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エースコンバット3D クロスランブル - (2013/11/20 (水) 00:24:15) の編集履歴(バックアップ)
エースコンバット3D クロスランブル
【えーすこんばっとすりーでぃー くろすらんぶる】
ジャンル
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フライトシューティング
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対応機種
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ニンテンドー3DS
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発売元
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バンダイナムコゲームス
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開発元
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アクセスゲームズ バンダイナムコゲームス
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発売日
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2012年1月12日
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定価
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5,040円
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分類
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良作
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エースコンバットシリーズリンク
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概要
シリーズ国内初の任天堂ハード向け作品。実は既に海外でGBA向けに一作発売されているものの、こちらは半分黙殺状態である。
PS向けにかつて発売された
『1』『2』の実質的なリメイク作品
。公式には再構成と言われる。
『AH』に登場した新システム・クロスレンジアサルトに通じる、マニューバシステムを搭載しており、初心者でも手軽に大迫力のドッグファイトを楽しめる。
『Xi』以来3年ぶりに、架空世界を舞台としており、他作品を遊んでいるとにやりとさせられる演出や台詞も多い。『04』以降の作品とのつながりが不明瞭だった『1』『2』の世界を、これらの世界との同一時系列に組み込む目的もあるかもしれない。
ストーリー
ベルカ戦争(=『ZERO』)後、融和に動く世界。
力を伸ばすオーシア・ユークトバニア両国に対抗して、ユージア大陸諸国は同盟機構の設立へと動く。
その手始めに、各国の軍が提携してユージア同盟軍が結成された。
しかし、大陸南部の国々はオーシアとの軍事同盟への加盟を主張してこれに反発。
すると、大陸の資源の殆どを握っているこれらの国々の反発に対して、今度は西部・北部の国々が反発。
大陸内の衝突は次第に激しさを増し、ついには大陸全土を巻き込んだクーデターが発生する。
これに対し、同盟軍は、多大な被害を被りながらも『戦士の名誉作戦』を発動。
わずかに残った正規軍と傭兵をかき集め、強大なクーデター軍の鎮圧を試みる。
その中に、どこからともなく現れた傭兵がいた。
彼は、スカーフェイス隊隊長・コールサイン:フェニックスとして、激しい戦いに身を投じて行く。
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時系列的には、『ZERO』と『04』の間。シリーズを通して世界に影響を与える、小惑星ユリシーズ落下事件の前である。
特徴・評価点
新システム『マニューバ』とその絶妙な調整
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本作の操作は基本的にPS2時代のシリーズ作品に準拠しているが、手軽にドッグファイトを楽しむためのシステムとして、
マニューバ
が導入されている。この新システムの調整がちょうどいい具合に出来ている。
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これは大まかには、Yボタンで手軽に高度な機動を行えるというもの。敵を一定時間ロックオンして発動するアタックマニューバは、強力な機動で一気に敵の背後を取る。また、ミサイル接近時に発動できるエスケープマニューバは、素早い回避機動によってミサイルを回避する。
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また、『6』で登場したハイGターンと呼ばれる急速旋回も可能になっている。機動力の高い機体ならば、自力で変態機動が可能。
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『AH』に登場したクロスレンジアサルトと似ているが、これを前に出しすぎて批判された同作と違い、今作でのマニューバの扱いはかなり淡白。新要素としてくどすぎず、従来作をプレイしたファンでも違和感なく受け入れられたという声が大きい。
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強制的にマニューバを発動しなくてはならない場面は一切なく、使用せずにクリアすることが可能である。そのため、上級者はマニューバを封印してのプレイも可能で、極端なヌルゲー化を防いでいる。
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むしろ難易度が上がると、マニューバで背後をとっても回避されたり、相手も発動して逆に背後を取り返されたりと、安易なマニューバの発動があだとなるケースもある。慣れてきたプレイヤーならば、むしろ従来作通りに自力で背後を取り、ヨーなどを駆使して撃墜した方が効率的とも。
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初めて触れる初心者も従来作をプレイしてきたファンも同じように楽しめる絶妙な調整となっている。
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このシステムは、アクセスゲームズが開発した『スカイ・クロラ イノセン・テイセス』のシステムと似ている。
従来作への回帰・人気要素の復活
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基本的なシステムは従来作品と同様。機体も、ポイントをためて購入していく。
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ミッションの選択スタイルは『1』『2』『X』に似ている。
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ミッションごとにダイナミックなムービーを挟むようになっていったPS2時代以降の作品に比べ、今作のストーリー演出はPS時代への回帰を意識しており、基本的に淡白な描写になっている。
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基本的にオープニングとエンドロール以外にプリレンダムービーはなく、ミッションごとに情勢などが必要最低限に説明される程度で、ストーリーはシンプルに進んで行く。
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一人の傭兵という立ち位置が強く描かれ、世界の命運がプレイヤーの双肩にかかっていたりはしない。
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特に『ZERO』『5』での演出を大味に感じていたファンからはこの点の評価は高い。逆にこれらの作品のファンからは不評だが、声高な批判には至っていない。
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『ZERO』で見られた、敵エース部隊とのボスバトルが復活。
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個性豊かなエース部隊が、編隊を組んで向かってくる。それぞれでパイロットのキャラクターや戦い方が大きく違う。
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さすがに『ZERO』と比べるとその数は少ないが、円卓経験者や、黄色の13を知っているエルジア軍人など、従来作をプレイした人間をニヤリとさせるネタも。
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特に一番最初に戦う「ランサー隊」は多くのプレイヤーの間でネタにされた。そのネタっぷりは是非製品を手に取って確かめて頂きたい。
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架空兵器・架空世界の復活
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本作の舞台は『3』や『04』でもお世話になったユージア大陸。実に『5』のアーケードモード以来8年ぶり。『X2』や『AH』に打ちのめされたファンを喜ばせた。
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架空世界独特の無茶苦茶な兵器・展開も復活。というより、架空世界に戻ったことで、派手な展開が悪目立ちしなくなった。
キャラクターの増量・フルボイス演出
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敵エース部隊・新たな指揮官などのキャラクターが追加され、会話イベント全てがフルボイス演出となった。
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登場人物などは『2』を踏襲しているが、新たに指揮官オルセンなどのキャラが追加されている。指揮官・僚機・敵全てがフルボイスで会話する。
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しかも指揮官の声優はあの若本規夫である。非常に濃ゆい。と言っても、最近の氏の起用に多いネタキャラとしての登板ではなく、終始真面目な司令官としての登場であるため、高評価である。
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もちろん真面目キャラであるが故のネタ要素もある。中でもとあるミッションで指示される「Uターン」は多くのフェニックス達の命を散らす事となった。
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リメイク元に登場した永瀬ケイ、ジョン・ハーバードにも声が当てられ、キャラクターが掘り下げられている。スターフォックス64 3Dなどのように、下画面でリアルタイムで会話が繰り広げられる。
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もちろん英語音声も完全収録。そして妙に字幕のバリエーションが多い。
3Dグラフィック
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グラフィック自体はそこまで良くもないが、3D立体視にしてもその質は全く落ちない。
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特にコックピット視点を3Dでプレイした時の臨場感を高く評価する声が大きい。
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PSPで出た2作と比べ、機体が日光を反射する様子など、光源処理の面が発達している。
チューン
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『X2』に続き、実在機・架空機問わずパーツによるチューンが可能。
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だが同作と比べて、本作ではかなりチューンの自由度が上がっている。
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機体ごとに使えるパーツが限られており自由度が低く、またそもそもの機体同士の性能差が大きかったために、『X2』のチューン機能は批判を浴びたのだが、今作では自由度が高く、レシプロ機に音速の壁を越えさせるなんてことも可能。カスタマイズ次第では、F-4で高難易度をクリアするのも十分可能である。
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F-15SEに、『ZERO』のピクシーの機体カラーがあるなど、シリーズファンへのサービスも多い。
賛否両論点
BGM
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『X2』で批判を浴びた椎名豪氏が引き続き担当。やはり今作も従来のシリーズからは遠い作風。
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オーケストラやコーラスをふんだんに使用した豪勢な音楽を評価する声もある。が、従来作のファンにはこの点も不評な傾向にある。
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もっとも、今作は様々な作曲家が参加しており、シリーズお馴染みの中西氏やAHの濱本氏も参加している。それらのBGMは概ね好評である。
『マニューバ』について
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上に挙げたように基本良調整なマニューバだが、やはり嫌う人は嫌う。携帯ゲー故の画面の狭さやボタンの少なさもあるのだろうが。
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アタックマニューバについては機銃や無誘導兵器(ロケットランチャー等)は敵のディフェンスマニューバで防がれないことを利用し、忠実に再現された鬼火力のA-10A機銃やそれ以上の鬼火力の機銃を持つレシプロ機(ミサイルが詰めなかったり速度が遅い故の調整なのだが)で楽々撃墜することができてしまう。
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まぁそもそもA-10Aやレシプロ機は空戦自体が苦手なのでむしろマニューバを使わないとやってられないのだが。
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こちらが使わずにプレイしていても、相手は使う。特にエース部隊。従来作品なら命中していたような攻撃でも、相手が華麗に避けることがある。
操作
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基本的にPSPの作品と同様だが、Yボタンをマニューバに割き、マップの縮尺変更が十字キーにあてられたため、トリムアップ・ダウンがオミットされてしまっている。PSPの作品と同じような感覚で操作すると最初は面食らう。
難点
ボリューム不足
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ストーリーだけなら、初心者でも5時間かからずにクリアできてしまう。
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隠し要素・エクストラミッションなどを含めても総プレイ時間は40時間弱といったところ。シリーズ経験者ならば恐らくさらに縮まる。
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『2』から一部のミッションが削除された。それでも十分にミッションは多いのだが、特に夜間都市攻撃ミッション『JEWEL BOX』はビルの間に潜む地上兵器を撃破したり、高速道路を離陸してくる敵機を迎撃する等シチュエーションの評価も高かったため削除された事を惜しむファンも。
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登場する機体も、『X』などより減少している。全27機。
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新規登場機体は2機のみ。まあこちらは、既にエースコンバットシリーズが著名な戦闘機を網羅しかけているためとも言える。
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本作では全体的に「爆弾」が役に立たない。本作では旧作と異なり爆弾の使い勝手がやや変わっただけでなく、ミッションSランクの条件の大半がクリアタイムなので、その場合着弾が遅い爆弾が使われる事はなく、撃破ポイント制のミッションでも、多くの敵を同時に攻撃できるミサイル兵装が充実しているので、やっぱり使われない。
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旧作において対地攻撃に絶大な威力を発揮していた「気化爆弾」が何故か超弱体化されてしまった。悲惨なのはその攻撃範囲で、なんとUGB(無誘導爆弾)よりも狭いという有様。恐らく本作一の“死に兵装”であろう。
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『X2』で大問題となっていたCPU戦闘機のもっさり感がご丁寧にそのまんま。だからハイスピードな戦闘がこのシリーズの売りではなかったの!?
グラフィック
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3D立体視の状態でも美麗なのは評価できるが、絶対的に見ると決して綺麗ではない。
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渓谷など極端に暗いところもあり、プレイに支障をきたすレベルだという声もある。
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光源処理などは頑張っているものの、基本的にはPSPで登場した2作と大きな違いはない。
マルチプレイがない
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携帯機としては実装して欲しかったという声は大きい。
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マニューバを対戦に対応させるだけの時間や力がなかったのかもしれないが……。
機体解放の条件がわかりづらい
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今作では、このミッションをクリアすればこの機体が買える、という風な単純な条件設定ではなく、機体ごとに、特定ミッションクリアだったり特定階級への昇進だったりとまちまちでわかりづらい。攻略wikiなどでも、条件が判明するまでかなりの時間を要した。
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というか今でも曖昧な部分がある。
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よって、好みの機体がクリアまで出てこない人もいる。
総評
新システム導入が必ずしもファンの期待を裏切るものではないということを実証した良作。
従来作品のいいところ取りといった趣で、期待せずに買ったのに思いがけず満足した、という声を上げるシリーズファンも多い。
是非ともこの調子でシリーズを続けて欲しい、という期待が高まっているが、売り上げははっきり言って結構残念で、初週約1.5万本、3週目以降はTOP50から落ちる。つまり国内累計で5万本行っているかどうか……というレベル。『X』が国内で累計23万本を売り上げたことを考えると、成功とは言い難い。
『AH』自体がシリーズが崖っぷちの中で作られたということもあって、シリーズ存続が危ぶまれる……。
また、本作の出来に対してバンナム自身にやる気が感じられず、CMなどの広告活動もほとんどされていない。その為「本作の存在を知らなかった」というファンも。
シリーズの命運を懸けて製作された『AH』がお世辞にも成功とは言い難い結果だったため、バンナムにやる気が無いのはエースコンバットシリーズに見切りをつけ始めている前兆なのだろうか…。
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前作に当たる『X2』や『AH』の評価が劣悪だったため、プレイ前から見切りを付けてしまったファンが多かったのも売上に響いている。
特に『AH』の新システムは非常に不評であったため、今作の新システムも同類のものであろうという見方をされ、
「『X2』のモッサリ感と『AH』の飛ばされている感の抱き合わせではないか」と思われてしまった点は致命的であろう。
広報戦略次第では『X2』や『AH』の悪評を拭うことも決して不可能ではなかった良作であるだけに惜しい。
余談
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本作は、アクセスゲームズとバンダイナムコゲームスの共同開発。
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『X』で大金星をあげ、『X2』で盛大にずっこけたアクセスゲームズだが、今作で再び名誉挽回に成功したといったところだろう。
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本作のサウンドトラックの入手方法はエンターブレイン通販の特典のみであったが、発売から1年以上経った2013年の11月にiTunesストアで配信された。