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蒼魔灯 - (2011/08/28 (日) 20:37:42) の編集履歴(バックアップ)
蒼魔灯
【そうまとう】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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プレイステーション
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発売・開発元
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テクモ
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発売日
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1999年12月9日
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定価
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5,800円
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:C(15歳以上対象)
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備考
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ゲームアーカイブス:2009年1月28日より配信/600円
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概要
一作目『刻命館』、二作目『影牢 ~刻命館 真章~』に続くシリーズ第3弾。
システムの大きな改変はないものの、トラップのカスタマイズ・グラフィックの向上など作品の質は全体的に向上している。
特徴
基本的なゲームシステムは『影牢 ~刻命館 真章~』を参照。
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前作と比べて全体的に動作が軽くなっており、よくアクションゲームらしく。コンボのタイミングも早まっている。
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前作では階段を上るだけでもたつくほどもっさりしていたが改善。
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トラップ作成の大幅な仕様変更。
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トラップはメガロックやカビンなどの大別された種類ごとに分かれており、エンブレムやリングといった要素を追加することで
従来の派生トラップに改造することができる。その差は細かく、スプリングフロアなどの移動系トラップは1ブロック単位で調整できるほど。
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トラップ数の大幅な増加。特に「三角木馬」の登場はプレイヤーをあらゆる意味で驚かせた。
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前述の改造システムにより、使用できるトラップの総数は前作の倍以上。また、マップにあらかじめ設置してある仕掛け(倒れる柱など)の種類も増加。
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スイッチに触れることで起動する仕掛けも登場。直に触れるほか、トラップを当てることでも起動できる。
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トラップ派生の一例を初期装備の壁トラップ「アロースリット」で示すと、
サンダーエンブレム・・・帯電し敵を貫通する「サンダージャベリン」
ファイアーエンブレム・・・床に沿って転がり敵を着火させる「ファイアーボール」
コールドエンブレム・・・命中した敵を凍らせる「コールドアロー」
インパクトエンブレム・・・敵を強制移動させる「バズソー」
ライジングエンブレム・・・床に沿って転がり敵を高く打ち上げる「ライジングボール」
カースドエンブレム・・・発光し盲目状態にする「フラッシュアロー」
カオスエンブレム・・・高速で矢を連射する「チェインニードル」
ヘルエンブレム・・・敵を貫通し防御力を無視する「ヘルレーザー」
スレイブエンブレム・・・操作可能な爆弾「ローリングボム」
といった具合で思わず目移りしてしまう、非常にバリエーション豊かなラインナップ。
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練習モード・やりこみ要素の充実。
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課題が与えられゲームを基礎から覚えられる「トラップライセンス」、動かない敵を相手にコンボの練習ができる「フリートレーニング」、
全100問からなる上級者向けの課題「エキスパート」が実装。前作ではトラップの使い心地は実戦で確かめる以外に方法が無かった。また、作成したトラップは
次周に引き継ぎ可能。もちろん従来通り、実戦で高得点を叩き出す楽しみも健在。ヒット数とArk(得点)の上限も拡充されている。特にArk上限は
10万や20万では振り切らないほど。
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エキスパートモードは同社の名作『零~zero~』シリーズに「ミッション」として受け継がれていくことになる。
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難易度は全体的に上昇。遠距離攻撃可能な敵や特定のトラップを無効にする敵が序盤から出てきたりと初心者は苦戦必至。
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中盤以降出現する地獄騎士などは用心しないと一方的にハメられる。
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残虐表現は控えめ。敵を倒した際に血だまりが作られる程度でCERO:Cの割にはおとなしい。代わりといってはなんだが、男女問わず良い悲鳴を上げてくれる。
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この点に関してはさらにパワーアップを求める声も、ないではない。
短所
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ストーリーに一貫性がなく、主人公もそれに流されっぱなしで感情移入できない。ストーリーは二転三転。主人公も目的もそれに釣られて転がりっぱなし。
主人公が自分の意志で戦うのを決意するのはストーリー全体の7分目あたりから。
悲劇的な結末は評価されているものの、途中のお粗末さを払拭するのには至らないようだ。
敵も基本的に悪党とそれに従う悪人ばかりで、シリーズの特徴となる殺人へのカタルシスも薄れてしまっている。
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一応イベントシーンは長めに作られており、ED分岐もある。
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マップクリア後のお楽しみ、DEATH FILEの記述がやや簡略化。
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油タルのような使い方が複数あるものは、どう使っても同じ死因になる。転がしても爆破しても、たとえ油だまりを踏ませたとしても
「油タルにまきこまれて死亡」
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クリア時に「リフトクロー」を装備していると次週に進めなくなるバグがある。エキスパートモードで装備から外せば正常に進行できる。
テクモの商品公式サイトにアナウンス有。アーカイブス配信版でもしっかり再現されているため注意。
総評
練り込まれたシステムという点ではシリーズの完成系といえる作品。トラップ改造の自由度の高さは前作以上の奥深さを醸し出している。高得点を目指すも良し、
難問に挑戦するのも良し、罠に嵌る敵を眺めて悦に入るのも良しとゲーム全体の自由度も高い。
反面ストーリーの評価は低く、シリーズ特有のダークな雰囲気は薄まってしまった。シナリオもシステム同様練り込まれていれば、と悔やまれてならない。