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ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション - (2012/07/20 (金) 17:17:10) の最新版との変更点

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*ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション 【ふぁいなるふぁんたじーふぉー こんぷりーとこれくしょん】 |ジャンル|RPG|&amazon(B004HW83GK)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売元|スクウェア・エニックス|~| |開発元|バレット&br()スクウェア・エニックス|~| |発売日|2011年3月24日|~| |定価|UMD版:5,980円&br()ダウンロード版:4,980円|~| |廉価版|アルティメットヒッツ:2012年7月5日/3,990円&br()ダウンロード版プライスダウン:同日/2,100円|~| |>|>|CENTER:''[[ファイナルファンタジーシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/267.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 [[FFIV>ファイナルファンタジーIV]]の計6回目((PS・WSC・GBA・DS・携帯アプリ・本作。厳密にはSFCイージータイプも含めて7回目か。))の移植作品。長らくFFIVに関与してきた時田氏は監修に留まり、[[リメイク版サガ2>サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY]]・[[サガ3>サガ3時空の覇者 Shadow or Light]]や[[キングダムハーツ外伝作>キングダムハーツ バース バイ スリープ]]のスタッフが中心となって開発した。 ~ 本作は[[バグまみれで悪名高いGBA版>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/83.html]]をベースに再調整したリメイク作である。といっても、本作はGBA版のような酷いバグはほとんど無い。~ また『FFIV』だけでなく初のパッケージ化となる続編『[[ファイナルファンタジーIV THE AFTER YEARS -月の帰還- >http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/439.html]]』とのカップリング移植となっている(PVではアフターがメインと位置付けられていた)。~ これに加え、両作をつなぐ短編シナリオ『Interlude』が追加されている。ちなみに「IV本編をクリアしなければアフターをプレイできない」という事は全くない(最初から『IV』『Interlude』『アフター』の3つが選択可能)ので、最初からアフター目当てのユーザーにもお勧めできる。~ 発表当初は当然ながら「またFF4を出すのかよ!」と非難轟々。さらにグラフィックも『[[PSP版I>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/843.html]]・II』同様に「RPGツクール臭い」と言われ、挙句開発中の画面写真から『[[FFXIV>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1265.html]]』同様の濁点が半濁点になるという謎の誤植(通称ポ聖言語)が見られるなどで、これまでの移植作の経歴(バグだらけのGBA版、明らかにユーザー層に合っていない高難易度のDS版)と近年のスクエニの不評と相まって発売前からクソゲー認定するユーザーが非常に多かった。~ しかし、いざ発売されてみれば、細かいところで不満はあるもののGBA版や[[DS版>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/266.html]]のような深刻なバグは見当たらず(全く無いわけでもないが)、むしろ良質な移植作品であることが判明し、見事汚名を返上した。 ---- ***好評点 -戦闘テンポや画面切り替えなどがスピードアップし、快適さが大幅に向上した。 --テンポの良さは歴代リメイク作の中で随一との声も多い。 -オートモード(キャラクターそれぞれが前に入力したコマンドを自動で選択してくれる)の追加。 --さらに倍速も可能。 -BGMがSFCオリジナル音源とアレンジ音源のどちらかに選択可能。 --ただし、アフターではオリジナル音源にしていても一部の曲が強制的にアレンジとなる。~ これはアフターでは新規収録されている曲があるため。 -追加要素はGBA版を基準としているためか、それらの好評点も持っている。 --モンスター図鑑、追加ダンジョン、メンバーチェンジなど。 --また本作の『アフター』の設定も、『赤き翼』が『赤い翼』に戻るなど、DS版設定ではなくGBA版(SFC版)基準の設定になっている。 -ATBバー満タン時に順番飛ばしが可能となった。 -「コマンド実行→入力可」だけでなく「コマンド入力→実行」までの時間もATBバーに表示されるようになった。 -敵モンスターのアイテムドロップ率が全体的に向上(人によっては実感は薄いと言われているが)。 --『アフター』のチャレンジダンジョンでのレアアイテム出現率に至っては100%(システム上、一部除く)となっている ---その代わり、Wii版で可能だった一部レアアイテムの複数回収はできなくなった。 -モンスター図鑑が複数のプレイデータからの引き継ぎが可能となった。 --これにより取りこぼしがあっても、以前のデータをロードしてバトルに勝てば登録できるなどありがたい救済措置が取られている。 ***不評点 -仕様の統一が中途半端 --原作では『IV』の魔法表示列は本来3列なのだが、『アフター』が2列表示であるためか、それに合わせて本作での『IV』も2列となっている。 --また、何故かアイテム所持の上限が『IV』ではSFC版同様の有限式なのに『アフター』では無限となっている。 ---携帯アプリ版『IV』は『アフター』同様無限式だった。恐らく本作はGBA版がベースのため有限に戻ったと思われる。 --『IV』では防御とチェンジがそれぞれコマンド欄右左別々に位置していたが、本作では『アフター』に合わせてかコマンド欄右に纏められている。 --他にも矢の仕様など、細かい不満点は多い。 -全員集結後のパーティ外成長とランダム成長が廃止。 --ただし、ランダム成長に関してはSFC版時代から非難の声もあった為、評価する人も。 --問題はランダム成長と共にパーティ外成長が廃止されたこと。ランダム成長要素があればレベルアップ毎のステータス吟味のため、パーティ外成長廃止に意義があるが、ランダム成長要素が無い作品においてパーティ外成長の廃止は、経験値稼ぎの手間を増やす不満点にしかならない。~ つまり同時に廃止されてしまったのが問題となっている。 //パーティ外成長はともかくランダム成長を廃止したのは評価点だと思うけどな。 --上記のランダム成長廃止はアフターの方で、本編ではランダム成長は残っている。こっちはこっちでパーティ外成長もある上ソフトリセット後再ロードまでの時間が長く、吟味が非常にやりにくくなっている点が不満点となっている。一方アフターの方はキャラの総数が最大22と非常に多いため、ランダム成長の廃止を評価する声も多々ある。 -概要にも書かれているが、PSP版I・II同様「グラフィックがRPGツクール臭い」と言われ不評。 --ただし、街やダンジョンなどの地形・風景グラフィック自体は公式で売りにしている通り緻密に作られており、かなり出来がいい。 --厳密な不評点はキャラドット絵と言うべきか。携帯版同様にして欲しかったという声は多い。 -攻撃時など一部の効果音の出来が悪い。 -ファイガ、召喚魔法、メテオなど一部魔法の演出時間が長く、サクサクとバトルを進められた魅力を殺いでいるという意見もある。 -一部のバンド技の演出が非常にショボくなった。 -ギャラリーで閲覧できるイラストレーション(拡大時)の解像度が低い。 ---- **総評 これまで何かしらの難点を抱えていた『FFIV』の移植・リメイク作の中では抜群の完成度を誇り、まさに汚名返上と言える内容。~ また、単体でパッケージ化する可能性があった続編『アフター』((実際、本作の前にWiiウェア用ソフト『アフターイヤーズ』として移植されている。))と纏められており、その上でおまけとして短編『Interlude』も追加されていることは特筆に値すると言ってもいいだろう。~ しかし『IV』とのカップリングにしたことが思わぬ墓穴を掘ることとなり、ユーザーからは駄目移植の「前科」と『またFFIVが移植される』ことばかり注目され、売りの一つであった肝心の『アフター』はほとんど無視されるという事態となってしまった。ある意味販売戦略上のミスと言えなくもない。極端な話、カップリングにした事そのものが正当な評価をされていない要因となった感もある。 ***余談 -謎のアイテム「さむい……」 --ミシディアの村にいる状態で決定ボタンを押しながら民家に入るとモンスター入りの宝箱を突如開けてしまい、何故か戦闘になる。その時出てきたモンスターを倒すと手に入るアイテム。それが「さむい……」である。何故か''3375158ギル''という超高価格で売れる。 ---恐らくデバッグ用のアイテムとモンスターだと思われる。進行を阻害する訳でもなく、ギルを手軽に手に入れたい人には有用なバグなのでそれほど問題視はされていない。 -----
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