「スーパーファミコンウォーズ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
スーパーファミコンウォーズ - (2011/07/01 (金) 21:59:01) の最新版との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
*スーパーファミコンウォーズ
【すーぱーふぁみこんうぉーず】
|ジャンル|シミュレーション|~|
|対応機種|スーパーファミコン・ニンテンドウパワー|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|インテリジェントシステムズ|~|
|発売日|1998年5月1日|~|
|定価|2,100円|~|
|プレイ人数|1~4人|~|
|セーブデータ|3個(バッテリーバックアップ)|~|
|備考|バーチャルコンソール:2010年2月16日より配信/800Wiiポイント|~|
----
#contents(fromhere)
----
**概要
FCの戦略シミュレーション「ファミコンウォーズ」の新作に近いリメイク。~
携帯機の「ゲームボーイウォーズ」シリーズを含めると4作目、含めないと2作目となる。~
実は初代から10年もの間を空けられての発売。
**ルール
基本的に「[[ファミコンウォーズ]]」と同じ。
mapのマスはGBウォーズのヘックスからファミコンウォーズのスクウェアに戻る。
**特徴
-FC版(以降、「前作」と表記)で挙げられた不満点は軒並み解消・調整されている。
--CPUの思考時間はハードの性能向上に伴い大幅に短縮。「高速モード」ではさらに、ユニットがマップ上を移動する速度も向上。~
戦闘・占領アニメのオン・オフも任意で変更でき、前作で挙げられたテンポの悪さという不満は一気に解消。
-ユニットの詳細な情報の開示。
--ユニット同士の相性、反撃の可不可など詳細なデータをボタン一つで閲覧可能。本来なら攻略本に載っていてもおかしくないレベルの~
情報がステータス画面で普通に公開されている。
-「列車砲」や「戦闘ヘリ」など新ユニットの追加・性能の調整。
--前作では「戦車A・戦車B」という括りが「重戦車・中戦車・軽戦車」に変更。前作では戦車AはBの完全上位互換だったが、~
今作では「重戦車は攻撃も防御も最高峰だが移動力が低く、軽戦車はその逆。中戦車は両者の中間の性能」といった具合に変更され、~
安い戦車=弱いというわけでもなくなった。
--前作のバランスブレイカー、戦闘工兵は生産に必要な資金が2000→3000に値上げ。量産がしづらくなり、ゴリ押しが利かなくなった。~
戦闘工兵に限らず、一部陸上ユニットは航空・海上ユニットに攻撃できなくなり、様々なユニットの運用が求められる。
-異なる思考パターンや特殊能力を持つ「将軍」システム。
--平均的な戦略の「ヤン デルタ」、歩兵を大量生産する「ヘットラー」、毎ターン資金のボーナスを受けられる「ビリーゲーツ」など、~
特色豊かな面子。同じマップでも将軍が違うと戦略が変わってくることも。
-マップ数の大幅な増加。
--前作のマップを忠実に再現した「2Pマップ」、新マップで列車砲も登場する「ニュー2Pマップ」、同時に4勢力が戦う「4Pマップ」と~
前作の3倍程度の大ボリューム。いずれのモードでも、対人戦が楽しめる(4Pマップでは最大4人対戦が可能)。~
全てのマップを攻略するにはかなりやり込まなくてはならない。
-新システム「索敵」と「レベルアップ」。
--どちらもゲーム開始時に任意でオン・オフが可能。前者はマップが暗くなり、ユニットの周囲にしか敵が表示されないというもの。「偵察車」や歩兵の効果的な使い方が求められる。後者は、ユニットをロストさせずに敵ユニットを倒していくと、レベルが上がりユニットの性能が向上するというシステム。
**賛否両論な点
-ユニットのデフォルメが強すぎる。
--全体的にファンシーなテイストのグラフィック。ステータス画面でテケテケ歩いたり、占領アニメで奮闘する歩兵・戦闘工兵がかわいいという意見がある一方、~
銃と大砲が主役の戦争ゲームでこれはどうなんだという声も多い。戦車などもどことなくおもちゃっぽい気が。
-将軍の強さの格差。
--毎ターン無条件で資金ボーナスが入る「ビリーゲーツ」、自軍の全ユニットのレベルが+1される(レベルアップシステムをオフにしていても)「ミスターヤマモト」~
の強さはチート級。他の将軍は思考パターンが違う程度だったり、特殊能力の効果が目立たなかったりと優遇不遇が目立つ。
--この二人を選べば難易度が易しくなり、初心者対策として成り立っているという声も。ただ、知らずに彼らを敵に設定してしまうと・・・。~
なお、一部マゾゲーマーはあえて彼らを敵に回し、実質上のハードモードを楽しんでいるようだ。
**短所
ゲーム性以外での不満が目立つ。
-マップクリア時の「バンザーイ」×4がなぜかスキップできない。
--随所でテンポが改善されているのになぜこれだけ・・・。
-マップエディットモードが無い。
--骨の髄までしゃぶりつくしたいというファンから挙げられる意見。
-自軍ターンのBGMは自由に変更できるのに、敵軍BGMはゲーム開始時に変更できるのみで以降は固定。退屈な敵ターンこそBGMを変えて気分転換~
したいところなのだが・・・。
-プレイヤー、敵将軍も途中での変更は不可。
--変えたくなったら新たにファイルを作り直すしかない。ファイル数が3つで、ステージも2Pマップ・ニュー2Pマップ・4Pマップの3種類なので~
空きファイルを作りづらい。そもそも、セーブデータを消す事自体に抵抗がある人も多いはず。
**総評
前作の不満を解消し、遊びやすさを追求する一方でゲームバランスも失われていないシリーズの傑作。~
ゲーム全体の雰囲気が軟派になってしまった点を残念がる声もあるが、シミュレーションゲームとしての面白さは一級品。
**余談
海外未発売。本作に限らず、1990年代までの本シリーズは全て海外展開されていない。
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/3670.html]]に移転しました。''