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マジカルチェイス - (2009/11/06 (金) 08:28:45) の最新版との変更点

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**マジカルチェイス 【まじかるちぇいす】 |ジャンル|横シューティング|~| |対応機種|PCエンジン|~| |発売元|パルソフト|~| |開発元|クエスト|~| |発売日|1991年11月15日|~| |定価|7800円|~| *概要 -数多くのシューティングがリリースされ、シューティングハードとしての地位を確立させた1991年期のPCエンジン界に突如現れた一作。発売、開発元が無名なメーカーであり、特に前評判が高かったわけではないが、本作の魅力溢れる内容は、多くのPCエンジンユーザーを虜にしていく事になる。 -すでに発売元のパルソフトは経営難であり、本作の発売後すぐに倒産してしまう。開発元のクエストも、まだ「伝説のオウガバトル」や「タクティクスオウガ」といったSFCの傑作を出す前のマイナーメーカーであり、ユーザーの知名度は低いものであった。 -パルソフト経営難の件もあり、ソフト在庫は極めて少なく、それでいて本作の人気は口コミで広がった為、入手が極めて困難な状態が続いた。これがPCエンジンのプレミアソフトとしての事の始まりといえよう。 *ゲームのルール -ゲーム前に3段階の難易度を選ぶ事になる。難易度は「らくらく(簡単)」「わくわく(普通)」「はらはら(難しい)」があり、らくらくは3ステージで途中終了、他2つは6ステージ構造である。 -残機無しのライフ制。ライフ及びエリクサーが全部無くなるとゲームオーバーになる。 -IIボタン押しっぱなしでショット、2回連続で押すと特殊技を使用可能。またIボタンでオプションを角度調節及び固定できる。 -敵を倒すと「くりすたる」が出現、それを集め、ショップに入ると買い物ができる。 --ショップはステージ1~5は道中に出現、ステージ6はステージ始まる前にて強制出現し、道中には一切登場しない。すなわち、ステージ6のみはショップに頼る事ができず、忍耐勝負になる。 --ショップ内にはメインショット(装備)の変更、ライフ回復、移動スピード変更、など様々なものが売られている。それらをいかに計画、効率的に購入するかが、本作をプレイする上での攻略の鍵となる。 --多くのRPGのように物を売る事はできない。すなわち、装備を買い換えると、前の装備は消滅する為、アバウトな購入は先の戦況を不利にさせていく事は必至である。 -各ステージにいるボスを倒せばそのステージはクリア、ボーナスとしてライフ回復とクリスタルが少し貰える。らくらくのステージ3及び、他のステージ6をクリアすると、それまでの結果によりスコアが計算されゲーム終了になる。 -他詳しいルールは[[ウィキペディア>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9]]を参照にされたし。 *評価点 -PCエンジンの性能を限界まで引き出したといっても過言ではないグラフィックの美麗さ。 --色使いがカラフルで鮮やか、ゲームそっちのけで描き込みに見とれてしまう程。 --PCエンジンでは不可能といわれた多重スクロールによる演出が実現されている。 -BGMの評価も極めて高い。もはや内蔵音源の性能を超えたシンフォニーというレベル。 --裏技でサウンドテストが聞ける。思う存分名曲を堪能すればいいさ。 -適度なゲームバランス。 --ショットをその場の相性に合った買い換えを行う事により、戦況を幾らか緩和できる。これにより、シューティング初心者でもある程度楽にクリアできる。 --逆に上級者には買い物せずにクリアするという目標もある。くりすたるは全ステージクリア後にそのままボーナススコアとして加算されるので、ハイスコアを狙うのなら、買い物をしない過酷なプレイが求められるのだ。 --あえて普段使わないショットで攻略する楽しみもある。 *不満点 -ステージが少なめで、ややボリューム不足なところ。 -スコア稼ぎが熱いゲームな割に、セーブやスコアランキングといたものが存在しない。 -難易度は若干控えめ。高難易度のはらはらモードですら、そこまで凶悪な難しさではないので、上級者には物足りない内容かもしれない。 *総評 -PCエンジンの性能を限界まで引き出した細かな作りであり、PCエンジンを語る上でなくてはならない存在であろう。 -単に出荷数が少ないだけでプレミア化したクソゲー、駄作は数あれど、本当の意味でプレミア級の完成度を誇るゲームは一掴みしかない。本作はその数少ない一作なのだ。 *その他 -発売されてしばらく経ってもなお、絶大な人気で購入希望者が殺到した為、当時のPCエンジンゲーム誌である「PC Engine FAN」から通信再販された事がある。ゲーム雑誌そのものがゲームを販売するのは異例中の異例であり、本作の人気を象徴するエピソードとなっている。もちろん、この再販版もプレミアが付き、今現在は入手困難である。 -ドリームキャストのサービス機能の一つ「ドリームパスポート」にて配信された事もある。しかし、ステージ途中で絶対にクリアできない不具合があり、ゲームとしての機能を果たしていなかった。 --ドリームパスポートとは、今で言うところのWiiのバーチャルコンソールのようなサービス。メガドライブとPCエンジンの一部のソフトがプレイできたが、今はサービスは停止している。
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