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*ロックマンワールド5
【ろっくまんわーるどふぁいぶ】
|ジャンル|アクション|&image(rw5.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069TC6/ksgmatome-22/ref=nosim,height=160)|
|対応機種|ゲームボーイ|~|
|発売元|カプコン|~|
|発売日|1994年7月22日|~|
|定価|3,800円|~|
|配信|バーチャルコンソール&br()【3DS】2013年11月6日/400円|~|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[ロックマンシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/383.html]]''|
----
**概要
ロックマンワールド初の完全オリジナル作品。~
これまでのワールドではファミコンのロックマンシリーズの2作を元に再構成していたが、そのストックが『ロックマン6』のみとなったためにオリジナルになったという経緯がある。~
基本的には[[前作>ロックマンワールド4]]の要素を引き継いでいる。
**特徴
-本作の敵には「ロックバスターが効かない」という設定になり、新武器「ロックンアーム」を装備。
--チャージショットがロケットパンチに。もちろん通常のバスターも発射可能。
--射程はちょっと短いが、「Pチップ」による強化が可能で、従来のチャージショットには無い能力を追加できる。
---「ロックンクロー」至近距離の敵をつかんで連続ダメージを与える。~
敵に接近して撃ち込む必要があり、結果的にアクション性の向上につながっている。
---「マジックハンド」地形の中や、遠くにあるアイテムをつかんで取る機能。
--アームが戻ってくるまで攻撃できない。ただし戻ってくる途中のアームにも攻撃判定があり、撃ち込みが外れた場合でもまだ命中の可能性がある。
--また、ゲームオーバーになり同じステージでコンティニューを4回繰り返すと…
#region
---ロックンアームをパワーアップでき、飛行速度が格段に上昇する。
---さらに4回ゲームオーバー・コンティニューを繰り返すと、もう1段階速くなり、チャージ速度もアップする。~
どうしてもクリアできない人は、試してみてはどうだろうか。
#endregion
--従来のチャージショットに比べて劣る点もあるが、各種機能の追加などチャージショットより優れた部分も目立ち、総合的にバスターの扱い方が多様化した。
---後に『[[7>ロックマン7 宿命の対決!]]』のスーパーロックマンも同様のロケットパンチを装備し、逆輸入された形となった。
-特殊武器
--ロックンアーム自体が特殊な機能を備えているが、それに食われているといったこともなく、使えない特殊武器はない。
--敵に命中するとライフエネルギー(小)を出現させて漂わせる「スナッチバスター」、チャージにより無敵状態で体当たりする「ブレイクダッシュ」などは特に個性的。
--さらに「パワージェネレーター」と呼ばれるアイテムを装備することで、消費エネルギー量を半分に抑えることが可能。((ただし入手できるのは終盤になり、入手するためには後半4ステージそれぞれに1個ずつ隠された「クリスタル」を集めなければならない。またクリスタルの配置上特殊武器やマジックハンドを使用しなければならず、後半4ステージを1週しただけですべて集めるのは不可能である))
-敵
--ボスキャラクターはオリジナル敵「スペースルーラーズ」となった。
---「○○マン」という定番の名前ではなく、「マース」「マーキュリー」等、太陽系の惑星の名前がつけられている。
---なんと&bold(){ラスボスまでオリジナル}である。一応ワイリーも登場する。
--これまでのワールドシリーズに登場したオリジナルボス(エンカー、クイント、パンク、バラード)が最終ステージで中ボスとして再登場している。((ただしオリジナルより弱くなっている))~
ワールドシリーズをプレイしてきた人には嬉しい演出。
-新サポートキャラのネコ「タンゴ」が登場。
--この作品以外では『10』と黒歴史扱いされがちな『[[未来からの挑戦者>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/150.html]]』で登場している。
-BGMもオリジナルだがこちらの出来も良い。特にラスボス戦のBGMは名曲と名高い。
-スーパーゲームボーイにも対応。
**欠点
-前半4体ボスのうち2体は弱点武器で攻撃する事が出来ない(弱点武器は後半に手に入る)。~
「ボスを倒して入手した武器が別のボスの弱点」というのがロックマンシリーズの特徴なのに…
--幸いその2体はボスとしてはたいして強くないので弱点武器なしでも十分勝てる。
-チラつき、速度低下の処理落ちが少々多い。とくにタンゴを出したときは…
-新サポートキャラの「タンゴ」が非常に扱いにくい。
-特殊武器の項で述べた通り使えない特殊武器はないが、全体的にクセのある特殊武器が多い。~
また万能な性能の特殊武器は入手時期が遅く、終盤のステージでのみ使用可能となっている。
--主なものとして、威力や燃費に秀でているが軌道に癖があるため使いこなすには慣れが必要な「バブルボム」、使い勝手は抜群だが、一番最後に入手するため使用できる期間が短い「スパークチェイサー」などが挙げられる。
--もっとも前者のような特殊武器は使い方に慣れてしまえば道中で役立つし、後者に至っては過去作のロックマンキラーたちの特殊武器にも言えることである。((そもそも後者の特殊武器を所持するボスはロックマンキラーと同様のポジションであるため、使用できる期間が短いのはある意味仕方ないことではあるが))
**総評
ややクセはあるもののアクションゲームとしての出来はかなりいい。~
ロックマンワールドシリーズ唯一のオリジナル作品という異色作ながらロックマンの外伝作品として非常によく出来ている。~
まさしくワールドシリーズの集大成と言える出来なので、1度はプレイしておきたい作品である。
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