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電波人間のRPG - (2012/10/13 (土) 13:10:29) の最新版との変更点

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*電波人間のRPG 【でんぱにんげんのあーるぴーじー】 |ジャンル|ロールプレイング|&image(http://www.denpaningen.jp/images/sozai_title.png)| |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |発売・開発元|ジニアス・ソノリティ|~| |発売日|2012年2月8日|~| |定価|800円|~| ---- #contents() ---- **概要 今や日常の中にあふれている電波、その中に人に知られることなく漂う「電波人間」。彼らをニンテンドー3DSで捕獲し戦っていく、というRPG。~ 電波人間はWi-Fiのビーコンを元に生成されており、同じ電波からなら同じ電波人間が現れる。彼らは個体ごとに顔や体色、使える特技が違うため、様々な場所に赴いて捕獲する必要がある。~ アンテナを持ち、特技を使える電波人間と、アンテナを持たないがステータスがふた周りほど高い電波人間の2種類が存在し、体の大きさによって高い能力と低い能力が変化する。 **評価点 -街中にありふれているが決して見えない「電波」と3DSのカメラ機能、無線通信機能をうまく組み合わせたゲームデザイン。 --多くのRPGはゲーム内で現れたキャラクターを仲間にしていくが、この作品は現実に現れるキャラクターをミニゲームで捕獲していくため、ゲームの進展と関係なく電波人間の収集を楽しむことができる。ストーリーを進めると電波人間を保存しておける「へや」が増える -ドラゴンクエスト、ポケットモンスターシリーズ等へのオマージュ、パロディが随所に感じられる。((本作の開発元であるジニアス・ソノリティは過去にドラゴンクエストシリーズやポケモンコロシアム、バトルレボリューションなどを手がけているので、ある意味でセルフパロディとも言える。)) --主人公たちの拠点と魔王の城が隣り合わせに存在している、一部の技や回復アイテムの名前などがポケモンシリーズと同一など。これらの作品を遊んだことのある人は懐かしいと思えるだろう。 -難易度はかなり高く、敵は序盤から属性、全体攻撃を仕掛けてくる。敵の攻撃は電波人間の色、アクセサリーなどで対策しないとすぐに全滅してしまう。 --属性の補正は大きく、耐性のある属性による攻撃は10前後、弱点の属性による攻撃は100前後という変わりよう。ダンジョンごとにメンバーや装備を変更する必要がある。 --その上、パーティが全滅したり、戦闘不能状態の電波人間がいる状態でダンジョンから脱出すると戦闘不能になった電波人間が消滅してしまう。復活させるには「おそなえもの(有料)」を捧げる必要がある。犠牲を少なく抑え一気にダンジョンを攻略するか、無理せず帰還アイテム(500G)を使って帰るかの駆け引きが熱い。 -パーティに加えず待機させている全メンバーにも経験値が与えられるため、メンバーを入れ替える際に新メンバーのレベル上げをしなくてもいい。 -ダンジョンから帰還すると自動でHP、APが回復しセーブも行われる。煩わしくなくて良い。 -戦闘におけるストレスの軽減 --通常攻撃を繰り出すとき、電波人間たちが敵に一斉に襲いかかる。見た目にも派手だが、いちいち一人ずつ攻撃する演出を見せないため、テンポの向上にも繋がっている。 --全員が敵に特技を使って攻撃する「おまかせ」全員が通常攻撃を繰り出す「せつやく」をそれぞれYボタンとXボタンで命令できる。最大8人パーティとなる本作では重要な要素となっている。また、ある程度自分で行動を決めた後でこれらのコマンドを使用することもできるので、例えると「AはBを回復、Bは倒されないように防御力を強化する特技を使う、(ここでXボタンを押す)他の電波人間は通常攻撃」といった戦い方もできる。 -装備品のバリエーションが豊富で、「服」は電波人間の外見も変わる。ダウンロードの低予算作品とは思えない手の凝りよう。 -電波人間をQRコードからも生成できる。 --自分の周りには強い電波人間や欲しい能力や色の電波人間がいない、という人でも幅広いパーティを構築できる。ただしレベルは1から、戦いで負けて消滅した場合は復活させることができない等、強い電波人間を集めて楽に進めよう!ということはできないように調整されている。 -体験版の出来が良かった --現在3DS用ソフトでは当たり前になってきている「体験版からデータを引き継ぎできる」仕様であるが、その第1弾がこのソフトであった。街中の電波からキャラを生成し、捕獲するという斬新なシステム、本編のはじめから~第1ダンジョンクリアまで遊べること、(発売前にすっかりやり込んでしまった暇人たちによる)レアドロップのアイテム探しなどの要素が注目され、体験版から1週間後の製品版まで話題が絶えることなく続いた。 **問題点 -ひたすらダンジョンに潜る内容であるため、変化に乏しい内容である。なまじダンジョンの数が多いだけに飽きてきてしまう。敵も色違い、上位互換が多い。  -APを回復させるアイテムである「アンテナパワー」を店で買うことができない。 --ポケモンシリーズのピーピー系も買うことはできないが、PPが「技を出せる回数」であり、そこそこ強い技でも15はある上、一匹につき最大で4つの技を使えるので問題にはなりにくい。((最近の作品では「ヒメリの実」という増産可能なアイテムがある上、ピーピー系も日替わりのイベント等で割りと多く入手できる。)) --この作品のAPはMPのように「決められたポイントを消費させて技を繰り出す」というものであり、序盤や中盤では最大APが少ないため頻繁にAP切れを引き起こすこととなる。アンテナ付きの電波人間はHPや攻撃などの能力値が低く、特技が使えなければアンテナ無しの電波人間の下位互換でしかないため死活問題である。しかし、これらを踏まえてパーティや装備を決めるのもこのゲームの楽しさである。 -ダンジョン内部の回復ポイントである温泉が1度しか使えない。 --ダンジョンの外に出ても復活しない。なんだか勿体ない気がして使えなくなってしまう人もいる。 -「おまかせ」「せつやく」で攻撃する対象を選べない。敵の残り体力や属性を考慮し、ある程度は融通して動いてくれるが、強敵の軍団との戦いでは従来のRPGのように一人ずつ命令した方がいい。 -場面によってYボタンでメニューを開いたり、Xボタンでメニューを開いたりと操作が統一されていない。 -電波人間のデザインがいまいち。 --「かわいい電波人間はみんな魔王にさらわれてしまった」という設定だから仕方ない…かもしれない。一応それなりの見た目のキャラも出てくるが、前線で戦い続けられるほど強いとも限らない。魔王を倒した後の物語である次回作では、まともな見た目の電波人間がよく出てくる。 **総評 -変わったテーマのゲームだが、それだけで終わらせずにRPGとしての面白さ、操作の快適さも兼ねそろえた良作となっている((過去のジニアス作品がどれもイマイチだったこともあり「ジニアス初の良作」とも評されている。))。攻略ページや公式サイトでは電波人間のQRコードが数多く公開されており、今なお楽しまれている。人気を受けて次回作『電波人間のRPG2』も配信された。上記の問題点はほぼ全て解消されている。
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