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46億年物語 THE進化論 - (2012/02/14 (火) 00:15:30) の編集履歴(バックアップ)
46億年物語 ~THE進化論~
【46おくねんものがたり ざ しんかろん】
ジャンル
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RPG
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対応機種
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PC-9801
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メディア
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5インチフロッピーディスク 5枚組
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発売元
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エニックス
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開発元
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46億年物語プロジェクトチーム
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発売日
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1990年5月26日
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定価
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9,200円(税別)
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プレイ人数
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1人
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概要
進化論を題材にしたRPG。
原初の魚類テローダスからスタートして地球を導くリーダーとして進化をしていき、最終的には太陽系の惑星を侵略してきた存在と戦う。全6章構成。
特徴
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後述のSFCのゲームとはシステムが異なり、1対1のDQI風戦闘形式。
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敵を倒すと進化因子という経験値を得て、それを知力・持久力・体力・攻撃力の各能力値に振り分けて成長させていき、各能力値が規定以上になれば進化できるシステム。
評価点
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進化のバリエーションは非常に豊富で、進化した生物の説明文もしっかり作ってある。
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特に恐竜時代の量は圧巻。とはいえゲーム終盤になるにつれて架空の生物が増えていくが…。
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なお、終盤の架空生物がネタ的にも笑えるものが多く、さらにそれらに対する説明文のネタ度も高い。
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ただし間違った方向に進化させるとバッドエンドになるが、そのバッドエンドのバリエーションも相当に豊富だったりするのでそれを見るだけでもかなり楽しめる。
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人間(原人?)に進化することもできる。キャラ性能としては特殊能力がない分見劣りするが。
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プレイヤーが管理するリソースが少なくとっつきやすいシステムながら、進化のバリエーションが豊富なのでシステムは単純ながら奥が深い。
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どこでもセーブが可能な構成になっており、はまりになるケースも少なめなので安心して楽しめる。
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戦闘に敗北したり進化失敗でバッドエンドにたどり着いたりしてゲームオーバーになってもその直前からゲームを再開できる親切設計。
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ストーリーも要所要所をしっかり押さえたつくりになっており完成度は高い。
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とはいえ超展開な部分もあるのだが。
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なお、最終的には人類に進化しないとクリアできない構成。
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すぎやまこういち氏が手がけたBGMはどれも名曲ぞろい。
難点
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章によっては進化パターンの量とボリュームがミスマッチしている点がある。
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顕著なのが2章と4章で、2章は道中の長さの割りに進化パターンが少なく、逆に4章は進化パターンが多すぎて進化をすべて拝む前に章の最後に行き着くこともしばしば。
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イベントの再生機能が搭載されていない。
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進化のバリエーションが豊富ではあるのだが、生物の説明文を読める「進化の辞典」では現在の進化の状態しか参照できない上、今までたどった進化の軌跡をたどる「進化の歴史」では説明文を参照することができない。
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バッドエンドも豊富なのはいいのだが、今までたどり着いたバッドエンドを再参照することはできず、セーブ・ロード機能に頼るしかない。
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尤もこの当時の作品ではそういったイベントの再生機能というものは搭載されていないのが普通なので仕方のない面もあるのだが。
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ダンジョンの難易度がやや高い。(とはいえ当時のRPGにしてみればまだ簡単な部類)
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同社作品としては異常に知名度が低く、ProjectEGGなどへの配信も行われていない。
総評
メジャーメーカーが出したマイナーゲームとしては出色の出来であり、進化のバリエーションを見ているだけでも楽しいのは非常に大きい。
今となっては架空生物関連を除いた部分でも最新の学説とは異なる部分はあるものの、生物系の分野に興味を持たせる作品としてはなかなかに完成度が高くお勧めの一品。
余談
後にSFCにて『46億年物語 ~はるかなるエデンへ~』が発売されるが、本作とはまったく別のシステム・ストーリーとなっている。