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メタルギアアシッド2 - (2010/08/03 (火) 17:36:46) の最新版との変更点
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*METAL GEAR AC!D2
【めたるぎあ あしっどつー】
|ジャンル|タクティカルカードゲーム(戦略諜報カードゲーム)|&amazon(B000BHGCVI)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|コナミ|~|
|開発元|コナミ(小島プロダクション)|~|
|発売日|2005年12月8日|~|
|価格|¥5040(税込)|~|
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**概要
前作では実験ゲームとしての色が濃く問題点も多かったが、それを差し引いても満足できるほど濃厚なシナリオや独特のシステムによって人気をえたメタルギアアシッドの続編。&br()前作から一年という異例のハイペースで製作されたが、前作でのユーザーの意見をきちんと反映して、ほぼすべての問題点を解消している。
**改善点
-移動時の操作性
--前作では立ちやホフク状態の決定は移動ルート決定の終了後にしか切り替え出来なかったが、今回はいつでも立ちホフクに切り替えが出来るようになった。
--またドアを開けて部屋に入るという行動を行う際、前作はドアの前で立ち止まらねばならなかったが、今作は移動を一マス一マス決定可能になったため一枚のカードで実行可能になった
---これにより全体的にゲームスピードが高速化された
-マップ構成
--前作の「火力発電所」のようなものすごく長いステージは存在しなくなった。
--テンポのよい長さとなり、いろいろなギミックで楽しめるようになった。
-カードバランス
--前作は優秀なカードでもなんでも4枚デッキに投入可能だったためバランスが崩壊しかねなかったが、今作はカードごとにデッキの投入枚数が細かく指定されている
**システム面
-カード枚数大幅増加
--カードは前作から倍以上で500枚以上が収録されている。
--また新たにポイントを消費してカードを強化する「グレードアップ」が追加された。
--カードには「WEAPON」「ITEM」「ACTION」「CHARACTER」「SUPPORT」の属性があり、今回は新属性の「TRAP」「LINKAGE」が追加され7種類となった。
--ちなみにこのカードはゲーム内では「ナノチップエキスパンション」という戦闘行動支援プログラムという設定。
-WEAPONカード
--銃、グレネード、マシンガン、ナイフなどの様々な武器のカード。「チャフグレネード」や麻酔銃「Mk22」もここに分類される。。
武器には「USE型」(ユーズ型)と「EQUIP型」(イクイップ型)の2種類があり、USE型は使うとその場でそのカードを消費して発動する。EQUIP型はそのままでは使えず、装備欄に「装備」した後に、同じ口径を持つカードをそのカードに重ねることで射撃を行える。
-ACTIONカード
--特殊なアクションをするカード。装備できるアイテムの数増やしたり、上記のEQUIP型の武器カードに重ねて使用することで様々な特殊効果を付加できる「ヘッドショット」などが分類。
-ITEMカード
--自分の体力を回復する「レーション」、味方の体力を回復する「サバイバルキット」、ダメージを軽減する「ボディ・アーマー」などのアイテムが分類。
-CHARACTERカード
--メタルギアシリーズに登場したキャラクターのカード。カードごとに移動に使えるカード、攻撃に使えるカード、サポートに使えるカードなど様々な効果がある。
-SUPPORTカード
--攻撃のサポートや回避、状態異常回復、コストの回復を行うカード。特にコストを減らすカードは重要。
-TRAPカード
--トラップを配置することで、そのマスに特殊な効果を付加するカード。TRAPカードの配置されたマスを踏むことで効果が発動する。落とし穴のように相手にマイナスの効果を与えるだけでなく、テントのように配置したマスにプラスの効果をもたらすカードもある。
-LINKAGEカード
--手札にある状態でカードごとの発動条件を満たすことで自動的に効果を発揮する。例えば「転倒付加リンケージ」はWEAPONカードを使った際に手札にあれば攻撃と同時に相手を転ばせることができる。
**ミッション、新モード
-一つのステージに複数のEXミッションが追加されており、前作からミッション数は倍に増えた。
--敵に一度も見つからずに目的地を目指す、敵をすべて殲滅するという前作からあった「EXTRA MISSION」以外にも、固定デッキで条件を満たす「TRIAL MISSION」、自分の製作したデッキで攻略する「SPECIAL MISSION」がある。
--とくにREIAL、SPECIALはかなり頭を使わねばクリアできない分、PTS(カードを購入したりアップデートするポイント)が多く手にはいる。
-対戦
--プレイヤー同士がスネークと本作のヒロイン「ヴィナス」の二人を、自分たちの製作したデッキを用いて対戦する「LINK BATTLE」が追加された。
--今作のシステムと合わさって、ソリッドシリーズとはまた違った楽しさ、緊張感を味わうことが出来る。
-アリーナ
--MGS~MGS3までの歴代ボスに戦いを挑む「アリーナモード」もある。
--登場ボスはMGSから「リキッド・スネーク」「リボルバー・オセロット」、MGS2から「ヴァンプ」「フォーチュン」、MGS3から「ザ・ボス」と「ジ・エンド」の六人で、それぞれの特徴を再現したデッキ(オセロットならリボルバー銃を用いたデッキ、ザ・ボスならCQCをメインとするデッキ)を使用する。
**賛否両論点
-シナリオ
--今作のシナリオは、今作の監督である野尻真太が担当している。しかし前作のような濃密な伏線を張り巡らせたシナリオではないため多少賛否が分かれた。
---完成度自体は低くなく、楽しめる出来になっている。
-グラフィック
--前作の3Dグラフィックからアメコミのようなグラフィックになった。「前作のほうがリアルでよかった」「こちらのほうが細かく描かれていてよい」とさまざまな意見がある。
**不満点
-デッキ保存
--前作から言われている点だが、今作はデッキによって戦略等が変わるため、複数のデッキを保存しておける機能がほしかったという意見が多い。
-対戦時のバランス
--カードが500枚以上あればある意味仕方ないことかもしれないが、特定の組み合わせを用いると、相手にターンをほとんど与えず倒すような強力なデッキが作れる(レアカードも必要のため、そうするにはかなりの時間を要するが・・・)
-グレードアップ
--カードが500枚以上となっているものの、そのうちの三分の一~半分はグレードアップによるカードの強化版であり、「○○」が「○○+」になるといったものであるため手抜きといわれることもある。
**総評
システム面は完璧に改善され、思考型ステルスゲームの基礎は完成したといえる。
しかし売り上げは前作を下回ってしまい、続編は現在製作されていない。
楽しめる要素は非常に多いため、前作をプレイした人もそうでない人もぜひプレイしてほしい。
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