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ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 - (2011/07/16 (土) 22:08:51) の最新版との変更点

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*ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 【どらごんくえすともんすたーずつー まるたのふしぎなかぎ】 |ジャンル|ロールプレイングゲーム|&amazon(B00005OVRU)|&amazon(B00005OVRV)| |対応機種|ゲームボーイ&カラ―共通|~|~| |発売元|エニックス|~|~| |開発元|トーセ|~|~| |発売日|ルカの旅立ち:2001年3月9日&br()イルの冒険:2001年4月12日|~|~| |価格|6,400円(税抜)|~|~| |>|CENTER:''[[ドラゴンクエストシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/269.html]]''|~|~| **概要 『[[ドラゴンクエストモンスターズ~テリーのワンダーランド]]』の続編。『VI』のスピンオフだった前作に対して、本作は主人公が完全オリジナルとなった。『ルカの旅立ち』『イルの冒険』の2バージョンが存在する。 ---- **特徴 ''ゲームの目的'' >牧場を営む両親とともにマルタの国に引っ越してきたルカとイルの兄妹は、ひょんなことからカメハ王子とワルぼうに出会い、争いになるうちに「マルタのへそ」を壊してしまう。~ 「マルタのへそ」はマルタの生命力を閉じ込めている大事なもの。このままではマルタが海に沈んでしまう! とっさにフタの代わりになったワルぼうは、モンスターマスターに「へそ」の代わりになるものを探してもらおうとするが、普段の行いのせいで誰にも信用してもらえない。~ 困ったワルぼうに頼まれたルカ/イルは、モンスターマスターとして「へそ」の代わりになるものを探すことになった。 -本作の舞台は前作でライバル国として登場したマルタの国。『ルカの旅立ち』では兄のルカが、『イルの冒険』では妹のイルがモンスターマスターになって異世界を冒険する。 --異世界はフィールドマップになっており、町や城、ダンジョンなどが存在する。ここが前作との最大の違いで、異世界で起こるさまざまな問題を解決していき、全ての問題を解決すると「へそ」の代わりになりそうなアイテムが手に入り、その異世界はクリアとなる。''『VII』の「石版システム」に近い''と言うと分かりやすいか。 --最後の異世界に行くまでに手に入るアイテムはどれも「へそ」の代わりにはならないが、ワルぼうの力で「ものを壊す」「海を渡る」「空を飛ぶ」など新たな能力が手に入る。 --全ての異世界をクリアすると無事に「へそ」の代わりになるものが見つかり、ゲームもクリア。以降は前作同様モンスターの育成や対戦、新たな異世界への冒険がメインとなる。 ''ふしぎなカギ'' -本作で異世界に移動するために必要なアイテム。井戸の底にある「ふしぎなドア」にカギを差し込むと、そのカギに対応した異世界に行くことができる。メインストーリーに登場するカギは最初から名前が分かっているが、クリア後に手に入るカギの中には名前が分からないものもあり、「カギ鑑定士」に鑑定してもらうことで使えるようになる。 --正体が分かったカギには「なぞのスライムのカギ」「ひみつのはなぞののカギ」のように名前がつけられる。この名前には法則があり、例の場合は「なぞの」「ひみつの」がそのカギのレア度(出現モンスターの強さ・レア度に対応する)を、「スライム」「はなぞの」が出現モンスターの種族をあらわす。 --これらのカギの世界にも町や城、ダンジョン、ボスモンスターなどが存在し、ボスモンスターを全て倒すまではその世界のモンスターを仲間にすることはできない。 --カギの世界は自動生成で作られるため独自のイベントはなく、住人やボスのセリフは何パターンかからの使い回しである。また、同じ名前のカギでもマップの構造や出現するモンスターが異なることがある(このあたりは『IX』の「たからのちず」に似ている)。 ''モンスター・特技の追加'' -モンスターは新系統「水系」と新モンスターの追加で、全312種となった。 --水系が追加されたことで、前作では出番がなかった海のモンスターが登場。陸上組に比べると地味なラインナップだが、水系のモンスターはバランスよく能力が成長するため、パーティを組むときには重宝する。 --前作の各系統の最強モンスターを超える種族が登場。その結果、「しんりゅう」など一部の「最強モンスター」が他国マスターから奪えるようになった。 --????系でも「しん・りゅうおう」「ジェノシドー」「アスラゾーマ」「サイコピサロ」など歴代魔王がパワーアップしたオリジナルモンスターが追加された。 -「つなみ」「てっぽうみず(→かんけつせん)」などの水系特技や、「ふういんのいのり」(自分にかけられた特技を封印して誰にも使えないようにする)「みずのカーテン」(1ターンだけ敵の特技を全て無効にする)などの対戦で効果を発揮する補助特技、「おつかい」(ランダムでアイテムを買ってくる)「みみうち」(その異世界にいるモンスターが分かる)「くちぶえ」「フェロモン」(モンスターを呼び寄せる。フェロモンは異性のみを呼び寄せる)などの移動補助特技が新たに追加された。これに合わせて一部のモンスターの覚える特技が変更されている。 ---- **評価点 ''やりこみ要素・隠し要素の増加'' -メインストーリー以外のやりこみ要素も充実している。「モンスター格闘場」「まものずかん」の他にも… --前作同様、モンスターを一定種類以上集めるとイベントが発生。カメハ王子と勝負したり、王様からおたずねものを捕えるミッションを受けたりする。 --ゲームクリア後も「ふしぎなカギ」を入手することができる。クリア後のカギには名前が確定しているものとダンジョンの宝箱や格闘場の景品として入手できる名前の分からないものがあり、前者の中には『ルカ』『イル』のどちらかでしか入手できないものもある。 --異世界のダンジョンでたまに手に入る「ゆめみるタマゴ」。何が生まれるかは分からないが、さまざまなアイテムを「お供え」したり他のプレイヤーと交換を繰り返したりすることでレアなモンスターを入手できる可能性がある。 --ゲーム序盤で出会う内気な少女。彼女にぶちスライムをプレゼントしてしばらく経ってから会いに行くと…? --前作のメインキャラクターであるテリーとミレーユがゲスト出演している。 --通信対戦で協力プレイをしたとき、双方が特定の特技を出すことで「連携特技」が使える。連携特技の中には「メドローア」「だいちざん」など''『DRAGON QUEST ダイの大冒険』のオリジナル呪文や技を再現''したものもあり、ファンを驚かせた((ちなみに、本作で追加された呪文「マホイミ」も『ダイの大冒険』に由来するものと思われる。ただし、本作での効果は「自分のMPを味方に分け与える」となっており、『ダイの大冒険』とは効果が異なる。))。 **残念な点 ''前作の問題点がそのまま残ってしまっている'' -''「配合を繰り返すとモンスターの個性が消える」「耐性が強化されると攻撃呪文が無価値になる」といった問題点は前作のまま''で、育てれば育てるほど殴り合いの戦いに。これは育成系のゲームではいたしかたのないことなのだが、ナンバリング作品でも批判されていた「呪文の無価値化」がいっそう進んでしまっているのは残念である。 ''新モンスター・ドークのショボさ'' -????系の新モンスターで、メインストーリーではラスボスをつとめる。敵として戦うときにはギガスラッシュを連発するなどけっこう強いのだが、仲間になったときに覚えるのは''ギラ・イオ・ちからをためる''と、ギガスラッシュのギの字も出てこないばかりか、????系にしてはショボいものばかり。パラメータ・耐性も????系の中ではかなり弱い。 --しかもこいつの入手方法が''小さなメダル10枚と交換''。確かにメダル集めは大変だが、''ラスボスが景品''というのはいくらなんでも…。 ''あまり意味のない2バージョン商法'' -『ルカ』『イル』の違いは異世界や格闘場に出現するモンスターが違うこととクリア後に入手できるカギが違うことぐらいでストーリー進行は全く同じ。出現モンスターの違いも「その異世界には出てこない」というだけでクリア後のカギの世界や配合で簡単に入手できる。ポケモンと違って1本のソフトでもモンスターがコンプリートできる以上、2バージョンである必要がない。 **余談 -本作は2バージョン同時に発売される予定であったが、不具合が生じたために『イル』の発売が1ヶ月近く延期された。このためか、『ルカ』が''約113万本''を売り上げたのに対して『イル』の売り上げは''約38万本''と3倍近い差が生じてしまった。発売時期がずれてしまったことが最大の原因だろうが、上記のとおり2バージョンである意味がほとんどないことも案外影響しているのではないかと思われる。 -本作のマルタ国王は温厚で誠実な人物なのだが、前作ではタイジュ国王のライバルとしてストーリーの合間に嫌味を言いにくる人物だったため、若干違和感を感じてしまう((後にPSで発売された『1・2』のカップリング移植ではマルタ国王のグラフィックが『2』のものに統一されているため、さらに違和感を感じる))。
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