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マリオカートアドバンス - (2012/04/03 (火) 18:50:40) の編集履歴(バックアップ)
マリオカートアドバンス
【まりおかーとあどばんす】
ジャンル
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レースゲーム
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対応機種
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ゲームボーイアドバンス
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発売元
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任天堂
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開発元
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インテリジェントシステムズ
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発売日
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2001年7月21日
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定価
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4,800円(税別)
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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概要
マリオカートシリーズ3作目。携帯機において初のシリーズ作品でもある。
ハードの性能的にポリゴンを用いた立体的な描写が難しいため、登場キャラクターは『64』を、ゲーム内容は一作目である『スーパーマリオカート』を基にした構成になっている。
また現在は終了しているが、モバイルアダプタGBを使って通信をする事もできた。
評価点
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初めてグランプリにランク評価を搭載
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今作はグランプリで得たポイントを、高い順に☆☆☆、☆☆、☆、A~Eの8段階でランク付けされる。
それまではただコースをクリアするだけで終わりだったグランプリが、これによって1人プレイ時のやりこみの指標となった。
この評価制は後のシリーズにも搭載された。
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シリーズ最多のコース
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GBA版だけで20コース用意されており、隠し要素としてSFC版全てのコースが収録されているので、合計40コースで遊ぶことが出来る。ちなみに最近の作品では最大32個。
ただし、SFCコースは登場するアイテムやキャラクターの性能が原作と違うため、コース内のギミックなどがGBA向けにアレンジされている。
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ちなみにグランプリではGBAコースは3周制、SFCコースは5周制になっている。(フリーランでは3、5周どちらも自由に選択できる)
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最大4人で通信対戦
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携帯機になったことにより、画面を分割せず快適に対戦が出来るようになった。これにより、他人がどのアイテムを持っているかなどがわからなくなり、よりスリルを味わえるようになった。
そして、今作はマルチカートリッジプレイだけでなく1カートリッジプレイにも対応しているため、対戦する誰かが一本でもソフトを持っていればすぐに対戦が楽しめる。
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しかし1カートリッジプレイでは、キャラクターは強制的にヨッシーになり、選べるコースも少なくなる。
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ミニターボの仕様
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SFC版と似た仕様になった。SFC版では成功すればエンジン音がやや高くなるだけでわかりづらかったが、本作ではカート後部にブーストのようなエフェクトが出るようになり、発動した事が視覚的にもわかりやすくなった。
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他のシリーズではドリフト中に左右にハンドルを切ることで発動できるため、直線でミニターボを連続でかけることで無理矢理加速するテクニック、通称『直ドリ』が横行した。
だが今作はミニターボの仕様が変更された上、ドリフト中にカートの向きが固定されず、逆向きにハンドルを入れるとミニターボ発動に必要な「溜め」が中断されるので、そのテクニックは通用しなくなった。
あくまでミニターボはヘアピンカーブを曲がった後のおまけであるという本来の目的を見失わずに実現できている。
同様の仕様は『Wii』でも搭載されたが、そちらにはバイクのウィリーによる加速と言う別の問題点がある。
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その他
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コーナー、S字、Y字路などの案内も表示される。コース表示部分よりも上側に表示されるため邪魔にはならない。
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キャラクターバランスの改善。
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前作の64では、軽量級一強のバランスで、主人公であるはずのマリオが極端に弱く、「マリオカート(笑)」状態となっていたが、本作では軽量級は「最高速が遅め」という設定がよりわかりやすく、実感がわくように、なおかつデータ上でも調整されたので、どのキャラを使っても一定の勝負はできるようになっている。
賛否両論点
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全体的にコース全長が短いため、1試合の時間も短い。特にキノコカップのステージなどは、3周するのに1分かからないステージもある。
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コインの復活
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64で廃止されたコインが復活した。SFC版と同様、グランプリでコインがステージ上に落ちており、これを拾うと枚数に応じて加速する。
しかし、枚数が少ないともちろん不利になり、コインが0枚のまま他のカートに接触するとクラッシュするため、スリリングなレース展開になっている。
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ショートカットの多さ
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今作に収録されているコースは非常にショートカットルートが多い。
ほとんどが少しコースを見渡せば見つかるような可愛いものであるが、「レインボーロード」の外壁がジャンプ台でできていることを利用したショートカットが特に有名。
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ダッシュパネルやキノコによる加速を残したままジャンプ台に乗ると大ジャンプするため、加速→ジャンプ台に乗る→飛んだ先のジャンプ台に乗る→・・・といったルートが発見されているため、極めれば1分以内に3周可能である。
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1VS1&6の対戦になりやすい。
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プレイヤーが1位を独走すると2位だけが速くなり、どうしても1VS1になってしまう。
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またゲームプレイ上では問題ないのだが、CPUがプレイヤーにタイムを合わせようとする仕様になっている。
例えば1周30秒かかるコースで8位のCPUに2周差で勝利しても、8位とは20秒しか離れていないということもよくある。
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難易度が他のマリオカートシリーズに比べて非常に高い。特にグランプリは、初めて搭載しただけあってそれが極目立った。
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グランプリは、普通に優勝するのはそれほど難しくないが、評価システムで☆3つを狙うのは非常に難しい。☆3つを取る例を挙げてみると、コインをたくさんとり、アイテムを使わず、上級者用カートを使い、常に1位を取り続けるというものである。
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逆に減点される要素は、アカこうらを使用、スピンする、路肩を走行、コース外へ転落、障害物や壁に衝突といったものから、ブレーキ、エンジンブレーキ(アクセルを離しての減速)を使用するなど、減点要素だけ妙に多彩。
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特におまけコースが非常に難しく、「チョコレーとう」や「ドーナツへいや」はプレイヤーを苦しめた。
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しかし、☆3つをコンプリートして出るおまけ要素は、タイトル画面が夜に変化するだけなので、評価を気にしなければ何の問題も無く楽しめる。
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劣悪な操作性。
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基本的な動作は問題ないが、ドリフトが恐ろしいほど横滑りする。
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これ以降の作品は「カーブを少々大きめに曲がる」というぐらいにしか曲がらないため、ほかの作品をやってからこれをやるとその操作性に驚くこと間違いなし(悪い意味で)。
総評
シリーズの良いところを残しつつ、携帯機ならではのアレンジを加えた今作はまさにGBAのレースゲーム史上の名作と言える。販売本数もミリオン目前の約94万本を記録。
GBA初期作品ならではの難点などもあり今作に対して不満を持つ人もいるが、高い完成度を誇りつつ気軽に楽しめる作品として現在でもファンが多い。
2D作品として地味な印象も持ち合わせている分、DSなどの後のマリオカートシリーズに影響を与えたところも大きい。