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F-ZERO X - (2013/04/25 (木) 22:36:28) の最新版との変更点
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*F-ZERO X
【えふぜろ えっくす】
|ジャンル|レースゲーム|CENTER:&image(F-ZeroX1.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000069RYJ/ksgatome-22/ref=nosim,height=160)[[高解像度で見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=535&file=F-ZeroX1.jpg]]&br()[[裏を見る>http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=535&file=F-ZeroX2.jpg]]|&image(F-ZeroX.jpg,http://www23.atwiki.jp/ggmatome?cmd=upload&act=open&pageid=535&file=F-ZeroX.jpg,width=160)|
|対応機種|ニンテンドウ64|~|~|
|発売・開発元|任天堂|~|~|
|発売日|1998年7月14日|~|~|
|定価|6,090円|~|~|
|配信|バーチャルコンソール&br()2007年5月29日/1,000Wiiポイント|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[F-ZEROシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1015.html]]''|
*概要
スーパーファミコンのロンチタイトルとして発売され、スピード感と完成度の高さが好評を博した『[[F-ZERO]]』の7年振りの続編。&br()
前作の良さはそのまま、未来の世界観とNINTENDO64の3D性能を生かし、「反重力レースゲーム」として大きな進化を果たした一作。
*特徴・評価点
-コースは全て3D化。棒状の通路や空へ飛行するジャンプ台、ときに天地がひっくり返るほどの起伏のあるアクロバティックなコースの数々を走ることができる。
--グランプリは全4種類あり、6つのコースを転戦していくため全24コース。また、コースを自動生成する「Xカップ」もある。
---難易度も選択可能でNOVICE・STANDARD・EXPERTの順にライバルが速くなり、スペアマシンの所持数が減っていく。さらに条件を満たすと最高難度のMASTERも選択できるようになる。
--グランプリではレース毎に得られたポイントを集計して優勝者が決まる。1~30位で順位が高いほどポイントが高くなる。
--優勝した際には全てのパイロットに専用イラストと一言コメントが用意されている。またキャプテン・ファルコンのみMASTERクラスで優勝すると…?
-レースに出走するマシンは30台。全マシンとも見た目が違っており、モブは一切無し。
--これによりパイロットの人数も一気に増加。一人一人にグランプリに参加した背景なども描かれ、前作より世界観が濃くなった。
---イラストはアメコミっぽいマッシブな画風。パイロットも主人公のキャプテン・ファルコン始め、ファルコンのクローンであるブラッド・ファルコン、モデルがまんまマリ○なMr.EAD((彼は謎の組織「EAD」制作のアンドロイドなのだが、「EAD」とはアメリカ任天堂の開発部の名称で、マシンの性能も上から「E・A・D」、『F-ZERO GX』から追加された設定では開発者の名前が「シーゲル・キューポン」だったりする。))、『[[スターフォックス]]』からパラレルという形で人間化して参戦のジェームズ・マクラウド、今作で登場した悪の帝王ブラック・シャドーなど個性溢れる面々ばかりで今もF-ZEROファンから愛されている。
---敵マシンのAIも大幅に進化し単なる障害物ではなく、それぞれが優勝を目指して走るという極めて競技性の高いものに仕上がっている。また、ストーリーにおけるパイロット同士の関係がある程度ゲームに取り入れられ、互いを守るように併走する(ジョディ・サマーとジョン・タナカ、ロジャ・バスターとドラク等)、互いにスピンアタックやサイドアタックで潰しあう(キャプテン・ファルコンとサムライ・ゴロー等)、一方的に攻撃を加える(ビーストマン→バイオレックス等)など、非常に凝っている。
--さらに、条件を満たしていくことで最終的に30台全てのマシンを使用可能。性能もそれぞれ異なる。
-フレームレート60fpsのなめらかな動作により、スピード感を存分に感じられる。マシン30台走らせると共に、スタッフが最もこだわりを持った部分でもある。
-レース前にマシンの色を変えたり、セッティングが可能。加速重視か最高速重視か、バランスを細かく決めることができる。
--加速設定にするほど、スピードの上昇が早まりブースター使用時の速度も大きく上昇するが、高い最高速度の維持がしにくくなる。逆に最高速設定にするほど、時間単位での速度上昇率が低くなるものの、最高速度の減衰が低くなる。
--ちなみにタイムアタックで使われるのは「加速重視」。これは加速重視の場合でしか使えないドリフトテクニックがあるため。
-一時的な加速装置(ブースト)が、効果時間は短いが2周目からは何度でも使えるようになった。
--これにより、より高速度でいられる機会が多くなりスピード感が大幅に上昇。一方でブーストは使用するとマシンのエネルギー(なくなるとマシンが大破してリタイア)が減少するため、戦略性やスリルも同様に発生する。
-他のマシンをサイドアタックやスピンアタックでダメージを与えて破壊したりコースの外へ吹き飛ばしたりすることができる。
--敵マシンの破壊に成功するとピロリン♪という''なんとも軽い効果音''と共にエネルギーが回復したり、5回撃墜するとスペアマシンが増加するなどのボーナスがある。
---リタイアしたパイロットは当然ポイントが入らないので、ライバルマシンを撃墜して大逆転…というアツい駆け引きが可能になった。
--さらにゲームモードの一つに、他の29台のマシンをリタイアさせるまでのタイムを競う「DEATH RACE」なるモードもある。
-BGMは血を沸きたてるエレキギターによるメタル・ロックサウンドで、レースを否が応にも盛り上げる。前作で評価の高かった「MUTE CITY」「BIG BLUE」のアレンジのほか、「SILENCE」は名曲として知られる。
--ちなみに製作スタッフの音楽に対するこだわり具合がかなり凄い。カセットロムに本物の生演奏を入れるという試みをした結果ROM容量の半分以上を音楽で使う事になってしまったなど。
--後にギター生演奏によるアレンジ版サウンドトラックが発売されている。現在では入手困難。
-対戦モードも実装され、最高4人までの対戦が可能になった。
--設定により、リタイアしたらスロットゲームができるというお遊び仕様が搭載できる。揃えた絵柄によって相手マシンのエネルギーを0(僅かでも接触すれば大破)にしたりなどの嫌がらせができる。
-後に64DDで「エクスパンションキット」という拡張ソフトが発売された。2個の追加グランプリやBGMのステレオ化や新曲、さらにオリジナルマシンやコースの作成・追加が可能。
--が、ハードがハードなだけに果てしなくマイナーなのが欠点。
*問題点
-レースゲームとしては高難易度であり、要素がマニアックなので、初心者には敷居が高く辛い。
--最高難度のMASTERは最早鬼畜の領域。スペアマシンは2機のみで、ライバルマシンのスピードも尋常ではないので人によっては無理ゲー。
-敵マシンの走行時の動きが、レースを演出しているとはやや言い難いものになっている。
--基本的に敵マシンは一か所に密集しながら走行する為、マシン同士の衝突などは日常茶飯事。ぶつからないように若干広がりなら、尚且つ高速で走行する実際のF-1レースのような演出とは大分ずれている。
-スタートしてから一定時間経過すると、リタイアなどの非常事態が発生しない限り各マシンの順位がほぼピッタリ固定化される。所謂「譲り合い走行」を行っており、グランプリモードでは同じカップ内のレースであれば大体特定のキャラが上位に上がりこんでくるようになっている。同モードでレース毎に得られるドライバーズポイントは上位ほど高くなるため、前半でずっと同じライバルを上位に残らせてしまうと、後半から追い上げる事が非常に困難になってしまうという、理不尽な難易度になってしまっている。
-NINTENDO64のスペックを考えるとやむを得ないが、背景の作りこみが結構粗い。
--とはいえ、コースを疾走するのに合わせて雲が後方へ流れていくなど、スピード感の演出は一応しっかり出来ている。
*総評
高い難易度になると一つのミスでコースアウト=落下・即死というコースも少なくなく難易度は高いが、それをもって余りある爽快感を持ったレースゲーム。やや人を選ぶ側面はあるが、レースゲームが好きな人はプレイすればそのスピード感に酔い痴れること間違いなし。現在はバーチャルコンソールで配信され入手が容易になったので未体験の人は是非。
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