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ソニックカラーズ - (2011/12/27 (火) 10:27:22) の編集履歴(バックアップ)
初版作成者はWii版しか持っていないのでDS版の加筆をお願いします。
ソニック カラーズ
【そにっく からーず】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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Wii、ニンテンドーDS
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発売・開発元
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セガ
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発売日
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2010年11月18日
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定価
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【Wii】6,090円 【DS】5,040円
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ソニックシリーズリンク
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概要
ハイスピードの爽快感でお馴染みのソニックシリーズ。今作では宇宙人の「ウィスプ」の力を借り、様々なアクション「カラーパワー」が使える。
操作は前作『ソニック ワールドアドベンチャー』とほとんど変わらず、サイドステップが一部でしか出来なくなった代わりに二段ジャンプが出来るようになった。ブーストは前作のPS3・Xbox360版と同じ仕様。
シナリオやセリフは今までとは違いアメリカ人ライターが執筆している。
あらすじ
Dr.エッグマンが今までの悪事のお詫びにと宇宙空間に建設した巨大な遊園地「エッグプラネット・パーク」。
しかしソニックは何かウラがあると考え、テイルスと宇宙に向かう。
すると案の定、エッグマンはウィスプの力を世界征服に使おうと企んでいた。
ソニック達は意思疎通が出来るウィスプ「ヤッカー」と共に、エッグマンの野望に立ち向かう。
評価点
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様々なアクション「カラーパワー」
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本作では最初の内こそ普通のソニックだが、ステージを進めてウィスプを助けると各ステージにある半透明だったカプセルが実体化し、触れる事で中のウィスプに対応したカラーパワーをストックできる。
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基本使用しなくても進めるが、スピードもリングもスコアも稼げるので使わない理由はない。
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カラーパワーの一覧
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シアン・レーザー
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ソニックがレーザーになり、一定距離を突っ切る。
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壁や天井に触れると反射し、空中に浮かぶプリズムや地形に埋め込まれたケーブルの端に触れると決まったルートを移動してから距離に関係なく効果が切れる。
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イエロー・ドリル
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ドリルに変身し、地中や水中を自由に移動できる。パイプに触れると高速で移動できる。
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潜れない地形ではそもそも発動しない、地中にいる時に効果時間が切れるとミス扱いになるなど癖が強い能力。
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ブルー・キューブ
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発動するとソニックがブロックに変身、辺り一面に衝撃波で攻撃する他、青いブロックを青いリングに、青いリングが青いブロックになる。
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この能力のみ「一定時間の間ブロックへの変身が任意で行え、変身していない間は普段と同じ行動が出来る」といった効果である。
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グリーン・ホバー
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空中に浮かびあがり、ジャンプボタンを押している間上昇する。
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普段はとても遅いが、リングのそばでブーストボタンを押すとリングのラインを高速で辿って行く。
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オレンジ・ロケット
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ロケットになって、真上にかなりの距離を移動する。
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効果が切れるとソニックが手足を広げてダイビング状態になり、ゆっくりと左右に移動できる。
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ピンク・スパイク
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発動するとソニックが丸まってトゲが生え、壁や天井に張り付ける。
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ジャンプやホーミングアタックは普段通り行える。ブーストボタンを押すと久々のスピンダッシュが見られる。
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パープル・フレンジー
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ソニックが狂暴化し、辺りの敵や障害物を食い尽くす。
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3Dではまっすぐ進めない、2Dではスピードが出過ぎるなど慣れないと苦労するカラーパワー。
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ちなみに発動の際は立木文彦氏が全力でカラーパワー名をシャウトしてくれる。「レェーザァー!」「ロ↑ケットッ!」「ドリルッ…!」
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ファンシーで綺麗なステージ
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本作の舞台は遊園地であり、しかもアトラクションは惑星一つを丸ごと使ったという設定の為、過去作の街中などと打って変ってとんでもない風景揃い。代表的な物としては見渡す限りが本物のお菓子で出来た「スイートマウンテン」、宇宙空間を舞台にした艦隊のパレード「スターライトカーニバル」など。
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もちろんファンシーなだけでは無く、自然の残る中エッグマンの機械開発が進む「プラネットウィスプ」などソニックシリーズのダークなイメージも損なわないステージも用意されている。
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音楽は惑星ごとに3種類のアレンジが存在。どれもステージのイメージにぴったりかつ印象に残る名曲揃い。
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そして目を見張るのが、これらの光景がHDと言われても違和感のない高画質で作られている事である。その割に処理落ちは全くなく、ロードもほとんど気にならない。
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さらに特筆すべき点として、気持ちよく走った先に落とし穴やトゲが設置してあるような、いわゆる「初見殺し」が非常に少ない。
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近年のソニックシリーズでは、覚えゲーとも言えるようなステージ構成が多かったが、今回は初挑戦のステージでもなんとかクリア出来るような配慮がされている。
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気持ちよく走る楽しさ、カラーパワーによる新たな攻略法開拓、スコアアタックといった要素がストレスなく合致した練りに練られた構成となった。
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久々の2人プレイ「ゲームランド」
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本編とは別に、「ソニックシミュレーター」と称した特別ステージが存在する。
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基本的にシンプルな作りだが、あちこちにウィスプのカプセルが配置されているため、ほとんど使い放題と言っても過言ではないくらいにカラーパワーを発揮できる。
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1人プレイでも進めるが、このモードの真価は2人プレイである。カラーパワーを2人が同時に使用すると、1人では使えない隠された威力が引き出せる。
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遊べるステージは最初は少ないが、本編で隠されている「レッドリング」を見つけると遊べるステージが増える。
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全てのステージをクリアすると、本編でスーパーソニックが使えるようになる。カラーパワーが使えない代わりに、ブーストゲージが無制限になるピーキーな性能。
問題点
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ギミックだらけのステージが存在する。
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ソニックの特徴であるスピード感を感じられないアスレチックコースは、他のスピーディなステージと浮いてしまっている。
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オプション周りの劣化。
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近年のソニックシリーズではゲームを進めるとBGMやムービーや設定資料などの要素が閲覧できたが、今作ではそれらをほとんど排除し、ムービーしか見られなくなってしまった。
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あまりに簡潔なシナリオ。
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昨今のソニックシリーズはストーリー重視でシリアスなシーンがあったが、本作は概要でも書いた通りアメリカ人ライターが子供向けに書いた為か、エッグマンと戦うだけという非常にシンプルなもの(ステージで流れるアナウンスも笑いを取りに来ているくらいである。)。
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最後の最後でようやく少し感動できる程度なので、割り切って考えられれば気にならないかもしれないが…
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もっとも、初期作品のような明るい空気に戻ったとも言える。
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ストーリーはともかくとしても、ソニックが微妙なジョークを飛ばす変な性格になってしまった。当然海外でも不満なファンは多い。
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微妙な予約特典
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予約特典はセガが展開するTCAG『歴史対戦ゲッテンカ』のカード、「うつけノブナガ&ソニック」である。…ゲッテンカって何?と言う人にはとことん訳の分からないシロモノである。
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ちなみに海外版の特典はソニックの帽子である。
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欠点とは行かないがエンディングが恐ろしく長く、10分ほどかかる。いわゆる「遊べるスタッフロール」なので感覚的には緩和されてはいるが…やはり長い。
総評
Wiiだけでなくソニックシリーズ全体の集大成にして、映像面でのWiiの性能を出し切った傑作。
ステージ構成を覚えなくても手軽に爽快感が味わえ、使いこなせば飛躍的にタイム短縮やスコア稼ぎに貢献するカラーパワーは初心者も上級者も満足できるシステム。
音楽、演出も申し分なく、ソニックチームの開発力を実感できる作品である。