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昆虫ウォーズ - (2009/11/04 (水) 23:08:40) の最新版との変更点

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**昆虫ウォーズ 【こんちゅううぉーず】 |ジャンル|昆虫メカバトルシミュレーションRPG|&amazon(B000RJVR10)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|サクセス|~| |発売日|2007年8月2日|~| |定価|5,040円(税込)|~| -2007年8月2日、サクセスより発売された完全オリジナルのシミュレーションRPG。 -そのタイトルとストーリーの世界観から、セガの「昆虫王者ムシキング」の二番煎じを狙って作られたのが見え見えのゲーム。 -しかし、ジャンルがシミュレーションRPGな為、内容は完全な別物である。 -幼稚なタイトル、ダサいパッケージのデザイン、そしてムシキングの二番煎じな雰囲気と、クソゲー要素が揃い過ぎてたのが災いしてか、セールスは振るわず、発売後すぐワゴン行きとなった。 -販売元のサクセスも同時期に発売された同じくシミュレーションRPG、「偽りの輪舞曲」のプロモーションに力を注いでた為、今作に対しては投げやりだった。 --それでも[[新宿駅周辺に宣伝バス(アドバス)を走らせるなどは行った。>http://www.famitsu.com/game/news/1198651_1124.html]] --だが、それが効果のあるものだったかどうかはもはや語るまでも無い。 -しかし、肝心の内容はクソゲーなんて失礼千万も甚だしい、ずば抜けて完成度の高いものであった。 -それどころか、他のハードも含めて、ここ数年の間に発売されたシミュレーションRPGの中では指折りのクオリティを誇る、近年稀に見ぬ傑作である。 -実際、プレイしたユーザーの評価はすこぶる高く、mk2のシミュレーションRPGのカテゴリの総合点では、[[女神異聞録デビルサバイバー>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/102.html]]に次ぐスコアを獲得している。 *概要 -2D斜め視点(クオータービュースタイル)だが、高さの概念は無い。ターン方式で展開し、勝利条件を達成すればマップクリアとなる。 -戦闘は格闘・射撃・砲撃のいずれか一つのコマンドを選択して行う。敵フェイズでは反撃・防御・回避の防御コマンドに変化。 -「コマンドカード」なる一発逆転要素。攻撃、或いは防御時に選択することで、一時的に攻撃力や防御力を高めることができる。但し、カード発動時に発生するミニゲームを成功させなければならない。(失敗すると効果が完全に発動しない) -ユニットは全て、カブトムシなどの昆虫をモチーフにしたメカ(ムシボーグ)。兵装のカスタマイズもできる。 *特徴 -間口の広いゲームデザイン。難易度選択機能搭載(全三種類)、ユニットロスト概念無し(離脱扱い)、レベル上げに最適なフリーマップありと、初心者からコアユーザーまで幅広く対応している。 -ゲームバランスが絶妙。ユニット一体一体の特性が明確で、成長させても誰一人、完全無欠の最強ユニットにならない職人芸の調整が図られている。最大レベルに成長させても弱点を持つユニットになる為、上手くマップ上で動かすことが要求される。 --各種難易度も、最も低い難易度でもしっかりとした歯応えがあり、ゴリ押し上等の一方的な展開に陥り難い。 -秀逸なマップデザイン。敵の配置から地形の配置まで、戦略を考える楽しみを尊重した作り込みがなされている。類似マップの少なさも特筆に値する。 -膨大なボリュームとやり込み要素。ストーリーは25以上、フリーマップが60以上と満足度が高い。「コマンドカード」集め、「紋章」集めなどの収集要素も充実している。 -カスタマイズの楽しさ。パーツとの組み合わせ次第で特別な性能を持つユニットに化けるなど、やり甲斐があって中毒になってしまう面白さがある。 --パーツも190種類以上と膨大で、集める楽しさもしっかりしている。勿論、パーツを付け替える事でメカのグラフィックも変更されるようになっている。 --カスタマイズとは別に自軍のエンブレムをドット打ちで作れる機能もある。 -戦闘のテンポの良さ。マップ戦闘には切り替えられないが、それすら気にならなくなるほどスピーディに展開される。全体の処理速度も速い。 -凝ったメカデザイン。虫特有の気持ち悪さも無く、虫嫌いでも馴染める。 -熱い音楽。曲数は少ないが、後半マップなど名曲が揃っている。 --作曲は&bold(){「テイルズ」、「スターオーシャン」、「バテン・カイトス」の桜庭統という想定外の人選。} -ストーリーは王道だが、小気味良いテキストと魅力溢れるキャラクター達で楽しませてくれる。 --中でもゴキブリのムシボーグに搭乗する、ヒュードルなるキャラクターが凄い。全編において漢(おとこ)の生き様を見せてくれる。プレイすれば、ほぼ確実に彼とゴキブリには畏敬の念を抱いてしまうだろう。 --&bold(){まさにゴキブリに見惚れるゲーム(惚れゲー)である。} --また、ストーリーには明らかに子供向けとは思えないネタが仕込まれている。例を挙げれば、「&bold(){いしのなかにいる}」など。 *問題点 -「コマンドカード」のミニゲームの仕様が酷い。オールタッチペン操作で、ボタン操作に対応していない。また激しい連打も要される為、外出先でのプレイにも適してない。致命的。 --終盤になると、敵も頻繁にこのカードを使ってくる。そのせいで、ミニゲーム合戦になり易い。 -攻撃ターゲットを決定し、コマンド選択画面に移行すると後戻りできない。その為、ターゲット選択時には慎重な判断が要される。 -あとは言うまでも無く、出来の良さに反した「昆虫ウォーズ」という幼稚なタイトルである。 --なお、海外では「[[Drone Tactics(ドローン・タクティクス)>http://www.atlus.com/dronetactics/]]」と名付けられている。しかも発売元は&bold(){アトラス}である。 *その後の展開 -完成度の高さで好評を博した為か、近年ではワゴン売りが大幅減少し、定価に近い値で取引されている。 --しかし、定価で買っても全く損はないタイトルである。
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