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*ブレスオブファイアII 使命の子 【ぶれすおぶふぁいあ つー さだめのこ】 |ジャンル|RPG|&image(bof2f.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000068HNB/ksgmatome-22/ref=nosim,height=160)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=432&file=bof2f.jpg]][[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=432&file=bof2b.jpg]]| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売・開発元|カプコン|~| |発売日|1994年12月2日|~| |定価|9,980円|~| *ストーリー 白竜族の戦士リュウ(前作の主人公)が仲間たちとともに邪神ミリアを倒し、世界に平和を取り戻してから500年の月日がたった。~ 主人公リュウ(前作の主人公とは別人)は父と妹の3人でゲイト村で暮らしていた。ある日リュウは妹のユアを探しに裏山へでかけた。~ ようやくユアを見つけたリュウは「ここで眠れば死んだお母さんの夢が見られる」とユアに言われ、目を閉じてみる。~ しかし見えたのは母の姿ではなく、おぞましい魔物の眼であった。~ 異変を感じたリュウは村へ戻ったが、なぜかそこにいるはずの父と妹の姿はなく村の人々はリュウたち一家のことを全く覚えていなかった。~ 孤児として村の教会に泊まったリュウはその夜、同じく孤児として教会に泊まっていたボッシュと共に村を出ることにした。~ 村を出た後に向かった洞窟には長い尾を持つおぞましい姿のモンスター「バルバロイ」がいた。~ バルバロイは強く、子供のリュウとボッシュはすぐにやられてしまった。~ バルバロイはリュウが「使命の子」であることを告げると姿を消す。リュウにはそれが何のことかわからなかった。~ それから10年後。リュウとボッシュはレンジャーの仕事をしながら生活していた。~ しかしボッシュはとある事件に巻き込まれて泥棒の嫌疑をかけられてしまう。~ ボッシュを連れて脱走した2人は、真犯人を見つけるために旅に出ることにした。~ そのために世界のあちこちを見回るリュウ、しかし今この世界には平和を脅かす異変が起こっていた。~ **概要 ブレスオブファイアシリーズ2作目。~ 前作の500年後を舞台としており、ウインディア、音楽の国など前作にあった町なども再登場する。~ 主人公はリュウ、ヒロインはニーナと前作と同じ名前だが全くの別人(ブレスシリーズの主人公、ヒロインは代々リュウとニーナという名前)~ 前作であった合体システム、仲間ごとの固有スキルなどのシステムは洗練され、後の街システムに繋がる共同体といった要素が追加された。~ **評価されている点 -前作以上に多彩でアクの強い仲間・キャラクターたち。 --仲間数は前作と同じ8人だが共同体での待機時のセリフの変化の多さ、合体システムの進歩による性能変化、演出の強化による各キャラの見せ場の増大など様々な面でパワーアップしており、ただでさえ個性的なキャラクター性がますます強まった。 --ブレスシリーズのキャラクターデザインは毎回吉川達哉氏が担当しているが、新作が出るたびに絵柄が変化することでも知られる。その中でも2のキャラクターデザインはおそらくシリーズで最もファン人気が高い。 ---というより、2の絵柄が最もエr(げふんげふん) ---この作品のニーナとリンプーという二人のヒロインの人気はシリーズ屈指。 --各キャラに必ず一つ以上はメインの見せ場となるイベントが起きる期間があり、更にいずれも好感が持てるキャラクターづけがされているため感情移入度が高い。 --また前述のバルバロイはその正々堂々とした性格やいかにも強敵らしいデザインなどからシリーズでも人気の高い敵役。 ---ラストダンジョンで一騎打ちになる熱い展開、セリフなどもあって登場シーンは少ないにも関わらずインパクトは強い。そのせいでラスボスはあまり存在感がないが。 -強化された合体システム --前作の仲間同士が合体する仕様ではなく、本作は世界中のどこかにいる6人のシャーマンのうち1~2人と仲間が合体する仕様に。ただしリュウのみは不可能。 --シャーマンごとに属性や強化される能力が違い、キャラクターの欠点を補ったり長所を伸ばしたりすることができる。 --更に究極合体という、キャラクターごとに特定のシャーマンを組み合わせた状態になるとグラフィックや性能が大幅に変化する。 ---キャラクター性とかっこよさを両立させたキャラデザインは秀逸。また性能の変化によって多彩なパーティー編成ができるのも魅力。 ---特に仲間の一人のタペタは素では弱くて能天気だが、究極合体するとデザインが精悍なものに変わり、ステータスも非常に強くなるというギャップが魅力のキャラである。 ---ただし一人のシャーマンにつき一人しか合体できないため全員を究極合体させようとするとメンバーがほとんど固定になってしまうのが残念か。 -共同体システムの導入 --世界各地にいる移住者に話しかけて自分たちの共同体に勧誘し、住民になってもらうというシステム。 --住民になった人間に応じて町にお店や鍛冶屋、ウインドウ変更やサウンドテストが追加される。 --更に最初の共同体のレイアウトの選択によっても施設のデザイン、追加施設が変わる。ここでしか入手できないアイテムや利用できない施設も多い。 --建物の数が決まっているため全ての移住者を移住させることはできないものの、当時としては自由度が高く、プレイヤーに応じた好みの共同体を作ることができる。 --更に隠しイベントを進めると共同体が浮遊し、空飛ぶ乗り物として使うことができる。 -豊富な隠し要素 --隠し技千切り、隠し仲間として前作のディースが登場する、特定の条件を満たして真エンディングが見られる、最強の剣を持つモンスターグミオウとエンカウントできる島など、様々な種類がある --またシャーマンを見つける合体システムや移住者を見つける共同体も、一部見つけにくい移住者やシャーマンがいるため一種の隠し要素といえる。 -個性は抑え目だが、正統派で盛り上がりのある音楽。 -前作に続いてファンタジーの基本を押さえてはいるものの、終盤になるにつれて暗くシリアスになっていくシナリオ。 --冒頭、なぜ村人はリュウたちのことを忘れてしまったのか、父や妹はどこへいってしまったのか、使命の子とはなんのことか それらの謎が解き明かされる終盤のシナリオはまさしく怒涛。 --特に敵の本拠地「大教会」へ突入するイベントはNPCの死亡の連続で、クライマックスへの勢いと同時に陰鬱な気分になってくることうけあい。 ---彼らの死の一つ一つに意味があり、展開によっては救えるキャラもいるので話題に上ってもあまり批判はされない。 --陰鬱なイベントだけでなく、シリーズ伝統のセクハライベントやカエルの国でゴキブリやミミズ、ハエを使った料理を作るといったシュールでコミカルなイベントも多い。 --そのギャップのせいで余計に暗いシーンがますます暗く見えるのだが。 --エンディングも普通にプレイしていると死者こそ出ないもののおおよそハッピーとはいいがたい結末になる。 ---前述の隠しイベントでようやくハッピーエンドになる。しかし通常のエンディングのほうがこの物語にふさわしいとして支持するファンも多い。 -当時とは思えない秀逸なドット絵。動きもすばらしく敵も見方もグネグネ動く。 **問題点、好みが分かれる点 -エンカウント率が高い。 -ドラクエでいうルーラにあたる移動魔法が一部のキャラしか使えない上に中盤以降にしか覚えないため、連れて行くメンバーが固定になったり移動が面倒というプレイヤーもいる。 -ドラクエでいうリレミトみたいなダンジョン脱出魔法は用意されているが、使用不可のダンジョンが結構ある。 -お使いイベントが非常に多い。 --最初から倒すべき巨悪、世界を脅かす大問題といったものが提示されておらず、「一見平和な世界だが実は徐々に見えない悪に侵食されている」ことに気づくことからシナリオが始まり、更にその正体をつかむまでの期間がゲーム内の大半を占めるため終盤になるまで大きな目的が示されないのがその理由。 --主人公たちは世界を回って各地で起きている問題を解決し、それが終盤になってその原因が一つのところにつながっているということがはじめてわかるという展開である。 --このためあっちに行ってはご当地の事件を解決し、こっちへ行っては同じように解決し、ということになるため終盤になるまで単調になりがち。その分終盤は勢いがあるのだが。 -ラストダンジョンは長い、途中で回復できる場所は有るが、仲間の合体が解けたら共同体まで戻らなくてはならないうえにラストダンジョンの入り口から移動しなおしである。 -セーブしたデータをロードすると、設定した陣形が初期化されている。 -前述の大教会で仲間達を惨殺した憎むべき中ボスが、何かのネタかというほどかっこ悪い上に弱い。 -共同体の建築と、招ける住人は、1度決めると交代が効かないため、味方キャラによっては最強装備が購入できないなど問題が生じる。 -主人公の妹が適当にほったらかされてそれっきり忘れ去られる。 **総評 -ブレスオブファイアの正当進化系で、細かい粗さはあるものの安定したゲームバランスと整えられたシステム、生き生きと描かれたキャラや印象に残るシナリオによってシリーズファンの中でも特に人気のある一作である。 -後にGBAに移植される。 --なお、GBA版では所得経験値がSFC版から3倍に増えていたり他プレイヤーとの通信で武具の交換が可能になるなど、遊びやすくなっている。 -現在はWiiでVC配信もされている(ただしGBAの追加要素はない。) //PSPへ移植されているのは、現在BOF3のみである。
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