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RPGツクール2 - (2010/11/30 (火) 20:19:27) の最新版との変更点
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*RPGツクール2
【あーるぴーじーつくーるつー】
|ジャンル|RPG製作ソフト|&image(20100512022023.jpg,http://www23.atwiki.jp/ggmatome/?cmd=upload&act=open&page=RPG%E3%83%84%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB2&file=20100512022023.jpg,height=160)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|アスキー|~|
|開発元|サクセス、空想科学|~|
|発売日|1996年1月31日|~|
|定価|12800円|~|
|セーブデータ|ゲームデータ1つ(周辺機器によって複数保存可能) プレイ用セーブデータ3つ|~|
|周辺機器|ターボファイルツイン、8Mメモリーパック対応|~|
|媒体|バッテリーバックアップ|~|
|>|>|CENTER:''ツクールシリーズ''&br()家庭版&br()1/&bold(){2}/[[3>RPGツクール3]]/[[4>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/240.html]]/[[5>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/393.html]]/PS2版/[[シミュレーション>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/233.html]]/[[DS>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/804.html]]&br()PC版&br()[[2000>RPGツクール2000]]/[[2003>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/233.html]]/XP/[[VX>RPGツクールVX]]|
-RPGツクールシリーズ、コンシューマー第二作。
-前作SFC版『RPGツクール SUPER DANTE』の反省点を活かし、容量、グラフィック、作りやすさを改善。プレイステーション用『3』に並ぶトップクラスのRPGツクールシリーズ。
-PC版や3以降に触れていると見劣りはするものの、その出来の良さ(特にBGM)から今作が最高傑作という声も多い。
**概要
-前作『SUPER DANTE』では、FF5っぽい16×16ドットのキャラクターだったが、今作ではキャラクターの等身が大きくなった。
-前作ではマップチップが組み合わせにくく複雑な物が多かったが、今作では1チップがシンプルな形状となり、扱いやすくなっている。
--汎用(木製、石壁、氷、土壁)の他に、外観用(森や崖、家など)が加わり、バリエーションも豊富に。
-BGMが汎用性が高く、扱いやすい物が多い。戦闘・移動中どちらに設定しても実用的にもネタ的にも意外としっくり来る曲が多い。
--しかもどの曲もゲームのBGMにしては長く、長い物で1ループ2分ぐらいかかる物もある。ゲームプレイ中ではエンカウント等で最後まで聴く事はないだろうが、エディットモードのBGMにするなどしてじっくり聴いてみれば、意外な発見があるかも。
--途中で曲調が変わる曲が多い。また、非常に気付きにくいが前作のBGMを踏襲している曲もある。
-イベント容量・マップ容量共にちょうどよく、ドラクエIIぐらいのスケールの物は作れ、少々ムダ使いできるぐらいの余裕はある。
-スーファミコントローラのボタンや配置をうまく最大限に利用し、モード切替なども簡単に行えるようになっている。
-読み込みが8Mメモリーパックを差し込んでいる場合、最初にそれを読み込むぐらいで、それ以降は皆無。
-START・SELECT・L・R同時押しで、ゲーム中もエディット中もゲーム・エディット選択画面へリセット可能。8Mメモリーパックの再読み込みもなし。上の無ロード環境も相まって、エディットとテストプレイの両立もストレスなし。
-ゲームプレイ中のシステムはドラクエ似だが、アイテムは共有式になっている。むしろいい意味でドラクエを習ったような基本システムとなっている。
-サンプルゲームは「だんきちのバクチンだいさくせん」。作者は桃栗たき子。RPGツクールについて勉強をするという意味で、主人公がツクール学園に入学する(というかムリヤリさせられる)という物語。ギャグテイストで、パロディもいくつか登場する。なぜかセーブはネコがしてくれる。
-サテラビュー対応のカートリッジで、上部に外部記憶メモリの「8Mメモリーパック」を差し込むコネクタがある。8Mメモリーパックを使うと以下のことができる。
--発売当時はサテラビューで素材やサンプルゲームの配信を受けられた。爆笑問題のラジオ番組で構想が練られた坂本龍馬RPG、その他サンプルゲーム、追加の和風敵キャラクター絵・BGMデータなどが配信された。
--RPGツクール2の作品のみであれば8本分保存可能。別の作品を作る場合にはメニューでカセットとメモリーパック間のセーブ・ロードをする必要があるが、保存済みの作品をプレイするだけなら直接読み込みできるのでこの作業は不要。セーブデータはカセットに保存される。
---公式ガイドブックにも堂々と書いてあるが、ぶっちゃけターボファイルツインよりもおトク。フラッシュメモリなので電池不要かつデータ保持の信頼性も高い。
---ターボファイルツインはツクール2の作品2本分までなうえ、単3電池2本必要。当然電池を抜けばデータは消える。
--SFCソフト『音楽ツクール かなでーる』の音楽データを持ち込む事が可能。もちろんサンプル曲も。
-現在サテラビューのデータ配信は受けられないものの、作品保存用・BGM追加用として8Mメモリーパックは十分な利用価値がある。しかしサテラビューの普及台数から考えると現存数が少ないため中古屋さんでの入手は困難かと思われる。売ってたとしてもサテラビューオリジナルゲームデータ入りで高値が付いている場合もある。オークション等でデータなしのメモリーパックを狙うか、追加BGMを使わないならいっそ中古の『RPGツクール2』カセットを複数買う方向でもいいかも。
**問題点・バグ等
-フィールドマップ上の人イベントには、移動関係の命令を作れなくなっているのだが、ダンジョンマップの人イベントからコピーして、フィールドマップの人イベントの中でペーストすれば、置く事もできるうえ、実際に機能する。なぜ封印してあるのだろう。
-サンプルゲームにて、ツクール学園に飛ばされた後、だんきちの村地方にワープすると、その地方から脱出する事ができず完全に詰まってしまう。ワープ先はフィールドマップに置かれたダンジョンマップの移動イベントを起動したときに出来るので、ワープをする前にツクール学園に一度入るなりして、学園側のワープ先を作っておこう。
-ターボファイルツインは8Mメモリーパックと比べるとセーブ・ロードに時間が掛かってしまう。
-エディット中にソフトリセットを行うと、そのマップやイベントにバグが発生し、最悪そのマップ自体の使用を諦めるか、或いは全てのイベントを消すかしかなくなってしまう。
-作れる敵は合計96体だが、フィールド用・ダンジョン用・イベント用でそれぞれ32体で分けられているため、前作と同じく総合的に見ると作れる敵の数は少ない。
-体力(体力+20が最大HPとなる)と防御力(体力+防具の防御力)が比例する仕様に加え、魔法防御や耐性の概念が無い(魔法のダメージは常に固定数)為に、HPの大小での主人公キャラクターの個性付けがやり辛い。
-ゲーム本編とは全く関係ないが、カセットのラベルに印刷されているスーパーファミコンマークをよく見ると赤と黄の配色を間違えている。
**総評
-素材データは使えないものの、汎用性豊かで扱いやすい素材も多いため、逆にそこまでやらなくてもいいという制限にもなって、それがかえって手軽さにもなっている感じはある。とくに致命的なバグなどもない。
-もしこのソフトがWiiのバーチャルコンソールで出れば(せめて前作『SUPER DANTE』でも)、エミュや吸出し環境の整わない人でも、作品をWiiのセーブデータとして簡単に扱うことが出来る。素材は固定であるものの手軽さがあるので需要がないわけでもないし、容量不足などの深刻な問題を抱えているDS版に取って代わる物にもなるのではないだろうか。
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