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太閤立志伝V - (2013/12/25 (水) 01:59:19) の最新版との変更点

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*太閤立志伝V 【たいこうりっしでんふぁいぶ】 |ジャンル|シミュレーション|&amazon(B000EXXGWW,image)| |対応機種|Windows 98~XP、プレイステーション2、プレイステーション・ポータブル|~| |発売・開発元|コーエー|~| |発売日|【Win】2004年3月12日/【PS2】2004年8月26日/【PSP】2009年9月17日|~| |定価|9,800円/【PSP】5,040円|~| |レーティング|CERO:12歳以上対象|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |備考|KOEI the Best:&br()【Win】2005年8月26日/3,800円&br()【PS2】2006年1月19日/2,940円&br()コーエー定番シリーズ:&br()【PS2】2010年1月21日/1,575円|~| **概要 豊臣秀吉の人生を追体験する信長の野望のスピンオフ作品とも言える太閤立志伝シリーズの5作目。開発チームが解体されたため、事実上の最終作となる可能性がある。 荒削りだったもののその独特な雰囲気で今も最高傑作と言うプレイヤーも多い初代、初代で登場しなかった地方や武将の追加、他家でのプレイ等追加要素を取り込んだ正統進化のⅡと信長の野望をプレイしたプレイヤーも馴染めないプレイヤーも楽しめる傑作であった。~ しかしⅢでは大幅な自由度の低下により著しく評判を落としてしまった。~ 前作Ⅳで自由性の高さを生かす内容に再び軌道修正されたため評価を幾分持ち直した。しかし、IVにおいてもカードゲームによる戦闘など評判の悪い要素もあった。~ 他に、シリーズでは初めてすべての武将を最終的に選択できるようになる点については好評だったが、イベントが大半の武将には存在しないため結局単調になってしまうという問題があった。~ しかし、このVではIVにおける問題点がある程度解消され様々な追加要素によりやりこみ要素の強い良作となっている。 **特徴と評価点 -主命をこなしたり、技能を高めたり、辻斬りに精を出したり、座の仕事で路銀稼ぎと何をしてもよい、という自由度の高いゲーム。個人視点で戦国時代を見ることができる。 --前述の主命に関しても、「軍資金を博打で稼ぎ一部着服」「情報収集は自分でやらずに忍者衆に依頼する」「ポケットマネーに物を言わせてさっさと兵糧を調達する」など様々なアプローチがあり、これまた自由度を高める要因になっている。 --領地に縛られない拠点移動も魅力。例えば武将プレイでは、ゲーム開始後かなり早いうちから、北は伊達から南は島津まで集めた家臣団を結成するといったこともできる。 -前作に続きすべての武将が選択できるようになる(操作可能人数800人以上)。さらに武士以外の生き方が選択できるようになりさらに自由な生き方が出来るようになった。 --もっとも、武将のカードを入手しなければ選択できず、生き方次第ではかなりイベント類が少なく単調なプレイになる問題はある。 --本業に加えて副業を行うことが出来るなど、一度にやれることが増えた。 ---MMOよろしく武器や茶器を作ったり独自の流派を興したり医者となって病に苦しむ人々に間違った薬を高額で売りつけ…もとい金銀を取らずに適切な治療すると言ったことも行える。 -従来作より武将数もシナリオも増加し、やりこみ要素が強い。 -40人もの新武将(自分で作成した武将)を追加可能。新武将の作成に関しても選べるパーツが大幅に増えた。 --武将カードの入手によってパーツが増えるためにパーツを集める楽しみもある。 -イベントが大幅に追加され、そこそこマイナーな武将でも普通にプレイしているぶんにはイベントに絡むことが多い。 --特に、史実における勝者サイドでプレイされやすい著名合戦イベントには、ほぼ必ず敗者サイドプレイでも挑むことができる。中には敗者サイドプレイ限定の戦前・戦後イベントもある。 --それでも、足りないという層向けにイベントコンバータが配信、なんと自分で作中イベントが製作できてしまうという優れもの。これの存在ゆえに、太閤立志伝はこれが完成形という意見も。 --PS2版、PSP版はイベントコンバータが存在しない。その代わりWin版に比べ武将が200人、シナリオが2本、それらに対応したイベントが追加されている。個人戦での技の追加や性能変更もあり、高性能すぎた「無刀取り」は必要気力を増すことなどで若干改善された。 ---ただし、Win版の時点で多くのプレイヤーのトラウマになったであろう、「剣聖」上泉信綱と奥義「転」は、&bold(){何故かさらに強化されている}。 -秀吉仕官前のシナリオが初登場した。 **賛否両論点 -最初はオススメキャラの五人しか選べず新武将やお気に入りの人物をプレイ出来るようになるのには少々時間がかかる。 --タイトル面で主人公として扱われている木下藤吉郎(武士)でのプレイはこのゲームの殆どの要素に関わるためにクリアする頃には燃え尽きてしまい、目標などを自分で決めていかないと他の武将のプレイにおいて短調になってしまいがちになることも。 -育成や一部の仕事をミニゲーム(16種類)によって行わなければいけない。前作でこの形式になってから不満が多かったにもかかわらずである。省略も出来るが、その場合結果が低めになってしまう。 --ただし、多くのミニゲームは難易度が高くなく短時間で済むためこの形式のほうがお手軽というプレイヤーもおり、ミニゲームごとの人気・不人気はかなり分かれている。 ---単純に選択肢のリロードを繰り返してランダムの好結果を得ようとする確率選定作業や詰めプレイよりは、ステータスが難度に反映されて変化するミニゲームによるほうが、ゲームプレイと結果の脈絡としては優れているとも言える。 ---PS2、PSP版では3種類のミニゲームで仕様変更(別のゲームと差替)されて総体的に難易度が落ちた一方、PSP版では画面比率の違いによって異常に難易度が高くなったミニゲームもごく少数ながらある。 -どのハードにしろ初期段階では異様にバグが多かった(Win版は発売日当日に修正パッチを出している)。Win版はパッチによって、PS2に関してはベスト版で対処が行われてはいる。 --Win版については、パッチをあてたものを廉価版として発売している。PS2、PS2ベスト版~PSP版、PSPベスト版は、過程でバグの修正度が行きつ戻りつしており、最後に販売されたPSPベスト版が最も改善された版とは言えない模様である。 -戦場バリエーションが極端に少ない。 -基本的にどの職業でも、エンディング到達までの難易度が低い。特にメインとなる武士プレイは、天下統一のみを目標とした場合、城主に就任した時点で、後は延々出陣を繰り返すだけの作業ゲーとなってしまう。 --もっとも、本作の売りは自由度の高さにあるので、そんな単調な道を歩むかどうかはプレイヤーの工夫とプレイスタイル次第なのだが。 ---元々難易度の低めなシリーズで、それが信長の野望シリーズに馴染めないプレイヤーにとって取っ付きやすい作品として受け入れられる面もあるので欠点とも言い切れないが… -個人戦の武器に格差があり圧倒的に刀が有利である。 --もともと攻撃力が高く最強クラスの銘刀が後述の様に簡単に入手可能、秘技の数も多く欠点の遠距離もカバーできるのでスキがない。また、苦無も清須の町で強力な物が購入でき、移動後に攻撃が毎回行えるので武力が低い武将なら護身用として活用できる、秘技の大半が忍者でなければ覚えられないのが欠点だが… --槍と鎖鎌に関してはややイマイチな感が否めない。どちらも弟子や忍者にならなければ秘技のほとんどが入手できず遠距離の攻撃は行えない上に秘技自体も少ない。おまけに大半の強力武器が所持者が決まっており個人で入手するのも困難((かなり時間がかかるが一応、鍜冶の技能を習得して自分で作るという手もある。))。 --弓と鉄砲は完全な地雷。一応合戦でも使用するために完全な無駄ではないもののどちらも攻撃後に数ターンスキができてしまうために個人戦ではかなり不利になる。またほかの武器と違い道場等が存在しないために強力な秘技の習得も困難。 -過去作から課題とされている秀吉の生涯の再現が今まで以上に難しく、最初のプレイで完全に関連イベントを起こしていくのはほぼ不可能。 ともあれ、問題点もあるものの遊びこめる作りの作品になっている。最近の信長の野望シリーズの出来を嘆くものが多いこともあり、新作を願う声は少なくない。 **本作品で人気の武将 -足利義氏 --小田原の町を拠点とする浪人。能力値の低さの割に高性能な刀剣を所持しているため、放浪中に襲撃してその武器を強奪したプレイヤーは多い。 ---史実的には北条家に軟禁状態に置かれていた人物であるが、この作品では北条家と絡んでこない。足利家の人物としての演出が僅かに盛り込まれるに留まる。基本どの職業にもつかない設定になっている。また、かなり困難な道だが彼を大名にして全国統一すると専用エンディングが見られる。 -安井道頓 --石山(大坂)の町を拠点とする浪人。建築と弁舌がレベル4な上、滅多に就職せず親密になりやすいため、これらの修行では非常にお世話になる人物。 ---史実では商人であり道頓堀を私財をはたいて作った人物。大阪の陣において豊臣方に加わり戦死している。 -なお、信長の野望シリーズでお馴染みの某顔芸の人は家庭用版のみ登場。
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