも多い。
--一応、発売当初はDLCの半額期間を設けていた。
--また、追加BGMとして配信された人気曲の中には曲が本格的に盛り上がる前に譜面が終わってしまうものも一部ある(「The Extreme(FFVIII)」「破滅への使者(FFIX)」など)。
---元々譜面が入っている「妖星乱舞」も長めの曲であるが多めに尺を取って盛り上がる部分を収録しているため、こっちでも出来ただろうに、と惜しむ声も多い。
--しかし1曲につき3難易度あってそれぞれにスコアアタックやクリティカルバー埋めなど色々な遊び方があること、そして何より選ばれる曲が名曲だらけであることもあり、昨今のDLCの中ではむしろかなり歓迎された部類と言える。
--ただしナンバリング以外の曲が「ファブラ・ノヴァ」シリーズからしか選出されなかったことは「宣伝枠」として批判された。
---そうは言っても最新ゲームの宣伝をするのは当然。この批判は「宣伝枠を用意した事」ではなく、「宣伝枠以外の非ナンバリング曲を用意しなかった事」に対する物と取るのが妥当だろう。DLC配信時点で未発売だった『FFヴェルサスXIII』からも一曲配信されたことも話題に。
-「リズポ・経験値がカンストしても獲得画面を飛ばせない」「カオス神殿に楽譜ソート機能がない」など、UIに関しては不親切な面が散見される。
**総評
発表当初は「シリーズ遺産の安易な食い潰し」「スマホでも出来るだろ」と批判意見が大半だったが、体験版配信以降徐々に評価を上げ、発売後は過去のシリーズ遺産のこれ以上ない有効活用として前評判をひっくり返す良作評価に。~
初回生産分は僅か数日で店頭から消えるという状態となった。~
-2012年12月13日にiOSに移植された。本体無料(2曲含む)で一曲170円(4曲パック450円)、追加キャラクター一人250円という料金設定になっている。
**余談
バトル曲の人気の高さから、当初は1度にFMS2曲・BMS2曲を配信していたDLCは、途中からFMS1曲・BMS3曲を配信するようになった。~
ちなみに『FF零式』のオープニングムービーで使用され好評を得た「我ら来たれり」も本来は「EMS」に当たるはずだが、「BMS」としてDLC配信されている。~
尤も譜面自体は非常に好評で、「EMS」にしてしまってはここまで人気が出なかったのでは?と言われている。~
ムービーを入れた「EMS」としての配信を希望する声もあるが、怪我の功名と言えなくもない。~
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