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ダライアスバースト アナザークロニクル - (2011/10/04 (火) 03:49:11) の編集履歴(バックアップ)


ダライアスバースト アナザークロニクル

ダライアスバースト アナザークロニクルEX

【だらいあすばーすと あなざーくろにくる】 【だらいあすばーすと あなざーくろにくるEX】

ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 アーケード(Taito Type X2)
発売元 タイトー
開発元 ピラミッド
デフォルトプレイ料金 1クレジット(残機3):200円
稼動開始日 2010年12月17日
ダライアスシリーズリンク
  • 備考:2011年7月29付のアップデートにより、ゲーム名が『ダライアスバースト アナザークロニクルEX』に変更された。


概要

PSP版『ダライアスバースト』発売から7カ月後の2010年7月30日、『バースト』のアーケード版『アナザークロニクル』のリリースが発表された。
単なるアーケードへの逆移植にとどまらず、「ハーフミラーによる32:9の2画面モニタ+ボディソニック搭載+最大4人同時プレイ可能」という、ダライアスとしては『II』以来21年ぶりとなる大型筐体を採用するという情報は衝撃をもって迎えられた。

「シューティングゲームサイドVol.1」のスタッフインタビューで「大昔のシューティングの文法をそのまま入れると今の時代に合わない」と二人のプロデューサーが語るとおり、ファンサービスだけでなく随所に新しい取り組みを導入。年配のシューターを主なターゲットとしながらも新しい世代へのアピールも行っている。
定期的なオンラインアップデートによってバランス調整とバグ修正が行われており、第3回アップデートでは新ステージとボスの追加もされ、さらにバージョンアップ版『EX』の電撃発表など、今後の発展が期待されるタイトルである。

なお、今作のストーリーはPSP版の6年後という設定で、Ti2とリーガが惑星ダライアスの危機を救った後の本格的な反攻作戦を描いており、プレイヤーは名も無き1パイロットとしてゲームに参加する形となっている。PSP版でも影が薄かったTi2とリーガだが、今回は設定で語られるのみとなっている。


PSP版からのシステム改良・変更点

  • 振り向き機能
    • 『II』『G』ではボス戦に限り自機の向きが自動で変化した。今作では振り向きボタンを押すことでステージ中でも随時反転が行え、後方への攻撃・バースト照射が可能。後方から出てきた敵の処理や、敵の後ろに回り込む芸当も出来る。むしろ高難度ゾーンでは反転を上手く使わないと苦しい局面が多い。
  • 演出の強化
    • 攻撃・爆発等のエフェクトが派手になり、背景にもより変化がつけられ、ボス戦の演出も変更された。「劇的に変化したというほどではないが、プレイしていると結構違いを感じる」レベルの改良が随所に施されている。
    • F ZONEとH ZONEでは『外伝』のゴールデンオーガ、『G』のディメンションダイバーのようにボスが背景にまぎれて現れる演出も。
  • バーストカウンターの難易度低下
    • 敵のバースト発射時にはソナー音が三回鳴り、これに合わせてバースト砲の上下部分に準備マーカーが大きく表示される。格段にタイミングを計りやすくなった。
  • 点数システムの変更・スコア欄の拡大
    • 倍率レートのシステムは変わらないが、本作では機体ごとに最大レートが設定されている。バースト搭載機は最大16倍、非搭載機は最大60倍である。
      • 非搭載機の倍率は4つ刻みで上限する。つまり、搭載機と同じ16段階で変化することになる。
    • 通常バーストは相変わらず燃費が悪いが、これで敵を倒すと4倍、カウンターバーストで敵を倒すと6倍の倍率補正がかかるようになり、スコアアタックの楽しみが大きくなるとともに通常バーストにも明確な使用意義ができた。クリア優先なら設置バーストで敵を焼き払い、スコア重視なら通常バーストを小出しにしていくということになる。
      • PSP版の項で挙げた「素点1000点の敵をレート16倍の状態で倒す」シチュエーションの場合、通常ショット・設置バーストでは16000点、通常バーストだと64000点、カウンターバーストの場合は96000点が得られる。
    • ZONEクリア時にはアームボーナスに加え、ボス撃破に要した時間からタイムボーナスが入る。更に全面クリア時にノーミスだったプレイヤーには10000000点のノーミスボーナスも加算される。
    • 慣れるとカンストしやすかったスコア欄の桁数は引き上げられ、カンストバグも修正されている。
  • 多人数プレイ向けの調整
    • パワーアップアイテムの取りあいを防ぐ為、誰かがアイテムを取得するとその場所に数秒間光輪が出現し、それに他プレイヤーが触れると同アイテムを取得できるようになっている。
    • 2機以上が設置バーストでバーストビームを交差させると、強力な収束ビーム「バーストリンク」が発生する。

『EX』でのシステム改良・変更点

  • オリジナルモードのスコア集計方式変更
    • これまで、難易度別(開始ゾーン別)で集計されていたランキングが、最後にクリアしたゾーン別の最終ゾーン別集計に変更された。
  • さらなる新機体
    • 後述の「アサルトシルバーホークバースト」が新たに登場。また、クロニクルモードで先行して登場していた「セカンド」「外伝」がオリジナルモードでも使用可能になった。
  • クロニクルモードのエリア解放条件緩和
    • 残機無限エントリーでプレイしてもエリア解放が可能になり(一部不可能のエリアもある)、気軽に難関エリアに挑めるようになった。

新機体

PSP版のレジェンド・ネクスト・オリジンに加え、新たな機体が選択できるようになった。更にPSP版に存在した3機体の性能も調整されている。

  • フォーミュラシルバーホークバースト:新たなバースト機関搭載機。巨大な前方三枚翼が目立つ、チューリップの様な攻撃的なフォルムが特徴。
    • ネクストと同じ誘導ボム・レジェンドと同一のバーストユニットを搭載。ショットの威力はバースト機最強、ネクストでは最大3連射だったボムは最大4連射となっている。更に移動速度も速い。一方でショットの射程が非常に短く、ミサイルは1画面分、ウェーブではミサイルの1/2程で消滅してしまう。
    • バーストビームの方向転換は、レジェンドと同様の「自機の反対方向に向きを変える」タイプ。
      • 敵に接近する必要はあるが弾切れが起こらず、他では振りきれない攻撃も回避でき、慣れれば強力な味方となる機体。実際オンラインスコア集計の無差別部門では本機が上位を占めている。中級者以上向けのスコアアタック機と言えるだろう。
  • オリジンシルバーホーク:初代ダライアスに登場したシルバーホーク。PSP版にも登場したが、『アナザークロニクル』では性能が大幅に調整・強化され、ほぼ別物と化している。
    • バーストユニット非搭載という点は変わらない。だがショットの威力はフォーミュラ以上に強化され、ウェーブは敵を貫通する仕様に戻った(弾切れも増えた)。ボム発射はバーストボタンに割り振られ、殆ど無意味だが「ショットのみ」「ボムのみ」の撃ち分けが出来るようになっている。
    • 前述の通り、バースト非搭載の関係からスコアレートは最大60倍まで引き上げられている。バーストを使った点稼ぎが面倒だというプレイヤーはこちらを。
    • PSP版では不利な要素ばかりの上級者向けハンデ機体であったが、『アナザークロニクル』では攻撃力向上により実戦的な機体となっている。
  • セカンドシルバーホーク:『ダライアスII』に登場したシルバーホーク。
    • やはりバーストユニットは非搭載だが、「波動弾+前方拡散ミサイル+8方向緑レーザー+超連射ボム」の装備で広範囲を焼き払える大火力を有している。緑レーザーは地形を貫通し、バーストビームを遮る事が可能。ボムは残念ながら転がらない。オリジンと同じくボムは撃ち分け可能、スコアレートも同じく最大60倍。なお外見はオリジンと同じ。
    • 『ダライアスバースト アナザークロニクル』では、クロニクルモードの一部エリアでのみ使用可能だったが、『EX』ではオリジナルモードでも使用可能となった。
  • 外伝シルバーホーク:『ダライアス外伝』に登場したシルバーホーク。
    • 武装はほぼ原作を再現。クロニクルで初登場した際の武装は「赤ウェーブ+白玉+サーチ弾+誘導ボム」と、『ダラ外』のお約束とも言える最強形態一歩手前の状態を再現している。連射速度は早く、貫通するウェーブで敵の姿と攻撃が見えにくい。ある意味タイトーの自虐ネタかとも思える機体。
    • スコアレートは最大24倍、バーストユニットは非搭載。代わりにバーストボタンには「ブラックボールボンバー」が割り当てられ、バーストゲージ満タンの状態で発射できる。なお、無敵時間・敵の吸引エフェクト・炸裂後の稲妻ダメージはいずれも無くなってしまった。ちなみに、こちらも外見はオリジンと同じ。
    • セカンドと同様『EX』へのアップデートの際に、オリジナルモードで使用可能となった。オリジナルモードでは、ショットが最終状態よりもひとつ手前の方が強く設定されているが、これは『ダライアス外伝』に倣ったものである。
  • アサルトシルバーホークバースト:『EX』で追加された新たなシルバーホーク。
    • バーストビームの代わりに新兵装「スパークバースト」を装備。バーストゲージが一定以上の時にバーストボタンを押すと前方に発射され、敵弾を消去しながらゆっくりと飛んでゆく。飛行中にもう一度バーストボタンを押すとその場で大爆発して、広範囲の敵に大ダメージを与える(この時、巻き込んだ敵や敵弾に応じてバーストゲージが大きく回復する)。
    • 敵のバースト砲を受けた瞬間に発射するとカウンターバーストが成立。通常よりも判定が大きく強力なスパークが発射される。

ゲームモード

本作では二つのモードを選択する前に「デフォルトエントリー」か「残機無限エントリー」の残機設定を行う。
「残機無限」はクレジットを規定数投入することで選択可能となる(デフォルトでは4クレジット800円。100円設定の店では600円が主流の様だ)。プレイ中の残機が無限となり、どんなに下手でもクリアすることが出来るようになるが、オリジナルモードのスコアは記録されない。大勢でワイワイ遊びたいときや、初見のルートの偵察などに使える。 また、1クレジットにつき支給される残機は3機だが、多人数プレイを行う時、残機はプレイヤー間で共有される(3クレジット投入した2人プレイならば、2人で9機が共有される)。

オリジナルモード

  • PSP版のアーケードモードに相当する、樹形図状ルートを攻略していくモード。今回はスタートするゾーンをA ZONE(EASY)、B ZONE(NORMAL)、C ZONE(HARD)の3つから選択し、計3つのゾーンをクリアしていく形になっている。
    • ゾーンはAからLまで、合計13。ルートごとの難易度はPSP版と同じく、樹形図上方のゾーンほど優しく、下に行くほど難しくなる。
      • なかなかに初見殺しが多めの構成であり、更に復活時のパワーダウンは発生しないがアーム枚数がゼロになるため一度ミスするとずるずるとやられてしまう事も多い。ただしパターン自体はゲームの短さもあって覚えやすく、集中力も維持しやすい。操作方法と対処法を一度覚えれば何とかなる。
        2011/2/16のアップデートにおいてA-D-Hルートの難易度が大幅に引き下げられた(復活時にアーム1枚追加・Dボスの体力10%減・H道中に青玉一つ追加)ため、最初はここでコツを掴むのが吉。
    • 一番難易度の低いA-D-Hルートのソロプレイ・ノーミスでの所要プレイ時間は大体14~16分ほど。ルートによっては20分程の長さになるものもある。道中の長さはピンキリだが、全体的にボス敵が長期戦化しがち。
    • 制作側ではクロニクルモードをプッシュしており、計5つのエンディングはクロニクルへの「繋ぎ」ととれる内容が多い。タイトー恒例の鬱エンドも紛れ込んでいる。

クロニクルモード

  • PSP版のミッションモードを発展させた本作の「核」となるモード。ベルサー軍に制圧された1300あまりのステージで構成される星系群を開放していき、新たなステージを開いていく。
    • 最初に星系を選択し、次にその中のエリアを選び、指定された条件でミッションをクリアしていく。星系内にある「拠点エリア」を攻略すると新たな星系への侵攻が可能になる。エリアの解放状態は筐体ごとに記録され、プレイヤーは皆で協力しながら(そして筐体に自分の名を残しながら)自分の店舗を開放していくことになる。
  • 用意された膨大なエリアには「1機失うと即失敗」「パワーアップ制限」といった縛り設定や、「2人プレイ限定」「ボスラッシュ」といった変則設定、多種多様な「亜種ボス」、最大のサプライズである「過去のシリーズで登場した音楽・シルバーホークの登場」等のやり込みシューター向けのフィーチャーが揃っており、攻略を続けるモチベーションを保っている。
    • 過去作からのゲスト機体参戦時には、参戦元のステージBGMは勿論、ゾーン移動時の音楽、ボス戦前の警告音までもが使用されるファンサービスが用意されている。シルバーホークにも原作を再現した武装が用意されており、過去作をやりこんだ人にはたまらないだろう。
  • エリア初解放やランクインを記録した際のネームエントリー画面では「ダライアス世界の戦場カメラマンが記録した」という設定の画像「戦場記録」が表示される小ネタも。
  • なお、星系やエリア名は実在の地名やゲーム関連用語、人物のアナグラムとなっている。
  • 第3回アップデート「Unlock A」において、500の新ステージが追加された。

新たな敵

  • 道中の敵は数が非常に多く、小型の雑魚が次々群がってくる様子はまさに魚群。一部では「弾幕ならぬ敵幕」とも。
    • 敵の数が多いため、必然的にPSP版よりもバーストゲージを持続させやすくなっている。多数の敵をなぎ払う機会が多く、強化された背景演出もあって、高速で飛び出してくる雑魚を設置バーストで迎撃する快感を存分に味わうことが出来る。
  • 全てのエリアには異なるボスが配置されるようになり、新ボスも登場。更に基本となる巨大戦艦をベースに改良を加えた「亜種ボス」も多数存在する。クロニクル限定のボスも含めると、ボスは合計で33種類が登場する。
    • 『G』でも2種類づつのボスバリエーションが用意されていたが、今作では殆どのボスに2種類以上最大4種類のバージョンが用意されている。見た目や攻撃がかなり違うものも多く、この「新しいボスを探す」という点もクロニクルモードの楽しみの一つとなっている。
    • なお、現在のところ本編には未登場だが、ミラージュキャッスルの亜種として「スチールスピン」が戦場記録で確認されている。*1
+ オリジナルモードの新ボスを紹介
  • C ZONE:ハイパージョー…モチーフのゴブリンシャークらしい細身だが、ダメージを受けると逆にパーツを装着していくSTG史上でも珍しいボス。攻撃は一見激しいがミサイルで相殺できる。前触れ無く飛ばしてくる顎には注意。
  • E ZONE:エンシェントバラージ…シリーズお馴染みのカメが復活(今回はタイマイ)。バーストビームを遮断する屈折レーザーと、バーストビームを弾くバリアの反撃ビームは中級者の大きな壁となる。コイツ自体の体が大きいのも厄介。
  • G ZONE:ブライトリーステア…頭部が透明な深海魚・デメニギスがモチーフ。空間雷撃や大型弾の弾幕などトリッキーな攻撃が特徴。しかし最難関ルートのボスであるわりには妙に弱い。カメやハリセンボンがいたら阿鼻叫喚のルートになることは間違いないが…。
  • H ZONE:バイオレントルーラー…ダンゴムシが海に潜った様な甲殻類・ダイオウグソクムシがモチーフ。どことなく『外伝』のクラスティハンマーを彷彿とさせるアクションを見せる。「暴君」の名に恥じぬ暴力的な攻撃が特徴だが、そのどれもに明確な対処法が存在する、最易ルートのラスボスにふさわしい絶妙な強さを持つ。
  • PSP版からのボスもバランス調整が行われている。
    • 例えば、ハングリーグラトンズの子ピラニアは数も耐久力も増え、グレートシングの屈折ホーミングレーザーは誘導性能が下げられている。
  • 大画面化に伴い、PSP版では画面から見切れてしまっていた巨大戦艦たちは(グレートシングを除けば)全て画面内に収まるようになった。必然的に自機の移動範囲も広くなり、正面からではきつくても、背面や側面に回りこめば楽に戦える相手も出てきた。勿論それを見越して全方位に激しい攻撃を行ったり、巨体で逃げ場所を塞ぐボスもいる。
    • ボスは全体的にPSP版より大型化(アイアンフォスルとグレートシングが分かりやすい)。とりわけグレートシングは画面を埋め尽くしてなお全身が収まらない。

追加BGM

  • PSP版で使用された楽曲に加え、アレンジサウンドトラック「WONDER WOULD」に収録された曲や幾つかの新曲、過去作の音楽など、多彩な曲が揃っている。
    • 土屋氏作曲の完全新曲『組曲 光導』は今作のもう一つの注目点。A-D-Hルートで使われるこの曲は「組曲」と冠せられた通り6つの楽章から構成されており、これらがA ZONE→ZONEセレクト→D ZONE→ZONEセレクト→H ZONE→エンディングにかけて途切れなく流れ続ける
      • 『II』の「say PaPa」や『外伝』の「VISIONNERZ~幻視人~」は単純に1つの曲を流し続けているだけであるため、プレイ状況によって転調のタイミングがずれる事があった。
        「光導」は最初から曲を明確に区切り、ゲームオーバー時には音楽を止め、ボス戦では特定の地点でループさせ、撃破時には爆発効果音とフェードイン・アウトを上手く使うことで、どのようなプレイスタイルでも切り替えが自然に行われるよう工夫されている。ステージとのシンクロ率も高く、ボス戦でも(第一ループのみだが)曲に合わせて攻撃が行われる。1回のプレイ中全てに流れるスケールの大きさや、細かく気配りされたタイミング調整という点においては、シリーズ随一の楽曲と言っていいだろう。
      • 評判は上々であり、初心者はもちろんのこと、グレートシングやクロニクルの攻略に挑む上級プレイヤーの中にも「一休みにちょうどいい」とA-D-Hルートを好んでプレイする人がいるようだ。「一番簡単なルートが最もプレイされるであろうから」と目論んで完全新曲を展開した制作陣の判断は正しかったと言えるだろう。
    • K ZONEのボス・ダークヘリオスには第二形態専用のBGMが追加されている。『サイバリオン』ファンには嬉しい変更点。また、クロニクルモードでオリジン機が使用できるエリアでの同ボス及びダークフレイム戦では、その原曲がながれるサプライズも。

筐体について

  • 大型スピーカー2機に加えてシートにはボディソニックを搭載し、重低音と振動でゲームを盛り上げる*2。ボス戦突入時に明滅するモニタ上部の赤い警告灯もプレイヤーを煽ってくれる。
    • ヘッドホン端子は2つで、それぞれボリューム調整可能。コイン投入時に音量が0にリセットされるので「差し込んでも音が聞こえない」と慌てないように。
  • 当初はその価格が危惧された筐体だったが、およそ95万円という低価格だったことは特筆に値するだろう。ちなみに、現在公式サイトではダンボール製の試作筐体の写真が公開されている。
    • 開発の初期段階では(格闘ゲームなどの)汎用筐体を二つ繋げるという案もあったようだ。「シューティングゲームサイドVOL.1」にはそのラフ画が掲載されている。
      • 大量の敵や激しい攻撃が表示されても処理落ちがほとんど起こらないのも、爽快感を高める重要なポイントである*3

難点・賛否両論点

  • デフォルトで200円
    • ただし、最近では100円設定の店も増えてきている。実際、ラウンドワンではほぼ全ての店舗で100円・残機無限500円設定となっている。
  • プレイ時間の短さ
    • 初代『ダライアス』が全7面、『Gダライアス』でも全5面だったのに対し、本作オリジナルモードはわずか全3面。過去作品と比べると大幅に短くなった回転率重視の設計をよく思わないプレイヤーもいる。
      一方で「集中力が持続しやすくテンポがいい」「熟練者に長時間台を占拠されることが無く、待ち時間が短くて済む」と一向に気にしないプレイヤーもいる。プレイ環境の変化を考えると、一概に難点とは言い切れないのかも知れない。
  • 筐体が結構な難物
    • ゲーム自体の問題点とは言い難いが、ハーフミラー採用の宿命として、お店のメンテナンスが不十分な場合は左右の画面が重なり過ぎていたり、ずれている場合がある。またその大きさから設置場所も限られるため、魅力であるボディソニックを故意に鳴らさないように設定しているお店も存在するようだ。
  • スコア集計ルールの変更
    • 2011年2月16日のオンラインアップデートで、クロニクルモードのプレイ人数限定なしエリアにおけるハイスコアランキング集計ルールが「プレイヤー全員の合計スコアをハイスコアとして集計する」ように変更された(それ以前は、最もスコアの高いプレイヤーのスコアがハイスコアとして集計されていた)。つまり、クロニクルモードの全てのエリアにおいて、1人プレイでは4人プレイのスコアに絶対に勝てなくなってしまったのだ。
    • 事前告知は一切なく、意図的な変更ではないバグではないかという推測もあるが真相は不明である。「新ルールの是非よりも、告知もなく途中で集計ルールを変えること自体が許せない」という声も少なくない。
    • また、外伝機が使用できるあるエリアで10億以上のスコアが入る想定外の事態が発生したため、2011年5月16日のオンラインアップデートで、外伝機の最大スコア倍率が60倍から24倍に引き下げられたほか、外伝機使用可能エリアのスコアがリセットされることになった。
      • 同アップデートで、多人数プレイと一人プレイ時の格差を解消するため、クリアボーナスにプレイ人数に対応した倍率をかけるという変更も行われた。
    • 以上のようにクロニクルモードのスコア集計は迷走気味ともいえる。

余談

  • 東日本大震災の影響により、2011/3/31に予定されていた第三回システムアップデートが2011/4/14に延期された。
  • 2011/7/29のアップデートの際に、ゲーム名が『ダライアスバースト アナザークロニクル EX』に変更された。