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アラジン - (2012/12/25 (火) 21:46:42) の最新版との変更点

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*アラジン 【あらじん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068HLV)| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売元|不明|~| |開発元|カプコン|~| |発売日|1993年11月26日|~| |定価|不明|~| **概要 -元はディズニー作品の中でも大ヒットを記録した映画、『アラジン』。この作品のキャラクターを用いたキャラゲーである。 --ディズニーのゲームはキャラゲーといえど侮れない完成度の作品が多いが、本作もそんなうちの一つ。 **システム -マリオシリーズに近いジャンプアクション系統のアクションゲームである。 --敵に対する攻撃手段は主に踏みつけ。回数制限のあるリンゴ攻撃もできるが、雑魚でも2回当てないと倒せないものがいるなど、あまり威力はない。 -全6ステージ。一つのステージは幾つかのエリアに分かれている。 --ステージ1…バザールのステージ。なぜか武装した衛兵が山ほどおり、アラジンを執拗に狙ってくる。ちなみに足場は窓から顔を出しているその辺のオッサンなので、踏みつけると怒られる(特にペナルティはない。しばらくするとまた顔を出す)。 --ステージ2…魔法の洞窟。一発アウトの穴などが増えており、難易度は上昇。 --ステージ3…崩壊する洞窟から、脱出する。後半は魔法のじゅうたんに乗って脱出するスリリングなエリアに。なお、このエリアのみ体力に関係なく、ダメージを食らうと即死。 --ステージ4…ジーニーによって閉じ込められたランプの中。ステージ全体にジーニーがあしらわれたなかなかサイケデリックなステージになっている。難易度自体は、移動する足場を伝う場面が増えるなど、全体に上昇。なお、BGMは「ジーニーのテーマ(Friend Like Me)」。 --ステージ5…洞窟から脱出した後、道中で発見した謎の遺跡。好奇心旺盛なアラジンは早速探検してみることに…。という流れのオリジナルステージ。 --ステージ6…ジーニーの力で王子となったアラジンとジャスミンの空中デート。敵が一切登場しないボーナスステージだが、ダイヤの配置が何気に鬼畜でしかも引き返せないため、ダイヤコンプリートを目指す場合ラスボスになる可能性も…。 --ステージ7…ランプとジャスミンを奪われ、それでもなおあきらめずにたどり着いたジャファーの城。今までの経験全てを活かして乗り切ろう。 -ステージの構造はかなりアクロバティック。上下に大きく広がったステージが多い。 --随所に足場やぶら下がりポイントが設置されており、これらを駆使することでステージ内をくまなく探索できる。 ---またゲーム序盤で「布」というアイテムを入手できる。このアイテムを持っている状態でRボタンを押すと、空中でホバリングができる。 -アイテムはダイヤモンドとハート形の宝石、リンゴ、体力回復の鶏肉、パンなどがある。 --ハートは取るとライフの最大値が一つアップ。ダイヤモンドは100個集めることでやはりライフアップの恩恵が受けられる。 ---なお、ダイヤには通常の緑色の他、緑三個分に相当する赤ダイヤがある。 ---ステージクリア後にはそのステージ内での赤ダイヤ入手数が表示される。コンプリートすると…? -パスワードセーブ式。なお、パスワードとして用いるのは数字や文字ではなく、「アラジン、ジャスミン、アブー、ジーニー、王様、ジャファー」の各キャラの顔である。 **評価点 -アクションゲームとしての完成度の高さ。 --テンポよく足場を伝って先に進むゲーム性は、非常に爽快感がある。また各ステージに隠された赤ダイヤを探すなど、探索要素もそれなりにある。 ---難易度はそれなり。魔法の洞窟脱出のシーンなど難所もあるが、いずれもそこまで極端な難易度ではなく、アクション初心者でも何度かプレイすればクリアできる -グラフィック、BGMのクオリティが高い。 --ステージ1のバザールはアップテンポのBGM。ステージ2の魔法の洞窟はどこか不気味な雰囲気の漂う曲など使いどころもいい。そして無事ランプを発見したと思ったら、アブーのイタズラで魔法の洞窟が崩壊を始めて…という緊迫感のある場面に繋がっていき、BGMも迫りくる恐怖を意識した非常に緊張感のある曲に変化する。 ---特に見どころなのはボーナスステージのステージ6。BGMもグラフィックも非常にクオリティが高い。画面手前を横切っていく鳥の群れや画面奥をスクロールする雲、そしてBGMはあの神曲「A Whole New World」。原作映画の名シーンを見事に再現している。 -グラフィックの良さとアニメーションのクオリティの高さもあり、各キャラクターの魅力は十分に引き出せている。 --例えばアブーは、各ステージをクリアする度にリンゴを食べるなど、細かいところまでよく再現されている。なお、アイテムのリンゴが減ったりはしないのでご安心を。 -各ステージの個性も強く、段階的に難易度が上がっていく調整も見事。 **問題点 -厳密にいうと、「原作再現」と言う意味では怪しい場面がチラホラある。 --ジーニーのランプを手にしたアラジンだが、なぜか願いを叶えてもらう前にランプの中に閉じ込められることになる。 ---念のため言っておくと、ランプの魔神はランプを手にした者の命令には無条件で絶対服従である。というかそうでないと原作終盤のジャファーがランプを奪ったシーンの説明がつかないわけで…。 --ラスボスは2連戦。人間体ジャファーを倒すとなぜか''巨大コブラになって''襲い掛かってくる。 ---原作のランプの魔神ジャファーはどうした。ついでにいうとこの巨大コブラ、あまり強くない。 ---ただ、設定上ランプの魔神ジャファーは完全チートレベルの強さなので、アクションゲームに落とし込むことが難しかったのかもしれない。…と思いきや後に『[[キングダム ハーツ]]』においてこのランプの魔神ジャファーがボスとして登場している。しかも攻略法も原作の設定を活かした形である。 -分岐、難易度選択などは一切ない清々しいまでの一本道ゲーである。 --ただし、赤ダイヤコンプを狙うなど、やりこみ要素はちゃんとある。 **総評 キャラゲーとしても良質だが、アクションとしても流石はカプコン製作、と思わせる完成度の高さ。~ ディズニーのキャラゲーにハズレなし、というジンクスを実感できる作品である。 **余談 -ディズニー映画『アラジン』を原作にしたゲームは本作以外にもアミガで発売した物も存在する。 --こちらはメガドライブやゲームボーイにも移植されており、こちらも評価が高い。 -本作はバイオハザードやDMCでお馴染みの三上真司氏が関わった初期の作品でもある。 **その後 -キャラゲーにしては珍しく、GBAで移植版が発売されている。 --追加ステージなどもあり、こちらも完成度は高い。ただ、版権の都合上、映画で使用されていた曲がカットされているので、映画に愛着のある人はプレイの際には注意。
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