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激走トマランナー - (2012/02/12 (日) 03:49:24) の編集履歴(バックアップ)


激走トマランナー

【げきそうとまらんなー】

ジャンル 人間レースゲーム
対応機種 プレイステーション
発売・開発元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日 1999年7月22日
定価 6,800円

概要

  • それまでのレースゲームと異なり、人間であるキャラクターを走らせて相手よりも先にゴールすることが目的の一風変わったレースゲーム。
    • 商品概要には「激笑“人間レース”ここに復活!」とあるが、既存タイトルの続編だったりリメイク版だったりというわけではない。

特徴

  • とにかく相手より先にゴールすることが目的のなんでもありなシステム。
  • 通常のレースゲームではありえない様々なシステムが搭載されている。
    • LRボタンで左右の手を出すことができる。この手を使ったアクションが本作最大の特徴といえるだろう。
      • コースにあるカーブのほとんどは直角であり、ただ走っているだけではまず曲がりきれない。しかし、カーブに設置されたポールをつかんだり、マットをタイミングよく叩くことで加速しつつ安全に曲がることができる。
      • LR同時押しで両手を前に突き出す。これによりコースに設置された跳び箱を飛んだり、タイミングよくジャンプすることで鉄棒につかまることも可能になる。
      • 相手と並走しているときに相手側へ手を突き出すと相手をパンチする。パンチされた相手はひるんで減速する。また相手の背後を走っている状態で両手を突き出していると、相手と接触した際相手を突き飛ばすことができる。
    • キャラクターにはそれぞれパワーゲージがあり、これらを消費することでダッシュしたり後述の武器を仕様することができる。
    • 舞台となるコースはホテルや寺、下町などこれまた通常のレースゲームではありえないコースが多数用意されている。
      • 多くのコースでは分岐ルートや隠しルートが存在する。必ずしも近道になるわけではないが、ホテルではカップルの個室に乱入できたり海のステージでは半漁人のすみかに入り込めたりとかなりカオス。
  • プレイアブルキャラは15人。キャラクターにはそれぞれパラメータのほかに相手を妨害するための武器や固有能力が設定されている。
    • 前述の通り人間レースゲームなのだが、ロボットや犬、カッパなど人間と言えないキャラもそれなりにいる。
  • 育成要素もあるストーリーモード「トマラン大会」やCPU、2Pとレースできる対戦モード、様々なアクションでコンボを稼ぐコンボアタックなどがある。
    • 特筆すべきはコンボアタック。コースに設置された加速マットを連続で叩いていくものや、大部屋に設置されたポールや鉄棒、空を飛べるマットを叩いて地面に着くまでのコンボ数を競うものなどアクションゲームとして楽しむことができる。

総評

 バカゲーの類だが、「人間を操作するレースゲーム」というコンセプトを多彩なアクションを取り入れることでうまく表現しており、レースゲームとしてもアクションゲームとしても完成度が高く、対戦プレイでも盛り上がれる良作。