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ドクターマリオ - (2012/03/06 (火) 13:19:26) の編集履歴(バックアップ)


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Dr.マリオ

【どくたーまりお】

ジャンル 落ち物パズルゲーム
対応機種 ファミリーコンピュータ、ゲームボーイ(他)
発売元 任天堂
開発元 【Wiiウェア/DSiウェア】アリカ
発売日 【FC/GB】1990年7月27日
【SFC】1998年6月1日
プレイ人数 1~2人
マリオシリーズ・関連作品リンク

概要

マリオシリーズの中でも異色のパズルゲームだが、これはかの「スーパーマリオブラザーズ」が発売されて間もないころに発売された。
設定上、マリオ的にもパズルゲーム的にも異色の作品であるが、名作であることに変わりはない。

ストーリー

いつも冒険に明け暮れるマリオだが、今回は違った。どういうワケか、とある病院で何やらウィルスについての研究をしているらしいのだ。 そんなある日のこと、看護婦ピーチ姫が突如叫ぶ。
「新種のウィルスが発見され、どんどん増殖しています!」
かくして、出来上がったばかりの特効薬を片手に、ウィルスを消毒に赴くドクターマリオであった。

基本的なルール

  • 画面の上からドクターマリオが投下する2個1組の「カプセル」をフィールドの下に操作して落とし、4個以上つなげると消すことができる。
    • これだけみると何の変哲もないパズルゲームだが、このゲームが目的とするものは他のパズルゲームとは大幅に異なっている。
    • まず、フィールドとなる「ビン」の中には数十、もしくは50を超えるウィルスが敷き詰められている。
      このウィルスは、ウィルスの色に対応したカプセルを揃えると、普通にカプセルを消す要領で消毒ーつまり消滅させることができる。
      • つまり、消すべきものは落下してくるピースそのものではなく、フィールド内に配置されている障害物であり、
        ピースの消滅に巻き込む形で障害物を消すという独特な仕様である。
      • ウィルスを消すごとに得点が加算されていくが、逆に言えば、普通にカプセルを消しただけでは、例え5連鎖しようと10連鎖しようと得点は1点も入らない。
      • ちなみに、ぷよぷよで存在するいわゆる「ちぎり」は存在せず、またウィルスもしくはカプセルは完全に縦横に並べなければ消滅させることはできない。ぷよぷよと「テトリス」の中間のゲーム性だと言える。
  • ゲームには「レベル」の概念も存在し、ウィルスをすべて消毒すると次のレベルへ進むことができ、レベルが上がるにつれウィルスの量も増えていく。
    • 一定のレベルをクリアするとデモシーンが挟まれ、ウィルスたちが樹の上や水中で何かをしている様子をちらりとではあるが確認できる。
    • 左から3列目に積まれたカプセルがビンの頂点についてしまうとゲームオーバー。
  • 一部機種では対人対戦も可能。ただし基本的には「どちらが先にウィルスを消せるか」という勝負が基本で、ぷよぷよほどの大きな妨害は不可能である。
    • GC版などでは、2連鎖以上すると相手の陣地にカプセルを送り込んで邪魔することができるが、その数もせいぜい2~4個程度で、しかも普通に消せるカプセルを送り込むのみ。
      • しかし、相手のフィールドには相当スローに落下するうえ、そのカプセルが完全に落下するまでは操作が不可能になるので、これで時間を稼げる、という使い方ができる。

長所

  • カプセルの特性を生かした様々なテクニックがある
    • 消えたカプセルの半分側のピースだけ下に落下していくのを利用し、下に詰まれたカプセルとウィルスを連鎖消ししたり、
      狭いところに横方向に押し込んだカプセルをボタン連打で高速回転させ色をすばやくそろえるなどのテクニックが豊富。

短所

  • 逆に言えば、上に上げたテクニックを駆使しないと、ウィルスの密度が上がるステージ後半戦では効率が非常に悪くなる。
  • ピース同士をそろえればよいというシステムではないので、直感的なプレイはあまりできない。
    • ウィルスの配置とカプセルの色のパターンとの兼ね合いを考えつつ、カプセルの落下中にすばやく状況を判断してすばやくカプセルを動かさなくてはいけないので、反射神経と頭を使わされる。
  • 運が悪いと肝心な時に必要な色のカプセルが落ちてこず、無駄なカプセルが積みあがって詰んでしまう場合もあるなど、やや運が絡む局面も。
    • また、連鎖消しの影響で消えずにフィールド内に残ったカプセルの破片も、適度に処理して消しておかないと、肝心な時に邪魔になってクリアを阻まれてしまうこともある。
      • このため、ステージ後半にかけてやや作業的な感じが強くなってしまう。
  • Aボタンがカプセルの右回転、Bボタンが左回転になっているのだが、直感的に使い分けにくい。
  • ウィルスとカプセルの色使いが赤青黄の派手な三原色なのでとにかく目にキツイ。
    • ウィルスの密度が上がるステージ後半戦ではまさに鬼畜レベル。眼精疲労もつきものである。

結論

『テトリス』等のパズルゲームは一部で認知度を少しずつ向上させていた中登場したこのゲームだが、
やはり舞台背景やストーリー性の薄さなどが相まって、スーパーマリオブラザーズほどのヒットには至らなかった。
しかし、そのゲーム性は主に女性や高年齢の人間に受け、インターネット上では「オカンが夢中になるゲーム」として有名である。
この「パズルゲーム」という概念、そして大ヒットは、のちの「ぷよぷよ」に後を託す形となった。

その後

余り多くは出していないが、ちまちまとドクターマリオの移植版は販売されている。
また変わったものとしてGBAの『メイド イン ワリオ』では一定条件を満たすと『ドクターワリオ』をプレイすることができ、
DSの『もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング』でもおまけミニゲームとして収録されている。
近年で一番新しく出たものはDSiウェアの「ちょっとDr.mario」である。